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43 いざ、ロンディウヌス学園へっ!
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◆いざ、ロンディウヌス学園へっ!
丘の上から屋敷の玄関まで、馬で駆け下りてきたぼくと兄上。そして従者のミケージャは。
馬上から降りると、馬の手綱を厩舎の職員に預けた。
兄上の乗っていた黒馬は、ぼくのようなぽっちゃりが乗ってもおとなしくしていたから。
ありがとうね、という気持ちで。首をナデナデしてから、別れた。
次もまた、乗せてくださいね?
ちなみに絵師とエリンは、ゆっくり歩いて丘を降りてくるんだって。
それで。ぼくは、玄関に横付けしてある馬車を見るのだが。
なんとも立派な馬車です。
お屋敷で、一番いい馬車です。
大きさも、横幅も、普通サイズの1.5倍あります。
色は黒で、艶めいたコーティング。
金色の羽のようなデザインの飾りがついていて。扉にはドラベチカ家の紋章がババーンとついています。
昇降口の足台も、金色の羽模様だぁ。
なんか、結婚披露のパレードのときとかに使いそうなやつですぅ。
「さぁ、サリュ。馬車に乗って?」
ミケージャが扉を開いてくれて。兄上が手を差し出し。ぼくをエスコートする。
なんだか、やんごとなき姫君のような扱いで。照れちゃいます。
「兄上、この馬車で行くのですか? ちょっと派手では?」
「いいから。遅刻してしまうよ?」
ニッコリとして、機嫌がよさそうな兄上に水を差せず。
ぼくは兄上の手を、プヨと取るのだった。
ぼくはもう、十二歳なのですからね。もちろん兄上の補助がなくても、馬車を乗り降りすることはできます。
んんん、つい最近できるようになりました。
お腹で、下が見えなくて。それが怖かったから、時間はかかりましたが。
それを克服して。
今は手すりにしっかりとつかまって、上り下りできますよっ。
でも兄上に補助されると、フワッと、空を飛ぶみたいに上げられて、気持ちいいので。たまにお姫様気分で、してもらうのだった。
それ以外は。ちゃんと自分で、できますっ。
馬車の中で、ぼくが腰かけ。その隣に兄上が乗り込んで。
ミケージャが対面の席につきつつ、扉を閉めて。コンコンと御者に合図を出すと。
馬車はゆっくり動き出した。
では気持ちを新たに。いざ、ロンディウヌス学園へっ!
馬車は、内装もすっごく豪華です。
革張りのソファのような座面。
壁というか柱というかは、飴色の艶のある木材で。
頑丈な作りだからか、馬車揺れも少ないのだった。
大きな体格の兄上が座っても、天井も横幅もまだ余裕のある広い空間。
あああ、兄上、足、ながーい。
そんな兄上が、スルリと足を組んで座っていられるので。
ぼくには、ちょっと座面が高めですね。足が床に届きませんがっ。
しかし、この馬車では。王族が乗っているというのが、あからさまにわかってしまって。
ちょっと、王族の意識の少ないぼくなんかは。気後れしてしまいます。
「サリュ。こういうのは最初が肝心なのだ。先制パンチというやつだよ」
「先制パンチ、ですか?」
意味がわからず、兄上をポヤッと見上げると。
麗しい顔で、兄上が笑った。
「魔王の三男で、私の婚約者が、私に大事にされながらご登校、ということを知らしめるためだ。子供会に来ていた高位貴族の子弟は、サリュが私の婚約者で大事にされていて、余計なちょっかいを出せばひどい目に合うと、認識できただろうが。学園には、低い身分の貴族の子弟や。王城のことをよく知らないが、優秀である市井の子などもやってくる。そういう者でも、サリュがどういう地位にあるかひと目でわかるだろう?」
「…わかったら、どうなのです?」
ピョと、首をかしげると。
兄上はにやりと、悪い顔をした。
「サリュがあなどられることは少なくなるだろう? まぁ。公爵家のマルチェロやファウストが、おまえをそばで守ってくれるとは思うがな?」
「ファウストが? でも、ファウストはラーディン兄上のご学友ですよ?」
「ラーディンのご学友だが、サリュの騎士だろう? 本人もそう言っていた」
「兄上は、ファウストとお話しされたのですか?」
それは初耳です。
ぼくなどは、ファウストが学園に入ってしまったから、ここ一年ばかり会っていないというのに。
ぼくのお友達なのにぃ。兄上、ズルいぃ。
「ファウストとも、バッキャスの御父上とも、お話ししたよ。サリュをくれぐれもよろしくと、お願いしたら。快く引き受けてくれたのだ」
ファウストの家柄である、バッキャスは。騎士を率いる一門で。王族の守護が絶対、という家だからね。
次期魔王の兄上にそう言われたら。そりゃあ引き受けるしかないではありませんか。
バッキャスは、ファウストを。ラーディン兄上にがっちりつけたかったのではないのかな?
ラーディン兄上も、レオンハルト兄上を守るお役目につきたいみたいだし。
ふたりは学園で仲良くなって。将来は、兄上をふたりで守る形にしたかったのではないかな?
「がっかりしたのではないでしょうか? ぼくを守るお役目だなんて」
「それは、自分の目で確かめなさい」
自信なさそうに言うと。
上機嫌な兄上は、上機嫌なままでそう答え。
ミケージャも、フフと笑うのだった。
そんな話をしていたら、以前マルチェロと行った、ロンディウヌス学園の校門が見えてきた。
手前に馬車のロータリーみたいなものがあって。高位貴族の馬車が渋滞を起こしていた。
今日は入学式だから。地位の高いご両親も、いっぱい来場しているみたいだ。
でも、ぼくらの馬車はそこには並ばず。
通学路を通って、学園の敷地内に入っていってしまった。
「あ、兄上。この道は馬車が通ってもいいのですか?」
「あぁ。今日は特別なのだ。私がサリュの父兄として参加するからね。ドラベチカの後継である私が通学路を歩いたら、騒ぎになるだろう? だから、講堂の入り口に馬車をつけてくださいと、学園長から事前にお達しがあったんだよ」
さすが兄上です。としか、言えません。
学園の敷地を入っていき、校舎を通り過ぎ、奥の方にある講堂へ馬車は向かう。
そして、ついた先では。
ラーディン兄上や、マルチェロ。そして大人の人が。レオンハルト兄上とぼくを出迎えてくれた。
それだけではなく、入学は来年のシュナイツとマリーベルもいて。
その後ろで多くの生徒がすずなりになって、興味津々にこちらを見ていた。
まずはミケージャが馬車から出て、扉を支え。
大きな体躯をかがませて、黒い馬車から兄上が出て行く。
すると。おおぉぉ、と感嘆の声が上がった。
でも、兄上が生徒たちを睥睨すると。打って変わって、シンと辺りは静まった。
すごーい、これが、魔力の多さや威厳で人を制するという、アレなのですね?
魔王様のは、六歳のお披露目パーティーのときに、やんわりしたやつを見たけど。
兄上のは、はじめて見ました。
でも兄上は、ぼくを振り返ったときにはもう柔らかい表情をしていて。
えええ? ぼくもっ。兄上の睥睨する顔、見たーい。
きっと、キリッとしていて、ギンとしていて。眼光の鋭さに、胸がギュンと貫かれるのですぅ。
まぁ、でも。とりあえず。
ぼくも馬車を降ります。
兄上が手を差し出すので、それに手を乗っけて。ふわぁぁと浮くような感じで飛んで、シュタッと着地します。
手の扱いが、絶妙なのですよ。兄上の手首が、くいっ、で。シュタッ、です。
うーん、いつやっても、このぼくたちのコンビは、最高に着地がしっくりきますね。気持ちいーい。
そうしてぼくは。ロンディウヌス学園の一歩を踏み出したのだった。
丘の上から屋敷の玄関まで、馬で駆け下りてきたぼくと兄上。そして従者のミケージャは。
馬上から降りると、馬の手綱を厩舎の職員に預けた。
兄上の乗っていた黒馬は、ぼくのようなぽっちゃりが乗ってもおとなしくしていたから。
ありがとうね、という気持ちで。首をナデナデしてから、別れた。
次もまた、乗せてくださいね?
ちなみに絵師とエリンは、ゆっくり歩いて丘を降りてくるんだって。
それで。ぼくは、玄関に横付けしてある馬車を見るのだが。
なんとも立派な馬車です。
お屋敷で、一番いい馬車です。
大きさも、横幅も、普通サイズの1.5倍あります。
色は黒で、艶めいたコーティング。
金色の羽のようなデザインの飾りがついていて。扉にはドラベチカ家の紋章がババーンとついています。
昇降口の足台も、金色の羽模様だぁ。
なんか、結婚披露のパレードのときとかに使いそうなやつですぅ。
「さぁ、サリュ。馬車に乗って?」
ミケージャが扉を開いてくれて。兄上が手を差し出し。ぼくをエスコートする。
なんだか、やんごとなき姫君のような扱いで。照れちゃいます。
「兄上、この馬車で行くのですか? ちょっと派手では?」
「いいから。遅刻してしまうよ?」
ニッコリとして、機嫌がよさそうな兄上に水を差せず。
ぼくは兄上の手を、プヨと取るのだった。
ぼくはもう、十二歳なのですからね。もちろん兄上の補助がなくても、馬車を乗り降りすることはできます。
んんん、つい最近できるようになりました。
お腹で、下が見えなくて。それが怖かったから、時間はかかりましたが。
それを克服して。
今は手すりにしっかりとつかまって、上り下りできますよっ。
でも兄上に補助されると、フワッと、空を飛ぶみたいに上げられて、気持ちいいので。たまにお姫様気分で、してもらうのだった。
それ以外は。ちゃんと自分で、できますっ。
馬車の中で、ぼくが腰かけ。その隣に兄上が乗り込んで。
ミケージャが対面の席につきつつ、扉を閉めて。コンコンと御者に合図を出すと。
馬車はゆっくり動き出した。
では気持ちを新たに。いざ、ロンディウヌス学園へっ!
馬車は、内装もすっごく豪華です。
革張りのソファのような座面。
壁というか柱というかは、飴色の艶のある木材で。
頑丈な作りだからか、馬車揺れも少ないのだった。
大きな体格の兄上が座っても、天井も横幅もまだ余裕のある広い空間。
あああ、兄上、足、ながーい。
そんな兄上が、スルリと足を組んで座っていられるので。
ぼくには、ちょっと座面が高めですね。足が床に届きませんがっ。
しかし、この馬車では。王族が乗っているというのが、あからさまにわかってしまって。
ちょっと、王族の意識の少ないぼくなんかは。気後れしてしまいます。
「サリュ。こういうのは最初が肝心なのだ。先制パンチというやつだよ」
「先制パンチ、ですか?」
意味がわからず、兄上をポヤッと見上げると。
麗しい顔で、兄上が笑った。
「魔王の三男で、私の婚約者が、私に大事にされながらご登校、ということを知らしめるためだ。子供会に来ていた高位貴族の子弟は、サリュが私の婚約者で大事にされていて、余計なちょっかいを出せばひどい目に合うと、認識できただろうが。学園には、低い身分の貴族の子弟や。王城のことをよく知らないが、優秀である市井の子などもやってくる。そういう者でも、サリュがどういう地位にあるかひと目でわかるだろう?」
「…わかったら、どうなのです?」
ピョと、首をかしげると。
兄上はにやりと、悪い顔をした。
「サリュがあなどられることは少なくなるだろう? まぁ。公爵家のマルチェロやファウストが、おまえをそばで守ってくれるとは思うがな?」
「ファウストが? でも、ファウストはラーディン兄上のご学友ですよ?」
「ラーディンのご学友だが、サリュの騎士だろう? 本人もそう言っていた」
「兄上は、ファウストとお話しされたのですか?」
それは初耳です。
ぼくなどは、ファウストが学園に入ってしまったから、ここ一年ばかり会っていないというのに。
ぼくのお友達なのにぃ。兄上、ズルいぃ。
「ファウストとも、バッキャスの御父上とも、お話ししたよ。サリュをくれぐれもよろしくと、お願いしたら。快く引き受けてくれたのだ」
ファウストの家柄である、バッキャスは。騎士を率いる一門で。王族の守護が絶対、という家だからね。
次期魔王の兄上にそう言われたら。そりゃあ引き受けるしかないではありませんか。
バッキャスは、ファウストを。ラーディン兄上にがっちりつけたかったのではないのかな?
ラーディン兄上も、レオンハルト兄上を守るお役目につきたいみたいだし。
ふたりは学園で仲良くなって。将来は、兄上をふたりで守る形にしたかったのではないかな?
「がっかりしたのではないでしょうか? ぼくを守るお役目だなんて」
「それは、自分の目で確かめなさい」
自信なさそうに言うと。
上機嫌な兄上は、上機嫌なままでそう答え。
ミケージャも、フフと笑うのだった。
そんな話をしていたら、以前マルチェロと行った、ロンディウヌス学園の校門が見えてきた。
手前に馬車のロータリーみたいなものがあって。高位貴族の馬車が渋滞を起こしていた。
今日は入学式だから。地位の高いご両親も、いっぱい来場しているみたいだ。
でも、ぼくらの馬車はそこには並ばず。
通学路を通って、学園の敷地内に入っていってしまった。
「あ、兄上。この道は馬車が通ってもいいのですか?」
「あぁ。今日は特別なのだ。私がサリュの父兄として参加するからね。ドラベチカの後継である私が通学路を歩いたら、騒ぎになるだろう? だから、講堂の入り口に馬車をつけてくださいと、学園長から事前にお達しがあったんだよ」
さすが兄上です。としか、言えません。
学園の敷地を入っていき、校舎を通り過ぎ、奥の方にある講堂へ馬車は向かう。
そして、ついた先では。
ラーディン兄上や、マルチェロ。そして大人の人が。レオンハルト兄上とぼくを出迎えてくれた。
それだけではなく、入学は来年のシュナイツとマリーベルもいて。
その後ろで多くの生徒がすずなりになって、興味津々にこちらを見ていた。
まずはミケージャが馬車から出て、扉を支え。
大きな体躯をかがませて、黒い馬車から兄上が出て行く。
すると。おおぉぉ、と感嘆の声が上がった。
でも、兄上が生徒たちを睥睨すると。打って変わって、シンと辺りは静まった。
すごーい、これが、魔力の多さや威厳で人を制するという、アレなのですね?
魔王様のは、六歳のお披露目パーティーのときに、やんわりしたやつを見たけど。
兄上のは、はじめて見ました。
でも兄上は、ぼくを振り返ったときにはもう柔らかい表情をしていて。
えええ? ぼくもっ。兄上の睥睨する顔、見たーい。
きっと、キリッとしていて、ギンとしていて。眼光の鋭さに、胸がギュンと貫かれるのですぅ。
まぁ、でも。とりあえず。
ぼくも馬車を降ります。
兄上が手を差し出すので、それに手を乗っけて。ふわぁぁと浮くような感じで飛んで、シュタッと着地します。
手の扱いが、絶妙なのですよ。兄上の手首が、くいっ、で。シュタッ、です。
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