【完結】異世界転移パパは不眠症王子の抱き枕と化す~愛する息子のために底辺脱出を望みます!~

北川晶

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番外 ノア 目を閉じて

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     ◆ノア 目を閉じて

 私はジョシュア様の護衛騎士を十年ほど勤めている。
 ひとりはイヤだとごねて、コエダ様や私と同じベッドで寝た当時六歳だった彼が。
 今、十六歳という年齢になって。感慨深い。
 しかし学校の裏庭で、コエダ様に毛虫を突きつけられて逃げているところを見ると。
 外見は手も足も長く、大人の男になっているけれど。根本はあまり変わっていないなと思うのだった。
 ふたりとも、まだまだお子様である。

 お子様と言えば。
 ジョシュア様がコエダ様に、私とした朝のやり取りをそのまま口にしたから。
 思わず吹き出してしまったのだ。
 護衛騎士は、空気のような存在であれとアンドリュー様に教えられているから。
 普段から感情を見せないようにしているのだけど。失敗失敗。

 王宮の居住区で暮らすジョシュア様とは、朝は併設された訓練場で落ち合うことになっている。
 早朝の剣の稽古はジョシュア様の日課だ。

 私は彼とは四歳年上なので。
 すべてにおいて、彼より先を歩くような形となっている。
 庶民なので、学園に行くことはないゆえ。勉学は子供の頃にコエダ様たちとともに習った基礎学力程度で。
 先を行くのは主に剣の技術面においての話だが。

 やはり、王族の護衛を務めるのに、庶民の私はアンドリュー様の後ろ盾があっても弱い立場である。
 やんごとなき家の、ジョシュア様と同年代のお子様が護衛騎士になりたいと言ったときに。
 誰よりも強いことで、私はその任を死守してきた。
 そのような気持ちで、剣技を極めています。

 その結果、ずっと、ジョシュア様よりも剣の腕は立っているということになりました。
 そしてさらにその結果。剣闘士大会で決勝まで上り詰める腕の私と、毎日稽古をするジョシュア様は。
 どの貴族の子息よりも。騎士よりも。強くおなりです。

「私の護衛騎士になりたい? では私よりも強くないと意味はないぞ。そなたをかばって私が危機に陥るのは本末転倒であろう」
 ジョシュア様はそう言って、同年代というだけで護衛騎士に志願する者を退けたのだった。
 ゆえに、私ひとりが。ジョシュア様の専属護衛騎士を長年務めております。
 そうは言っても、夜は屋敷に帰るので。
 夜間は王宮の警護騎士と交代しますけどね。

 そういうわけで、朝、ジョシュア様と訓練場でお会いするところから、私の勤務は始まるのです。
 ジョシュア様はコエダ様を守るために、国一番の剣士になりたいと仰せです。
 それは国一番の騎士だった陛下が、コエダ様の御父上である王妃を守っているから。
 王妃を守るのが国一番の騎士であるように。
 聖女で、王となられるかもしれないコエダ様を守る自分も、国一番の騎士でありたいと。
 陛下を尊敬しているジョシュア様はそう思われているようです。

 しかし国一番の騎士の称号は、そうそうジョシュア様に奪わせやしませんがね。

 今現在、国一番の騎士と呼ばれているのは。前回の剣闘士大会で優勝したオズワルド様だ。
 オズワルド様は二十歳で総司令官に就任し、その後も大会では負けなしだ。
 特に防御の技術が特化していて。剣が全く当てられない。
 一度は、勝ちたかったが。
 オズワルド様は今年の大会は主催者側に回るということで。不参加だ。
 残念でもあり。初優勝の好機でもある。

 私は、今大会はなにがなんでも勝ちたい気持ちがあった。

「ノア、下馬評では。今年の剣闘士大会の優勝者は、私かノアという噂だ」
 剣を合わせて、一息入れた頃。ジョシュア様が言った。
「ノアと切磋琢磨して、ここまで剣術の腕をあげた。どんなやからが何十人でかかって来ようとも、コエダを守れる自負がある。ノアとの日々が、私をここまで強くしてくれた。そのことには感謝している。だが、今回の大会。主従の関係と言えど、手を抜くことは許さぬ」

 容赦されて国一番と誉めそやされることは意味がないということなのでしょうね?
 ジョシュア様は自分にお厳しい方だ。
 コエダ様の言うところのスパダリというやつに、もうおなりだと思うのですけどね。

「承知しております。それに元より、今回は決して負けられぬ試合ですのでね。勝利した暁には、ご褒美をいただける予定なのです」
「ご褒美っ?? 誰に、なにをもらうのだ?」
 そういうの、聞いちゃうところが。
 ジョシュア様はまだお子様だと思ってしまうところですよ。

「それ、聞いちゃいます?」
 剣を鞘におさめて、ニヤリと笑みを投げると。
 ジョシュア様はポッと頬を染めて。
「あぁあぁぁぁ、わかりましたぁぁ」
 と言うのだ。
 本当にわかっていますぅ?
 そして、なにゆえ敬語?

「と、と、と、とにかく。忖度そんたくしたら殺すぞ。わかったな、ノア」
 頬を赤らめ、私に指を突きつけて言う、ジョシュア様。
 お可愛らしいとジョシュア様をからかうコエダ様の気持ちが、ちょっとわかってしまいます。
 キリリとした、隙のない美形の王弟とちまたでは有名ですが。
 コエダ様や心安い私のような者の前では、ときどきその仮面がはがれる。そういうちょっとしたほころびを見せるところが、愛嬌があってお可愛らしいのでしょう。

「えぇ、忖度なしで、絶対に負けませんよ。ジョシュア様」

 そんなやり取りがありまして。
 そのあと学園にて、ジョシュア様がコエダ様にご褒美くれ、だなんて言うから。
 従者にあるまじきで吹いてしまったのです。
 けれど。試合に勝ったご褒美はチュウに決まっていると、ジョシュア様が言って…。
 あぁあ、やはりお子様だなと。
 思った次第であります。

 いいえ。ジョシュア様とコエダ様はそれでよろしいと思います。
 まだ、毛虫片手に追いかけっこするようなお子様なので。
 帝王学などでは、ねやの作法なども習っているはずですが。
 それを表に出すこともなく、いつまでもピュアで、素晴らしいと思いますよ。

 そして、チュウはダメと言われてすぐ引き下がるジョシュア様は。
 相変わらずコエダ様には弱くて甘い御様子で。

 あぁ、コエダ様。そんな健気なジョシュア様に早く報いてあげてくださいぃ。
 と思う、今日この頃の従者であった。
 
     ★★★★★

 アンドリュー様は、彼の御父上が亡くなった折に伯爵位を継ぎました。
 それで、騎士団は退役されたのですが。
 陛下の護衛騎士の任を賜りまして。ツヴァイク領の統治と兼任してスタインベルン国に貢献されています。

 陛下と王妃。そして住み込みで陛下の護衛騎士をしているレギとともに、アンドリュー様は王宮の居住区へ戻ってきます。
 そして私と同じ馬車に乗り、ツヴァイクの屋敷に帰るのです。
 朝は私とともに、王宮に出仕し。夜は私とともに帰宅する。ということです。
 王宮を出るときは、いつもジョシュア様とコエダ様がお見送りをしてくださいます。
 庶民の私などに、やんごとない御方方が笑顔で手を振ってくれるのは。ありがたいことです。

 帰りの馬車の中。向かい合うアンドリュー様に私はたずねます。
「アンドリュー様、オハギをお食べになりましたか?」
 空気であれというように。無駄口をなるべく口にしない私ですが。
 アンドリュー様の前では、素を表に出せます。
 表情がないとも言われていますが。主のそばにいることが嬉しくて、笑みも自然に出てしまいます。

「あぁ、王妃様が振舞ってくださった」
「美味しかったですよね?」
「…あぁ、美味しかったよ」
 美麗な姿ながら、騎士としては猛々しかったアンドリュー様。
 実は甘いものがお好きなのだが。
 猛者の自分が甘いものが好きだということを。少し恥ずかしいと思っているようだ。
 ほんのり頬を染めて恥じらう顔が、お可愛らしいし。
 私も、彼のそのような顔が見たくて。つい、おやつの話をしてしまうのだ。
「アズキの甘さが丁度良かった。くどくなくてすっきりとした上品な味わいで。あのような菓子を私ははじめて食べたが。王妃様の作られる異国の料理は本当にいつも美味しい」
 そんな話をしているうちに、馬車はツヴァイクの屋敷に到着した。

 夕食を取ったあと、私はアンドリュー様の従者として身の回りのお世話をし。
 ツヴァイク領の差配を任せている執事からの報告書に目を通したり、指示などを記した書類を作成するアンドリュー様のお手伝いをする。
 アンドリュー様は生真面目なお方だから、陛下の護衛も領の仕事も手を抜かない。
 本日の業務も、深夜を回った。

「今日はこの辺にして。ノア、一杯付き合ってくれないか?」
「喜んで」
 就寝前の一杯という感じで。アンドリュー様に誘われ。
 私は彼の前にブランデーやグラスを用意する。
 私が子供の頃は、子供の私に晩酌の用意をさせることにためらいを見せていたアンドリュー様だったが。
 今は私が大人になり。ご相伴しょうばんにあずかれることを嬉しく思う。

「ふふ、大きくなったな…」
 グラスを傾けながら笑うアンドリュー様。私と同じことを思っていたのかもしれないが。
「子供扱いはよしてください」
 笑みを浮かべながらも、注意する。
 いつまでも子供じゃないのは、もうアンドリュー様もわかっているでしょう?
「私には、まだおまえが。初出場の剣闘士大会で泣いた、あの十歳のときのままに見える。泣く子供など、どうしたらいいのかわからず。うろたえたのは記憶に新しい」

 アレは、相手が悪かった。
 孤児のとき、スラムで兄貴が面倒を見ていた子供だったのだ。
 奴隷狩りにあって、そのときに散り散りになったが。
 剣闘士大会で再会した。
 彼はゴミをあさって食をつなぎ、腕っぷしで成り上がって、あの大会に出場したようだ。
 そこまでたどり着くのに相当苦労したと思う。
 なのに相手は、身綺麗にした当時の仲間で。すでに騎士見習いでもあって。

 世の中の不遇を呪ったのだ。
 なぜ自分はこのような底辺で。
 ノアはなんの苦労もしていないような、傷ひとつない顔でそこにいるのかと。

 彼は、自分が苦しんだ分を私に刻みつけるように。私を打ち据えていった。
 そして、傷ひとつない顔に、傷をつけようと。剣を振りかざしたのだった。

 アンドリュー様が割って入らなかったら、私は死んでいたかもしれない。
 木の剣でも、頭に突き刺せば死ぬからな。
 それを思い至らないくらいに、彼は激昂していた。

 ブランデーを舐めて苦いと思いながら、あの日のことを思い出す。
「なにかあげるから泣き止め、などと。雑なあやし方をしたではありませんか」
 そのときの詳しい顛末は、アンドリュー様に話していない。
 過去の出来事は、アンドリュー様と私の間には不必要なことだ。

 奴隷に身を堕とした私が、突然アンドリュー様によって解放され。
 美の化身に手を差し伸べられて。
 心を開ける御方に出会えた。
 それはなんという、胸を打つ奇跡か。

「お菓子でもなんでも買ってやるつもりだったのに。結婚しないでくれだなんて言うから…困惑したよ」
「でも、アンドリュー様は私の望みを叶えてくださった。その頃から、私の気持ちはおわかりでしょう?」
「…さぁ、どうかな?」
 苦笑して、アンドリュー様はブランデーを喉に流し込んだ。

 十年前、アンドリュー様の御父上であるツヴァイク伯爵が病に伏せり。
 後継をアンドリュー様に託すために、結婚話が数々寄せられた。
 私はアンドリュー様が誰かのものになってしまうのではないかと、ひやひやしたものだ。
 当時はまだ、アンドリュー様もタイジュ様への想いが残っていたのかもしれない。
 だから。ただの子供の従者に、結婚しないでと言われ。
 これ幸いに、その約束を果たしたのかもしれないが。
 結婚をしない言い訳に利用したとも考えられるが。

 そのとき私は。アンドリュー様の中に、ほんの少しでも私が入る余地があるのだと、感じたのだ。
 隙、ともいう。
 その隙を、私は逃さないということだ。

 十四歳のときに、アンドリュー様にキスをして。
 そうしたら、烈火のごとく怒られた。
「私より弱い男に、キスされるなど業腹だっ」
 ほら、また隙を見せた。
 それはあなたより強くなったらキスしていいということだ。
 猛烈に剣の訓練をして。
 騎士団の名だたる騎士に試合を挑みまくって。無双して。

 十七歳のとき、真剣な打ち合いで三回連続アンドリュー様に勝利し。
 そのあとは推して知るべしである。

「三年前の約束を、覚えていらっしゃいますね? アンドリュー様」
 喉を焼くブランデーに、目をうるませた熱い視線を彼に投げ、問うと。
 アンドリュー様はまばたきをして、目を伏せた。
 それは、覚えているということですよね?

 十七歳の夏。胸がときめく、身も心も熱くなる、ディープで淫らなキスをして。
 そのまま、アンドリュー様と…と思ったときに。突き放された。
「剣闘士大会で優勝できるくらいの強い男ではないと。うなずけないな。だがその頃には。ノアはおじさん相手にその気にならないだろうがな?」

 アンドリュー様、私の恋心を舐めないでいただきたい。
 当時三十歳を超えていたアンドリュー様。
 数年経てば、私の想いも覚めるだろうと思っていたようだが。

「剣闘士大会で優勝したら、応えていただけるという約束でしたね。今年は勝ちます」
 きっぱり告げると。
 アンドリュー様は珍しく言い淀んで。私をうかがうように見やる。
「…私はもう三十三歳だ。おまえにとってはおじさんだろう?」
「このように美しいおじさんなどいません」
 私はアンドリュー様の隣の席に移動して、彼の顔を間近で見やる。
「美しい輝きを放つ緑の髪も、エメラルドの宝石のようなきらめく瞳も。鋭い視線ながら形の良い目元も。スッと通った鼻筋も、艶めいた肉厚の唇も…すべて、私がはじめて出会ったときのまま、美の化身のままです。まぶたの傷ごときでは、あなたの美しさを陰らせることもできない」
「生意気に、私を口説くどいているつもりか?」

 アンドリュー様はちょっと睨んで、美辞麗句をつむぐ私を怒るが。
 私は、あなたを逃がしはしないのです、アンドリュー様。
 あなたが隙を見せるから、私はそこに手を伸ばして爪を立てる。
 指先が引っかかるだけでも。決して、それを離しはしないのです。
 大人のあなたは、庇護した私と一線超えるのに、なにやら言い訳が必要なのでしょう。
 だから、私はあなたの前に言い訳を並べ立てます。
 どんな理由でもいい。

 あなたを抱けるのならば。

「しぃ、アンドリュー様。黙って…目を閉じて」
 少し恨みがましい目をしたアンドリュー様は。
 そっと、目を閉じる。
 そう、なにも見なければいい。
 大人の矜持も。身分も。年齢も。性別も。

 私はニヤリと笑みを浮かべ。
 彼にくちづける。

 ランプの明かりが揺れるように。
 ソファの上のふたりの影は、いつまでも揺れていた。

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