【完結】異世界転移パパは不眠症王子の抱き枕と化す~愛する息子のために底辺脱出を望みます!~

北川晶

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2-16 しょっぱい剣闘士大会

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     ◆しょっぱい剣闘士大会

 九月になり、王都で剣闘士大会が開かれることになりました。
 剣闘士大会の一回戦目は。まだ騎士になっていない一般の者が対決し。勝ちあがっていけたら、騎士見習いに取り立てられるかもしれない。というところで。
 そこにノアが出場します。
 ノアはすでに騎士見習いではあるし、王子の専属騎士としての実績もありますが。
 十一歳という年齢のため、一回戦からスタートなのだって。
 ノアが勝ち上がれたら、すぐにも騎士に昇格するかもしれないね。
 楽しみぃ。

 剣闘士大会には、前回までは父上も参加していたそうです。
 でも今年は、退位を表明した王様は観覧しなくってぇ。
 父上が大会の実質責任者、的な?
 騎士たちをねぎらったり、戦いを見届けたりする役目なのだって。

 パパが。
「戦うディオンも見てみたかったなぁ」
 なんてつぶやいたから。
 次回は出場するって、父上は張り切っちゃいました。
 剣闘士大会は次は二年後とかでしょ? 父上はもう王様に即位しています。王様が出場したら、そんたくして、誰も勝てないでしょーが。

 それはともかく。
 ぼくらは王族専用の観覧席で、試合を楽しみます。
 王様はいないけど。
 王家の王子兄弟、お姫様も、御健在の全員がそろって観覧するのは初めてのことらしく。
 ぼくらの観覧席には熱い視線が集まっています。
 パパと父上は、一番てっぺんの豪華なお椅子に座っているので。
 ぼくはその少し下の席で、王子と一緒に観戦します。

「コエダ、九月になったがまだ暑いから。喉が渇いたらすぐに飲み物を飲むのだぞ?」
 オズワルドがぼくの隣に来て、そう言います。
 ぼくはジョシュア王子とオズワルドに挟まれました。

「ズルいですわぁ、お兄様。コエダの横は私が座るのぉ」
 しかし十歳のサーシャ王女がそう言って。オズワルドを追い出してしまい。
 そのサーシャの隣に、十五歳のルリア王女が座った。ごーいんです。

 王女様たちと会うのは、新年のパーティー以来ですね。
 姫様は、あまり異性と関りを持ってはいけないらしくてぇ。ジョシュア王子の誕生会も欠席だったの。
 パパと父上の結婚式には参列したみたいだけど、ほらぁ、ワチャワチャしちゃったから。話すどころではなかった、みたいなぁ?
 でも、サーシャもルリアも年上のおねぇさんだから。緊張します。

「コエダちゃん、そのブローチすてきね? どちらで購入なさったの?」
 サーシャは気さくに、そう話しかけてきます。
 あわわ、サーシャは薄茶のロングヘアでフリルたっぷりのドレスを身につけた、いかにもなお姫様です。
 でも普通に話していいのですよね? 親戚ですもんね?

「えっとね、これは夏休みに出かけたときにね、ナマズから出てきた石でね。んー、ユカレフに作ってもらったの。パパと、父上と、おそろいで作ったんだ」
「ナマズ? でも…紫色の綺麗な宝石で。コエダちゃんの紫の衣装によく似合っているわ」
 サーシャはナマズに引っかかったものの、華麗にスルーして。ぼくを褒めてくれました。テレテレ。
 ナマズの石はパパにあげたのだけど。
 パパがぼくの取った石だからって。みんなでおそろいのものを作ろうって言ったの。
 それでユカレフに頼んでね。石がキラキラに見えるようにカットされた、きれいなブローチになったんだ。
 ぼくは首に巻いたスカーフのところにブローチをつけているのぉ。ムフン。

 みんなでおそろいのものを身につけるのって、なんだか嬉しいね。

「コエダ、私もそのブローチ、おそろいで欲しかったな」
 王子にそう言われるけど。
「これは親子でおそろいなのぉ。それに王子は青が似合います。お目目に合わせた青色の石がいいですよ」
「ふーん。じゃあ、ユカレフに同じデザインの青いやつで作ってもらうから。コエダのと交換して?」
「ダメですぅ。パパとおそろいはゆずれませぇん」

 なんて言っていたら。サーシャがニヤリと笑った。
「ジョシュア、あなた。自分の色をコエダちゃんにつけてもらいたいのでしょう?」
「それはそうだ。コエダは父上も認めた私の婚約者候補なのだから。姉上はちょっかいかけないでくださいね」
「えぇえ、私もコエダちゃんと仲良くなりたいわぁ」
「ダメですぅ」
 サーシャとジョシュアが言い合いになって、ワチャワチャです。

 その横で、ルリアはすっくと立ちあがり。
 父上に言うのだった。
「ディオン兄上、私の騎士団入りを早く認めてください。どうしてオズワルド兄上は許されて、私は剣闘士大会に参加できませんのぉ? 私、大会に出たくてウズウズしていますのっ」
 赤い髪を長く垂らして、目元もキリリとしているルリアは。オズワルドの実の妹なんだって。
 オズワルドはこのあと大会に参加するから、騎士の衣装を身につけていて。
 妹の言い分には肩をすくめています。
 しかしルリアは赤いドレスを華麗に着こなす王女なのに、騎士団に入りたいってことはぁ。

 お兄さん同様に、剣術に自信があるんだね?

 オズワルドも己の身を守るために、相当剣技を磨いていたんだって。今大会も優勝を目指しているみたい。
 それにいつも、コエダを守ってやるからなって言ってくれるのです。えへぇ。

「しかし、王女が騎士団に入るのは、前例がないからなぁ」
「前例は、ジュリア様が作りましたわ。女性でも剣技があれば騎士団でやっていけます」
 エルアンリ様の婚約者として隣にいるジュリアが、名指しされてビクゥとしています。

 父上は険しいお顔をさらに険しくさせます。
 女性にそのような顔をしては、おびえられてしまいますよ、父上っ。
「ジュリアも、最初は男性として入団したのだ。騎士団はまだまだ男性が幅を利かせていて。王女が立ち回れるところではない」
 父上はそう言うが。

「女性の騎士団はないのですか?」
 パパが単純に疑問を持って、つぶやきました。
「女性や子供の警護をするときに、女性の騎士がいた方が良いこともありますよ。女性のプライバシーを守れたり、怖がる子供を女性の柔らかさで癒したりすることができます」
「魔法魔導騎士団には、女性が従事しているが」
「治癒魔法士などは、防御力が劣りませんか? たとえばサーシャ様を御守りするのに。女性の治癒魔法士をつけて安心できるのか? ということです」
 パパの言葉に、父上はうーむと悩んでしまい。
 ルリアは期待の目で父上をみつめた。

「前向きに検討しよう。それまで学園でおとなしく剣術を極めていなさい」
「よっし、ありがとうございます、ディオン兄上。タイジュ様。今、学園には私に勝てる者などいないのです。オズワルド兄さまにはまだ勝てませんが…いずれぼっこぼこのギッタンギッタンにしますわ。ディオン兄上。私、必ず王家のお役に立ってみせますわよっ」
 そうしてルリアは手で剣を振る真似をして。
 満足そうな笑みで席に戻った。
 ギッタンギッタンって…と、つぶやきながら。オズワルドは大会に出場するため観覧席を出て行ったのだったぁぁ。

「わぁ、カッコイイですねぇ。ぼくより断然動きが早いですぅ」
 凛々しいルリアに、ぼくは感心してしまいます。
 するとジョシュア王子が対抗するように言った。

「コエダは私が守る」

「はいはい。王子は安定の意味不明です」
「これは意味不明ではないだろう? 姉上ではなくて、私が守るということだ」
「その大事な、姉上ではなくて、のところが抜けているから意味不明になるのです。主語は大事ですよ」
 ぼくの言葉に王子は口をへの字にして、むぅと言うのだった。
 この頃への字口が、なんかディオン父上に似てきました。

 そんなことより。ノアが出てきましたよぉ?
 出場者が登場し、闘技場に集まる観衆がわぁと声をあげます。
 ノアのお相手は、ノアより身長が頭ひとつ分高くて、腕の筋肉もノアの倍くらいありそうな青年だった。
 彼がなにかをノアに話しかけています。
 でも、ここは舞台から遠いところにあるので、声は届きません。
「なにを話しているのでしょう? ちょっとアテレコしてみましょう」
「アテレコ? コエダ、それはなんだ?」
 王子はアテレコがわかりません。
 テレビがこの世界にはないですからね。アニメもドラマもないのです。

「役に合わせて、セリフをつけるのです。王子はノアの役ね。はっはっは、貴様は騎士見習いをしているそうだな? だが、おまえより断然俺の方が強いに決まっているぜェ」
「…あわ」
「ノアはなにも言っていないので、セリフは良いのです」
 ぼくが言うと、王子はむぅぅとなりますが。
 続けますね?
「細っこいおまえなど敵にならぬわぁ」
 試合が開始され、ノアの相手が猛然とツッコんできます。
 ノアはがむしゃらに振られる剣に、器用に剣を合わせていきますが。
 彼のパワーに押され気味です。

 ちなみにルールは。
 模造の剣の先が胸や頭に触れたら、負けです。
 その他の部分は、手足が一点で、胴は五点。十点先取で勝ちです。
 あと、舞台から落ちても負けです。

 ノアの相手が、強い力でノアの足に剣を入れます。
 あぁあ、ノアが痛そうに顔をしかめて。
 そのときに胸を突かれそうになって。観衆が沸きました。
 けれどお相手は、ノアの胸を突かずに、手を強く叩きます。
 ノアはたまらず後ろに下がって距離を取りました。

「ゲヘへ、簡単に終わってはつまらぬ。じわじわと苦しめてやるぜ、小僧ぅぅ? なんか、相手はイヤなやつのようですね」
「コエダの想像だろう? なんか、そのようなことを言っているようにも見えるけど」
 でしょう?? ぼくはアニメをいっぱい見たのだからね。
 主人公の敵がどんなことを言うのか、わかっているのです。

「あぁあ、ノアがあちこち痛いながらも、相手に剣を振っていますよ。がんばれぇ、ノアぁぁ」
 ぼくはアテレコを忘れて、ノアを応援します。
 だけど、相手はネズミをいたぶる猫のように、笑いながらノアに剣を振り、一点ずつ取っていくのだ。
 体格の小さな相手に一点ずつ取っていく手法に、観衆もブーイングです。
 ノアが彼の剣を受けてつばぜり合いになりますが。
 彼の強い力で跳ねのけられ、地面に尻餅をついてしまいました。
 胸を剣で触れたら、終了です。
 だけど相手は、ノアの頭を目がけて剣を突き立てようとします。
 模擬剣で、刃はなくても。
 頭に剣を振り下ろされたら、死んでしまいます。
 あぶな――ーい。

 そのとき、緑色の閃光が走り。
 相手の模擬剣がふっとんだ。
 アンドリューさんが舞台に入って、彼を止めたのだ。

「やりすぎだ。勝負はとっくについているだろう」
 アンドリューさんが相手になにか言っているのを、ぼくがアテレコしました。
「騎士見習いを倒したのだ、俺は騎士になる資格がある」
「敗者をことさら追い詰めるようなやからは、騎士の品格ではない」
 そう言って、アンドリューさんはノアを立たせました。
 いえ、ぼくの想像のセリフですけど。

「アレではアンドリューも失格だな。今年はアンドリューが優勝すると思っていたのだが」
 後ろで父上がそう言ってため息をつきます。 
「なぜですかぁ? 父上。アンドリューさんは悪くないです。ノアが危険だったのだから」
「行いは悪くないが。他者の試合に乱入するのはルール違反だからな」
 はわぁぁ、と。ぼくは思い。席を立ちます。
 試合には負けてしまったけど。
 頑張ったことをねぎらいたいし。ケガがないかとか、心配だから。

「コエダ、ノアのところに行くのか? 私も行く」
 王子が言って、護衛の騎士もついてきて。
 ぼくらは闘技場の奥にある通路へと足を向けました。

 それで。ノアの姿をみつけたのですが。
 ノアはアンドリューさんの腹に抱きついて。泣いていた。
 いつも寡黙に、王子のそばに影のように付き従い。冷静沈着というイメージのノアが。
 な、泣いているなんてぇぇ。

「アンドリュー様、すみません。ぼくのせいでアンドリュー様まで失格に…」
「気にするな。おまえの顔に傷がつかなくて、幸いだった」
「いいえ、ぼくが未熟だったからこのような無様な試合になってしまいました。もっと。もっと、強くなりたいです」
「あぁ、ノアはどこまでも強くなれる」
 そうしてアンドリューさんはノアの頭を手でポンポンしてねぎらうのだったぁ。

 いえ、ぼくのアテレコですけど。
 そんなことを話していたんじゃないかなぁと?

「ノアはアンドリューが好きなのだな? 彼の前では素直な心を見せられるのだ」
 王子がポツリと言いました。
「そりゃあ、そうでしょうね。ノアにとってアンドリューさんは師匠ですから」
「私がコエダを好きなのと、同じ好きだと思うが。うーん。ま、そうだな」
「ここはそっとしておきましょう。ノアの男のプライドが傷ついてしまいます」
 ぼくらはノアとアンドリューさんに声をかけず、観覧席にそっと戻ったのだ。

 ぼく、空気を読める、かしこいパパの息子なので。

 とはいえノア、ケガをしていないといいのですが。
 このあとも大会は続き、強い騎士がいっぱい出てきた。
 エキサイティングで、とても盛り上がって。今年はオズワルドが初優勝したのですけど。

 ノアにとっては、しょっぱい剣闘技大会になってしまったね。

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