【完結】異世界転移パパは不眠症王子の抱き枕と化す~愛する息子のために底辺脱出を望みます!~

北川晶

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72 こんな話は誰も信じやしない

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     ◆こんな話は誰も信じやしない

 目の前にいる御仁。
 マリアンヌ様とアーノルドに似ているし。殿下もミレージュ公爵だと言ったので。
 おそらく公爵だと思うのですが。

 完全に初対面だと思う彼が、俺の手を親密な様子で握りしめ。
 妙なことを言い出しまして。
「大樹、俺はおまえの父だ。御厨瑞樹だ」
 って。
 はぁ? と。小枝と一緒に目が丸くなりますよ。

 いやいや。確かに俺の父さんは御厨瑞樹という名前だったよ。
 だけど目の前にいるのは、金髪碧眼で若い頃はさぞイケメンでしたでしょう? というイケオジダンディ。
 んん、見た目は四十代くらいかな?
 王都の防御の要であるミレージュ公爵家は武芸に秀でており。
 公爵も息子のアーノルドも騎士団に所属していた。ゆえに筋骨隆々のたくましい体格だ。

 そして俺の父さんは。六十一歳で病気で亡くなったのだが。中肉中背の還暦おっさんである。
 医者だからってわけじゃないけど。読書好きのインドア派だった。

 つまり、別人なのでは?

 なんて思っていると、扉がどんどん叩かれる。
「大樹、小枝、無事なのか? 返事をしろ」
 殿下がとても心配しています。
「ディオン殿下、俺らは大丈夫です。公爵が…少し話があるようなので。サロンで待っていてくれませんか?」
「…大丈夫なのか?」
 いぶかしげアンド気掛かりな、不安そうな声だけど。
「大丈夫ですよ、これから家族になる方です。少し話をさせてください」
 殿下は、少し逡巡の間がありつつも。
 わかったと言って、扉から離れていく気配がした。

「すまない、大樹。興奮して、殿下にもおまえにも無礼な行動を起こしてしまった」
 公爵は、近くの椅子に腰かけて。ひと息つく。
 確かに興奮でしたかね、先ほどの話は。
 公爵は俺らにも椅子に座るよううながして。そして告げた。

「しかし、今の話は嘘ではない。私には生まれた頃から日本の記憶があって。四十年ほどこの世界で暮らしたから、以前の記憶は薄れて。おまえの顔も小枝の顔もうろ覚えになっていたが。先ほど目にして、はっきり思い出したのだ。おまえたちの顔、最後に見た頃とあまり変わっていない…」
 公爵の話は、すぐに理解できるようなものではなく、俺は戸惑うけれど。
 小枝が、公爵を擁護する発言をした。

「パパ、これは生まれ変わりではないですかぁ? 異世界転生というやつです」
「転生? 俺らとは違うのか?」
「ぼくらは、向こうで生活した姿のまま、こちらに移動したので。異世界転移です。そして公爵はぁ、生まれ変わりの転生です」
「はぁ? そうなの? でも、いきなりそんな事を言われてもイマイチ信じられないというか?」
 もう、御厨瑞樹の名前だけで、ビンゴのような気がするけど。
 父親が公爵に生まれ変わるとか、よくわからないではないか?

「…大樹は子供の頃。オカルトが苦手な癖にそういう番組を見たがって。でもテレビを見たあと、必ず涙目でトイレに行っていた」
「やーめーてーーっ」
 息子の小枝にそういうパパの情けないところを教えないでくださいっ。
 パパの威厳がくずれます。

「わかりました。あなたはまさしく俺の父さんです」
「わかれば良い」
 威厳高く、公爵…いや父さんはうむとうなずくのだった。
 まぁ、名前もそうだけど。テレビやオカルト番組なんかも、この異世界にはないものだからな。
 納得するしかない、というか?

「というわけで。小枝ぁ? じぃじだよぉ? 覚えているときよりちょぉっとだけ大きくなったなぁ?」
「はぁああ、あなたはまさしく、ぼくのじぃじっ」
 小枝はじぃじという言い方に反応して、目を真ん丸にして驚き。
 そして両手を広げる自称父さんとハグするのだった。
 ステアにもらったおもちゃをしっかり握ったままだが。
 金髪のおじさんと薄黄色髪の小枝が抱き合っていると、洋風チックで。

 俺が仲間外れみたいになっているんですけどっ。 

「それにしても、父さん。どうしてそんなにガタイがいいんですか? 見た目についていけないんです」
 記憶があるなら、中身というか性格はそう変わらないだろうと思うんだけど。
 目の前の御仁は、ザ、体育会系なんだ。

「記憶があるなら医療知識があったでしょう? こちらでその勉強は?」
「うむ。取り柄を生かすべきなのだろうが。取り柄といえば。この公爵家に生まれて、すっごく動く体を手に入れたわけだよ。面白いぐらいに鍛えられるのだから、そちらを極めてしまうというものだ。まぁ、学力はさすがに前世の記憶によって優秀だったさ。しかし公爵家では頭脳よりも剣技が認められるのでな。処世術だ」
 公爵は抱っこした小枝をあやしながら、話していく。
 話口は、まぁ、父さんのようでもあるな。

「そうですか。便利な世界から中世くらいの世界で暮らすことになって、父さんもさぞ大変だったでしょう?」
「いや。生まれてからこの世界だからな。どちらかというと、前世の方が夢のような感じで。実際おまえたちの顔を見るまでは。前世などただの思い込みなのではないかと思っていたくらいだ」
「こちらの世界で、母さんには会えなかったのですか? マリアンヌ様のお母様は?」
「前世の話などしたら、気が触れたかと思われるから、できなかったが。妻は三年前に流行り病で亡くしたのだ。彼女が前世の母さんだったかは、わからないが。彼女を亡くしたときは、こちらの薬のことをもう少し勉強していたら良かったと思ったものだ」

 時間があるときに、ローク先生とこちらの医療技術について勉強しているが。
 案の定、だいぶ古いものだ。
 清潔や滅菌などの意識はないから。感染して悪化というパターンから抜け出せない。
 病気や怪我の治療も、おおよそ対症療法になる。
 小枝のクリーンがあれば、流行り病は治ったかもしれないが。
 薬では治らないものの方が多いんじゃないかな?

「父さんが前世の知識を生かして医療を進歩させてくれたら良かったのに」
「麻酔も抗生物質もない世界で、できることなどたかが知れているさ」
 公爵、父さんは。
 この世界の医療には見切りをつけてしまったのかな?
 人間はいつだって、そこで生きるのに必死なものだしな。
 公爵家に生まれて、医療技術は求められなかったのだろうから。
 騎士として大成して良かったのだろうけれど。

「しかしおまえは、戦場で神の手と呼ばれるほど、医者として活躍したと。ステアから聞いている。彼がタイジュ先生とコエダちゃんと言ったときは、目をみはったぞ。私の夢物語が、現実だったのかもしれないってな。しかしどうしてデブリなんてやれたのだ? この世界では、そこまでいったら切断もやむなしだ」
 ステアの話で、皮膚をはいだと聞いたのだろうか。
 状況説明だけで、するっとデブリだと思いつき、その専門用語が出るというのは。
 やはり元医者である父さんのようだ。

「父さん、俺らは。向こうの世界からこちらに、そのままやってきたんだ。そしてやってきたときに、なにか能力を貰えてね。小枝はクリーンっていう汚染を綺麗にする能力で。俺は鎮痛麻酔効果のあるスリーパーという能力があるんだよ。それで、ステュアートさんは俺がスリーパーで痛みをおさえてデブリして。小枝がクリーンで滅菌するという親子の合わせ技で直したんだ。なぁ、小枝も頑張ったんだよな?」
 小枝に話を振ると、嬉しそうに公爵の膝の上でポヨンポヨン弾む。
 公爵も『小枝はすごいなぁ? さすがだなぁ』と目を細めて言うけど。

「子供を戦場に連れて行ったらダメだろう」
 俺には辛辣でシビアな事を言うのだった。
 言いたいことはわかります。ダメな姉が小枝を放置した、父さんはその責任を感じて、小枝をこれ以上不幸にしたくないと生前思っていたのだろうからな?

「まぁ、そこはそうなんですけど。いろいろあったんですよ。手放したら、小枝がどうなっちゃうかわからなかったから、仕方がなかったんですぅ。それに小枝のクリーンがなかったら、清潔が保たれず。処置はできませんでした。ステュアートさんは手を失い。腹部刺傷ふくぶししょうの殿下も命はなかった」
「なに? おまえ、殿下をオペしたのか? どんな手技だ」
腸管損傷ちょうかんそんしょう開腹かいふくしました。腹腔内ふくくうないが汚染されたので、日本でも難しいオペですが。小枝のクリーンで体内が清潔に保たれ。俺のオペも成功しました」
「そのような大手術を殿下は経験したというのか? 大丈夫なのか?」
「長く眠らせましたが、スリーパーは麻酔薬ではないので不穏ふおんなどもなく。二次感染も深刻な後遺症も出ていないので。ま、生きてるのですから大丈夫ですよ」
 不穏というのは。麻酔薬で長く眠らせることで、目が覚めても夢の中のような状態になり。自我が保てず、たまに攻撃的になったりもする状態、薬の副作用のことだが。
 俺のスリーパーは薬剤ではないので副作用はない。便利だ。
 だから殿下に繰り返しスリーパーをかけても問題ないわけなのだけど。

 医療の話をしているうちに、すっかり父親と話しているつもりになってしまった。
 見た目は金髪イケオジで違和感はあるが。やっぱり父さんなんだな。
 疑い深い、俺。

「それもそうだな。それより、マリアンヌは大樹が殿下と結婚するのに、公爵家で養子に…という話を持ってきたが。おまえ、殿下と結婚するのか?」

 はぁぁぁぁああ、まさか、公爵が父さんだなんて思わないから。
 これって。
 この人と結婚します…的な、親に恋人を紹介するやつではっ?

 唐突に羞恥が湧き起こり。
 顔が青くなるような。興奮で赤くなるような。冷や汗かくような、になる。
「いや、まぁ、そういうことになりまして。つか、まだ婚約ですけどぉ」
「その年で婚約など、結婚を視野に入れていると言っているようなものではないか」
「まぁ…そのようなものではないかと」
 しどろもどろになる。
 つか、俺と殿下のことはすでに公爵には伝わっているわけだし。
 親に紹介なんて気持ち、一ミリもなかったんだぁぁ。
「なんだか煮え切らないなぁ。おまえはそういうの奥手で。生前も、ついぞ初恋話も聞けなかった」
 腕組みする公爵に呆れたように言われるが。

 言えない。
 殿下が初恋とか。
 こんなデリカシーなしの親父にはっ。

「小枝はどうするのだ? あ、じぃじと暮らすかぁぁ??」
 俺には厳しい顔をするのに。小枝には目尻ダルーンのじぃじ顔になって言う。
 金髪碧眼でじぃじ顔はやめてください。

「いえ、もちろん小枝も俺と一緒です。殿下も小枝とともにと言ってくれるので」
「しかし、おまえ。このままだと、確実に王妃だぞ?」
 公爵家の養子となり後押しを得る、となったら。結婚ルート一直線。
 公爵家の顔を潰せないので、普通にそうなるのだ。
 婚約前にそういう流れになっていたけど。
 殿下がそのように仕向けたのだろうけど。
 んん、まぁ、いいでしょう。

「えぇ、殿下に王になってくださいと、俺がお願いしたのですから。どうなるかわからないですけど、王妃の役割は果たすつもりです」
 小枝を守るためとはいえ、殿下の人生に口を出すのだ。
 俺も一蓮托生で、やれることも難しいことも、殿下とともにすべきことはすつもりだった。

「なんだ、おまえは医者バカだと思っていたが。この国を牛耳ぎゅうじるって野心があるのか?」
「野心なんかないですよ。ただ、小枝と殿下と生きていきたいだけなのです。でもそのために、王位は必要です」
 小枝のループの件などは話す気はない。
 たぶん、自分の転生にもついていけていない父さんが、ループの話をしても理解不能だと思うので。
 だから、背景のわからない公爵は、首を傾げた。

「ふむ。よくわからぬが。そこまで言うのなら力を貸してやる。元より、私はあの女狐めぎつねをこの国から追い出したいのでな。おまえも協力してくれ」
「目的はほぼほぼ同じかと。では、力強い味方を手に入れたと思っていいですか?」
「もちろん、息子と孫のためならなんでもやるさ。というか。ひとつだけ…小枝と一緒にたまに遊びに来てほしいのだがな。幼い孫の成長を見れず、無念で死んだが。時と場所を変え、小枝の成長を見ることができるなんて。こんな最大の幸運は堪能しなければ損だ」
「えぇ、養子縁組したのですから、あなたは小枝のじぃじです。問題はないでしょう」

 たまに公爵家を訪れれば。
 公爵家は殿下に力を貸してくれるのだ。
 でも、中身父さんな公爵に、そんな大きな力があるのかなぁ?
 前世、下町の診療所の老先生だよ?

「そういえば、ジョシュア王子のじぃじでもあるんですよねぇ? 王子が小枝に求婚しているのはご存じですか?」
「なに? 小枝は誰にもやらーーん。しかし、ジョシュアか。むむ、孫と孫が結婚したら、いつまでも孫は私のそばにいるということか? むむむ、しかし小枝はなぁ…可愛いからなぁぁ」
 なにやらなやましく考えるじぃじだった。
 じっくり悩んでください。

「父さん、そろそろ殿下が痺れを切らしていると思うので。サロンに移動しましょう。でも前世のことは内緒でお願いしますよ? なんだか話がややこしくなりそうなので。俺らは今日初対面です」
「まぁ、そうだな。こんな話は誰も信じやしないだろう。しかし。息子が戻ってきたようで、私は嬉しいのだ。小枝も元気な姿で会えて、じぃじはそれが一番嬉しいよ」
 父さんはソファから立ち上がり、小枝を高い高いするのだった。
 前世では、職業病の腰がっ、とか言って。小枝を抱っこするのがせいぜいだったけどな。
 金髪で筋骨隆々、たくましい体に生まれ変わった父さんは。
 小枝を楽しげに、縦横無尽に振り回すのだった。

「ははは、小枝はまだまだ軽いなぁ?」
「あぁあ、あぁあ、じぃじ、フリーフォールがはなはだしいですぅぅ」
 はいはい、サロンに行きますよ。

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