【完結】異世界転移パパは不眠症王子の抱き枕と化す~愛する息子のために底辺脱出を望みます!~

北川晶

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56 あなたの真剣さが怖いのです

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     ◆あなたの真剣さが怖いのです

 夜になって。いつものようにディオンの寝室でふたり、横になっている。
 いい年の男がふたりで向き合って寝ているなんて、奇妙なシチュエーションにも、だいぶ慣れてしまいましたね。
「今日は小枝のことで、いろいろ取り計らっていただき、ありがとうございました。俺はうろたえちゃったけど。ディオンが励ましてくれたから、とても…心強かったです」
「そう言ってもらえると、俺も嬉しい。しかし。小枝の件については、なにやら裏がありそうだ」
 思いがけない殿下の言葉に。俺は目をみはった。
「裏って? なにかありましたか?」
「小枝のことを人殺し呼ばわりした侍女は。よくよく調べたら、先日ジョシュアに毒を盛ろうとした侍女をそそのかした首謀者だったようだ。つまりキーマンがジョシュア邸にまだ残っていたってことだな。そしてその侍女につながっているだろうやつらは、確実に小枝をけむたがっている。ジョシュアに近づくのに目障めざわりだというところか?」
 俺は、ゾッとした。
 殿下を狙うやからが小枝にも目をつけたってことだろう?
「そんな…小枝が危険なのは嫌です、ディオン」
「これからは我々がしっかり小枝を守らなければならない。我が屋敷にいる分には安全だが。ジョシュア邸に行くときは細心の注意が必要になるな」

 小枝は、聖女であることも隠しておきたいし。
 あまり目立ちたくもなくて。それなりにおとなしくしていたつもりだったけれど。
 やはり王子の遊び相手というのは、注目されてしまうものなのか。
 クリーンで、王子をおびやかす毒も小枝が排除しているから。
 はた目には、なんでか小枝がいると毒が効かなくて。王子に近づくのも難しくなって。
 暗殺軍団はいらいらぁ、ということなのだろうか? 知らんがな。

「大丈夫だ、俺が小枝もおまえも守ってやる」
「お願いします、殿下」
 頼もしくディオンが請け負ってくれて、俺は安堵する。

「というか、おまえはなんで俺の言葉を信じないのだ? なにかあったらみんなで逃げればいいし、そうでなければ俺が守ると何度も言ってきたはずだ。それなのに、小枝に一緒に死ぬなんて。子供を不安にさせるのは良くないぞ」
 怒ったような、呆れたような顔で見やられ。
 俺もしょぼりんぬだ。
「それは、俺も反省しています。なんか、牢屋がジメジメで。俺もジメジメになって。つい悲観的になってしまいました。小枝をひとりで死なせない。俺がなんとかしなきゃって」

 俺は未熟なパパで。またしても小枝を危ない目に合わせてしまったけれど。
 ダメなパパなりに、小枝は俺が守らなきゃって。
 そう気負っていたんだ。けど…。

「小枝も大樹も、もうひとりではない。俺もレギも、頼りになる男のつもりだ。それに…一緒に暮らして同じ食事をとるのは、家族だろ? 家族の…大樹の窮地は。俺にも背負わせてほしいのだ」
 そう殿下に言われて。
 ひとりで抱え込まなくてもいいんだって。
 助けの手を伸ばせば、今は殿下もレギも俺を助けてくれるし。
 子育てをひとりで完璧にしなきゃぁダメ、みたいな。そんな思い込みをしていたなって。
 それも反省した。

 姉が小枝を放置してアメリカに行ったとき。
 子育てができないのなら、どうしてもっと早く俺や母に相談してくれなかったんだって。憤った。
 小枝は、死にそうになったのだ。子供がそこまで追い込まれたらダメだろう?
 その前に、頼って欲しかった。って、俺は確かに思ったのに。

 俺自身、小枝のことで殿下に助けてもらおうという気持ちは、今までなかった。
 そりゃあ、奴隷の身だから。
 小枝の子育てをさせてもらえるだけでありがたいって思っていて。
 その環境を与えてくれる殿下は、すでに俺を助けているということになるのだけど。
 だからこそ、それ以上を望むのは考えていなくて。

 だけどディオンは。親身に俺たちのことを考えてくれていて。
 俺らを守ると公言していて。
 俺らを家族だと思ってくれていて。
 俺の負担を一緒に抱えてくれるとまで言ってくれる。
 そのことに、感謝しかない。

 助けてくれる人がいるのなら、頼ってもいいんだな。

「ありがとう、ディオン。いつもディオンに助けられていて。本当に感謝している。俺もディオンのために、なにかしたいと思うよ」
 俺は真剣な気持ちで言ったのだが。
「そうか? なら、抱き枕から恋人に昇格してもらいたいが」
 なんて茶化すから。
「それは別ぅぅ」
 と、誤魔化しました。
 そういうのは、ちゃんとしたときに、真面目にお願いします。

「あぁ、それにしても。まさか小枝がやつらに目をつけられてしまうなんて。俺らは普通に暮らしているだけなのにぃ」
「いや、普通ではない。女神のいとし子なのだからな。つか、俺の言葉をスルーするな」
 まぁ確かに。毒消し能力は、聖女の力ではあるから。やはりすごいモノなんだ。
 うちの子がすごくって、困ってしまうぅ。
 殿下の言葉? スルースルー。 

「小枝の親であるおまえが神の手だと知れたら、大樹も狙われてしまうかもしれない。やはり騎士の増員は急務だな」
 エルアンリ王子が北の離宮に来たことで、防衛を強化するため。少し騎士の人数は増えているみたいだ。
 戦場から一緒の顔馴染みの騎士さん以外にも、警備をしている人がいて。
 夜食の差し入れの量を増やさないといけない感じ?

 騎士といえば…。
「そうだ。大事な試合に水を差してしまって、すみませんでした」
 一大事でどうしようもなかったけれど、三十分も続いた打ち合いを中断させてしまったのは。申し訳なかった。
 良い試合だったのに。

「ふ、まず俺を頼ってくれて、嬉しかった。大勢の前でディオンと名を呼ぶのは、礼儀上はダメだが。心情としては親しさをアピールできて、だいぶ喜ばしい」
 ディオンはニヤリとして。俺をからかう表情を見せた。
 頭に血がのぼって。つい、いつもの感じで呼んでしまったのだ。うぅ、反省。

「あ、やっぱりヤバかったですよね? 不敬罪とか、なります?」
「俺が不敬だと思っていないのだから。不敬罪はナシだ」
「良かった。けど、小枝のためにとにかく行動してくれて。本当に感謝しています」
 笑みを向けると。
 ディオンはほんの少し表情をこわばらせた。

「あぁ。しかし試合は負けの形となってしまい。先ほどアンドリューから先触れがあってな。明日、北の離宮を訪問すると言っている。おまえと話をさせてくれ、というのが。アンドリューの望みだ」
「話? それくらいはいつでも応じますのに」
「俺の従者であるおまえと会話するのは。俺に許可がいるものなのだ」

 そうなんですか?
 あぁ、奴隷的なやつですかね? 王族の所有物だから、みたいな?

「でも、訓練場でも他の人と話をしましたよ?」
「黙っていろと言ったのにな」
 あぁ、そうだった。
 でも、お礼を言ってくる人を無視できないでしょう?
 反論するといろいろ返ってきそうだから、言わないけどぉ。

「アンドリューの話というのは、ただの世間話ではない。あいつはおまえと恋仲になりたいのだ」
 ディオンは至極真面目な顔つきでそう言う。
「またまたぁ、そのような酔狂なことを言うのはディオンくらいですってぇ」
 俺は軽く笑い飛ばしたけれど。ディオンの眉間のシワはなくならない。

「おまえは自分の容姿や魅力に無頓着すぎる。奴隷になったとき、医療知識がなかったら速攻で娼館行きだったはずだ」
 娼館て、夜の営み系でしょ?
 なんで俺がそんなところに?
「このようなおっさんが娼館にいても需要はないでしょ。なんの仕事が? あ、雑用ですか? それとも小枝狙いぃぃ? ダメダメ、絶対阻止」
 俺の言葉に、ディオンは眉をひそめる。
「自分は需要がないと断じるのに、なぜ幼児の小枝が娼館で売り物になると納得できるのだ?」
「どの時代にも世界にも、幼児を狙う変態ジジイはいるものですっ」
「まぁ、それは事実だな」
「でしょぅ?? じゃあ、医療の勉強をしていて本当に良かったなぁ。小枝の娼館行きを阻止できたんですからね。小枝の役に立てて良かった」

 医者の資格は、純粋に自分のために取得したけど。
 それが回り回って小枝のためにもなっていたのなら。それは最高に良いことだ。
 よくわからない異世界に放り込まれて、なんだかんだここまで生き延びれたのは、この医療の知識あってのものだものな。

「おまえの貞操の危機だと言っているのに…まぁいい。変態ジジイはともかく。この国では男のおまえを抱きたいと思う輩が一定数いる。需要はあるのだと認識するべきだな。少なくとも、俺とアンドリューはおまえをそういう目で見ているのだ」
「アンドリューさんは、ディオンの憶測だろ? 話を聞いてみなきゃ、なんとも。俺はアンドリューさんは小枝が好きなんだと思いますけど? だって、あんなに可愛い子ですからね。小さいうちから見染めたのでしょう」
 うん、うちの子は最高だからな、と。俺はひとりうなずくが。
「アンドリューを変態ジジイ扱いするんじゃない。一応、俺の親友なんだ」
「幼児のうちからエロいことしなければ変態ジジイではないですよ。たぶん」
 そうしたら源氏物語がヤバいことになってしまうじゃないか?
 ん? ヤバい話なのかな? んん?

「だからな、大樹。もう一刻も猶予はないのだ。アンドリューに奪われる前に、おまえを俺のモノにしたい」
 そうして、ディオンは俺を組み敷いて。上から見下ろしてくる。
「奪われたくないから、先にというのは。誠実ではないのでは? そんな言い方をされて、俺はうなずけません」
 真剣な目を向けてくるディオンに、俺も真剣に言う。
 アンドリューさんにあてつけて、みたいな感じは良くない。

「大樹、もうわかっているだろう? 俺もアンドリューも。おまえと愛を交わしたい、そういう好意をおまえに持っているのだ。以前、女嫌いだからって同性を抱けるとは限らない、みたいなことをおまえは言ったが。男の体は正直で、結果は表にあらわれる」
 そうして、ディオンは俺の体に、熱く固くなった愛の証を押しつける。
 うわぁ、これはさすがに恥ずかしい。
 というか。俺のせいでそんなことにぃ? という気持ちになる。

「最後までできるか…試すか?」

 鋭い、切れそうなほどの眼差し、熱い視線に。
 俺はさすがにひるんでしまう。
 スリーパーで逃げることはできるけど。
 それは、この流れでは誠実じゃないもんな。
「怖いか? 俺が…」
 彼の視線から目を離せなくて。なんだかみつめ合うみたいな感じになる。

 怖い…というのとは、ちょっと違う。
 胸がソワソワで。この場にいられない。いたたまれない、みたいな。
 というか、俺はディオンのことは怖くない。

「いえ、ひょうに伸し掛かられている感じ、ですかね? ディオンは大型の猫です」
「…猫?」
 思いがけない切り返しのようで。ディオンは小首を傾げる。

「えぇ。俺、猫はでっかければでっかいほど好きなんですよぉ」
 笑みを向けてそう言うと。殿下は鼻で笑った。
「ふっ、でっかいのが好きなんて。伸し掛かる男の前で言うもんじゃない」
 そう言われて、はじめて気づく。ひわい? 卑猥な言葉だったぁ?
「わぁっ、そういうの、考えたことなかった。それって、女性が言ったら男がニヤリとするやつでしょう? でも自分が女性側って意識はないじゃん。男に求愛されてんのも、いまだに信じられないのに。だから男を意識して物を言っていないしぃ。マジかぁ」
 自分がそういう対象になっているということを、まだ飲み込めていないんだな。
 だから、普通に、小枝と同じような感覚で話をしているというか。
 小枝とだったら。でっかい猫さん可愛いねぇ。でっかければでっかいほど可愛いねぇ。みたいな話になるでしょっ? 必死っ。

「まぁ、それはともかく。怖いかというなら、ディオンを怖いと思ったことはありませんよ。でも、あなたの真剣さが怖いのです。あなたの気持ちと同じだけ返せないと。なんか不公平のような気がして」
 たとえば。
 好きという気持ちがあってもさ。ディオンが己の形を変えるほど、俺が好きなら。
 俺もそうならないと、ディオンと同じ好きではないような気がして。

「同じでなくてもいい。ちょっとでも」
 すると、ディオンはそう言うのだ。
「本当に? なら、もう。ちょっとだけなら好きですよ?」
 だって、俺と小枝を守ってくれる、家族なんだからね?
 あと、まぁ、こういう会話が嫌だなって思わないくらいには、ね?

「本当か? 大樹。ちょっとだけ俺が好きか? ならっ」
 だけど、ディオンがそう言ってズイッと顔を寄せてきたから。
 はい、終了です。
「というわけで、おやすみなさぁい、ディオン」
 スリーパーで、今宵も逃げますっ。

「貴様ぁ、いつもいつも良いところでぇ!」
 まぶたがウトウトってなって。ディオンは俺の体の上に脱力した体をガクリと落としてくる。
 押しつぶされるぅ…でも、組み敷かれていたから、まぁそうなるよねぇ。
 しかし、今日は。彼の体をしばらく抱き止めていた。重いけど。

「本当に、感謝していますし。好きですよ。ちょっとだけ」

 小枝を助けてくれて。俺を励ましてくれて。
 どれだけ俺が、あなたに感謝をしていることか。
 この大きな感激の気持ちを言葉にするのは難しいけど。

 本当に、今日はありがとうございました。ディオン。

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