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54 はぁ? 王子のせいでしょっ
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◆はぁ? 王子のせいでしょっ
今日の出来事でカギを握るジョシュア王子が、お休みになられたようで。
俺ら四人は留置所で一夜を過ごすのを覚悟していたが。
お昼すぎになって、留置所の石の床をパタパタと歩く音が響いた。
現れたのは、ジョシュア王子とマリアンヌ様、そしてその護衛騎士だった。
「コエダ、なんでこんなところに入っているのだっ?」
王子の開口一番に。小枝はぽわぽわの髪を逆立てて怒った。
「はぁ? 王子のせいでしょっ。なんも説明しないで、ママに泣きついて。あげくに今まで寝ていたそうじゃないですかぁぁ?? どゆことっ??」
小枝の怒り心頭に。気持ちはわかるけど一応王子様だからね、落ち着いてね、とは思う。
王子を怒らせたら、さらにここから出られなくなっちゃうよぉ?
「それは、事情が…」
王子は眉尻を下げて、手をモジモジさせている。
それに小枝は。腰に手を当てて、鉄格子越しに威嚇のポーズだ。
「どんな事情ですかっ? ぼくをここにぶち込むのにふさわしい理由なんてあるんですかっ??」
「だって、コエダの前で無様に吐いちゃって…カッコ悪かったから」
誤飲したケーキを吐き出したことを言っているようだけど。
命に関わるので。カッコつけてる場合じゃない。
と、俺は苦笑する。
「コエダに、汚いと思われたら。恥ずかしくて。情けなくて。喉が詰まって苦しかったのも、びっくりしちゃって。母上が駆け寄ってきたから、そのままドレスで涙とよだれを拭き取ろうと思ってぇ」
「なんですってっ??」
それは初耳だったのか。マリアンヌ様が慌ててドレスのスカートを確認して。
落胆する。拭かれていたのですね。
「そうしたら、別室に連れて行かれて。俺は顔を上げられぬまま寝落ちしてしまった、というかぁ…目が覚めたら、なんでかこんなことになっていて。すまなかった、コエダ。コエダはなにも悪くない。俺…私が窒息しそうなところをコエダが救ってくれたんだって。ちゃんと母上に伝えたからな?」
王子は一生懸命説明して、小枝に謝るが。
小枝はまだプンプンで。
「王子様がカッコ悪いと、ぼくは牢にぶち込まれるんですかっ? そんな人と遊べませんからぁ」
経緯などどうでもいいとばかりに小枝が言うと。
王子はガーンという効果音がなりそうなほどのショック顔をした。
「コエダちゃん、私も悪かったわぁ。泣くジョシュアを優先していたら、知らない間にこんなことになっていて」
マリアンヌ様も謝ったけど。俺も殿下もオコですよ。
「妃であるそなたが、国の宝である王子を優先するのは大事だが。それで人様の子供を窮地に追いやるのはよろしくない。それで、誤解が解けたのなら速やかに我々をここから出してもらいたいのだが? マリアンヌ」
殿下の言葉で。マリアンヌ様はうなずき。
当事者の了解が取れたことで、牢番がようやく扉を開けてくれたのだった。
牢で一夜を明かすのは、なんとか免れました。
留置所から出て、日のあたる屋外はとても明るく感じた。
と同時に。ホッとする。
やはり牢というのは一種独特の雰囲気があるね?
はじめての経験だったから興味深い感じはあったけど、二度と御免でもある。
「コエダちゃん、ジョシュアを助けてくれて、ありがとう。コエダちゃんはジョシュアの命の恩人よ」
そこでマリアンヌ様にお礼を言われたが。
小枝はウネウネして、俺の背中に隠れてしまうのだった。
無理もない。前世で処刑を経験している小枝にとっては。投獄はとっても不快な出来事だっただろう。
「すみません、マリアンヌ様。小枝はとてもショックを受けたようで」
「ぼく、もうジョシュア王子と遊びません」
俺がマリアンヌ様に頭を下げると。小枝がきっぱりと言うのだった。
でも。このような感じでわだかまりになるのは良くないと思って。
俺は小枝の前で膝をつき。しっかりと目を合わせて言うのだ。
「小枝の気持ちはわかるよ? とっても怖かったよね。だけど、ジョシュア王子がちゃんと証言してくれたから、小枝が悪いことしていないんだって、みんなに伝わったよ。無実になったんだから、もうなんにも怖くない」
だけど小枝は真ん丸な瞳をウルウルさせるのだった。
あぁ、可哀想に。
だがやがて、小枝は口を開いた。
「…ジョシュア王子。パパを助けてくれて、ありがとうございます」
小枝の言葉が王子はよくわからなかったようで。小首を傾げた。
「わ、私は、コエダを助けようと思って…」
牢に入れられたのは小枝だから、普通はそう思うところだ。
王子も小枝を助けるために、目が覚めて慌てて駆けつけたんだろうね。
でも小枝は。自分で言うのもなんだが、パパが大好きなのだ。
「ぼくが処刑されたら、パパも一緒に死ぬって言ったの。でもムジツになって、パパが死ななくてすんだから。お礼は言います。でも、王子のそばにいたら。ぼくはいつか処刑される。また、処刑されるもん」
「そんなことない。俺は絶対にコエダを守るし。コエダが俺のそばにいることで、絶対に処刑なんかさせない」
すかさず、王子がそう言ったけど。
小枝はいつもの可愛らしい顔に、鼻筋を立てて反論するのだった。
あぁ、可愛い顔がぁ…。
「そんなこと言っても、ぜぇっったいに処刑になるんだもん。庶民のぼくはむしけらのごとくすぐに処刑されるんだもん。王様がそうしろって言ったら、そうなるんだもん。ぼく、知ってるぅ」
「王様は俺の父上なんだから、俺がしないでって言うことをすることはない。それで俺は、コエダを処刑にしろなんて絶対に言わないから。コエダは処刑なんかされないんだっ。あと、あと…庶民がダメなら。俺と、こっ、こここ、婚約すればいいだろ?」
ぎゃあ、話の流れに合わせてうまい感じに婚約話を王子がねじこんできたぁぁぁ。
俺も殿下も、頬を引きつらせます。
しかし小枝は全く動じないのだった。
「婚約者なんてなったら、マジで処刑一直線でしょうがっ。ちょっと可愛い女の子が出てきて王子が見初めたら、すぐに断罪されて処刑なんだからね。ぼくは当て馬で悪役で、命は風前の灯火フラグですからぁ」
「なんだ、それは? 意味がわからないぞ、コエダ」
当て馬とか風前の灯火ワードは、六歳の王子にはわからないかぁぁ?
目が点の王子に、小枝は焦れた様子で地団太を踏むのだった。
「んんっ、とにかく、王子はぼくを処刑する決まりなのぉ」
「しないもん。そんなこと、しないもぉん。じゃあ、じゃあ兄上がコエダを養子にしてくださいっ。そうしたらコエダは庶民じゃなくて王族になるんだからねぇ? 王族になったらそんな簡単に処刑されないんだからなっ。なんでコエダは兄上の養子じゃないのですかぁぁ?」
火の粉が殿下に飛んできました。
子供のやり取りを黙って聞いていた大人チームは、ギョギョです。
このワチャワチャな状態で話を振られることは避けたいっ。
「ふーむ、小枝には実の父親がいるからなぁ。その小枝のパパが俺と結婚してくれたら、小枝は俺の子供になるけどなぁ?」
「じゃぁあ、結婚して。コエダのパパと結婚してぇ。今すぐしてぇ」
殿下はあろうことか、火の粉を俺の方に払ってきた。
ひどいです。この修羅場をいったいどうしたらいいというのですか?
という顔で殿下を睨んだら。
彼はニヤリと笑った。確信犯っ。
「あの、ジョシュア王子。まずは小枝と仲直りしましょうか? 小枝も、王子がここまで言っているのだから。もう一回頑張ってみよう? ね?」
小枝は桃色の小さな唇をとがらせるが。
ここでごねられたら話の収拾がつかず、王子の結婚してぇコールが続くこと必至。
なので俺は、小枝の耳元で禁断のご褒美攻撃をこしょこしょと囁く。
すると背筋シャキーンとなった。
「わかりました。今回はなかったことにいたしますが。二度はないですからねぇぇ、二度はぁぁぁ!!」
小枝はビシリと指を突きつけ。
そうしてジョシュア王子と、なぜだかマリアンヌ様も、小枝にははぁと頭を下げるのだった。
王族に頭を下げさせる小枝、最強説。
今日の出来事でカギを握るジョシュア王子が、お休みになられたようで。
俺ら四人は留置所で一夜を過ごすのを覚悟していたが。
お昼すぎになって、留置所の石の床をパタパタと歩く音が響いた。
現れたのは、ジョシュア王子とマリアンヌ様、そしてその護衛騎士だった。
「コエダ、なんでこんなところに入っているのだっ?」
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小枝の怒り心頭に。気持ちはわかるけど一応王子様だからね、落ち着いてね、とは思う。
王子を怒らせたら、さらにここから出られなくなっちゃうよぉ?
「それは、事情が…」
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それに小枝は。腰に手を当てて、鉄格子越しに威嚇のポーズだ。
「どんな事情ですかっ? ぼくをここにぶち込むのにふさわしい理由なんてあるんですかっ??」
「だって、コエダの前で無様に吐いちゃって…カッコ悪かったから」
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と、俺は苦笑する。
「コエダに、汚いと思われたら。恥ずかしくて。情けなくて。喉が詰まって苦しかったのも、びっくりしちゃって。母上が駆け寄ってきたから、そのままドレスで涙とよだれを拭き取ろうと思ってぇ」
「なんですってっ??」
それは初耳だったのか。マリアンヌ様が慌ててドレスのスカートを確認して。
落胆する。拭かれていたのですね。
「そうしたら、別室に連れて行かれて。俺は顔を上げられぬまま寝落ちしてしまった、というかぁ…目が覚めたら、なんでかこんなことになっていて。すまなかった、コエダ。コエダはなにも悪くない。俺…私が窒息しそうなところをコエダが救ってくれたんだって。ちゃんと母上に伝えたからな?」
王子は一生懸命説明して、小枝に謝るが。
小枝はまだプンプンで。
「王子様がカッコ悪いと、ぼくは牢にぶち込まれるんですかっ? そんな人と遊べませんからぁ」
経緯などどうでもいいとばかりに小枝が言うと。
王子はガーンという効果音がなりそうなほどのショック顔をした。
「コエダちゃん、私も悪かったわぁ。泣くジョシュアを優先していたら、知らない間にこんなことになっていて」
マリアンヌ様も謝ったけど。俺も殿下もオコですよ。
「妃であるそなたが、国の宝である王子を優先するのは大事だが。それで人様の子供を窮地に追いやるのはよろしくない。それで、誤解が解けたのなら速やかに我々をここから出してもらいたいのだが? マリアンヌ」
殿下の言葉で。マリアンヌ様はうなずき。
当事者の了解が取れたことで、牢番がようやく扉を開けてくれたのだった。
牢で一夜を明かすのは、なんとか免れました。
留置所から出て、日のあたる屋外はとても明るく感じた。
と同時に。ホッとする。
やはり牢というのは一種独特の雰囲気があるね?
はじめての経験だったから興味深い感じはあったけど、二度と御免でもある。
「コエダちゃん、ジョシュアを助けてくれて、ありがとう。コエダちゃんはジョシュアの命の恩人よ」
そこでマリアンヌ様にお礼を言われたが。
小枝はウネウネして、俺の背中に隠れてしまうのだった。
無理もない。前世で処刑を経験している小枝にとっては。投獄はとっても不快な出来事だっただろう。
「すみません、マリアンヌ様。小枝はとてもショックを受けたようで」
「ぼく、もうジョシュア王子と遊びません」
俺がマリアンヌ様に頭を下げると。小枝がきっぱりと言うのだった。
でも。このような感じでわだかまりになるのは良くないと思って。
俺は小枝の前で膝をつき。しっかりと目を合わせて言うのだ。
「小枝の気持ちはわかるよ? とっても怖かったよね。だけど、ジョシュア王子がちゃんと証言してくれたから、小枝が悪いことしていないんだって、みんなに伝わったよ。無実になったんだから、もうなんにも怖くない」
だけど小枝は真ん丸な瞳をウルウルさせるのだった。
あぁ、可哀想に。
だがやがて、小枝は口を開いた。
「…ジョシュア王子。パパを助けてくれて、ありがとうございます」
小枝の言葉が王子はよくわからなかったようで。小首を傾げた。
「わ、私は、コエダを助けようと思って…」
牢に入れられたのは小枝だから、普通はそう思うところだ。
王子も小枝を助けるために、目が覚めて慌てて駆けつけたんだろうね。
でも小枝は。自分で言うのもなんだが、パパが大好きなのだ。
「ぼくが処刑されたら、パパも一緒に死ぬって言ったの。でもムジツになって、パパが死ななくてすんだから。お礼は言います。でも、王子のそばにいたら。ぼくはいつか処刑される。また、処刑されるもん」
「そんなことない。俺は絶対にコエダを守るし。コエダが俺のそばにいることで、絶対に処刑なんかさせない」
すかさず、王子がそう言ったけど。
小枝はいつもの可愛らしい顔に、鼻筋を立てて反論するのだった。
あぁ、可愛い顔がぁ…。
「そんなこと言っても、ぜぇっったいに処刑になるんだもん。庶民のぼくはむしけらのごとくすぐに処刑されるんだもん。王様がそうしろって言ったら、そうなるんだもん。ぼく、知ってるぅ」
「王様は俺の父上なんだから、俺がしないでって言うことをすることはない。それで俺は、コエダを処刑にしろなんて絶対に言わないから。コエダは処刑なんかされないんだっ。あと、あと…庶民がダメなら。俺と、こっ、こここ、婚約すればいいだろ?」
ぎゃあ、話の流れに合わせてうまい感じに婚約話を王子がねじこんできたぁぁぁ。
俺も殿下も、頬を引きつらせます。
しかし小枝は全く動じないのだった。
「婚約者なんてなったら、マジで処刑一直線でしょうがっ。ちょっと可愛い女の子が出てきて王子が見初めたら、すぐに断罪されて処刑なんだからね。ぼくは当て馬で悪役で、命は風前の灯火フラグですからぁ」
「なんだ、それは? 意味がわからないぞ、コエダ」
当て馬とか風前の灯火ワードは、六歳の王子にはわからないかぁぁ?
目が点の王子に、小枝は焦れた様子で地団太を踏むのだった。
「んんっ、とにかく、王子はぼくを処刑する決まりなのぉ」
「しないもん。そんなこと、しないもぉん。じゃあ、じゃあ兄上がコエダを養子にしてくださいっ。そうしたらコエダは庶民じゃなくて王族になるんだからねぇ? 王族になったらそんな簡単に処刑されないんだからなっ。なんでコエダは兄上の養子じゃないのですかぁぁ?」
火の粉が殿下に飛んできました。
子供のやり取りを黙って聞いていた大人チームは、ギョギョです。
このワチャワチャな状態で話を振られることは避けたいっ。
「ふーむ、小枝には実の父親がいるからなぁ。その小枝のパパが俺と結婚してくれたら、小枝は俺の子供になるけどなぁ?」
「じゃぁあ、結婚して。コエダのパパと結婚してぇ。今すぐしてぇ」
殿下はあろうことか、火の粉を俺の方に払ってきた。
ひどいです。この修羅場をいったいどうしたらいいというのですか?
という顔で殿下を睨んだら。
彼はニヤリと笑った。確信犯っ。
「あの、ジョシュア王子。まずは小枝と仲直りしましょうか? 小枝も、王子がここまで言っているのだから。もう一回頑張ってみよう? ね?」
小枝は桃色の小さな唇をとがらせるが。
ここでごねられたら話の収拾がつかず、王子の結婚してぇコールが続くこと必至。
なので俺は、小枝の耳元で禁断のご褒美攻撃をこしょこしょと囁く。
すると背筋シャキーンとなった。
「わかりました。今回はなかったことにいたしますが。二度はないですからねぇぇ、二度はぁぁぁ!!」
小枝はビシリと指を突きつけ。
そうしてジョシュア王子と、なぜだかマリアンヌ様も、小枝にははぁと頭を下げるのだった。
王族に頭を下げさせる小枝、最強説。
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