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37 三千オーベルで承りますっ
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◆三千オーベルで承りますっ
大樹パパのお料理教室。
ちょっと薄暗いけど小さな窓から光が入る、殿下のお屋敷の厨房からお届けします。
本日は。スープとサラダと小枝のリクエストのハムチーマヨです。
なんて。
ただの朝ごはんの用意ですけど。
まず、前日から作ってある野菜の煮汁をダシにして、スープ作りです。
あ、その前に。小鍋に水を入れて、適当に切ったニンジンを湯がいておきましょう。煮ながら放置。
で、野菜の煮汁の材料は、野菜の皮やヘタだけど。その時々で料理に使った端材の野菜を煮ておけばいいのです。まぁ大体、ニンジンや玉ねぎや長ネギとか、根菜がよくダシが取れるよ。セロリやニラなど香りの強いものを入れると微妙に味が変わるから、毎回味が違って飽きないね。
じっくり煮ていくと、黄金色になるから。それがいわゆる野菜出汁です。
そこに塩や胡椒を足すと良いスープになりますよ。
日本ではさ、ダシが命で。顆粒のものがよくあったんだけど。
俺も普通に、かつおだしとか、海産物系のダシをよく使っていて。そちらの方が馴染みがあるのだけど。
殿下が言うことには、海はここから馬車で五日もかかるってことで。ほえぇぇ。
今はあるもので、なんとかやっている感じだ。
他にも洋風の鶏ガラやコンソメやブイヨンやぁ??
あぁ、顆粒だしのありがたみよぉぉぉ。
ってわけで、その煮汁にスライスしたショウガを入れ。とりあえず煮ておく。
ううぅーん。ショウガのツンとする香りと野菜汁の香りが混ざって。スッキリの中にも美味そうな匂いぃ。
スープを煮ている間に、サラダを作る。
生野菜で食べられるものを適当にザクザク。
キモは、ドレッシングだ。基本は油と塩と酢を入れるのだが。そこにレモンやオレンジといった果汁を入れると、それなりのドレッシングができるよ。
お好みでコショウやバジルなど香辛料を入れるのもいいです。
小学校の家庭科で作らされたレシピって、なんでか大人になっても覚えているんだよなぁ。
で、俺は。一番最初にお湯で柔らかく煮ておいたニンジンをマッシュしまして。オレンジの果汁を絞って。基本の材料を入れて、菜箸で混ぜるっ。
それでほんのり野菜の甘みが出るのと…小枝が好んで食べないニンジンを、強制的に食べさせることができるのだっ。
あとはハムチーマヨです。半分に切ったコッペパンを、切り口を下にしてフライパンで焼き。
鉄板の余ったところで、ハムとチーズを焼きます。ジューっと、トロッとしてきたら。
焼けたパンを引きあげマヨを塗り。そこにハムチーをドンで。出来上がり。
大の大人が四人いるので、十五個ほどそれを作ります。
余ったら、騎士さんが食べてくれるから。思い切っていっぱい作るのです。いつもすみませんね。
で、パンが出来たら。
煮汁をこしてスープだけにして。塩コショウで味を調整。そこに長ネギを縦半分に切って千切りしたものを鍋に入れ。溶いた卵をアツアツのスープへ流し入れる。二日酔いに効くネギとショウガと卵のスープの完成です。
食卓に出して、毒見も済ませて、さぁ、どうぞ。
「タイジュ。俺は朝ごはんはいらない。二日酔いで食べられない」
殿下が、どこかのダメ親父的発言をし。
「さっき鎮痛して楽になったはずですけどぉ? まぁ食べなくていいですけど、スープだけでも飲んでください。お腹になにも入っていないと、気持ち悪いのがいつまでも治りませんよ」
そうして、スープを勧めると。殿下はスープの皿にスプーンを入れる。
黄金色のスープの中に黄色い溶き卵が浮いていて。ネギは体を温める効能がありますし、味も主張しないので食べやすいかと。
「あぁぁぁ、美味い」
やはり殿下は、なにやら染み入る声を出すのだった。あ、に濁点がついている感じで。
「さっぱりしている。なんか、頭のモヤモヤがスッとするみたいで。これなら食べられる」
とはいえ、殿下は気だるそうにスプーンを口に運ぶのだが。
すると小枝が、ハムチーマヨにかぶりついて、チーズをビヨーンと伸ばした。
なにかのCМのような、わかりやすいビヨーーンだ。
「ハフハフ、パパのハムチーマヨ、最高っ! ハムの塩味がマヨとコラボしてジューシーでぇ、チーズがトロリで、うまうまなのぉ」
ほっぺを手で押さえ、ハムチーマヨを堪能する小枝。エンジェルッ。
この世界のチーズは、日本にあったようなスライスチーズはなくて。でっかくて丸いやつ。
包丁で切ったり削ったりして使う感じ。
だから、思い切った厚みで切ったりして。
そして無添加だから、コクがあってヤバいウマいビヨーンだ。
というか。殿下がハフハフしている小枝を横目で見て。
「タイジュ。やはり、食べる」
と言い出した。
殿下、小枝のコメントで食欲を掻き立てられているのでは?
小枝が食べたいとか美味しいとか言うものを、殿下は食べたがる節があります。
まぁ、笑顔で小枝がパンに食いついているサマは、確かに美味そうに見えるね。
そして、パンにかぶりついた殿下。王族とは思えないワイルドさです。
「なんだこれ、うまっっ。チーズをこのようにとろりとさせて食べたことはないな。固まったままのものをパンにはさんだり酒のつまみにすることが多い。だがそういえばハンバーグ雪崩にもトロリを乗せていたか?」
「えぇ、俺らはチーズはとろりとさせて食べるのが好きで。もちろん、酒の肴にもしますけど。この国のチーズはこんなに美味しくて伸びのあるチーズなのですから、ビヨーンさせなきゃもったいないですよ」
殿下とそんな話しながらも。小枝を見やると、パンしか食べていなかったから注意します。
「小枝、サラダも食べなさい。ハムチーマヨに野菜をはさまなかったのだからね」
「えぇぇ? わかったぁ。オレンジ味、美味しいから。まぁいいかぁ」
ドレッシングにニンジンが入っていることに気づいていないようだな? ふっふっふ。
しかし、殿下が食事に加わり、これでいつもの食事風景ですね。
「小枝、実は。陛下からのお達しで、小枝がジョシュア殿下の遊び相手に選ばれたのですが…」
食事中、とうとうレギがあの件を切り出しました。
お子様の小枝に、お伺いを立てるように聞くが。
小枝はケロッとした笑顔で、答えるのだった。
「パパからお話を聞きました。ぼくは、王子のお相手なんか、できないと思うのですけどぉ…お仕事として、一回三千オーベルで承りますっ」
「えぇっ??」
小枝が突拍子もないことを言い出すから。俺は驚いてしまった。
「お仕事だったら、つらいことも涙をのんでたえられます。レギ様、いかがでしょう」
「いいですよ、コエダは仕事をしたいと言っていましたからね。つらいというのは気にかかりますが。相性もあるでしょうし、まずは王子と顔合わせをしていただいてもよろしいか?」
「相性っ! そうですね。王子が遊んでみて、ぼくのことを面白くない子だって思うかもしれませんよね? わかりました。顔合わせをします」
それで、日程の調整をすることになって。
この話はいったん終了しました。
お友達と遊ぶのに、金銭を要求するのは駄目じゃないかとも思いますが。
小枝は命懸けなので。
駄目だと思いつつも、致し方なしというところか。お小遣いでもないとやってられない、みたいな?
だから俺も、この場はなにも言わなかった。
「タイジュ、コエダ。今日は俺とともにエルアンリの屋敷に行ってもらいたい。医者として」
エルアンリ王子は、昨日お見掛けした、儚げな印象の殿下の弟です。
確かに彼の顔色は気になるところがありましたが。
久しぶりの医者のお仕事に、俺は興奮してしまいました。
まぁ、殿下の不眠症を治すのも、大事な医者のお仕事ですけどね。
なんとなく、殿下以外の患者にワクワク…してはいけません。患者さんはみなさん苦しんでいるのですからね。
粛々と、仕事をさせていただきましょうっ。
大樹パパのお料理教室。
ちょっと薄暗いけど小さな窓から光が入る、殿下のお屋敷の厨房からお届けします。
本日は。スープとサラダと小枝のリクエストのハムチーマヨです。
なんて。
ただの朝ごはんの用意ですけど。
まず、前日から作ってある野菜の煮汁をダシにして、スープ作りです。
あ、その前に。小鍋に水を入れて、適当に切ったニンジンを湯がいておきましょう。煮ながら放置。
で、野菜の煮汁の材料は、野菜の皮やヘタだけど。その時々で料理に使った端材の野菜を煮ておけばいいのです。まぁ大体、ニンジンや玉ねぎや長ネギとか、根菜がよくダシが取れるよ。セロリやニラなど香りの強いものを入れると微妙に味が変わるから、毎回味が違って飽きないね。
じっくり煮ていくと、黄金色になるから。それがいわゆる野菜出汁です。
そこに塩や胡椒を足すと良いスープになりますよ。
日本ではさ、ダシが命で。顆粒のものがよくあったんだけど。
俺も普通に、かつおだしとか、海産物系のダシをよく使っていて。そちらの方が馴染みがあるのだけど。
殿下が言うことには、海はここから馬車で五日もかかるってことで。ほえぇぇ。
今はあるもので、なんとかやっている感じだ。
他にも洋風の鶏ガラやコンソメやブイヨンやぁ??
あぁ、顆粒だしのありがたみよぉぉぉ。
ってわけで、その煮汁にスライスしたショウガを入れ。とりあえず煮ておく。
ううぅーん。ショウガのツンとする香りと野菜汁の香りが混ざって。スッキリの中にも美味そうな匂いぃ。
スープを煮ている間に、サラダを作る。
生野菜で食べられるものを適当にザクザク。
キモは、ドレッシングだ。基本は油と塩と酢を入れるのだが。そこにレモンやオレンジといった果汁を入れると、それなりのドレッシングができるよ。
お好みでコショウやバジルなど香辛料を入れるのもいいです。
小学校の家庭科で作らされたレシピって、なんでか大人になっても覚えているんだよなぁ。
で、俺は。一番最初にお湯で柔らかく煮ておいたニンジンをマッシュしまして。オレンジの果汁を絞って。基本の材料を入れて、菜箸で混ぜるっ。
それでほんのり野菜の甘みが出るのと…小枝が好んで食べないニンジンを、強制的に食べさせることができるのだっ。
あとはハムチーマヨです。半分に切ったコッペパンを、切り口を下にしてフライパンで焼き。
鉄板の余ったところで、ハムとチーズを焼きます。ジューっと、トロッとしてきたら。
焼けたパンを引きあげマヨを塗り。そこにハムチーをドンで。出来上がり。
大の大人が四人いるので、十五個ほどそれを作ります。
余ったら、騎士さんが食べてくれるから。思い切っていっぱい作るのです。いつもすみませんね。
で、パンが出来たら。
煮汁をこしてスープだけにして。塩コショウで味を調整。そこに長ネギを縦半分に切って千切りしたものを鍋に入れ。溶いた卵をアツアツのスープへ流し入れる。二日酔いに効くネギとショウガと卵のスープの完成です。
食卓に出して、毒見も済ませて、さぁ、どうぞ。
「タイジュ。俺は朝ごはんはいらない。二日酔いで食べられない」
殿下が、どこかのダメ親父的発言をし。
「さっき鎮痛して楽になったはずですけどぉ? まぁ食べなくていいですけど、スープだけでも飲んでください。お腹になにも入っていないと、気持ち悪いのがいつまでも治りませんよ」
そうして、スープを勧めると。殿下はスープの皿にスプーンを入れる。
黄金色のスープの中に黄色い溶き卵が浮いていて。ネギは体を温める効能がありますし、味も主張しないので食べやすいかと。
「あぁぁぁ、美味い」
やはり殿下は、なにやら染み入る声を出すのだった。あ、に濁点がついている感じで。
「さっぱりしている。なんか、頭のモヤモヤがスッとするみたいで。これなら食べられる」
とはいえ、殿下は気だるそうにスプーンを口に運ぶのだが。
すると小枝が、ハムチーマヨにかぶりついて、チーズをビヨーンと伸ばした。
なにかのCМのような、わかりやすいビヨーーンだ。
「ハフハフ、パパのハムチーマヨ、最高っ! ハムの塩味がマヨとコラボしてジューシーでぇ、チーズがトロリで、うまうまなのぉ」
ほっぺを手で押さえ、ハムチーマヨを堪能する小枝。エンジェルッ。
この世界のチーズは、日本にあったようなスライスチーズはなくて。でっかくて丸いやつ。
包丁で切ったり削ったりして使う感じ。
だから、思い切った厚みで切ったりして。
そして無添加だから、コクがあってヤバいウマいビヨーンだ。
というか。殿下がハフハフしている小枝を横目で見て。
「タイジュ。やはり、食べる」
と言い出した。
殿下、小枝のコメントで食欲を掻き立てられているのでは?
小枝が食べたいとか美味しいとか言うものを、殿下は食べたがる節があります。
まぁ、笑顔で小枝がパンに食いついているサマは、確かに美味そうに見えるね。
そして、パンにかぶりついた殿下。王族とは思えないワイルドさです。
「なんだこれ、うまっっ。チーズをこのようにとろりとさせて食べたことはないな。固まったままのものをパンにはさんだり酒のつまみにすることが多い。だがそういえばハンバーグ雪崩にもトロリを乗せていたか?」
「えぇ、俺らはチーズはとろりとさせて食べるのが好きで。もちろん、酒の肴にもしますけど。この国のチーズはこんなに美味しくて伸びのあるチーズなのですから、ビヨーンさせなきゃもったいないですよ」
殿下とそんな話しながらも。小枝を見やると、パンしか食べていなかったから注意します。
「小枝、サラダも食べなさい。ハムチーマヨに野菜をはさまなかったのだからね」
「えぇぇ? わかったぁ。オレンジ味、美味しいから。まぁいいかぁ」
ドレッシングにニンジンが入っていることに気づいていないようだな? ふっふっふ。
しかし、殿下が食事に加わり、これでいつもの食事風景ですね。
「小枝、実は。陛下からのお達しで、小枝がジョシュア殿下の遊び相手に選ばれたのですが…」
食事中、とうとうレギがあの件を切り出しました。
お子様の小枝に、お伺いを立てるように聞くが。
小枝はケロッとした笑顔で、答えるのだった。
「パパからお話を聞きました。ぼくは、王子のお相手なんか、できないと思うのですけどぉ…お仕事として、一回三千オーベルで承りますっ」
「えぇっ??」
小枝が突拍子もないことを言い出すから。俺は驚いてしまった。
「お仕事だったら、つらいことも涙をのんでたえられます。レギ様、いかがでしょう」
「いいですよ、コエダは仕事をしたいと言っていましたからね。つらいというのは気にかかりますが。相性もあるでしょうし、まずは王子と顔合わせをしていただいてもよろしいか?」
「相性っ! そうですね。王子が遊んでみて、ぼくのことを面白くない子だって思うかもしれませんよね? わかりました。顔合わせをします」
それで、日程の調整をすることになって。
この話はいったん終了しました。
お友達と遊ぶのに、金銭を要求するのは駄目じゃないかとも思いますが。
小枝は命懸けなので。
駄目だと思いつつも、致し方なしというところか。お小遣いでもないとやってられない、みたいな?
だから俺も、この場はなにも言わなかった。
「タイジュ、コエダ。今日は俺とともにエルアンリの屋敷に行ってもらいたい。医者として」
エルアンリ王子は、昨日お見掛けした、儚げな印象の殿下の弟です。
確かに彼の顔色は気になるところがありましたが。
久しぶりの医者のお仕事に、俺は興奮してしまいました。
まぁ、殿下の不眠症を治すのも、大事な医者のお仕事ですけどね。
なんとなく、殿下以外の患者にワクワク…してはいけません。患者さんはみなさん苦しんでいるのですからね。
粛々と、仕事をさせていただきましょうっ。
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