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11 また会いに来てもいいですか?
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◆また会いに来てもいいですか?
小枝に添い寝しながら、結構深く寝入っていた。
そこに、うぅと呻く声がして、目を覚ます。患者が苦しんでいるみたい。
声の主は隣のベッドからで。俺は小枝を起こさないよう、そっとベッドを抜け出した。
ベッドの足元にある隣の患者のカルテを見る。
名はアンドリュー・ツヴァイクと書かれている。
目の上の裂傷と脇腹の負傷で、割と重症の患者だった。
「アンドリューさん、気がつきましたか? どこか痛いところはありますか?」
目覚めたアンドリューさんに声をかける。
昼間に部屋全体に麻酔効果スリーパーをかけたが。軽症者は昼間の内に目覚めたのだ。
しかしアンドリューさんは、夜更けまで昏々と眠り続けていて。今、覚醒したようだな?
均等に魔法をかけても、怪我の程度で麻酔のかかりは違うみたい。
魔法はまだまだわからないことが多く、興味深いな。
「…水を」
俺は汲み置いていた水をコップに注ぎ、彼の頭の下に腕を差し入れて少し体を起こさせ。水を飲ませた。
アンドリューさんは物凄い勢いで水を飲み干す。
「もう少し飲みますか?」
「いや、もういい」
ひと息ついたように彼が言うので。俺は抱えるようにしていた頭を枕に戻し、アンドリューさんを寝台に横たえさせた。
布団をかけ直すと。彼は『信じられない』というような顔をしている。
「…なんで痛くないんだっ? ちょっと体を動かしただけで激痛があったのに。っ声を、出すのもきつかった…」
彼は目の上あたりをざっくり切られ、胸の上には浅い傷が、脇腹には深い剣の傷がある。しかし背中に傷がないので、前へ前へと押していくような熱闘があったのだろうと察せられた。
クリーンをかける前は細菌感染して傷口が膿んでいたので、相当痛かったのだろうと思う。
今は感染源はないが、炎症はまだある感じか?
「麻酔をかけたので、痛みがおさえられているのです」
「まさか、どんな薬をもらっても、痛くてずっと眠れなかったのに…」
「痛みで眠れないなんて、おつらかったでしょうね?」
夜で、他の人は寝ているので。顔を寄せてこっそりと声をかけた。
「…あなたは?」
すると、ようやく俺の存在に気付いたような顔で、目をみはる。
患者は、痛みが大きければそのことに注視して、周りが見えなくなってしまいがち。病院の看護師やスタッフの顔を覚えない者も多い。
まぁでも、俺は彼にとっては初見さんだね?
「ここの医者のタイジュです」
「タイジュ、先生? 奴隷?」
え、なんでわかるの? と思ったけど。
そうだ、首輪をしているから。
思い出して、俺は存在を忘れかけていた首輪に手で触れる。
「あぁ、まぁそうです。奴隷医師なんですけど。ちゃんと医者ですからご心配なく」
「顔が、痛くない。目が見える。なんで? 失明だと言われたのに」
俺が診る前は、左半分がっつり顔が包帯で巻かれていたからな。患部も血液が固まってガッチガチだったし。まず目が開かない状態だったんだ。
でも今は、縫ったばかりだけど目蓋が少し開いていて、そこから見えたみたい。
「見えますか? 良かった。傷は眼球に達していなかったので、失明は免れましたよ。顔に傷は残ってしまいますが、せっかくのイケメンだから、なるべく目立たないように綺麗に縫っておきましたからね?」
「…イケメン?」
あぁ、イケメンは日本語? ここでは通じないのかな。
「えぇと、良い顔? かっこいい? 美形?」
「ちょっと…もう、いいです。わかりました」
顔を褒めたから、照れちゃったみたい。頬の血色を良くして、目をつぶる。
なんというか、彼は騎士というか剣士というか。ベッドに横たわっていても体格が俺よりがっつりたくましくて。
骨太っていうのか。骨格の作りから俺とは違うような…え、体組成は同じだよね?
体格が良いと、威厳や雰囲気が大人っぽくて。俺より年上かとも思ったんだけど。
顔を褒められて照れるところなんかを見ると、年下?
カルテを確認したら。二十三歳。
うーん、微妙。子供というほど年下ではないが、俺なんかの言葉に照れる年でもないだろうに?
「でも、本当に。目が傷ついていなくて良かったですね。綺麗な瞳で、マジでエメラルドがはまっているのかと思いましたよ」
「瞳の賛辞は聞き飽きている」
「なんだ、褒め慣れていないわけじゃなさそうだ。そりゃそうだな、こんなにイケメンなんだから」
「またイケメンって…からかっているのか? タイジュ先生」
そこはフフと笑って誤魔化して。彼にたずねる。
「今は深夜ですけど、もう少し眠れますか? 痛くはないと言いましたが、不快なところは?」
「いや、でも。あちこち熱い感じが。脇腹も引き攣れて」
熱いのは、傷口が直ろうとしている反応だな。
彼の体は鍛え上げられていて、腹筋バキバキなのだが。筋肉が剣によって断裂したことで違和感があるようだ。自己修復するのを待つしかないが。傷の炎症もあるのだろう。
患部を見て、縫合部の不具合がないのを確かめたあとで。手を当てて鎮痛スリーパーをかけた。
「え、感覚なくなった」
「しぃ、この件は内緒ですよ」
そしてアンドリューさんの頭にも手を当てて、言う。
「朝まで寝てください」
そしてスリーパーをかけたら、彼はすぐに眠りについた。
脇腹の処置をして、手を洗い。彼に布団をかけて。カルテを戻して。
俺も小枝の隣に戻って目をつぶる。久しぶりのベッドだ、もう少し寝る。
★★★★★
アンドリューさんは三日後に抜糸をして、戦線に復帰することになった。
手術内容にもよるが。日本では、抜糸は三日から七日の間に行うことが多く。傷の治りは個人差があるので、具合を見て腫れや赤みがおさえられたときにするのが一般的。
しかしこの世界では、小枝のクリーンがなかなかに良い感じで。三日で抜糸の人が多いね。
あと傷の治りも、元の世界の人より早いような気がするなぁ。この世界の人の体質のせいなのか、クリーンの効果なのか、そこはわからないが。
そうはいっても、戦線復帰はあまりおすすめできないんだけど。
抜糸をして傷がふさがっていても。半年くらいは傷が開くこともあるんだからね?
安静第一なのに。
激しい動きは、普通の人はしないでください。
「一時は死も覚悟しましたが、こんなに早く起き上がれるようになるなんて夢のようです。本当にタイジュ先生のおかげです。ありがとうございました」
アンドリューさんは軍服を身につけて、俺に挨拶に来る。
短めの緑色の髪、前髪からのぞく緑色の瞳はキラキラ輝いて。
けれど左目には眼帯がついているので、やはり痛々しい。
筋の通った高い鼻、大きな口元は唇が肉感的で。外国のモデルさんみたいな整った顔立ちだ。
軍服の種類はよくわからないけど、仕立てが良くて刺繍や飾りが多くついているから、えらい人? なのかも。えらい人だから、大怪我のあとなのに復帰しなければならないのか…。
なんにしても、たくましい体躯に軍服がよく似合っています。
「いえいえ、本当は戦場を下がって病院でしっかり検査をしていただきたいところですけど。まぁともあれ、元気になって良かったです」
医者的には、せっかく治ってきたのに無茶しないでくれぇという気分だが。
退院はどんな状況でも嬉しいものだ。
「タイジュ先生、また会いに来てもいいですか?」
って、アンドリューさんが言うから。
「えぇ、傷口が開いたり、どこか違和感があるようでしたら、すぐに処置室で診察を受けてください。あと眼帯は一ヶ月は外さないでくださいね? 目に負担がかかると視力低下や失明の恐れも、まだありますから」
と俺が、少し脅し気味に言ったら。彼はシュンと肩を落とした。
しかし、キリリと顔を上げて言うのだ。
「武功を上げたら、褒美がもらえるので頑張ります」
「…武功よりも、怪我をしないこと。またこのテントに戻ってきたら、怒りますからね」
アンドリューさんは俺の手を握って、真摯にうなずいた。
「貴方がそう言うなら、怪我はもうしません。貴方が治したこの体に、一筋の傷もつけさせませんから」
女性なら卒倒しそうな、麗しい笑みを浮かべたアンドリューさんは。そうして元気にテントを去って行った。
彼を見送っていると。小枝が俺の手をギュッと握って、つぶやく。
「パパは小枝のパパだもん。誰にもあげないんだからねっ」
「んん? そんなの、当たり前だろ? パパは小枝だけのパパだよ」
なんで急にそんなことを言い出したのか、わからないけど。
ちょっと寂しくなっちゃったのかな? お仕事ばかりであまり遊んであげられないから。
「もう、パパったら。世の男性を魅惑する魔性の男なの? ユカレフもハッカクもロークもアンドリューもパパにメロメロじゃないかぁ。まさか、魅了の魔法もあるんじゃないかなぁ。ああぁぁあ、気が気じゃないよぉ」
なんかよくわからないことを言いながら、俺の腕をブンブン振るから。
俺は小枝の両手を握って、ぐるりと回るのだった。
「回転ぐるぐるぅ…」
「あぁあ、違うのぉ、パパ、そういうのじゃなくてぇ、あぁあ」
遠心力で足が宙に浮く、小枝。
小枝には、いつも楽しそうにしていてほしい。守りたいその笑顔、ってやつ。
小枝に添い寝しながら、結構深く寝入っていた。
そこに、うぅと呻く声がして、目を覚ます。患者が苦しんでいるみたい。
声の主は隣のベッドからで。俺は小枝を起こさないよう、そっとベッドを抜け出した。
ベッドの足元にある隣の患者のカルテを見る。
名はアンドリュー・ツヴァイクと書かれている。
目の上の裂傷と脇腹の負傷で、割と重症の患者だった。
「アンドリューさん、気がつきましたか? どこか痛いところはありますか?」
目覚めたアンドリューさんに声をかける。
昼間に部屋全体に麻酔効果スリーパーをかけたが。軽症者は昼間の内に目覚めたのだ。
しかしアンドリューさんは、夜更けまで昏々と眠り続けていて。今、覚醒したようだな?
均等に魔法をかけても、怪我の程度で麻酔のかかりは違うみたい。
魔法はまだまだわからないことが多く、興味深いな。
「…水を」
俺は汲み置いていた水をコップに注ぎ、彼の頭の下に腕を差し入れて少し体を起こさせ。水を飲ませた。
アンドリューさんは物凄い勢いで水を飲み干す。
「もう少し飲みますか?」
「いや、もういい」
ひと息ついたように彼が言うので。俺は抱えるようにしていた頭を枕に戻し、アンドリューさんを寝台に横たえさせた。
布団をかけ直すと。彼は『信じられない』というような顔をしている。
「…なんで痛くないんだっ? ちょっと体を動かしただけで激痛があったのに。っ声を、出すのもきつかった…」
彼は目の上あたりをざっくり切られ、胸の上には浅い傷が、脇腹には深い剣の傷がある。しかし背中に傷がないので、前へ前へと押していくような熱闘があったのだろうと察せられた。
クリーンをかける前は細菌感染して傷口が膿んでいたので、相当痛かったのだろうと思う。
今は感染源はないが、炎症はまだある感じか?
「麻酔をかけたので、痛みがおさえられているのです」
「まさか、どんな薬をもらっても、痛くてずっと眠れなかったのに…」
「痛みで眠れないなんて、おつらかったでしょうね?」
夜で、他の人は寝ているので。顔を寄せてこっそりと声をかけた。
「…あなたは?」
すると、ようやく俺の存在に気付いたような顔で、目をみはる。
患者は、痛みが大きければそのことに注視して、周りが見えなくなってしまいがち。病院の看護師やスタッフの顔を覚えない者も多い。
まぁでも、俺は彼にとっては初見さんだね?
「ここの医者のタイジュです」
「タイジュ、先生? 奴隷?」
え、なんでわかるの? と思ったけど。
そうだ、首輪をしているから。
思い出して、俺は存在を忘れかけていた首輪に手で触れる。
「あぁ、まぁそうです。奴隷医師なんですけど。ちゃんと医者ですからご心配なく」
「顔が、痛くない。目が見える。なんで? 失明だと言われたのに」
俺が診る前は、左半分がっつり顔が包帯で巻かれていたからな。患部も血液が固まってガッチガチだったし。まず目が開かない状態だったんだ。
でも今は、縫ったばかりだけど目蓋が少し開いていて、そこから見えたみたい。
「見えますか? 良かった。傷は眼球に達していなかったので、失明は免れましたよ。顔に傷は残ってしまいますが、せっかくのイケメンだから、なるべく目立たないように綺麗に縫っておきましたからね?」
「…イケメン?」
あぁ、イケメンは日本語? ここでは通じないのかな。
「えぇと、良い顔? かっこいい? 美形?」
「ちょっと…もう、いいです。わかりました」
顔を褒めたから、照れちゃったみたい。頬の血色を良くして、目をつぶる。
なんというか、彼は騎士というか剣士というか。ベッドに横たわっていても体格が俺よりがっつりたくましくて。
骨太っていうのか。骨格の作りから俺とは違うような…え、体組成は同じだよね?
体格が良いと、威厳や雰囲気が大人っぽくて。俺より年上かとも思ったんだけど。
顔を褒められて照れるところなんかを見ると、年下?
カルテを確認したら。二十三歳。
うーん、微妙。子供というほど年下ではないが、俺なんかの言葉に照れる年でもないだろうに?
「でも、本当に。目が傷ついていなくて良かったですね。綺麗な瞳で、マジでエメラルドがはまっているのかと思いましたよ」
「瞳の賛辞は聞き飽きている」
「なんだ、褒め慣れていないわけじゃなさそうだ。そりゃそうだな、こんなにイケメンなんだから」
「またイケメンって…からかっているのか? タイジュ先生」
そこはフフと笑って誤魔化して。彼にたずねる。
「今は深夜ですけど、もう少し眠れますか? 痛くはないと言いましたが、不快なところは?」
「いや、でも。あちこち熱い感じが。脇腹も引き攣れて」
熱いのは、傷口が直ろうとしている反応だな。
彼の体は鍛え上げられていて、腹筋バキバキなのだが。筋肉が剣によって断裂したことで違和感があるようだ。自己修復するのを待つしかないが。傷の炎症もあるのだろう。
患部を見て、縫合部の不具合がないのを確かめたあとで。手を当てて鎮痛スリーパーをかけた。
「え、感覚なくなった」
「しぃ、この件は内緒ですよ」
そしてアンドリューさんの頭にも手を当てて、言う。
「朝まで寝てください」
そしてスリーパーをかけたら、彼はすぐに眠りについた。
脇腹の処置をして、手を洗い。彼に布団をかけて。カルテを戻して。
俺も小枝の隣に戻って目をつぶる。久しぶりのベッドだ、もう少し寝る。
★★★★★
アンドリューさんは三日後に抜糸をして、戦線に復帰することになった。
手術内容にもよるが。日本では、抜糸は三日から七日の間に行うことが多く。傷の治りは個人差があるので、具合を見て腫れや赤みがおさえられたときにするのが一般的。
しかしこの世界では、小枝のクリーンがなかなかに良い感じで。三日で抜糸の人が多いね。
あと傷の治りも、元の世界の人より早いような気がするなぁ。この世界の人の体質のせいなのか、クリーンの効果なのか、そこはわからないが。
そうはいっても、戦線復帰はあまりおすすめできないんだけど。
抜糸をして傷がふさがっていても。半年くらいは傷が開くこともあるんだからね?
安静第一なのに。
激しい動きは、普通の人はしないでください。
「一時は死も覚悟しましたが、こんなに早く起き上がれるようになるなんて夢のようです。本当にタイジュ先生のおかげです。ありがとうございました」
アンドリューさんは軍服を身につけて、俺に挨拶に来る。
短めの緑色の髪、前髪からのぞく緑色の瞳はキラキラ輝いて。
けれど左目には眼帯がついているので、やはり痛々しい。
筋の通った高い鼻、大きな口元は唇が肉感的で。外国のモデルさんみたいな整った顔立ちだ。
軍服の種類はよくわからないけど、仕立てが良くて刺繍や飾りが多くついているから、えらい人? なのかも。えらい人だから、大怪我のあとなのに復帰しなければならないのか…。
なんにしても、たくましい体躯に軍服がよく似合っています。
「いえいえ、本当は戦場を下がって病院でしっかり検査をしていただきたいところですけど。まぁともあれ、元気になって良かったです」
医者的には、せっかく治ってきたのに無茶しないでくれぇという気分だが。
退院はどんな状況でも嬉しいものだ。
「タイジュ先生、また会いに来てもいいですか?」
って、アンドリューさんが言うから。
「えぇ、傷口が開いたり、どこか違和感があるようでしたら、すぐに処置室で診察を受けてください。あと眼帯は一ヶ月は外さないでくださいね? 目に負担がかかると視力低下や失明の恐れも、まだありますから」
と俺が、少し脅し気味に言ったら。彼はシュンと肩を落とした。
しかし、キリリと顔を上げて言うのだ。
「武功を上げたら、褒美がもらえるので頑張ります」
「…武功よりも、怪我をしないこと。またこのテントに戻ってきたら、怒りますからね」
アンドリューさんは俺の手を握って、真摯にうなずいた。
「貴方がそう言うなら、怪我はもうしません。貴方が治したこの体に、一筋の傷もつけさせませんから」
女性なら卒倒しそうな、麗しい笑みを浮かべたアンドリューさんは。そうして元気にテントを去って行った。
彼を見送っていると。小枝が俺の手をギュッと握って、つぶやく。
「パパは小枝のパパだもん。誰にもあげないんだからねっ」
「んん? そんなの、当たり前だろ? パパは小枝だけのパパだよ」
なんで急にそんなことを言い出したのか、わからないけど。
ちょっと寂しくなっちゃったのかな? お仕事ばかりであまり遊んであげられないから。
「もう、パパったら。世の男性を魅惑する魔性の男なの? ユカレフもハッカクもロークもアンドリューもパパにメロメロじゃないかぁ。まさか、魅了の魔法もあるんじゃないかなぁ。ああぁぁあ、気が気じゃないよぉ」
なんかよくわからないことを言いながら、俺の腕をブンブン振るから。
俺は小枝の両手を握って、ぐるりと回るのだった。
「回転ぐるぐるぅ…」
「あぁあ、違うのぉ、パパ、そういうのじゃなくてぇ、あぁあ」
遠心力で足が宙に浮く、小枝。
小枝には、いつも楽しそうにしていてほしい。守りたいその笑顔、ってやつ。
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