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1 ループだよ、これ、ループっ
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◆ループだよ、これ、ループっ
お昼ご飯を食べたあとで、公園に小枝と遊びに行った。
午前中は客が来ていて、小枝と遊んであげられなかったからな。前の日から約束していたのに、ごめんなぁ? 小枝。
父子家庭の休日は忙しいのっ。だというのに、前の職場の同僚だった田辺はこちらの都合を考えてくれないから、困る。
そして、ちょっとデリカシーがない。あの子さえいなきゃ…なんて口走るんだからな。
小枝のいない人生なんて、考えられないよ。
医者なんて、ぶっちゃけどこでもやれるんだ。
確かに大学病院にいれば、学ぶことは多いし、珍しい症例にも触れられる。
けれど、固執することはない。
診療所などでは、素早く正確な診断がより求められる。
珍しい病気や慎重なケアが求められる患者は、大きな病院に回すことが多い。難病治療はそちらでお任せだ。
それよりも初見で、重病、軽症、緊急性の有無を見逃さないことが大事になる。
それには、大学病院で珍しい症例とじっくり向き合うよりも。現場で数をこなして経験を積む方が有用なんです。
御厨医院は入院設備はないので。かかりつけ医的役割も大きいしね。
大学病院と医院はそれぞれの役割があって、適材適所なんだ。どちらも必要。
その中で俺は、診療所で働くことを選んだというだけだ。人生環境に合った柔軟な対応、ってやつだよ。
あとね、仕事も重要だけど。小枝と触れ合う時間もとても貴重なんだからね。
小枝の五歳は、もう巡ってこない。
子供は成長が早いんだから一瞬一瞬が大事なスペシャルタイムなんだぞ。
けれど小枝は、田辺と俺の話を聞いていたみたい。
公園に行っても、ベンチに座る俺の隣にぴったりとくっついて。離れようとしなかった。
たぶん、花菜が渡米したときのことを思い出して不安になっちゃったんだろうな? 涙ぐんでいたもん。
泣くことなんかないよ、小枝。俺は小枝のそばにずっといるんだから。
けれど俺のキャリアを考えて、大学病院に戻っていいなんて言ってくれる。
不安だろうに、俺のことを考えてくれるなんて。小枝は本当に健気な優しい子だな?
パパは感動した。
でも、大学病院に戻るつもりはない。小枝と過ごすこの暮らしが、パパには一番大切なんだ。
不安なんか、吹き飛ばしちゃって?
俺は小枝を離さない。
パパとしては未熟かもしれないが、一生懸命頑張って、小枝を立派に育て上げてみせるのだ。
そんな気持ちが伝わったのか。小枝は笑顔を見せて、公園のベンチから飛び降りた。
「パパ、滑り台に行くね?」
薄茶の目んめを細めて、笑顔で言う小枝は、本当に天使ちゃん。
あんまり可愛いから、人さらいにあわないようにしっかりと見ていないとな。
けれど。人さらいじゃなくて。なんか、穴が開いた。
小枝が落ちる、と思って。とっさに手を伸ばしたけれど。そこから意識がなくなった。
公園のど真ん中に落とし穴を作るなんて、どこの非常識人の仕業だっ。
パパはオコです。
★★★★★
「パパ、パパ、しっかりしてぇ」
泣きべそな小枝の声がして、俺は目を覚ました。
なんか、草の地べたに寝ている。
「あれ、穴に落ちた? と思ったけど。ここは?」
周りは、木が生えている。公園は、こんなに緑豊かな感じじゃなかったのに。
そう考えていると、小枝が覗き込んで。大粒の涙をぼたぼたと俺の顔にこぼした。
「パパ、生きてぇ」
「生きてるよ、大丈夫だ、小枝」
俺は身を起こし、自分の体がどこも異状ないか確認する。
意識を失っていたから頭を打ったかもしれないと思ったが。打撲や痛みや瘤はない。
おかしいな。なんで意識なかった?
そうだ、小枝も同じ穴に落ちた。
「小枝は? 大丈夫か? どこも痛くないか?」
慌てて小枝の頭や腕を手で撫でて、痛がらないか様子を見たが。
痛そうな顔はしないけど。悲しそうな顔をしている。
「大丈夫だけど、ごめんねぇ? ぼくのせいで、パパがこっちに来ちゃうなんて…ごめんねぇ?」
「謝ることはないよ。悪いのは落とし穴を掘った奴だ。公園に穴を掘るなんて…」
そう言って。改めて周りを見てみると。
「公園じゃないっ!」
なんか、小枝とふたりで見知らぬ場所にいた。
小枝と行った公園は河川敷だから、辺りは開けていて、遊具が置いてある整備された公園だったのに。
今いるところは、まんま、森だ。
木が日差しを覆うほどに、いっぱい生えている。こういうのを鬱蒼というのだろう。
地べたも土に雑草が生えている。芝生みたいな、作られた感じではない。
「え? なに? ここどこ?」
パパとしての威厳もなく、オロオロした。スマホを取り出すが、圏外? 電波なし?
「パパ、ここは異世界だよ」
小枝が、よくわからないことを言うので。思わず丸い目で見てしまった。
「信じられないかもしれないけど。ぼく生まれる前に、ここにいたことがあった。あのね、この異世界で暮らしていた記憶があるの」
「異世界? 記憶? 生まれる前?」
医者なんぞをしていると、データ重視の科学的なものだけを信じる傾向があるが。
実は人体は神秘に満ちている。
脳内メカニズムなど、解明されていないことも多いし。
ポジティブ思考で癌が消滅した、なんてこともある。
それだけ信じて治療しない、というのは、医者的にはおすすめしないけど。
つまり。子供が前世の記憶や、母胎の中の記憶を持っている話は、たまにあって。
だから小枝の話を有無を言わせず否定したりはしない。
しないけど。
それはやはり、すぐには信じられない話なのだった。
「ぼく、この光景に見覚えがあるんだ。間違いないよ、あのときと一緒だよ。こっちに来たら、くっきりはっきり思い出しちゃったよぉ、あぁマズイよぉ」
薄茶の癖毛が天使のように愛らしい、その姿で。
今まで少し舌足らずだったのが可愛かったのに、なにやら滑舌も良くなっている我が子が。
大人びた話し方、というか。俺と同じ感じで話すのが、ちょっと寂しい。
「小枝、なんだか言葉がなめらかになったね?」
「今、そこ重要じゃないからっ。ホントにヤバいんだからぁ。前回と同じパターンなのぉ。過去のやり直しをさせられているみたい。ループだよ、これ、ループっ」
「どうしたんだ? ループってなに? ホントに大丈夫なのか、小枝??」
「大丈夫じゃないぃ。パパぁ、ごめんなさぁい」
なにやらよくわからない言葉を口にする小枝に聞くけれど。彼はただ顔を青くするばかり。
「わかった…いや、よくわからんから。詳しくパパに教えてくれないか? 小枝」
パニック状態の小枝にお願いしたら。彼の涙は引っ込んだ。
お昼ご飯を食べたあとで、公園に小枝と遊びに行った。
午前中は客が来ていて、小枝と遊んであげられなかったからな。前の日から約束していたのに、ごめんなぁ? 小枝。
父子家庭の休日は忙しいのっ。だというのに、前の職場の同僚だった田辺はこちらの都合を考えてくれないから、困る。
そして、ちょっとデリカシーがない。あの子さえいなきゃ…なんて口走るんだからな。
小枝のいない人生なんて、考えられないよ。
医者なんて、ぶっちゃけどこでもやれるんだ。
確かに大学病院にいれば、学ぶことは多いし、珍しい症例にも触れられる。
けれど、固執することはない。
診療所などでは、素早く正確な診断がより求められる。
珍しい病気や慎重なケアが求められる患者は、大きな病院に回すことが多い。難病治療はそちらでお任せだ。
それよりも初見で、重病、軽症、緊急性の有無を見逃さないことが大事になる。
それには、大学病院で珍しい症例とじっくり向き合うよりも。現場で数をこなして経験を積む方が有用なんです。
御厨医院は入院設備はないので。かかりつけ医的役割も大きいしね。
大学病院と医院はそれぞれの役割があって、適材適所なんだ。どちらも必要。
その中で俺は、診療所で働くことを選んだというだけだ。人生環境に合った柔軟な対応、ってやつだよ。
あとね、仕事も重要だけど。小枝と触れ合う時間もとても貴重なんだからね。
小枝の五歳は、もう巡ってこない。
子供は成長が早いんだから一瞬一瞬が大事なスペシャルタイムなんだぞ。
けれど小枝は、田辺と俺の話を聞いていたみたい。
公園に行っても、ベンチに座る俺の隣にぴったりとくっついて。離れようとしなかった。
たぶん、花菜が渡米したときのことを思い出して不安になっちゃったんだろうな? 涙ぐんでいたもん。
泣くことなんかないよ、小枝。俺は小枝のそばにずっといるんだから。
けれど俺のキャリアを考えて、大学病院に戻っていいなんて言ってくれる。
不安だろうに、俺のことを考えてくれるなんて。小枝は本当に健気な優しい子だな?
パパは感動した。
でも、大学病院に戻るつもりはない。小枝と過ごすこの暮らしが、パパには一番大切なんだ。
不安なんか、吹き飛ばしちゃって?
俺は小枝を離さない。
パパとしては未熟かもしれないが、一生懸命頑張って、小枝を立派に育て上げてみせるのだ。
そんな気持ちが伝わったのか。小枝は笑顔を見せて、公園のベンチから飛び降りた。
「パパ、滑り台に行くね?」
薄茶の目んめを細めて、笑顔で言う小枝は、本当に天使ちゃん。
あんまり可愛いから、人さらいにあわないようにしっかりと見ていないとな。
けれど。人さらいじゃなくて。なんか、穴が開いた。
小枝が落ちる、と思って。とっさに手を伸ばしたけれど。そこから意識がなくなった。
公園のど真ん中に落とし穴を作るなんて、どこの非常識人の仕業だっ。
パパはオコです。
★★★★★
「パパ、パパ、しっかりしてぇ」
泣きべそな小枝の声がして、俺は目を覚ました。
なんか、草の地べたに寝ている。
「あれ、穴に落ちた? と思ったけど。ここは?」
周りは、木が生えている。公園は、こんなに緑豊かな感じじゃなかったのに。
そう考えていると、小枝が覗き込んで。大粒の涙をぼたぼたと俺の顔にこぼした。
「パパ、生きてぇ」
「生きてるよ、大丈夫だ、小枝」
俺は身を起こし、自分の体がどこも異状ないか確認する。
意識を失っていたから頭を打ったかもしれないと思ったが。打撲や痛みや瘤はない。
おかしいな。なんで意識なかった?
そうだ、小枝も同じ穴に落ちた。
「小枝は? 大丈夫か? どこも痛くないか?」
慌てて小枝の頭や腕を手で撫でて、痛がらないか様子を見たが。
痛そうな顔はしないけど。悲しそうな顔をしている。
「大丈夫だけど、ごめんねぇ? ぼくのせいで、パパがこっちに来ちゃうなんて…ごめんねぇ?」
「謝ることはないよ。悪いのは落とし穴を掘った奴だ。公園に穴を掘るなんて…」
そう言って。改めて周りを見てみると。
「公園じゃないっ!」
なんか、小枝とふたりで見知らぬ場所にいた。
小枝と行った公園は河川敷だから、辺りは開けていて、遊具が置いてある整備された公園だったのに。
今いるところは、まんま、森だ。
木が日差しを覆うほどに、いっぱい生えている。こういうのを鬱蒼というのだろう。
地べたも土に雑草が生えている。芝生みたいな、作られた感じではない。
「え? なに? ここどこ?」
パパとしての威厳もなく、オロオロした。スマホを取り出すが、圏外? 電波なし?
「パパ、ここは異世界だよ」
小枝が、よくわからないことを言うので。思わず丸い目で見てしまった。
「信じられないかもしれないけど。ぼく生まれる前に、ここにいたことがあった。あのね、この異世界で暮らしていた記憶があるの」
「異世界? 記憶? 生まれる前?」
医者なんぞをしていると、データ重視の科学的なものだけを信じる傾向があるが。
実は人体は神秘に満ちている。
脳内メカニズムなど、解明されていないことも多いし。
ポジティブ思考で癌が消滅した、なんてこともある。
それだけ信じて治療しない、というのは、医者的にはおすすめしないけど。
つまり。子供が前世の記憶や、母胎の中の記憶を持っている話は、たまにあって。
だから小枝の話を有無を言わせず否定したりはしない。
しないけど。
それはやはり、すぐには信じられない話なのだった。
「ぼく、この光景に見覚えがあるんだ。間違いないよ、あのときと一緒だよ。こっちに来たら、くっきりはっきり思い出しちゃったよぉ、あぁマズイよぉ」
薄茶の癖毛が天使のように愛らしい、その姿で。
今まで少し舌足らずだったのが可愛かったのに、なにやら滑舌も良くなっている我が子が。
大人びた話し方、というか。俺と同じ感じで話すのが、ちょっと寂しい。
「小枝、なんだか言葉がなめらかになったね?」
「今、そこ重要じゃないからっ。ホントにヤバいんだからぁ。前回と同じパターンなのぉ。過去のやり直しをさせられているみたい。ループだよ、これ、ループっ」
「どうしたんだ? ループってなに? ホントに大丈夫なのか、小枝??」
「大丈夫じゃないぃ。パパぁ、ごめんなさぁい」
なにやらよくわからない言葉を口にする小枝に聞くけれど。彼はただ顔を青くするばかり。
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