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2-34 大事な話 ②
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大事な話は、さらに続く。次はぼくのターンだ。
その前に、このおマヌケな、ちょんちょこりんを外します。なんか、シリアスになり切れないからね?
では、改めて。前髪をササッと直してから、ぼくは陛下と、真面目な顔で向き合います。
「陛下、結婚は、もちろん、いたします。ぼくは、イアン様と結婚したいです。でも、その前に。イアン様の口から、はっきりと聞いておきたいことがあるのです。その…聞くのが怖くて。ずっと、先延ばしにしてきましたが。ぼくは、どうなっても。陛下がぼくを愛してくれていることがわかったから、大丈夫なのです。だから、思い切って聞きますね?」
あんまり、前置きが長いものだから。陛下も緊張して、居住まいを正す。
怖い。けど。聞かなきゃ。
ぼくは、えいやっと、気持ちを奮い立たせて、聞いた。
「お、お、お、お世継ぎは、いかがいたしましょう?」
「…産んでくれるのか?」
陛下に真顔で聞かれ、ぼくは目を丸くする。
ひえっ? ぼ、ぼくが、ですか?
「えええーぇっと、ぼくは、産めないのですが」
「産めないのか?」
陛下が。あんまりにも真顔なので。
もしかしたら、この世界は男でも子供が? 産める? のですか?
「ぼくは、お世継ぎを産めるのですかっ?」
勢い勇んで、聞いた。
産めるのなら、ぼくは陛下のお子様を産みたいですっ。
そうしたら、陛下ったら。ブッと吹き出した。
「いやぁ、男性だから、無理だろうな。冗談だ」
ぼくは、もしかしたら、と思ったことが否定されて。とっても落胆してしまった。
笑いをこらえる陛下を、ここは睨んでしまっても仕方がないでしょう?
えぇ、ぼくは悪くないはずですっ。
「ひどいっ、ぼくは真剣なのに」
ポカポカと、陛下の胸板を拳で殴ったら。陛下は、ちょっとの痛手も感じていない様子でハハハッと笑った。
「ははっ、だって。クロウが。この世の終わりのような顔で、我に聞いてくるから。そんなにも、我が信用ならないのかと思って。ちょっと意趣返しをしてしまったのだ。許せ」
「意趣返し?」
どういう意味かと、いや、仕返しみたいな意味なのは知っているけど。陛下がどういうおつもりか、わからなくて。
ぼくは、問う眼差しでみつめる。
陛下の海色の瞳は、とても凪いでいた。
「クロウ…世継ぎのことだが。我は、無理なのだ」
あぁ、やっぱり。と思って。
ぼくは、ちょっと残念だけど、納得のうなずきを返す。
やはり、国王だもの。お世継ぎは、残さないと駄目だよね?
陛下は。世継ぎを残さない選択はできない。
結婚して、ぼくを王妃に据えても。他の誰とも結婚しないのは、無理。そう言ったのだと、思った。
けれど、王家の血脈を残すのは、重要なことだ。
ぼくが、ドキドキと胸を高鳴らせて読んだ、英雄譚。その中に出てきた、ミハエル様の血族を。つないでいくのは、大切なこと。
陛下は、ぼくを大事にしてくれて。ずっと、そばにいてもいいと言ってくれて。愛してもくれるのだから。側室を持っちゃ、嫌だ、なんて。我が儘を言っては、いけないよね?
本当なら、男のぼくは、身を引かなくてはいけないのかもしれないけど。
それは、できない。
ぼくも、陛下を愛しているから。
ならば。もしも側室を迎えるとなったときに。足を引っ張らないよう。陛下が後ろめたさを感じないよう。ちゃんと覚悟をして。陛下の背中を押すくらいの気構えを、持っておかなければならないな。
ぼくは、そう、悲しくて苦しいけれど、硬く決心をしたのだ。…けど。
「我は…クロウ以外の女も男も、無理だ」
陛下が、言葉をそう続けたとき。ぼくは『???』となった。
「…へ?」
「だから。クロウ以外の者と、情交するとか、考えられぬ。気持ち悪い。というか、勃たない」
無理無理無理、とばかりに陛下が顔を横に振るので。
ぼくは、目が点になった。
そんな、直接的なことを…。いえ、大事なことなのですけど。
「…ん? は? 側室はダメ、ということですか? え、でも。お世継ぎは、どうなるのです?」
「養子で、良いだろう? 元々、男性同士の結婚は、養子を迎えるのが義務である。そのようにすればよい。国防を見越して、できるだけ、炎の魔力が強い者を、養子に迎えよう。それでも、血脈がどうのという者がいたならば、女王でもよい。シャーロットに、家督を譲ろう」
「ちょっと待って、ちょっと待って。えっと、王家は今まで、男系直系で血脈をつないできましたが。それを廃止してもいいのですか?」
ぼくは、気を落ち着けるようにして、陛下にたずねる。
陛下がぼくだけ、と言ってくれることは、心底嬉しいのだが。
ちゃんと、重要なことを、聞いておかないとならない。
すると、陛下は。真面目な顔つきで、しっかりとぼくの疑問に答えてくれた。
「バミネに、幽閉されたとき。我も母も、男系直系でつないできた王家の存続を、一度諦めたのだ。思いがけず、無傷で王城から抜け出せて、今は国王の座につけているが。それは、クロウのおかげであり。おまえがいなければ、我は、今ここにはいなかっただろう。その、恩人であるおまえを。一番愛している、おまえを。傷つけるとわかっていながら、他の者と愛を育むことなど、我にはできないのだ。ま、勃たないしな」
最後の一言は余計です、と思いながらも。
ぼくは、陛下の話の続きを聞いた。
「おまえが我を好きだと想う気持ち。我の、クロウを愛する気持ち。それは、大いに尊重するべき、気高き想いではあるが。でも、それだけでは。千年以上続いてきた王家の血脈を途絶えさせる決断を下すのは、弱いかもしれない。しかし、そもそも。バミネがあの叛逆を起こしたのは、女系ゆえに、王位継承権を持たなかったことが原因だ。あの件は、バミネには全く、同情の余地はないが。しかし、いつまでも血統に囚われなくても良いのではないか? そう考えさせられる機会にはなった。男系直系でつないできた歴史というのは、確かに重いものだが。この国にとって、一番に良いことは、なにか。そこが重要なのではないかと。あの一件を乗り越えた我は、考えたわけだ」
陛下との結婚を決めたとき。ぼくも、そのことは考えた。
考えたけど、あまりにも重くて、背負いきれなかった。
だから、陛下にも聞けず。今まで先延ばしにしてきたところがある。
今現在、王家の直系男系なのは。陛下だけ。
その血筋を、残さなければならないのだとしたら、陛下は必ず、女性の側室を持たなくてはならないから。
陛下が、ぼく以外の人と愛し合うのを見るのは。やっぱり。嫌だ。
だから、そのことを聞くのが、すごく怖かったのだ。
でも、陛下はきっと。真正面から、血脈について、しっかりと考えていたのだろうな?
だから、今、ぼくが聞いたときに。すぐにも、しっかりとした答えを出せるのだ。
「王家の炎の魔法は、外敵を退けるのに、有用な力である。できれば、それは子々孫々のために、つないでいきたいが。必ずしも、我の子供でなくても良い。シャーロットが許してくれるのであれば、彼女が愛ある結婚をした上で、子供に恵まれたときに、その子を養子に迎えるのも良いし。王位継承権を与えるのも良いし。シャーロットが望むのならば、彼女が王になっても良い。バジリスクのように、王家の血筋を男系でつないでいる家も、数家ある。その中から炎系の子を養子にしても良い。今あげただけでも、選択肢は数々あるのだ。だが、シャーロットも、我らも、まだ若く。未来は、どうなるかわからない。だから、この問題は。我らが、時間をかけて、考えていけばいいと思っている。もちろん、おまえが傷つくような未来を選ぶ気はないから。安心して、身ひとつで、王家に嫁いでくるがよい」
ぼくは、ぎゅぎゅんと、嬉しくなって。
陛下に抱きついて、チュウした。
ずっと、ずっと、怖かった。陛下が、他の誰かを愛するのが。
アイキンのゲームの強制力で、公女を愛することになるのも、嫌だし。
いつか出会う、今は見知らぬ側室に、陛下を奪われるのも嫌だった。だって…。
この男はぼくのもの。
誰にも渡せない。ぼくだけの、愛する人なのだから。
そう思ったら。なんか。泣けてきた。
愛する人を、手放さなくていい。
どんな言葉や理屈を、誰に押しつけられても。
ぼくらは、ぼくらの幸せだけをみつめて。その手をつないでいれば良いんだって。
ようやく。自信がなくて、ヨワヨワなぼくの心も、納得したのかもしれないな?
唇をほどいたら、陛下が、ぼくを軽く睨んで。言った。
「我が、おまえを差し置いて、側室を娶るような男だと、思っていたのだろう? だから、先ほどは意地悪をしたのだ。子供など、産めなくてもいい。愛するおまえが、ただ我のそばにいるだけでいい。こんなに愛しているのに。我の愛を疑うとは。なんと不敬なやつなのか。成敗してやろうか?」
成敗と言いながらも。陛下の目は、それは、それは、熱く、優しく、甘くって。
ぼくは。陛下の瞳の海色に、溺れそうになるのだ。
「愚かなぼくを、成敗してくださいませ」
そうして、ぼくは。陛下に唇を唇でふさがれ。甘露な、甘露な罰を受けたのだった。
あぁあ、とうとう陛下に成敗されちゃったなっ。へへっ。
その前に、このおマヌケな、ちょんちょこりんを外します。なんか、シリアスになり切れないからね?
では、改めて。前髪をササッと直してから、ぼくは陛下と、真面目な顔で向き合います。
「陛下、結婚は、もちろん、いたします。ぼくは、イアン様と結婚したいです。でも、その前に。イアン様の口から、はっきりと聞いておきたいことがあるのです。その…聞くのが怖くて。ずっと、先延ばしにしてきましたが。ぼくは、どうなっても。陛下がぼくを愛してくれていることがわかったから、大丈夫なのです。だから、思い切って聞きますね?」
あんまり、前置きが長いものだから。陛下も緊張して、居住まいを正す。
怖い。けど。聞かなきゃ。
ぼくは、えいやっと、気持ちを奮い立たせて、聞いた。
「お、お、お、お世継ぎは、いかがいたしましょう?」
「…産んでくれるのか?」
陛下に真顔で聞かれ、ぼくは目を丸くする。
ひえっ? ぼ、ぼくが、ですか?
「えええーぇっと、ぼくは、産めないのですが」
「産めないのか?」
陛下が。あんまりにも真顔なので。
もしかしたら、この世界は男でも子供が? 産める? のですか?
「ぼくは、お世継ぎを産めるのですかっ?」
勢い勇んで、聞いた。
産めるのなら、ぼくは陛下のお子様を産みたいですっ。
そうしたら、陛下ったら。ブッと吹き出した。
「いやぁ、男性だから、無理だろうな。冗談だ」
ぼくは、もしかしたら、と思ったことが否定されて。とっても落胆してしまった。
笑いをこらえる陛下を、ここは睨んでしまっても仕方がないでしょう?
えぇ、ぼくは悪くないはずですっ。
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ポカポカと、陛下の胸板を拳で殴ったら。陛下は、ちょっとの痛手も感じていない様子でハハハッと笑った。
「ははっ、だって。クロウが。この世の終わりのような顔で、我に聞いてくるから。そんなにも、我が信用ならないのかと思って。ちょっと意趣返しをしてしまったのだ。許せ」
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どういう意味かと、いや、仕返しみたいな意味なのは知っているけど。陛下がどういうおつもりか、わからなくて。
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あぁ、やっぱり。と思って。
ぼくは、ちょっと残念だけど、納得のうなずきを返す。
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陛下は。世継ぎを残さない選択はできない。
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けれど、王家の血脈を残すのは、重要なことだ。
ぼくが、ドキドキと胸を高鳴らせて読んだ、英雄譚。その中に出てきた、ミハエル様の血族を。つないでいくのは、大切なこと。
陛下は、ぼくを大事にしてくれて。ずっと、そばにいてもいいと言ってくれて。愛してもくれるのだから。側室を持っちゃ、嫌だ、なんて。我が儘を言っては、いけないよね?
本当なら、男のぼくは、身を引かなくてはいけないのかもしれないけど。
それは、できない。
ぼくも、陛下を愛しているから。
ならば。もしも側室を迎えるとなったときに。足を引っ張らないよう。陛下が後ろめたさを感じないよう。ちゃんと覚悟をして。陛下の背中を押すくらいの気構えを、持っておかなければならないな。
ぼくは、そう、悲しくて苦しいけれど、硬く決心をしたのだ。…けど。
「我は…クロウ以外の女も男も、無理だ」
陛下が、言葉をそう続けたとき。ぼくは『???』となった。
「…へ?」
「だから。クロウ以外の者と、情交するとか、考えられぬ。気持ち悪い。というか、勃たない」
無理無理無理、とばかりに陛下が顔を横に振るので。
ぼくは、目が点になった。
そんな、直接的なことを…。いえ、大事なことなのですけど。
「…ん? は? 側室はダメ、ということですか? え、でも。お世継ぎは、どうなるのです?」
「養子で、良いだろう? 元々、男性同士の結婚は、養子を迎えるのが義務である。そのようにすればよい。国防を見越して、できるだけ、炎の魔力が強い者を、養子に迎えよう。それでも、血脈がどうのという者がいたならば、女王でもよい。シャーロットに、家督を譲ろう」
「ちょっと待って、ちょっと待って。えっと、王家は今まで、男系直系で血脈をつないできましたが。それを廃止してもいいのですか?」
ぼくは、気を落ち着けるようにして、陛下にたずねる。
陛下がぼくだけ、と言ってくれることは、心底嬉しいのだが。
ちゃんと、重要なことを、聞いておかないとならない。
すると、陛下は。真面目な顔つきで、しっかりとぼくの疑問に答えてくれた。
「バミネに、幽閉されたとき。我も母も、男系直系でつないできた王家の存続を、一度諦めたのだ。思いがけず、無傷で王城から抜け出せて、今は国王の座につけているが。それは、クロウのおかげであり。おまえがいなければ、我は、今ここにはいなかっただろう。その、恩人であるおまえを。一番愛している、おまえを。傷つけるとわかっていながら、他の者と愛を育むことなど、我にはできないのだ。ま、勃たないしな」
最後の一言は余計です、と思いながらも。
ぼくは、陛下の話の続きを聞いた。
「おまえが我を好きだと想う気持ち。我の、クロウを愛する気持ち。それは、大いに尊重するべき、気高き想いではあるが。でも、それだけでは。千年以上続いてきた王家の血脈を途絶えさせる決断を下すのは、弱いかもしれない。しかし、そもそも。バミネがあの叛逆を起こしたのは、女系ゆえに、王位継承権を持たなかったことが原因だ。あの件は、バミネには全く、同情の余地はないが。しかし、いつまでも血統に囚われなくても良いのではないか? そう考えさせられる機会にはなった。男系直系でつないできた歴史というのは、確かに重いものだが。この国にとって、一番に良いことは、なにか。そこが重要なのではないかと。あの一件を乗り越えた我は、考えたわけだ」
陛下との結婚を決めたとき。ぼくも、そのことは考えた。
考えたけど、あまりにも重くて、背負いきれなかった。
だから、陛下にも聞けず。今まで先延ばしにしてきたところがある。
今現在、王家の直系男系なのは。陛下だけ。
その血筋を、残さなければならないのだとしたら、陛下は必ず、女性の側室を持たなくてはならないから。
陛下が、ぼく以外の人と愛し合うのを見るのは。やっぱり。嫌だ。
だから、そのことを聞くのが、すごく怖かったのだ。
でも、陛下はきっと。真正面から、血脈について、しっかりと考えていたのだろうな?
だから、今、ぼくが聞いたときに。すぐにも、しっかりとした答えを出せるのだ。
「王家の炎の魔法は、外敵を退けるのに、有用な力である。できれば、それは子々孫々のために、つないでいきたいが。必ずしも、我の子供でなくても良い。シャーロットが許してくれるのであれば、彼女が愛ある結婚をした上で、子供に恵まれたときに、その子を養子に迎えるのも良いし。王位継承権を与えるのも良いし。シャーロットが望むのならば、彼女が王になっても良い。バジリスクのように、王家の血筋を男系でつないでいる家も、数家ある。その中から炎系の子を養子にしても良い。今あげただけでも、選択肢は数々あるのだ。だが、シャーロットも、我らも、まだ若く。未来は、どうなるかわからない。だから、この問題は。我らが、時間をかけて、考えていけばいいと思っている。もちろん、おまえが傷つくような未来を選ぶ気はないから。安心して、身ひとつで、王家に嫁いでくるがよい」
ぼくは、ぎゅぎゅんと、嬉しくなって。
陛下に抱きついて、チュウした。
ずっと、ずっと、怖かった。陛下が、他の誰かを愛するのが。
アイキンのゲームの強制力で、公女を愛することになるのも、嫌だし。
いつか出会う、今は見知らぬ側室に、陛下を奪われるのも嫌だった。だって…。
この男はぼくのもの。
誰にも渡せない。ぼくだけの、愛する人なのだから。
そう思ったら。なんか。泣けてきた。
愛する人を、手放さなくていい。
どんな言葉や理屈を、誰に押しつけられても。
ぼくらは、ぼくらの幸せだけをみつめて。その手をつないでいれば良いんだって。
ようやく。自信がなくて、ヨワヨワなぼくの心も、納得したのかもしれないな?
唇をほどいたら、陛下が、ぼくを軽く睨んで。言った。
「我が、おまえを差し置いて、側室を娶るような男だと、思っていたのだろう? だから、先ほどは意地悪をしたのだ。子供など、産めなくてもいい。愛するおまえが、ただ我のそばにいるだけでいい。こんなに愛しているのに。我の愛を疑うとは。なんと不敬なやつなのか。成敗してやろうか?」
成敗と言いながらも。陛下の目は、それは、それは、熱く、優しく、甘くって。
ぼくは。陛下の瞳の海色に、溺れそうになるのだ。
「愚かなぼくを、成敗してくださいませ」
そうして、ぼくは。陛下に唇を唇でふさがれ。甘露な、甘露な罰を受けたのだった。
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