141 / 176
番外 モブから略奪? リーリア・ブランの野望 ③
しおりを挟む
◆モブから略奪? リーリア・ブランの野望 ③
ゲームが開始されて、一週間が過ぎたというのに。
なんでか、うまく進行しなくて。私、困っていますの。
一番の誤算は、シオン様が私に、会いに来てくれないことなのよね?
ゲームでは、猫の姿だったシオン様を、木の上からおろしてあげて。それで、感謝した彼が、私の前に人の姿で現れてね?
『あのときの礼に、ひとつ願いを叶えてやるぜ?』って言ってくれるの。
物憂げだった陛下が気になるわ、とシオン様に相談すると。
陛下が休憩に使う、部屋の番号を教えてくれるってわけ。
でも、そのイベントが起きないのよね?
部屋番号がわからないと、陛下とお近づきになれないのに。
剣術大会が始まる、五月中旬までに。
いいえ、ベルナルドを逆ハー攻略するなら、五月の初めには。陛下と、接触しておきたいのよ。
だって、五月の初めの連休で、ベルナルドの伯爵領に行って。いろいろ、感謝されなくてはならないのだけど。
その前に、メインルートを決定づけておかないとならないの。
陛下をメインに据えておかないと、王妃になれないのよぉ。
攻略の順番を間違えたら駄目なのよぉ。めんどくさっ。
剣術大会の前には、カッツェのイベントもあるし。
どんどん、イベントがやってくるのだから。ここで、足踏みしていられないのっ。
というわけで。ちょっと強引だけど。私からシオン様に会いに行くことにしたわ。
放課後、シオン様が在籍している、第二学年の魔法科の教室に行く。
ちょうど、シオン様がドアから出てきたので。彼の目の前に立った。
ほら、イベント、あるでしょ? なにか忘れていない?
そんな気持ちで、大きな瞳をぱっちり開けて。シオン様を、上目遣いにみつめる。
「急いでいるんだが、そこを退いてくれないか?」
そうじゃないでしょ?
あのときの、君? でしょっ。
でも、シオン様は。エメラルドの宝石のように、深い緑色した瞳を、冷たく凍てつかせ。不快そうに、私のことを見ているの。
なんで? 特に嫌われることは、していないつもりだけど?
「こんにちは、シオン様。先日、お目にかかりましたよね? リーリア・ブランです」
上品にカーテシーをしたのに。なんで無言?
あと、なんでか。頭の中で、ブモブモって音がなっているわ。なにかしら?
不思議に思っていると、教室にいる令嬢が、なんでか、私に怒鳴った。
つか、怒鳴る? 私に向かって?
不敬ね。私は姫よ?
「貴方、シオン様は、第二学年の最高位貴族よ? 留学生の貴方から話しかけるのは、失礼にあたるわ?」
どうやら、この令嬢は。私が、第三学年に編入してきた留学生だってことは、知っているみたいね?
このあと、私が隣国の公女で。陛下と結婚することを知ったら、腰を抜かすわね、きっと。
「なに、笑っているの? 本当に失礼な方ね」
思わず、口元がゆるんでしまったわ。
はしたないわね。ごめんあそばせ。
「まぁ、いいですよ。なにか、話があるなら、手短かにお願いします」
シオン様が、令嬢から私をかばってくれたわ?
やっぱり、私が主人公だから。どうしても、優しくしちゃうわよねぇ。
それに、シオン様を間近でよく見てみたら。
やだっ、すっごいイケメンじゃね?
黒い前髪の隙間からのぞく、シオン様の目は。シャープに吊り上がっていて、厳しい色をしているけれど。どこか色っぽく見える。
十四歳には、とても見えないわ。
本当に、私より年下なの?
アンニュイな雰囲気が、大人の色気を醸しているんですけど?
年下の男子なんて、子供っぽくて、今まで視界に入れたことないけど。シオン様はクールアンドセクシーで。私のそばに置いても見劣りしないから。良くてよ、良くてよぉ?
ヤバーい。陛下とはまた違った魅力があるわね?
第二攻略対象だし。陛下の次に、いっぱい時間取ってあげても、いいかなぁ? なんて、思っちゃったわ。
でも、まずはイベントを起こさなきゃ。
「あの、なにか、お忘れではありませんか?」
「いえ、なにも」
なにも、じゃないでしょっ。
思わず、心の中で激しいツッコミを入れてしまったわ。
「あの、先日。木の上から降りられなくなっていたのを、私が助けてあげたこと、なのですけど?」
「貴方に、助けられた覚えは、ありません」
すっごい、低い声の、腰骨に響く美声で。あぁ、声だけでメロメロになりそう。
でも、メロメロになっている場合じゃないわ。
えっと、どうしましょう。人に聞かれないよう、こっそりとバラしちゃうか?
「猫になっていたことは、内緒にしますけど?」
ひそひそと、彼に告げる。
ここまで言えば、わかるでしょう?
「ぼくが猫になれることは、秘密ではありませんよ。さらに、あの程度の低い木から、ぼくが降りられないわけでもないし。最終的にぼくを助けたのは、兄上でしたが?」
うううぅ、ぐうの音も出ないわ。
ってか、イベント成功していなかったってこと?
嘘でしょ? 公女を木に登らせておいて。
もうっ、単刀直入に言うわぁ。
「へ、陛下と、お話がしたいのだけど。休憩場所とか、教えてくれないかしら?」
「がえんじない」
シオン様がそう言った途端、頭の中の、ちょっと遠くの方で鳴っていた、あのブモブモ音が。耳元ではっきり聞こえた。
もう、これ、なんなのっ?
それにぃ、あああぁぁっ、がえんじない、喰らっちゃったじゃないのぉ?
がえんじない、は。アイキンⅡでは禁句なの。
意味は、うなずけないとか、考えられないとか、不快だとか、そんな感じ、だったかしら?
これを言われたら、攻略できなくなっちゃうって、言葉なのだけど。
ってことは?
くっそ。もう、シオン様を攻略できないってことじゃない? まじかーぁ?
あっ、今、思い出したわ。
このブモブモ音。好感度ゲージが下がるときの音じゃーん? なんでよっ!
嘘でしょー? そりゃ、ちょっと、強引に進めちゃった自覚はあるけど。
そんな、食い気味に、がえんじないを出すことないでしょ?
これは、なんとか挽回したいところよ。まだ間に合うんじゃないかしら?
そう思って、私はオレンジの瞳をウルウルさせて、シオン様をみつめた。
「そ、そんなこと、おっしゃらないで? じゃ、陛下のお友達のクロウ様を…」
「がえんじないっ。兄上に近づいたら、令嬢でも容赦しませんよ」
ひゃっ、切れ長の目をさらに吊り上がらせて、唇はへの字で。なんか、陛下の部屋を聞いたとき以上に、激おこなんですけど?
つか、話の途中で、がえんじない二連発とか。もう、無理じゃね?
それにブモブモ音が、連続して、ブモブモ言ってるぅ。
これ、もう、警告音レベルじゃね?
全然ストーリー通りに行かなくて、引くんですけどぉ?
私が、超ショックを受けているっていうのに。空気を読まない二学年の教室にいた令嬢が、追い打ちをかけるように、大人数でビービーギャーギャー言い出した。
「貴方、陛下にお話するなんて、なに言ってらっしゃるの?」
「身の程をわきまえなさい」
「貴方なんかと、陛下が言葉を交わすわけないでしょう?」
「あのふたりに近づこうとするなんて、考えられないわっ? 脳みそにお花が咲いているのっ?」
令嬢らしく、オブラートに包んだ、怒涛の口撃に、私がタジタジになっている間に。
シオン様は、廊下をさっさと歩いて行ってしまった。
あぁっ、ここで行ってしまったら、マジで、シオン攻略が失敗しちゃうじゃーん。やだ、やだぁ。
私の逆ハーがぁ…。
でも、がえんじないを喰らったら。好感度ゲージはゼロに近くなって、ここからの追い上げは本当に難しいのよね。
さらに、シオン様は。ブモブモが激しく鳴っていたから。きっとゲージはゼロになっちゃったわ。
あぁ、ショック。シオン様は、もったいないけれど。あきらめるしかないわね。
つか、ゲージ見えないのに、なんでブモブモ音だけ、くっきり聞こえるのよっ?
ステータスも、ちゃんと見せなさいよ。
サービス悪いわねぇ、公式さんっ!
待って待って、ちょっと落ち着いて考えてみましょう、リーリア?
シオン様抜きでも、逆ハー達成は、出来なくもないわよ?
あとの攻略対象を、全員ゲットできれば、まだイケるわ。
当然、そのつもりだったし。
あとがないけど、ま、なんとかなるでしょ。
前世で培った、ギャル的手練手管を駆使すれば、この世のウブな男どもなんか、赤子も同然よ。
気を取り直して、次、行こう、次ぃ。
ゲームが開始されて、一週間が過ぎたというのに。
なんでか、うまく進行しなくて。私、困っていますの。
一番の誤算は、シオン様が私に、会いに来てくれないことなのよね?
ゲームでは、猫の姿だったシオン様を、木の上からおろしてあげて。それで、感謝した彼が、私の前に人の姿で現れてね?
『あのときの礼に、ひとつ願いを叶えてやるぜ?』って言ってくれるの。
物憂げだった陛下が気になるわ、とシオン様に相談すると。
陛下が休憩に使う、部屋の番号を教えてくれるってわけ。
でも、そのイベントが起きないのよね?
部屋番号がわからないと、陛下とお近づきになれないのに。
剣術大会が始まる、五月中旬までに。
いいえ、ベルナルドを逆ハー攻略するなら、五月の初めには。陛下と、接触しておきたいのよ。
だって、五月の初めの連休で、ベルナルドの伯爵領に行って。いろいろ、感謝されなくてはならないのだけど。
その前に、メインルートを決定づけておかないとならないの。
陛下をメインに据えておかないと、王妃になれないのよぉ。
攻略の順番を間違えたら駄目なのよぉ。めんどくさっ。
剣術大会の前には、カッツェのイベントもあるし。
どんどん、イベントがやってくるのだから。ここで、足踏みしていられないのっ。
というわけで。ちょっと強引だけど。私からシオン様に会いに行くことにしたわ。
放課後、シオン様が在籍している、第二学年の魔法科の教室に行く。
ちょうど、シオン様がドアから出てきたので。彼の目の前に立った。
ほら、イベント、あるでしょ? なにか忘れていない?
そんな気持ちで、大きな瞳をぱっちり開けて。シオン様を、上目遣いにみつめる。
「急いでいるんだが、そこを退いてくれないか?」
そうじゃないでしょ?
あのときの、君? でしょっ。
でも、シオン様は。エメラルドの宝石のように、深い緑色した瞳を、冷たく凍てつかせ。不快そうに、私のことを見ているの。
なんで? 特に嫌われることは、していないつもりだけど?
「こんにちは、シオン様。先日、お目にかかりましたよね? リーリア・ブランです」
上品にカーテシーをしたのに。なんで無言?
あと、なんでか。頭の中で、ブモブモって音がなっているわ。なにかしら?
不思議に思っていると、教室にいる令嬢が、なんでか、私に怒鳴った。
つか、怒鳴る? 私に向かって?
不敬ね。私は姫よ?
「貴方、シオン様は、第二学年の最高位貴族よ? 留学生の貴方から話しかけるのは、失礼にあたるわ?」
どうやら、この令嬢は。私が、第三学年に編入してきた留学生だってことは、知っているみたいね?
このあと、私が隣国の公女で。陛下と結婚することを知ったら、腰を抜かすわね、きっと。
「なに、笑っているの? 本当に失礼な方ね」
思わず、口元がゆるんでしまったわ。
はしたないわね。ごめんあそばせ。
「まぁ、いいですよ。なにか、話があるなら、手短かにお願いします」
シオン様が、令嬢から私をかばってくれたわ?
やっぱり、私が主人公だから。どうしても、優しくしちゃうわよねぇ。
それに、シオン様を間近でよく見てみたら。
やだっ、すっごいイケメンじゃね?
黒い前髪の隙間からのぞく、シオン様の目は。シャープに吊り上がっていて、厳しい色をしているけれど。どこか色っぽく見える。
十四歳には、とても見えないわ。
本当に、私より年下なの?
アンニュイな雰囲気が、大人の色気を醸しているんですけど?
年下の男子なんて、子供っぽくて、今まで視界に入れたことないけど。シオン様はクールアンドセクシーで。私のそばに置いても見劣りしないから。良くてよ、良くてよぉ?
ヤバーい。陛下とはまた違った魅力があるわね?
第二攻略対象だし。陛下の次に、いっぱい時間取ってあげても、いいかなぁ? なんて、思っちゃったわ。
でも、まずはイベントを起こさなきゃ。
「あの、なにか、お忘れではありませんか?」
「いえ、なにも」
なにも、じゃないでしょっ。
思わず、心の中で激しいツッコミを入れてしまったわ。
「あの、先日。木の上から降りられなくなっていたのを、私が助けてあげたこと、なのですけど?」
「貴方に、助けられた覚えは、ありません」
すっごい、低い声の、腰骨に響く美声で。あぁ、声だけでメロメロになりそう。
でも、メロメロになっている場合じゃないわ。
えっと、どうしましょう。人に聞かれないよう、こっそりとバラしちゃうか?
「猫になっていたことは、内緒にしますけど?」
ひそひそと、彼に告げる。
ここまで言えば、わかるでしょう?
「ぼくが猫になれることは、秘密ではありませんよ。さらに、あの程度の低い木から、ぼくが降りられないわけでもないし。最終的にぼくを助けたのは、兄上でしたが?」
うううぅ、ぐうの音も出ないわ。
ってか、イベント成功していなかったってこと?
嘘でしょ? 公女を木に登らせておいて。
もうっ、単刀直入に言うわぁ。
「へ、陛下と、お話がしたいのだけど。休憩場所とか、教えてくれないかしら?」
「がえんじない」
シオン様がそう言った途端、頭の中の、ちょっと遠くの方で鳴っていた、あのブモブモ音が。耳元ではっきり聞こえた。
もう、これ、なんなのっ?
それにぃ、あああぁぁっ、がえんじない、喰らっちゃったじゃないのぉ?
がえんじない、は。アイキンⅡでは禁句なの。
意味は、うなずけないとか、考えられないとか、不快だとか、そんな感じ、だったかしら?
これを言われたら、攻略できなくなっちゃうって、言葉なのだけど。
ってことは?
くっそ。もう、シオン様を攻略できないってことじゃない? まじかーぁ?
あっ、今、思い出したわ。
このブモブモ音。好感度ゲージが下がるときの音じゃーん? なんでよっ!
嘘でしょー? そりゃ、ちょっと、強引に進めちゃった自覚はあるけど。
そんな、食い気味に、がえんじないを出すことないでしょ?
これは、なんとか挽回したいところよ。まだ間に合うんじゃないかしら?
そう思って、私はオレンジの瞳をウルウルさせて、シオン様をみつめた。
「そ、そんなこと、おっしゃらないで? じゃ、陛下のお友達のクロウ様を…」
「がえんじないっ。兄上に近づいたら、令嬢でも容赦しませんよ」
ひゃっ、切れ長の目をさらに吊り上がらせて、唇はへの字で。なんか、陛下の部屋を聞いたとき以上に、激おこなんですけど?
つか、話の途中で、がえんじない二連発とか。もう、無理じゃね?
それにブモブモ音が、連続して、ブモブモ言ってるぅ。
これ、もう、警告音レベルじゃね?
全然ストーリー通りに行かなくて、引くんですけどぉ?
私が、超ショックを受けているっていうのに。空気を読まない二学年の教室にいた令嬢が、追い打ちをかけるように、大人数でビービーギャーギャー言い出した。
「貴方、陛下にお話するなんて、なに言ってらっしゃるの?」
「身の程をわきまえなさい」
「貴方なんかと、陛下が言葉を交わすわけないでしょう?」
「あのふたりに近づこうとするなんて、考えられないわっ? 脳みそにお花が咲いているのっ?」
令嬢らしく、オブラートに包んだ、怒涛の口撃に、私がタジタジになっている間に。
シオン様は、廊下をさっさと歩いて行ってしまった。
あぁっ、ここで行ってしまったら、マジで、シオン攻略が失敗しちゃうじゃーん。やだ、やだぁ。
私の逆ハーがぁ…。
でも、がえんじないを喰らったら。好感度ゲージはゼロに近くなって、ここからの追い上げは本当に難しいのよね。
さらに、シオン様は。ブモブモが激しく鳴っていたから。きっとゲージはゼロになっちゃったわ。
あぁ、ショック。シオン様は、もったいないけれど。あきらめるしかないわね。
つか、ゲージ見えないのに、なんでブモブモ音だけ、くっきり聞こえるのよっ?
ステータスも、ちゃんと見せなさいよ。
サービス悪いわねぇ、公式さんっ!
待って待って、ちょっと落ち着いて考えてみましょう、リーリア?
シオン様抜きでも、逆ハー達成は、出来なくもないわよ?
あとの攻略対象を、全員ゲットできれば、まだイケるわ。
当然、そのつもりだったし。
あとがないけど、ま、なんとかなるでしょ。
前世で培った、ギャル的手練手管を駆使すれば、この世のウブな男どもなんか、赤子も同然よ。
気を取り直して、次、行こう、次ぃ。
83
お気に入りに追加
1,078
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
僕がハーブティーを淹れたら、筆頭魔術師様(♂)にプロポーズされました
楠結衣
BL
貴族学園の中庭で、婚約破棄を告げられたエリオット伯爵令息。可愛らしい見た目に加え、ハーブと刺繍を愛する彼は、女よりも女の子らしいと言われていた。女騎士を目指す婚約者に「妹みたい」とバッサリ切り捨てられ、婚約解消されてしまう。
ショックのあまり実家のハーブガーデンに引きこもっていたところ、王宮魔術塔で働く兄から助手に誘われる。
喜ぶ家族を見たら断れなくなったエリオットは筆頭魔術師のジェラール様の執務室へ向かう。そこでエリオットがいつものようにハーブティーを淹れたところ、なぜかプロポーズされてしまい……。
「エリオット・ハワード――俺と結婚しよう」
契約結婚の打診からはじまる男同士の恋模様。
エリオットのハーブティーと刺繍に特別な力があることは、まだ秘密──。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
出来損ないアルファ公爵子息、父に無限エンカウント危険辺境領地に追放されたら、求婚してきた国王一番の愛息、スパダリ上級オメガ王子がついて来た!
みゃー
BL
同じく連載中の「アンダー(底辺)アルファとハイ(上級)オメガは、まずお友達から始めます!」の、異世界編、スピンオフです!
主人公二人が、もし異世界にいたらと言う設定です。
アルファ公爵子息は恒輝。
上級オメガ王子様は、明人です。
けれど、現代が舞台の「アンダー(底辺)アルファとハイ(上級)オメガは、まずお友達から始めます!」とは、全く、全くの別物のお話です。
出来損いアルファ公爵子息、超危険辺境領地に追放されたら、求婚してきた上級オメガ王子が付いて来た!
只今、常に文体を試行錯誤中でして、文体が変わる時もあります事をお詫びします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか
Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。
無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して――
最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。
死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。
生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。
※軽い性的表現あり
短編から長編に変更しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
金の野獣と薔薇の番
むー
BL
結季には記憶と共に失った大切な約束があった。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
止むを得ない事情で全寮制の学園の高等部に編入した結季。
彼は事故により7歳より以前の記憶がない。
高校進学時の検査でオメガ因子が見つかるまでベータとして養父母に育てられた。
オメガと判明したがフェロモンが出ることも発情期が来ることはなかった。
ある日、編入先の学園で金髪金眼の皇貴と出逢う。
彼の纒う薔薇の香りに発情し、結季の中のオメガが開花する。
その薔薇の香りのフェロモンを纏う皇貴は、全ての性を魅了し学園の頂点に立つアルファだ。
来るもの拒まずで性に奔放だが、番は持つつもりはないと公言していた。
皇貴との出会いが、少しずつ結季のオメガとしての運命が動き出す……?
4/20 本編開始。
『至高のオメガとガラスの靴』と同じ世界の話です。
(『至高の〜』完結から4ヶ月後の設定です。)
※シリーズものになっていますが、どの物語から読んでも大丈夫です。
【至高のオメガとガラスの靴】
↓
【金の野獣と薔薇の番】←今ココ
↓
【魔法使いと眠れるオメガ】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
騎士団で一目惚れをした話
菫野
BL
ずっと側にいてくれた美形の幼馴染×主人公
憧れの騎士団に見習いとして入団した主人公は、ある日出会った年上の騎士に一目惚れをしてしまうが妻子がいたようで爆速で失恋する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
悪役王子の取り巻きに転生したようですが、破滅は嫌なので全力で足掻いていたら、王子は思いのほか優秀だったようです
魚谷
BL
ジェレミーは自分が転生者であることを思い出す。
ここは、BLマンガ『誓いは星の如くきらめく』の中。
そしてジェレミーは物語の主人公カップルに手を出そうとして破滅する、悪役王子の取り巻き。
このままいけば、王子ともども断罪の未来が待っている。
前世の知識を活かし、破滅確定の未来を回避するため、奮闘する。
※微BL(手を握ったりするくらいで、キス描写はありません)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる