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45 この頃、心臓の調子がおかしい。(イアンside)
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◆この頃、心臓の調子がおかしい。(イアンside)
体力維持のため、島を散策するのも、王の日課のひとつだ。
ときには港までの坂を、走って上り下りしたり。ときには脇道をくまなく探索したりする。
この孤島の中に、我が知らぬ場所などなかった。
いつか、この島の美しい場所に、クロウを案内しよう。
そんなことを考えてしまう、自分の思考回路が、不思議だった。
塔での一件以来、なにかと、彼のことを考えてしまう。
敬愛する色をにじませ、イアン様と彼に呼ばれると。なぜか胸が熱くなり。
死神のようだと恐れていた、黒目黒髪も。艶やかさが美しいと思うようになっていた。
この美しいものを、手中におさめたいと願い。
「我の…我だけの死神だ」
と、少し勇気を出して独占欲をあらわにしたものの。クロウは不満げな顔のままで。
我の特別な言葉には、気づかないのだから。その鈍感さに苦笑してしまう。
バミネの件については、なかなか鋭い発言や、頭の回転が速いと感じる点もあったのだが。
やはり、基本、ぽややんなのだな。
にぶいというか。抜けているというか。大事なところを聞き逃すというか…。
冷たい夜風から身を守るように、ひとつのコートにくるまった。
クロウの腰を抱けば、その細さや頼りなさに、驚いてしまう。
我と比べると、本当に華奢で。男性の骨太さがない。
クロウは、我と同じ人間ではなく。クロウという独自の生き物なのではないか、と思ってしまうほどだ。
性別のない、天使のような。
か弱く、己より小さき者。
腕の中にいるクロウを、単純に、守ってやりたい、と思った。
清い心根で、にぶくて、お人好しで、押しに弱そうな。自国の民。
我にとっては、それだけで、無条件に守るべき対象である。
でも。クロウは。我の手で守りたい。そんな気持ちが湧き起っていた。
城への帰路の途中。またクロウのことを考えていると、自覚する。
微笑むクロウの表情や、己の心情を雄弁に表す、あの瞳を思い浮かべるだけで。心臓が高鳴るのだ。
この頃、心臓の調子がおかしい。
変な病気だったら困るので、昨夜、ラヴェルに相談してみた。
そうしたら、眉間にしわを寄せ、困ったような八の字眉になったラヴェルが。大丈夫だと言う。
そんな顔をしているのに、本当に大丈夫なのかと、心配になるが。
背後で警備をしていたセドリックが、盛大に吹き出しやがった。
「陛下、クロウを見ると、動悸がするのですか? それって、それって…」
笑いを押し殺そうとして、逆にツボに入っている。
失礼なやつだな。全く。
でも、変な病気ではないようなので、まぁ、いい。
だが、クロウを目にするたびに訪れる、不可解な心臓の変化に、我は悩まされてはいた。
決して、クロウが不快なのではないのだが。
そして、住居城館の敷地に戻ってきた我は、玄関脇を彩る庭園に、クロウがいるのをみつけた。
幽閉の王の慰めになるよう、ラヴェルが花壇に植えた、色とりどりの花。
それをクロウがぼんやりみつめている。
なんだか物憂げな様子で、まぶたを軽く伏せている。
黒いまつ毛は、長く。頬に影を作っている。ちょっと突き出している唇が、可愛い。
その顔を見て、またわけもなく、心臓がドキリとした。
胸を手でおさえ、花壇越しに彼を、みつめ続ける。
そういえば、昨日。クロウのことを家族に紹介したとき。いよいよ心臓がおかしいと感じて、ラヴェルに相談したのだった。
昨日は、ハラハラしたりドキドキしたりソワソワしたり、心臓がいろいろ変化したので。
死神であるクロウを、最初、我は家族に会わせる気はなかった。
しかし、バミネに苦境に立たされている者だと知れて、彼が無害だとわかったので。この者が城に滞在していると、報告をしたのだ。
そうしたら、母もシャーロットも会いたいと言い出した。
それで、仮縫いのあと、その機会を設けたのだが。
平民が、王族と顔を合わせる機会など、本来はほぼない。
だが、母も妹も、この孤島に閉じ込められて、人との邂逅に飢えているのかもしれないな。
クロウは如才なく、臣下の礼を取って、母と妹に挨拶した。
クロウは平民だが、仕立て屋として貴族と相対することもあるようで。その仕草は洗練されている。
無礼な物言いで、母や妹を不快にさせるのではないかと危惧していたが、それは杞憂に終わった。
というよりも。
「…シャーロット・カザレニアです」
顔を合わせれば、お兄様お兄様とうるさいくらいの、あの気の強い妹が。借りてきた猫のようにおとなしい。
「お兄様ばっかり、衣装を作ってもらうなんて、ズルいぃ。私もドレスを新調したいわぁ? クロウに頼んだら駄目かしら?」
などと、先ほど顔を合わせたときは言っていたが。
妹よ、衣装といっても、死に装束だぞ。
とは言わないが。
言ったら母も妹も心臓マヒを起こしかねないから言わないがっ。
内心はイライラだ。
だから、シャーロットには。今度機会があれば、とだけ言っておいた。
そんなふうに、自分の要求に忠実である、妹が。
もしかしたら直談判するかもしれないと思っていた妹が。
おとなしいのは…どうやら、クロウの美貌にたじろいでいるからのようだ。イラッ。
イラッ? なんだか。不愉快だ。
クロウに見惚れる妹を見ると、心臓がザワザワさざめく感じになる。
そのあと、クロウは。久しぶりに顔を合わせたアイリスと、なにやらこそこそ内緒話をしている。
ちょっと。距離が近いのではないか?
ハラハラ、焦る気持ちが湧いて。また心臓が不快だ。
くそっ。いったいこれはなんなのだ?
そのあと、アイリスと離れたクロウに聞いたら。もうひとり、島に渡る者がいたとか? そんな、どうでもいいことを聞いていたらしい。なんだ、と安堵した。のだが。
でも、それを。クロウは上目遣いで、口をとがらせて言ってきたのだ。
黒い瞳が、真珠のようにキラキラして。可愛い小さい唇が、サクランボのように見えるから。
なんか…殴られたような衝撃を感じた。
人の顔を見て、セドリックの会心の一撃を胸に当てられたみたいな、命の危機を感じるような破壊力を、心に受けるなんて。初めての体感だ。
とにかく、この心の動きすべてが、初めての体験で。
心臓に受けた感覚も、初めての体験だった。相談せずにはいられぬだろう?
物思いから立ち返り、我は再び、花壇の向こう側にいるクロウを、目に映す。
花壇には、球根から育てている花々が、春の訪れを予感して、蕾をほころばせている。
それを一心にみつめるクロウ…。
なにやら思いついた顔をすると、今度は首を振って否定する。悩んで、眉を寄せ。決意して、凛々しい目つきになる。
なんだ? この表情のバリエーションは?
眉が下がって、情けない表情になると、今度は頬を赤らめ、ひとりで照れている。
「ふふ…」
そんなにも雄弁に、表情で語られたら、もう、おかしくって。笑いが漏れてしまった。
すると、クロウはやっと我の存在に気づいて。顔を上げた。
「なにをひとりで百面相しているのだ? クロウ。さぼりか?」
「イアン様…さ、さぼり、などでは…」
恥ずかしいところを見られたと思ったのか。クロウは髪を指でいじる、無駄な動きを繰り返した。
「目が疲れたら、こうして休むことも、クオリティーを維持するために、大切なことなのです」
「我が来たことにも気づかぬほど、集中していたようだが?」
暗に、休めていないではないかと、言うと。
クロウは、はにかむような微笑みを浮かべる。
「もうすぐ開きそうな、若い花弁の立体感。艶やかさ。みずみずしさが、美しくて。ついジッと見てしまいました。逆効果でしたね?」
その言葉を聞いて、我はひらめいた。
実は、仮縫いを済ませたので、衣装作りにおいて、我が関わる機会がなくなり。つまらないと思っていたところだった。でもさすがに、仕事中、集中しているクロウに、ちょっかいかけるわけにもいかないからな。
「疲れ目なら、緑を見るのが良いらしいぞ? 森に案内してやろう」
我は花壇を回り込み、クロウの手を握って立たせた。
それだけで、鼓動が変なふうに跳ね上がる。
こうして、彼と手をつなぐだけで、わけもなくソワソワして。柔らかいクロウの手に、ずっと触れていたいと思っているのに。手のひらに汗をかいて、気になってしまう。
あぁ、なぜこのような有様になるのか。我にはわからなかった。
「にゃおーん、にゃおーん」
住居城館の東側にある森へ、クロウを案内しようと思い、歩き出したところに。あの黒猫が走ってきた。
可愛くない、邪魔猫め。マジで、ミハエルの剣の餌食にしてやろうかなっ?
体力維持のため、島を散策するのも、王の日課のひとつだ。
ときには港までの坂を、走って上り下りしたり。ときには脇道をくまなく探索したりする。
この孤島の中に、我が知らぬ場所などなかった。
いつか、この島の美しい場所に、クロウを案内しよう。
そんなことを考えてしまう、自分の思考回路が、不思議だった。
塔での一件以来、なにかと、彼のことを考えてしまう。
敬愛する色をにじませ、イアン様と彼に呼ばれると。なぜか胸が熱くなり。
死神のようだと恐れていた、黒目黒髪も。艶やかさが美しいと思うようになっていた。
この美しいものを、手中におさめたいと願い。
「我の…我だけの死神だ」
と、少し勇気を出して独占欲をあらわにしたものの。クロウは不満げな顔のままで。
我の特別な言葉には、気づかないのだから。その鈍感さに苦笑してしまう。
バミネの件については、なかなか鋭い発言や、頭の回転が速いと感じる点もあったのだが。
やはり、基本、ぽややんなのだな。
にぶいというか。抜けているというか。大事なところを聞き逃すというか…。
冷たい夜風から身を守るように、ひとつのコートにくるまった。
クロウの腰を抱けば、その細さや頼りなさに、驚いてしまう。
我と比べると、本当に華奢で。男性の骨太さがない。
クロウは、我と同じ人間ではなく。クロウという独自の生き物なのではないか、と思ってしまうほどだ。
性別のない、天使のような。
か弱く、己より小さき者。
腕の中にいるクロウを、単純に、守ってやりたい、と思った。
清い心根で、にぶくて、お人好しで、押しに弱そうな。自国の民。
我にとっては、それだけで、無条件に守るべき対象である。
でも。クロウは。我の手で守りたい。そんな気持ちが湧き起っていた。
城への帰路の途中。またクロウのことを考えていると、自覚する。
微笑むクロウの表情や、己の心情を雄弁に表す、あの瞳を思い浮かべるだけで。心臓が高鳴るのだ。
この頃、心臓の調子がおかしい。
変な病気だったら困るので、昨夜、ラヴェルに相談してみた。
そうしたら、眉間にしわを寄せ、困ったような八の字眉になったラヴェルが。大丈夫だと言う。
そんな顔をしているのに、本当に大丈夫なのかと、心配になるが。
背後で警備をしていたセドリックが、盛大に吹き出しやがった。
「陛下、クロウを見ると、動悸がするのですか? それって、それって…」
笑いを押し殺そうとして、逆にツボに入っている。
失礼なやつだな。全く。
でも、変な病気ではないようなので、まぁ、いい。
だが、クロウを目にするたびに訪れる、不可解な心臓の変化に、我は悩まされてはいた。
決して、クロウが不快なのではないのだが。
そして、住居城館の敷地に戻ってきた我は、玄関脇を彩る庭園に、クロウがいるのをみつけた。
幽閉の王の慰めになるよう、ラヴェルが花壇に植えた、色とりどりの花。
それをクロウがぼんやりみつめている。
なんだか物憂げな様子で、まぶたを軽く伏せている。
黒いまつ毛は、長く。頬に影を作っている。ちょっと突き出している唇が、可愛い。
その顔を見て、またわけもなく、心臓がドキリとした。
胸を手でおさえ、花壇越しに彼を、みつめ続ける。
そういえば、昨日。クロウのことを家族に紹介したとき。いよいよ心臓がおかしいと感じて、ラヴェルに相談したのだった。
昨日は、ハラハラしたりドキドキしたりソワソワしたり、心臓がいろいろ変化したので。
死神であるクロウを、最初、我は家族に会わせる気はなかった。
しかし、バミネに苦境に立たされている者だと知れて、彼が無害だとわかったので。この者が城に滞在していると、報告をしたのだ。
そうしたら、母もシャーロットも会いたいと言い出した。
それで、仮縫いのあと、その機会を設けたのだが。
平民が、王族と顔を合わせる機会など、本来はほぼない。
だが、母も妹も、この孤島に閉じ込められて、人との邂逅に飢えているのかもしれないな。
クロウは如才なく、臣下の礼を取って、母と妹に挨拶した。
クロウは平民だが、仕立て屋として貴族と相対することもあるようで。その仕草は洗練されている。
無礼な物言いで、母や妹を不快にさせるのではないかと危惧していたが、それは杞憂に終わった。
というよりも。
「…シャーロット・カザレニアです」
顔を合わせれば、お兄様お兄様とうるさいくらいの、あの気の強い妹が。借りてきた猫のようにおとなしい。
「お兄様ばっかり、衣装を作ってもらうなんて、ズルいぃ。私もドレスを新調したいわぁ? クロウに頼んだら駄目かしら?」
などと、先ほど顔を合わせたときは言っていたが。
妹よ、衣装といっても、死に装束だぞ。
とは言わないが。
言ったら母も妹も心臓マヒを起こしかねないから言わないがっ。
内心はイライラだ。
だから、シャーロットには。今度機会があれば、とだけ言っておいた。
そんなふうに、自分の要求に忠実である、妹が。
もしかしたら直談判するかもしれないと思っていた妹が。
おとなしいのは…どうやら、クロウの美貌にたじろいでいるからのようだ。イラッ。
イラッ? なんだか。不愉快だ。
クロウに見惚れる妹を見ると、心臓がザワザワさざめく感じになる。
そのあと、クロウは。久しぶりに顔を合わせたアイリスと、なにやらこそこそ内緒話をしている。
ちょっと。距離が近いのではないか?
ハラハラ、焦る気持ちが湧いて。また心臓が不快だ。
くそっ。いったいこれはなんなのだ?
そのあと、アイリスと離れたクロウに聞いたら。もうひとり、島に渡る者がいたとか? そんな、どうでもいいことを聞いていたらしい。なんだ、と安堵した。のだが。
でも、それを。クロウは上目遣いで、口をとがらせて言ってきたのだ。
黒い瞳が、真珠のようにキラキラして。可愛い小さい唇が、サクランボのように見えるから。
なんか…殴られたような衝撃を感じた。
人の顔を見て、セドリックの会心の一撃を胸に当てられたみたいな、命の危機を感じるような破壊力を、心に受けるなんて。初めての体感だ。
とにかく、この心の動きすべてが、初めての体験で。
心臓に受けた感覚も、初めての体験だった。相談せずにはいられぬだろう?
物思いから立ち返り、我は再び、花壇の向こう側にいるクロウを、目に映す。
花壇には、球根から育てている花々が、春の訪れを予感して、蕾をほころばせている。
それを一心にみつめるクロウ…。
なにやら思いついた顔をすると、今度は首を振って否定する。悩んで、眉を寄せ。決意して、凛々しい目つきになる。
なんだ? この表情のバリエーションは?
眉が下がって、情けない表情になると、今度は頬を赤らめ、ひとりで照れている。
「ふふ…」
そんなにも雄弁に、表情で語られたら、もう、おかしくって。笑いが漏れてしまった。
すると、クロウはやっと我の存在に気づいて。顔を上げた。
「なにをひとりで百面相しているのだ? クロウ。さぼりか?」
「イアン様…さ、さぼり、などでは…」
恥ずかしいところを見られたと思ったのか。クロウは髪を指でいじる、無駄な動きを繰り返した。
「目が疲れたら、こうして休むことも、クオリティーを維持するために、大切なことなのです」
「我が来たことにも気づかぬほど、集中していたようだが?」
暗に、休めていないではないかと、言うと。
クロウは、はにかむような微笑みを浮かべる。
「もうすぐ開きそうな、若い花弁の立体感。艶やかさ。みずみずしさが、美しくて。ついジッと見てしまいました。逆効果でしたね?」
その言葉を聞いて、我はひらめいた。
実は、仮縫いを済ませたので、衣装作りにおいて、我が関わる機会がなくなり。つまらないと思っていたところだった。でもさすがに、仕事中、集中しているクロウに、ちょっかいかけるわけにもいかないからな。
「疲れ目なら、緑を見るのが良いらしいぞ? 森に案内してやろう」
我は花壇を回り込み、クロウの手を握って立たせた。
それだけで、鼓動が変なふうに跳ね上がる。
こうして、彼と手をつなぐだけで、わけもなくソワソワして。柔らかいクロウの手に、ずっと触れていたいと思っているのに。手のひらに汗をかいて、気になってしまう。
あぁ、なぜこのような有様になるのか。我にはわからなかった。
「にゃおーん、にゃおーん」
住居城館の東側にある森へ、クロウを案内しようと思い、歩き出したところに。あの黒猫が走ってきた。
可愛くない、邪魔猫め。マジで、ミハエルの剣の餌食にしてやろうかなっ?
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