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41 悪意の機軸(イアンside)
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◆悪意の機軸(イアンside)
幸せしかない、と言ったクロウが。あまりにも邪気のない顔をして笑うから。
我も、大きく口を開けて笑ってしまった。
静寂が満ちる夜の空気の中で、我の笑い声が、本土まで突き抜けていくようにも思えたほどだ。
クロウの話は、決して、笑うようなものではなかった。
しかし。我の衣装を仕立てることが幸せだと、照れることもなく、彼が言ってのけるから。
その衣装よりも、我の命の方が大事だと、彼が即答してくれたから。
なんだか嬉しくなってしまったのだ…。
クロウとバミネの関係性を示せ、と告げた我に。彼が返した言葉は。一家離散という大変重いものだった。
クロウは、なにもかもを、我に示したわけではない。言える範囲だと、事前に言い添えた。
どちらかといえば、立て板に水のように、ベラベラとまくし立てられるよりは、言えないことがあると言われた方が信ぴょう性が高く感じる。
全部作り話なら、そう言い添える必要もないからな。
それで、クロウの話を聞いてうかがえるのは。
バミネによって家族を引き裂かれ、いまだ脅威を感じているということだ。
我が、母と妹を脅しの材料にされて、動けないことと、近いことを。クロウも経験しているのかもしれない。
引き離された、父親が誰かを、明らかにしたら。その者や、クロウが守る者に影響があるのだろう。
我も同じような身の上だ。その気持ちは重々わかるので、なにもかもを聞き出す気はなかった。
ただ、クロウの背景が知れたら。
それが納得のいくものなら、それで良かったのだ。
しかし。彼の背景はとてもシビアで。
我は、孤島に閉じ込められているが。王家の財源によって、食うに困ることはない。
しかしクロウは幼い内から、本土で、生きるために身を粉にして働いたのだろう。その艱難辛苦は、我の想像も及ばないのだろうな、と。胸が痛くなった。
何日かクロウと過ごして、我は彼を、善良な国民だと思った。
だが、バミネとの関連がわからなかったから。そこだけが不快で。
しかし。たずねてみれば。クロウはバミネに、人生を狂わされた者だった。
やはり、悪意の機軸はバミネにある。
バミネとクロウに因縁があり。クロウの家族が害されたというのなら。以前、ラヴェルが言っていたようなことが現実味を帯びてくる。
バミネに、クロウへの悪意を感じるというものだ。
バミネは、王には死に装束だと言っておいて。クロウの印象を貶め。
クロウには、王の婚礼衣装を依頼する。
そして怒りを煽られた我の前に、クロウの身を、生け贄のごとくさらした。
我が、クロウを斬りつける、そのときを待っているのだ。
あまりにも非情。
なぜバミネが、クロウをそのように目の敵にするのか。それはクロウが明らかにしないからわからないが。
バミネの、その、あからさまな害心に。我は胸糞が悪くなった。
クロウも、そんなバミネに良い感情などなく。だが。バミネに奪われたペンダントを取り戻すために、この王城へ来たらしい。
「そのペンダントは、僕たちの身分を明らかにするもの。そして…弟を救う、手立てとなるものなのです。僕たちにとっては非常に重要なもので。陛下の婚礼衣装を作り上げた暁には、ペンダントを返すという約束をバミネと交わしております」
そのような事情を、クロウは明かした。
身分の証明。弟の救出。どちらにしても、それが、重要なものだということは、理解できる。
「ペンダントは報酬の一部です。支払われないのなら、衣装をバミネに渡さない。今までの経緯から、バミネが悪辣で姑息なやつだと、わかっていますから、やつにつけ入らせないよう、強い覚悟で対峙するつもりです」
普段は、ほのぼのとした空気感を放つクロウが。顔つきをキリリと引き締めて、決然と告げた。
強い光を瞳に宿し、小さな唇を引き結ぶ。
その凛々しさを、美しいと思いつつ。
物腰の柔らかい彼が、胸に怒りを抱えるほどに、散々、バミネに煮え湯を飲まされてきたのだろうとも、察せられた。
腹立たしさが、我の臓腑を焼き。不快極まりなかった。
このお人好しは、バミネに良いように振り回され、騙され、虐げられてきたのではないか?
その様子が容易に想像できたからだ。
クロウには、同情の余地しかない。
ただ、ペンダントが重要であればあるほど、バミネはそういう弱味をついてくる。
「ペンダントを返してほしかったら、我を殺せと言われたら。どうするのだ?」
あぁ、この質問は、駄目だった。
イエスでもノーでも。殺さないと言うしかない質問だったから。
しかし、我がそう考える隙すら与えず。クロウは即答したのだ。
「そんなの…バミネの目の前で衣装を燃やしてやるだけです」
目をらんらんとさせて、過激なことを言うクロウに。
我は、驚きと嬉しさの渦に巻き込まれてしまう。
「あ、婚礼衣装を燃やすのは、駄目ですね。バミネを通さずに別のお衣装を作り直させていただきますので。お目こぼしくださると嬉しいです」
いや、そこではないのだ、クロウ。
仕立て屋として、何日もかけて作ってきた衣装は。己の作品は。先ほど愛しげに生地を撫でていた、その気持ちは。とても大切なものなのだろう?
それを、我のためなら燃やすと宣言してくれた。
ためらいもなく断言してくれた。
その気概が、嬉しいではないか。
まぁ、確かに。燃やすのは良くないが。
バミネの言葉には従わないという…その苛烈な表現なのだと。思っておくぞ、クロウ?
「しかし、大事なペンダントなのだろう?」
気持ちは嬉しいし。バミネに従ってほしくもないと思うのだが。
ペンダントがないと、弟はいつまでも苦しむのではないか?
クロウの弟がどういう状況で、なにがどうなって救うのかはわからないが。
クロウが苦しむのも、また違うような気がして。我は、心が千々に乱れた。
そうだと言われても、あきらめると言われても。悲しい。
「陛下の御命以上に、大事なものなどございません。出自が明らかにできなくても、僕は一生仕立て屋でも構いませんし。弟も、それがなければ死ぬというものではありませんから。僕が説得いたしますよ。とにもかくにも、ペンダントごときのことで、バミネに加担などいたしません。僕は敬愛する陛下の衣装が仕立てられ、その先にペンダントがついてくれば。ウィンウィンでハッピーなだけなのです」
「うぃんうぃん?」
聞いたことのない言葉を言われ、我はクロウにたずねる。
そうしたら、彼は。へらりと笑って。言うのだ。
「幸せしかない、ということです」
ペンダントを取り戻すために、王城へ来た。クロウの一番の目的であるはずで。なにがなんでも、手にしたいものなのだということは。言葉の端々からうかがえる。
それでも、我の命と比べたら、大したものではないと、言ってくれた。
もしも両方、手に入ったら。幸せしかない。
この王城にくることこそが、クロウにとっては苦難の道だったのかもしれないのに。
あっけらかんと笑って、そう言うのだ。
その明るさに、救われる。
この場だけの宣言かもしれない。
でも、クロウは。もしもそういう場面が来たときでも。やはり我を優先してくれるのだろうと感じた。
そういう、懐の深い人物なのだと。彼の目を見て。言葉を聞いて。理解した。
だから、嬉しくなって。天に突き抜けるくらいの大声で、笑ったのだ。
得難い人物と、出会えた幸運に。我は心から感謝した。
幸せしかない、と言ったクロウが。あまりにも邪気のない顔をして笑うから。
我も、大きく口を開けて笑ってしまった。
静寂が満ちる夜の空気の中で、我の笑い声が、本土まで突き抜けていくようにも思えたほどだ。
クロウの話は、決して、笑うようなものではなかった。
しかし。我の衣装を仕立てることが幸せだと、照れることもなく、彼が言ってのけるから。
その衣装よりも、我の命の方が大事だと、彼が即答してくれたから。
なんだか嬉しくなってしまったのだ…。
クロウとバミネの関係性を示せ、と告げた我に。彼が返した言葉は。一家離散という大変重いものだった。
クロウは、なにもかもを、我に示したわけではない。言える範囲だと、事前に言い添えた。
どちらかといえば、立て板に水のように、ベラベラとまくし立てられるよりは、言えないことがあると言われた方が信ぴょう性が高く感じる。
全部作り話なら、そう言い添える必要もないからな。
それで、クロウの話を聞いてうかがえるのは。
バミネによって家族を引き裂かれ、いまだ脅威を感じているということだ。
我が、母と妹を脅しの材料にされて、動けないことと、近いことを。クロウも経験しているのかもしれない。
引き離された、父親が誰かを、明らかにしたら。その者や、クロウが守る者に影響があるのだろう。
我も同じような身の上だ。その気持ちは重々わかるので、なにもかもを聞き出す気はなかった。
ただ、クロウの背景が知れたら。
それが納得のいくものなら、それで良かったのだ。
しかし。彼の背景はとてもシビアで。
我は、孤島に閉じ込められているが。王家の財源によって、食うに困ることはない。
しかしクロウは幼い内から、本土で、生きるために身を粉にして働いたのだろう。その艱難辛苦は、我の想像も及ばないのだろうな、と。胸が痛くなった。
何日かクロウと過ごして、我は彼を、善良な国民だと思った。
だが、バミネとの関連がわからなかったから。そこだけが不快で。
しかし。たずねてみれば。クロウはバミネに、人生を狂わされた者だった。
やはり、悪意の機軸はバミネにある。
バミネとクロウに因縁があり。クロウの家族が害されたというのなら。以前、ラヴェルが言っていたようなことが現実味を帯びてくる。
バミネに、クロウへの悪意を感じるというものだ。
バミネは、王には死に装束だと言っておいて。クロウの印象を貶め。
クロウには、王の婚礼衣装を依頼する。
そして怒りを煽られた我の前に、クロウの身を、生け贄のごとくさらした。
我が、クロウを斬りつける、そのときを待っているのだ。
あまりにも非情。
なぜバミネが、クロウをそのように目の敵にするのか。それはクロウが明らかにしないからわからないが。
バミネの、その、あからさまな害心に。我は胸糞が悪くなった。
クロウも、そんなバミネに良い感情などなく。だが。バミネに奪われたペンダントを取り戻すために、この王城へ来たらしい。
「そのペンダントは、僕たちの身分を明らかにするもの。そして…弟を救う、手立てとなるものなのです。僕たちにとっては非常に重要なもので。陛下の婚礼衣装を作り上げた暁には、ペンダントを返すという約束をバミネと交わしております」
そのような事情を、クロウは明かした。
身分の証明。弟の救出。どちらにしても、それが、重要なものだということは、理解できる。
「ペンダントは報酬の一部です。支払われないのなら、衣装をバミネに渡さない。今までの経緯から、バミネが悪辣で姑息なやつだと、わかっていますから、やつにつけ入らせないよう、強い覚悟で対峙するつもりです」
普段は、ほのぼのとした空気感を放つクロウが。顔つきをキリリと引き締めて、決然と告げた。
強い光を瞳に宿し、小さな唇を引き結ぶ。
その凛々しさを、美しいと思いつつ。
物腰の柔らかい彼が、胸に怒りを抱えるほどに、散々、バミネに煮え湯を飲まされてきたのだろうとも、察せられた。
腹立たしさが、我の臓腑を焼き。不快極まりなかった。
このお人好しは、バミネに良いように振り回され、騙され、虐げられてきたのではないか?
その様子が容易に想像できたからだ。
クロウには、同情の余地しかない。
ただ、ペンダントが重要であればあるほど、バミネはそういう弱味をついてくる。
「ペンダントを返してほしかったら、我を殺せと言われたら。どうするのだ?」
あぁ、この質問は、駄目だった。
イエスでもノーでも。殺さないと言うしかない質問だったから。
しかし、我がそう考える隙すら与えず。クロウは即答したのだ。
「そんなの…バミネの目の前で衣装を燃やしてやるだけです」
目をらんらんとさせて、過激なことを言うクロウに。
我は、驚きと嬉しさの渦に巻き込まれてしまう。
「あ、婚礼衣装を燃やすのは、駄目ですね。バミネを通さずに別のお衣装を作り直させていただきますので。お目こぼしくださると嬉しいです」
いや、そこではないのだ、クロウ。
仕立て屋として、何日もかけて作ってきた衣装は。己の作品は。先ほど愛しげに生地を撫でていた、その気持ちは。とても大切なものなのだろう?
それを、我のためなら燃やすと宣言してくれた。
ためらいもなく断言してくれた。
その気概が、嬉しいではないか。
まぁ、確かに。燃やすのは良くないが。
バミネの言葉には従わないという…その苛烈な表現なのだと。思っておくぞ、クロウ?
「しかし、大事なペンダントなのだろう?」
気持ちは嬉しいし。バミネに従ってほしくもないと思うのだが。
ペンダントがないと、弟はいつまでも苦しむのではないか?
クロウの弟がどういう状況で、なにがどうなって救うのかはわからないが。
クロウが苦しむのも、また違うような気がして。我は、心が千々に乱れた。
そうだと言われても、あきらめると言われても。悲しい。
「陛下の御命以上に、大事なものなどございません。出自が明らかにできなくても、僕は一生仕立て屋でも構いませんし。弟も、それがなければ死ぬというものではありませんから。僕が説得いたしますよ。とにもかくにも、ペンダントごときのことで、バミネに加担などいたしません。僕は敬愛する陛下の衣装が仕立てられ、その先にペンダントがついてくれば。ウィンウィンでハッピーなだけなのです」
「うぃんうぃん?」
聞いたことのない言葉を言われ、我はクロウにたずねる。
そうしたら、彼は。へらりと笑って。言うのだ。
「幸せしかない、ということです」
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それでも、我の命と比べたら、大したものではないと、言ってくれた。
もしも両方、手に入ったら。幸せしかない。
この王城にくることこそが、クロウにとっては苦難の道だったのかもしれないのに。
あっけらかんと笑って、そう言うのだ。
その明るさに、救われる。
この場だけの宣言かもしれない。
でも、クロウは。もしもそういう場面が来たときでも。やはり我を優先してくれるのだろうと感じた。
そういう、懐の深い人物なのだと。彼の目を見て。言葉を聞いて。理解した。
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