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15 忌々しい死神 (イアンside)
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◆忌々しい死神 (イアンside)
「なんだっ、あの頼りない感じの男はっ」
自室に戻った、我こと、イアン・カザレニア二十四世は、いら立たしい気持ちから、手で髪をかき回した。
執事が謁見のために綺麗に整髪してくれたのだが。それがどうしたっ。
むかつくものは、むかつくのだから仕方がない。
あの男の案内を終え、王の居室に戻ってきたセドリックに。鋭い視線を向ける。
「死神というのは、もっとこう、不気味だとか怪物だとか、そういう圧倒的なものなのではないのか?」
我は、死神の顔を思い起こす。
濡れた黒い瞳は、まるで雨に濡れた子犬のように頼りない。いかにもビビっています、という青い顔をした死神は。小さい唇を震わせていて。
これでは、こちらが弱い者いじめをする悪役のようではないか、と我を動揺させた。忌々しい死神めっ。
「恐れながら、陛下。あの男は、脅威という言葉から、かけ離れております」
勇猛果敢な、元騎士団長であったセドリックはそう言うが。
我にとっては、あの男の存在そのものが脅威である。
クロウを死神と呼び、これほどまでに憤っているのには、もちろん理由がある。
理由もなく、初対面の男を嫌ったりはしない。そこまで偏屈ではないのでな。
我は、二ヶ月ほど前の出来事を脳裏に思い浮かべた。
この王城に、我の従兄弟であり、現騎士団長であるバミネ・バジリスクが訪れた。
城の一階にある謁見の間で、やつと対峙する。顔を合わせるのも不快な、因縁のある相手だ。対面は、ただただ気が重い。
「陛下のために、私は国一番の仕立て屋を手配いたしました」
この謁見の間は、大きなガラス窓から庭を眺められるようになっており。春先ではあるが、温かい日差しが燦燦と降り注いでいる。
だが我は、ブリザードのごとき冷たい視線で、バミネを睨んだ。
バミネが、我の地位を狙っているのは、重々承知の上で。しかも、やつも、最早それを隠していない。
前王が亡くなった当初こそ、やつは、年若く王の位についた我を気遣う様子を見せてきたが。
この島から出られなくなったこと。そして前王の死の原因まで。バミネと、その母である前王の妹アナベラの画策によるものだったのだと。気づくのに、さほど時間はかからなかった。
「陛下に、満足いただける衣装を、献上できるかと思います」
片頬を引き上げる、どこかいやらしい笑みを、バミネは浮かべる。
「新しい服など、いらぬ」
冷たく突っぱねれば、やつは早めに退席するだろう。そう願ったが。
バミネは、我の不快などなにも感じていないように。どころか楽しげな様子で、言葉を続けた。
「そうは参りません。陛下の最後のお衣装ですから。騎士団も力を尽くして、素晴らしいものを作り上げる所存で」
「最後…」
バミネの言葉に、我は震撼し。唇をおののかせた。
「えぇ。陛下亡き後に着用いたします、死に装束ですから」
不愛想な王の顔をゆがませたことが、たまらなく愉快であるという様子で、バミネはクククと声を立てて笑った。
あぁ、そうであったか。
あきらめの境地で、我はため息をのみ込んだ。
この期に及んで、我に王の権威など欠片もありはしないのだ。
カザレニア王家は、滅亡の一途をたどっている最中であった。
豊かな国であるカザレニアは、たびたび外敵の脅威によって、侵略の危機にさいなまれてきた。
それを阻止してきたのが、王家の強大な火炎魔法と、王族が率いてきた屈強な騎士団であったのだ。
近年には、帆船による海からの攻撃も行われたが。
孤島に築いた城塞を中心に、遠距離火炎弾で応戦し。敵の上陸をことごとく阻んだ。
そんな歴史があって、国民は勇猛果敢な王族と騎士団を崇拝する者が多い。
しかし、それは昔の話。
海からの攻撃も難しいと悟った外敵は、今はなりを潜めている。
そんな中で、前王が若くして病で亡くなった。
バミネの母は、前王の妹である。
つまり、バミネは我の従兄弟。バミネも王家の血筋ではある。
しかし、カザレニア国は、代々男系の子孫が王家を継いできたのだ。
それゆえ、バミネには継承権が与えられず。順当に、前王の息子であった我が、王位を継いだ。
だがアナベラは、それが不服だったのだろう。
いや。もしかしたら。前王が亡くなる前から、自分の息子を王位につける画策を練っていたのかもしれない。
我がこの城から動けなくなった、その手腕が、あまりにも鮮やかだったからだ。
前王は、風邪をこじらせ、孤島の住居城館で静養をしていた。それを、アナベラは利用したのだ。
死を免れない感染症に、王は罹っている。という嘘の噂を流し、孤島にいる住民や臣下たちを本土に避難させた。
そこで、この島には王族と、数人の使用人しか残らないという事態になったのだ。
父は、ただの風邪だったのだが、医者に診てもらえぬうちに容体が悪化。肺炎になり、逝去された。
その最中、アナベラはバジリスク公爵の元に嫁いでいた。
なにもかもが、計画的である。
バジリスク公爵家というのは、王家の末裔であるのだが。
その血脈は、強大な水魔法を操れる。それゆえ、王家とは対を成す、とても重要な役目を負う家柄であった。
王家の火炎魔法は、バジリスク家の水魔法でしか鎮火できないからだ。
つまり。アナベラにバジリスク公爵家を抑えられてしまったら。我の火炎魔法も封じられてしまうということだった。
アナベラやバミネを、我の火炎で焼いてしまうのは容易い。
しかし。そうしたら、その周辺は業火に焼かれ。さらにはカザレニア国の町も焼け落ちてしまうということ。
国民が焼け死んだ町で、国王ひとりが生き延びたところで。それは最早、国などではない。
王家を脅かす不敬罪として、騎士団を用いて、彼らを逮捕することもできたかもしれないが。
我が島から出れば、前王妃である母や、王妹であるシャーロットが、前王と同じ道をたどる。さらに、アナベラとバミネに危害が加えられたら、公爵が国を洪水で水浸しにする…などと脅されてしまえば。
我は。もう身動きが取れなくなってしまった。
島から動けずにいた十年の間に、バミネは王宮での権力を着々と牛耳っていく。
名だたる貴族も、優秀な側近も、執政官も、殺されたり吸収されたりして。
王城にいる者以外の味方が、我にはいなくなってしまった。
ただひとつ、希望があるとするならば。
それは先祖の数々の功績のおかげで、王家が、国民の支持を得ているということだ。
バミネが我らを武力で圧倒するのは、今や、容易いことだろう。
しかしそれに踏み切らないのは。前王と死亡時期が近しく、すべての王族が一掃されてしまったら。バミネが王に立ったところで、疑心を持った国民の支持は得られないからだ。
バミネとアナベラは、我らを孤島に閉じ込め、自然死を待った。
だから。海上からの敵を殲滅した、あの鉄壁、難攻不落のカザレニア城は。現在、王の牢獄と化している。
幽閉され、死を待つばかりの、名ばかりの王。
だがきっと、バミネやアナベラは、もう待てなくなったのだな?
前王が亡くなって、十年が経ち。現王が相次いで死んだとて。暗殺は疑われないと判断したのだろう。
「陛下の愛する国民が、国一番だと誉めそやす仕立て屋の衣装を身にまとえるのですよ? 天に召されるとしても、それは最上の喜びになるのでしょうな? 陛下。残り僅かな人生、心のままに振舞いなさい。そして天上で、愚かな自分を悔いて、嘆いたらいい」
慇懃無礼な、バミネの言葉の数々を、聞いていられず。我は、怒りをはらむ足取りで退室した。
背中に、バミネの嘲笑が浴びせられるが。振り向く気にもならない。
そして、本日。バミネが手配したという国一番の仕立て屋が城に乗り込んできた。
死に装束を作りに来たクロウは、我を死へ誘う死神そのもの。
忌々しいと感じるのは、我が狭量なせいではない。あの黒き者のせいである。
「なんだっ、あの頼りない感じの男はっ」
自室に戻った、我こと、イアン・カザレニア二十四世は、いら立たしい気持ちから、手で髪をかき回した。
執事が謁見のために綺麗に整髪してくれたのだが。それがどうしたっ。
むかつくものは、むかつくのだから仕方がない。
あの男の案内を終え、王の居室に戻ってきたセドリックに。鋭い視線を向ける。
「死神というのは、もっとこう、不気味だとか怪物だとか、そういう圧倒的なものなのではないのか?」
我は、死神の顔を思い起こす。
濡れた黒い瞳は、まるで雨に濡れた子犬のように頼りない。いかにもビビっています、という青い顔をした死神は。小さい唇を震わせていて。
これでは、こちらが弱い者いじめをする悪役のようではないか、と我を動揺させた。忌々しい死神めっ。
「恐れながら、陛下。あの男は、脅威という言葉から、かけ離れております」
勇猛果敢な、元騎士団長であったセドリックはそう言うが。
我にとっては、あの男の存在そのものが脅威である。
クロウを死神と呼び、これほどまでに憤っているのには、もちろん理由がある。
理由もなく、初対面の男を嫌ったりはしない。そこまで偏屈ではないのでな。
我は、二ヶ月ほど前の出来事を脳裏に思い浮かべた。
この王城に、我の従兄弟であり、現騎士団長であるバミネ・バジリスクが訪れた。
城の一階にある謁見の間で、やつと対峙する。顔を合わせるのも不快な、因縁のある相手だ。対面は、ただただ気が重い。
「陛下のために、私は国一番の仕立て屋を手配いたしました」
この謁見の間は、大きなガラス窓から庭を眺められるようになっており。春先ではあるが、温かい日差しが燦燦と降り注いでいる。
だが我は、ブリザードのごとき冷たい視線で、バミネを睨んだ。
バミネが、我の地位を狙っているのは、重々承知の上で。しかも、やつも、最早それを隠していない。
前王が亡くなった当初こそ、やつは、年若く王の位についた我を気遣う様子を見せてきたが。
この島から出られなくなったこと。そして前王の死の原因まで。バミネと、その母である前王の妹アナベラの画策によるものだったのだと。気づくのに、さほど時間はかからなかった。
「陛下に、満足いただける衣装を、献上できるかと思います」
片頬を引き上げる、どこかいやらしい笑みを、バミネは浮かべる。
「新しい服など、いらぬ」
冷たく突っぱねれば、やつは早めに退席するだろう。そう願ったが。
バミネは、我の不快などなにも感じていないように。どころか楽しげな様子で、言葉を続けた。
「そうは参りません。陛下の最後のお衣装ですから。騎士団も力を尽くして、素晴らしいものを作り上げる所存で」
「最後…」
バミネの言葉に、我は震撼し。唇をおののかせた。
「えぇ。陛下亡き後に着用いたします、死に装束ですから」
不愛想な王の顔をゆがませたことが、たまらなく愉快であるという様子で、バミネはクククと声を立てて笑った。
あぁ、そうであったか。
あきらめの境地で、我はため息をのみ込んだ。
この期に及んで、我に王の権威など欠片もありはしないのだ。
カザレニア王家は、滅亡の一途をたどっている最中であった。
豊かな国であるカザレニアは、たびたび外敵の脅威によって、侵略の危機にさいなまれてきた。
それを阻止してきたのが、王家の強大な火炎魔法と、王族が率いてきた屈強な騎士団であったのだ。
近年には、帆船による海からの攻撃も行われたが。
孤島に築いた城塞を中心に、遠距離火炎弾で応戦し。敵の上陸をことごとく阻んだ。
そんな歴史があって、国民は勇猛果敢な王族と騎士団を崇拝する者が多い。
しかし、それは昔の話。
海からの攻撃も難しいと悟った外敵は、今はなりを潜めている。
そんな中で、前王が若くして病で亡くなった。
バミネの母は、前王の妹である。
つまり、バミネは我の従兄弟。バミネも王家の血筋ではある。
しかし、カザレニア国は、代々男系の子孫が王家を継いできたのだ。
それゆえ、バミネには継承権が与えられず。順当に、前王の息子であった我が、王位を継いだ。
だがアナベラは、それが不服だったのだろう。
いや。もしかしたら。前王が亡くなる前から、自分の息子を王位につける画策を練っていたのかもしれない。
我がこの城から動けなくなった、その手腕が、あまりにも鮮やかだったからだ。
前王は、風邪をこじらせ、孤島の住居城館で静養をしていた。それを、アナベラは利用したのだ。
死を免れない感染症に、王は罹っている。という嘘の噂を流し、孤島にいる住民や臣下たちを本土に避難させた。
そこで、この島には王族と、数人の使用人しか残らないという事態になったのだ。
父は、ただの風邪だったのだが、医者に診てもらえぬうちに容体が悪化。肺炎になり、逝去された。
その最中、アナベラはバジリスク公爵の元に嫁いでいた。
なにもかもが、計画的である。
バジリスク公爵家というのは、王家の末裔であるのだが。
その血脈は、強大な水魔法を操れる。それゆえ、王家とは対を成す、とても重要な役目を負う家柄であった。
王家の火炎魔法は、バジリスク家の水魔法でしか鎮火できないからだ。
つまり。アナベラにバジリスク公爵家を抑えられてしまったら。我の火炎魔法も封じられてしまうということだった。
アナベラやバミネを、我の火炎で焼いてしまうのは容易い。
しかし。そうしたら、その周辺は業火に焼かれ。さらにはカザレニア国の町も焼け落ちてしまうということ。
国民が焼け死んだ町で、国王ひとりが生き延びたところで。それは最早、国などではない。
王家を脅かす不敬罪として、騎士団を用いて、彼らを逮捕することもできたかもしれないが。
我が島から出れば、前王妃である母や、王妹であるシャーロットが、前王と同じ道をたどる。さらに、アナベラとバミネに危害が加えられたら、公爵が国を洪水で水浸しにする…などと脅されてしまえば。
我は。もう身動きが取れなくなってしまった。
島から動けずにいた十年の間に、バミネは王宮での権力を着々と牛耳っていく。
名だたる貴族も、優秀な側近も、執政官も、殺されたり吸収されたりして。
王城にいる者以外の味方が、我にはいなくなってしまった。
ただひとつ、希望があるとするならば。
それは先祖の数々の功績のおかげで、王家が、国民の支持を得ているということだ。
バミネが我らを武力で圧倒するのは、今や、容易いことだろう。
しかしそれに踏み切らないのは。前王と死亡時期が近しく、すべての王族が一掃されてしまったら。バミネが王に立ったところで、疑心を持った国民の支持は得られないからだ。
バミネとアナベラは、我らを孤島に閉じ込め、自然死を待った。
だから。海上からの敵を殲滅した、あの鉄壁、難攻不落のカザレニア城は。現在、王の牢獄と化している。
幽閉され、死を待つばかりの、名ばかりの王。
だがきっと、バミネやアナベラは、もう待てなくなったのだな?
前王が亡くなって、十年が経ち。現王が相次いで死んだとて。暗殺は疑われないと判断したのだろう。
「陛下の愛する国民が、国一番だと誉めそやす仕立て屋の衣装を身にまとえるのですよ? 天に召されるとしても、それは最上の喜びになるのでしょうな? 陛下。残り僅かな人生、心のままに振舞いなさい。そして天上で、愚かな自分を悔いて、嘆いたらいい」
慇懃無礼な、バミネの言葉の数々を、聞いていられず。我は、怒りをはらむ足取りで退室した。
背中に、バミネの嘲笑が浴びせられるが。振り向く気にもならない。
そして、本日。バミネが手配したという国一番の仕立て屋が城に乗り込んできた。
死に装束を作りに来たクロウは、我を死へ誘う死神そのもの。
忌々しいと感じるのは、我が狭量なせいではない。あの黒き者のせいである。
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