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13 ただ、縄をほどくだけでしょ? テオ・ターン ★
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◆ただ、縄をほどくだけでしょ? テオ・ターン
第一階層のボスは瞬殺したものの。宝箱の中から飛び出してきた縄に引っかかり、俺は空中に座る体勢で、宙づり状態になっている。
サファは、勇者の剣で、縄を切ろうとするが。なんでか切れなくて。
これ、どうすんのぉぉ? ナウ。
そうしたら、追い打ちで。天井からスライムが落ちてきた。
サファは、部屋に張り巡らされた縄を、上手によけて、剣でスライムを薙ぎ払う。
っつか、スライム切ったら、服が溶けるしぃ。
案の定、俺は。頭からスライムの液体をモロかぶりして。肩の防具と、腰ベルトの万能機具入れと、ブーツだけになる、なんとも情けない格好になってしまった。
「もうっ、サファ。スライムをどうして切っちゃうんだよぉ」
思わず、文句も言いたくなるでしょっ。
すると、サファは。ヘラリと笑って、言った。
「いやぁ、スライムの液体で縄が切れるんじゃないかと思って。でも、無理だったな? テオ、鑑定してみて」
そうだな。この縄が、いったいなんなのか。もう見た方が早い。
てか、服が溶けて、足が左右に開いちゃってるから。サファはこっち見るなっ。
そして、鑑定してみたんだが。『縄。ほどくしかない』って書いてあるぅ?
「…縄は、ほどくしかないそうだ」
「ほどくって、見た感じ、結び目はなさそうだが」
サファは、部屋の張り巡らされている、縄を見て言うが。
俺は、心当たりあるっていうかぁ。
実は、スライムでズボンが溶けちゃったときに。少し遊びができて、下に体がさがった。
そのとき、その、お尻に、なにかが。な、縄? が、食い込んで。
たぶん、結び目が、尻穴に??
「サファ…その、言いにくいんだけど。俺の体に、結び目が…」
「体?」
サファは、俺に近づいてきて、俺の体をグルグル巻きにしている縄を、指をたどって、丁寧に調べてくれた。
太ももや、腕や背中も調べ、陰茎も…その裏も? 縄が巻きついているところを見てくれるけど。
そんなとこまで、見ないでいいのにっ。
それに、縄を触る拍子に、指が肌をなぞるから。くすぐったいよぉ。
うぅ、そこ、じゃなくてぇ。
「あ、あった。これをほどけばいいんだな?」
サファは、結び目をみつけて、明るい声を出したが。
それは、お尻じゃなくて。胸の上にある結び目だった。
というか。右の乳首の上。
もうっ、マジ、エロダンジョンだなっ。
でも、そこをほどいて脱出できるなら。お尻のことはサファに知られなくて済むかも。
乳首の上の結び目は、わかりやすく見えているし。
ただ、縄をほどくだけでしょ? 楽勝、楽勝。
俺は、サファにうなずいた。
「あぁ、頼む。サファ」
俺の言葉に、サファは、神妙にうなずいて。
まず、縄の下に指を入れてみた。でも、体にぴったりと密着していて、サファの太めの指は入らない。
縄は、俺の胸筋の上と下に、通っていて。さらに真ん中の、乳首の上に通っている。
そこに、結び目があった。
俺は、手を後ろ方向に、腰を前方向に、縄で引っ張られているから。
なんだか、サファに、胸を突き出すみたいな格好になっていて。
恥ずかしいから、早くほどいてくれぇ。
さらに、足も開いているし。局部も全開で。うぅ。羞恥の極致だよぉ。
「じゃあ、ほどくな?」
断りを入れてから。サファが、乳首の上にある結び目に、触れる。
グリっと押されて、乳首にこすれ。俺は、ヒクンと体を揺らした。
「んんっ…」
体が揺れると、縄も軋んで、自重で、またお尻に結び目が食い込む感じがした。
「我慢して? 痛い?」
優しく、サファが聞いてくれるけど。
そう、サファは、縄をほどいてくれているだけなんだから。
感じたら、ダメじゃん。恥ずかしいじゃん。
「大丈夫。続けて…」
サファは、固い結び目を、指先で、カリカリと引っ掻くが。そのたびに、乳首がこすれて。胸の上が、ジンとする。
それが快感なのは、もうわかっていた。
何度か、サファと。深いやり取りをするうちに。性的な感覚がどういうものか、わからされたというか。
くそぉ、サファのやつぅ。俺をこんな、敏感な体に変えやがってぇ。
胸の上で、快感を覚えると。乳頭が、ツンと突き出てきて。それが結び目を押し上げるから。
それで、もう。気持ちがいいし。
その尖りは鋭敏だから。ちょっと触れただけでも、神経をいじられているみたいな感覚を呼ぶ。
「ん、ん、や、んぁ、声、出る。恥、ずかしいぃ」
「恥ずかしくないよ。ここをいじられたら、誰でもそうなるって。俺しか、聞いていないからな? 我慢しないで、声を出して」
そんなん、言われても。恥ずかしいものは、恥ずかしいっつうの。
つか、サファに聞かれるのが、一番恥ずかしいのに。
でも、もし先生たちが同じ部屋にいたら。もっと恥ずかしかったから。
それは、不幸中の幸い、かな?
だけど、やっぱり我慢できないから。情けない声は、漏れてしまう。
それに、グリグリつんつん、サファが結び目をいじるたびに、俺はぴくぴくしちゃって。
その揺れで、お尻の結び目もグリグリしちゃって。
胸とお尻を、両方、いじられているみたいに感じちゃって。
「んん、なかなか取れないなぁ。テオ、胸が赤くなっちゃったけど。ヒリヒリする?」
「ヒリヒリも、ジンジンも、するぅ」
強い官能を受けて、俺は涙目で、サファを見やる。
サファは、なにもされていないはずだけど。なんでか彼も、サファイアの目を潤ませて。なにやら熱く、俺をみつめていた。
「だよね? ここも、痛そうだ」
そうして、サファが触れたのは。俺の局部で。
そこは、胸をいじられたせいで、屹立し。張り詰めて。でも、縄が巻きついているから、少し窮屈な感じで締めつけられている。
触られれば、また膨らむから。段々、痛くなってきちゃうかも。
「サファ、触らないで。今はまだ、痛くないけど。これ以上膨張したら、わかんないぃ」
「あぁ、テオ。可哀想に。早く、ほどいてやらないとな? だから。すこぉし、我慢して?」
そう言うと、サファは。俺の胸に、顔を埋めた。
結び目を、歯を使って、ほどこうというのだ。
でも、時折、舌が。ツンと立った乳頭をぬるりと舐めていく。
その感触に、また、大きく揺れて。お尻のモノが、ぐちゅんと、入り込む。
「は、んんっ、あ、あ…それ、サファ、や、やぁ」
「我慢して、俺の不器用な指より、こっちの方が、ほどけそうなんだ」
そうだ。サファは、一生懸命、縄をほどこうとして、頑張ってくれているんだ。
なんだか、ラッキースケベのレベルが上がる音が、ピコピコと激しく鳴っているけど。
サファは親切でやってくれているのだから。俺が嫌がったら、ダメなんだよな?
「う、ん。して。サファ…して、いいから。早くぅ」
縄をほどいてくれぇ。
「…して、良いのか? こうして、ここに、舌を入れても。大丈夫?」
そうして、サファは。皮膚と縄の間に舌を差し入れて。俺の尖りを舌先でつついた。
それをされると、ジンジンして。俺の屹立がギンと固くなるけど。
陰茎が、縄に締めつけられて、苦しいけど。
「うん。して? サファ、早く、して?」
もう、サファは。なにも言わずに。その動きを繰り返した。
俺は、胸の気持ち良さに、没頭してしまい。声をおさえる気も回らず。
ただただ、悦楽に、身も腰も震わせた。
「ん、ん…あぁ、んっ、んぁ、いい、そこ…あ、ん。して、もっと、サファ、してぇ」
お尻に入り込む結び目さえも、快感を生み始め。俺は、はしたなく。縄の軋みを楽しんで、腰を揺らす。
そして、絶頂が、間近に迫ってきた。
もう、達してしまった方が、つらくないような気がして。
俺は、サファの舌に乳首を煽られる、その感触に集中した。
「イ…ちゃう。サファぁ、イく。もう、んん」
「あぁ、いいよ。何度でも、達して? 気持ちいいの、いっぱいして?」
サファは、右の乳首の尖りを、舌先でじくじくと弾いた。
その感触に、たまらず。俺は、思い切り、腰を震わせた。
「あぁぁあん、やぁ、あぁ、んぁっ…?」
だけど。その、絶頂感は、おさまらず。腰にずっと、なやましい感じがたまっていた。
「は、はぁ、サファ…イけない…んっ、いいのに、イけないよぉ」
「局部に、縄が巻きついているからだ。これが取れないと。ずっと達せないな?」
「そんなぁ…」
俺のモノは、ジンジンでじくじくで。先走りの蜜だけが、たらたらと鈴口から漏れ出ていて。もう達しそう、という感覚のままが、ずっと続いているのに。
縄に縛られている間は、このままってことぉ?
「でも、胸の結び目が取れたから。縄を外すまで、もう少しの辛抱だよ?」
そうして、サファは。俺にグルグルと巻きついた縄をほどいていった。
あぁ、良かった。サファのやつ、もしかしたら、結び目をほったらかして、胸をいじっているのかと思っていたけど。ちゃんと、結び目を解いていたんだな?
信用しなくて、ごめんよ。
俺は、ホッとしたけど。
「アレ? これ、胸の縄だけだな」
なんて、無情な声が響き。胸筋のところに巻いていた縄は、取れたけど。
なんと、腕も足も腰も、縄はまだ、巻きついたままなのだ。
そんなぁ。
「おかしいなぁ。他に、結び目みたいなの、見当たらないんだけど」
サファは、俺に巻きついた縄を、見ていくけど。
もう、俺も。覚悟を決めなきゃな。
だって、もう、我慢できないもん。
すっごい、射精感が高まっているのに。出せないの、マジ、つらい。
このままでいるの、きついんだ。
恥とか、そんなの、どうでもよくなるくらい。切羽詰まっていた。
「あの、サファ。実は、お尻に食い込んでいるのが、結び目のようなんだけど」
サファイア色の目を丸くして、サファは、俺の足の間に手を入れて、確認する。
サファが結び目に触れて、グリっと動かすと。
俺は、うふぅぅ、と。声にならぬ声が漏れる。
そこ、いじられると。もう、イきそう。
いや、出ないんだけど。半端ない、ジンとした感覚が、襲う感じ。
「テオ、さっきみたいなやつが、一番早いと思うんだけど。して、いい?」
サファは、そう言うが。
「え? 俺のお尻に口をつけるの? サファに、そんなこと、させられないよ」
「俺は、平気。つか、役得だし」
すると、ラッキースケベのレベルが、ピコーンと上がった。
うん、まぁ。ラッキーなら、いいんだけど。
「テオも、もう、つらいだろ? 早く解放してあげたいからね? 我慢できる?」
「それは。むしろ、俺が、すみませんって言うところだし。お、おお、お願いします?」
「ありがとう。じゃあ、ちょっと、体勢を変えてみようか?」
サファは、ひとつ、縄をほどいたことでできた、ゆるみを利用して、俺の体勢を変えた。
空中で座った状態だったのを、少し上体を前に倒して。椅子からちょっと腰をあげました、みたいな体勢?
もうっ、恥ずかしいっ。
つか、空気椅子みたいな中途半端な体勢で、腿も腕も、筋肉が痛いぃ。
「手が、後ろに引かれて、痛いだろうけど。早めにほどくから、我慢してて?」
そうして、臀部の肉を左右に分けて。サファはそこに舌を伸ばした。
「あぁぁあんっ」
後孔の入り口に舌が触れた、それだけで。俺は、達した。
でも、出せないから。官能は、まだ、体の中にくすぶり続け。ずっと、達しているみたいに。体が小刻みに震えた。
「あぁ、可哀想。でも、ひとつ、ほどけたよ?」
ほどけた分を、引き抜くと。中の結び目が動いて。ズクンと、また、気持ちいいのが、きた。
「んんぁあ、抜くの、いい」
「そう? テオは…引き抜かれる感じが、好きなんだ?」
「ん、好き。はやく、抜いてぇ」
「いいよ。じゃあ、また。ちょっと、我慢して?」
ぐちゅぐちゅと音をさせながら、サファは後孔に舌を差し入れる。
「んっ、はぁ、んぁ、サファの舌、熱くて、いい」
結び目を慎重に引き抜きながら、ほどいていった。
俺の感覚的には、こぶになっている結び目が、あと二つくらいありそう。
「あ、ふぅぅ。出た? 抜けたぁ?」
俺は、結び目が、ひとつ抜けた感触に、ブルリと腰を震わせる。
「あぁ、順調だ。上手に、我慢できているよ? そのまま、もう少し、腰を高く上げて?」
「うん。こう?」
普段だったら、こんなこと言われても、従わないけど。縄を取るのに必要だから。それがどんなに恥ずかしい格好でも、しなくちゃならない。
サファに、お尻を突き出すような形になって、恥ずかしかったけど。
「早く、して?」
「あぁ、可愛いよ、テオ。こんな結び目じゃなくて。ここに入るのは、俺が一番が良かったのにっ」
少し、嫉妬心をにじませて。サファは、再び。俺の尻に顔を埋めた。
食い込んだ結び目をほじくるように、サファの舌が、大胆に動く。
我慢して、と言われたから。とにかく、動かないようにしているけど。
本当は、腰を振り立てたいくらい、気持ちが良くて。
サファの、熱くて、分厚い舌が。出たり入ったり、ぐるりとかき混ぜたり、されると。
もう、無意識に、体がびくびくしちゃって。
何度イったかわからないくらいの官能を、今日だけで、感じさせられてしまった。
嫌、と言ったら。サファの行為を否定するみたいだから。
ひたすら、イイと口にした。
「んぁ、いい、サファぁ、いいよぉ。ん、んん…んぁあ、いい、イく。また、イくよぉ…」
「いいよ、何度でも。イくときのテオ、すっごく可愛いよ?」
そう言ったら、サファは。舌を深く突き立ててくれて。
俺は、また。びくーんとするくらい、感じたんだけど。やっぱり、精液は出せなくて。
もう、疲労困憊だった。
そのとき。
「ほどけた」
サファが、言って。縄の切れ端があらわになると。部屋に張り巡らされていた縄が、シュルーンと巻き戻るみたいに、宝箱に戻っていった。
空中に吊らされていた俺は、縄がなくなったことで、放り投げられてしまうが。
そこを、サファがしっかりキャッチしてくれる。
ありがとう。腰が抜けて、動けなかったから、マジ、助かった。
そして、サファは。剣を投げて、宝箱に突き刺した。すると。一瞬、光って。
宝箱は、沈静した。
つか。俺は、大きな絶頂の波を乗り越えたばかりだったので。縄がほどかれても、射精ができなくて。
でも、たまった精液はそこにあるので。出さないと、ずっとつらい状態だ。
だけど、何度も絶頂して、体はがくがくで。
なんか、己のモノに手を伸ばす気力もなくて。ただ、身を震わせているしかなかった。
「テオ、手伝ってあげるから。もう一度、さっきの体勢にして?」
それは、悪いっていうか。
だって、サファは。もう縄から俺を助けてくれたわけだし。
そういう俺の表情を、サファは感じ取ったみたい。
腕に抱く俺の額に、チュッとして。麗しく、微笑んだ。
「俺にも、ご褒美ちょうだい?」
「ご、褒美って?」
「テオの、お手伝いだよ。俺にはそれが、最高のご褒美だからな?」
俺の頬に頬をすりすりして、囁き声でサファに言われると。
それでいいのかなって、思うけど。
そうだな? 活躍したワンコには。ご褒美をあげなきゃ。
それが、サファの求めることなら。まぁ、お手伝いしても、いいけど?
「ん、じゃ。お願いします?」
そうして、床に手をついて。のろのろとサファにお尻を向ける。
あぁ、でもでも。恥ずかしいは、恥ずかしいなっ。
「早く、して? サファ」
俺は、早く済ませてしまおうという、気持ちだったのだけど。
ん? ニュアンスが、少し違ったかな?
すると、サファは。俺の後孔に、舌を差し込んできた。
そして、右手は。俺のモノを、絶妙な力加減で握っている。
先ほど、縄で締めつけられていたのと、同じような感覚。
それじゃ、また出ないんじゃないかって、思うけど。
まずは、官能を高めようというのか。分厚い彼の舌が。結び目という異物がない中で、俺の後ろの粘膜を、縦横無尽にかき回してくる。
「ん、んん…いい。サファ、好き、それ、いい、好き、あぁ、んぁっ」
今度は、俺も我慢しないで、本能のままに腰を揺らした。
ずっと不自由な体勢だったからか、体が自由になって、快楽を求めて勝手に動いちゃう。
暴れる俺の尻を、左手で揉んで、なだめながら。サファの舌は、突いて、引いてを繰り返す。
引くときに、後ろの入り口をぐるりと舐めるの、ヤバいくらい、イイ。
そして、サファは。俺の中に、舌を深く突き入れると。その瞬間に、右手で握っていた俺のモノをしごいて。
俺は、思いっきり精を吐き出すことができたのだ。
たまって、腰に渦巻いていた官能だから。びゅくびゅくと、長く、俺は身を震わせて。間断なく、何度も、精を放出した。
サファは残滓が残らぬように、屹立をしごいて射精をうながしてくれて。
すべてを出し切る、その感覚は。腰が抜けるほど良かった。
そして、俺は。文字通り、精も根も尽き果てて。冷たい床に倒れ込んだのだ。
これ、酒場のおじちゃんが言っていたやつ? かな?
「上手にイけたなぁ? 気持ち良かった? テーオ?」
すっごい、ご機嫌な顔で。サファは俺の顔に小さなキスを散りばめた。
なんだよぉ、くすぐったい。
俺は、本当に疲弊しちゃって、ただただ荒い息をついて。サファに文句は言えなかったけど。
なんだか、御主人を気遣ってウザがらみするワンコみたいだ。
まぁ、しばらく、したいようにさせておこう。
「ねぇ、テオ。さっき、俺のこと好きって言ったよ? お嫁さんになってくれる気になった?」
お伺いを立てるような顔で、聞いてくる、サファ。
だが、しかし。
「はぁ? サファを好きなんて、言ってねぇ」
ここは、きっぱりしっかりすかさず、否定しておかないとなっ。
「気持ち良いのが好きって、言っただけだ。もう、すぐ勘違いしやがって、この駄犬がぁっ」
「えええぇぇぇ? そこは、もう、うなずいちゃえばいいじゃん。テオのけちぃ」
そう言って、サファは頬を膨らませるのだった。
勇者が、ぷくっとやっても、可愛くないぞ。
で、あの縄が、宝箱の中でドロップしていたのは。魔獣に効く鞭だった。
俺の武器にして、腰ベルトに装着した。
第一階層のボスは瞬殺したものの。宝箱の中から飛び出してきた縄に引っかかり、俺は空中に座る体勢で、宙づり状態になっている。
サファは、勇者の剣で、縄を切ろうとするが。なんでか切れなくて。
これ、どうすんのぉぉ? ナウ。
そうしたら、追い打ちで。天井からスライムが落ちてきた。
サファは、部屋に張り巡らされた縄を、上手によけて、剣でスライムを薙ぎ払う。
っつか、スライム切ったら、服が溶けるしぃ。
案の定、俺は。頭からスライムの液体をモロかぶりして。肩の防具と、腰ベルトの万能機具入れと、ブーツだけになる、なんとも情けない格好になってしまった。
「もうっ、サファ。スライムをどうして切っちゃうんだよぉ」
思わず、文句も言いたくなるでしょっ。
すると、サファは。ヘラリと笑って、言った。
「いやぁ、スライムの液体で縄が切れるんじゃないかと思って。でも、無理だったな? テオ、鑑定してみて」
そうだな。この縄が、いったいなんなのか。もう見た方が早い。
てか、服が溶けて、足が左右に開いちゃってるから。サファはこっち見るなっ。
そして、鑑定してみたんだが。『縄。ほどくしかない』って書いてあるぅ?
「…縄は、ほどくしかないそうだ」
「ほどくって、見た感じ、結び目はなさそうだが」
サファは、部屋の張り巡らされている、縄を見て言うが。
俺は、心当たりあるっていうかぁ。
実は、スライムでズボンが溶けちゃったときに。少し遊びができて、下に体がさがった。
そのとき、その、お尻に、なにかが。な、縄? が、食い込んで。
たぶん、結び目が、尻穴に??
「サファ…その、言いにくいんだけど。俺の体に、結び目が…」
「体?」
サファは、俺に近づいてきて、俺の体をグルグル巻きにしている縄を、指をたどって、丁寧に調べてくれた。
太ももや、腕や背中も調べ、陰茎も…その裏も? 縄が巻きついているところを見てくれるけど。
そんなとこまで、見ないでいいのにっ。
それに、縄を触る拍子に、指が肌をなぞるから。くすぐったいよぉ。
うぅ、そこ、じゃなくてぇ。
「あ、あった。これをほどけばいいんだな?」
サファは、結び目をみつけて、明るい声を出したが。
それは、お尻じゃなくて。胸の上にある結び目だった。
というか。右の乳首の上。
もうっ、マジ、エロダンジョンだなっ。
でも、そこをほどいて脱出できるなら。お尻のことはサファに知られなくて済むかも。
乳首の上の結び目は、わかりやすく見えているし。
ただ、縄をほどくだけでしょ? 楽勝、楽勝。
俺は、サファにうなずいた。
「あぁ、頼む。サファ」
俺の言葉に、サファは、神妙にうなずいて。
まず、縄の下に指を入れてみた。でも、体にぴったりと密着していて、サファの太めの指は入らない。
縄は、俺の胸筋の上と下に、通っていて。さらに真ん中の、乳首の上に通っている。
そこに、結び目があった。
俺は、手を後ろ方向に、腰を前方向に、縄で引っ張られているから。
なんだか、サファに、胸を突き出すみたいな格好になっていて。
恥ずかしいから、早くほどいてくれぇ。
さらに、足も開いているし。局部も全開で。うぅ。羞恥の極致だよぉ。
「じゃあ、ほどくな?」
断りを入れてから。サファが、乳首の上にある結び目に、触れる。
グリっと押されて、乳首にこすれ。俺は、ヒクンと体を揺らした。
「んんっ…」
体が揺れると、縄も軋んで、自重で、またお尻に結び目が食い込む感じがした。
「我慢して? 痛い?」
優しく、サファが聞いてくれるけど。
そう、サファは、縄をほどいてくれているだけなんだから。
感じたら、ダメじゃん。恥ずかしいじゃん。
「大丈夫。続けて…」
サファは、固い結び目を、指先で、カリカリと引っ掻くが。そのたびに、乳首がこすれて。胸の上が、ジンとする。
それが快感なのは、もうわかっていた。
何度か、サファと。深いやり取りをするうちに。性的な感覚がどういうものか、わからされたというか。
くそぉ、サファのやつぅ。俺をこんな、敏感な体に変えやがってぇ。
胸の上で、快感を覚えると。乳頭が、ツンと突き出てきて。それが結び目を押し上げるから。
それで、もう。気持ちがいいし。
その尖りは鋭敏だから。ちょっと触れただけでも、神経をいじられているみたいな感覚を呼ぶ。
「ん、ん、や、んぁ、声、出る。恥、ずかしいぃ」
「恥ずかしくないよ。ここをいじられたら、誰でもそうなるって。俺しか、聞いていないからな? 我慢しないで、声を出して」
そんなん、言われても。恥ずかしいものは、恥ずかしいっつうの。
つか、サファに聞かれるのが、一番恥ずかしいのに。
でも、もし先生たちが同じ部屋にいたら。もっと恥ずかしかったから。
それは、不幸中の幸い、かな?
だけど、やっぱり我慢できないから。情けない声は、漏れてしまう。
それに、グリグリつんつん、サファが結び目をいじるたびに、俺はぴくぴくしちゃって。
その揺れで、お尻の結び目もグリグリしちゃって。
胸とお尻を、両方、いじられているみたいに感じちゃって。
「んん、なかなか取れないなぁ。テオ、胸が赤くなっちゃったけど。ヒリヒリする?」
「ヒリヒリも、ジンジンも、するぅ」
強い官能を受けて、俺は涙目で、サファを見やる。
サファは、なにもされていないはずだけど。なんでか彼も、サファイアの目を潤ませて。なにやら熱く、俺をみつめていた。
「だよね? ここも、痛そうだ」
そうして、サファが触れたのは。俺の局部で。
そこは、胸をいじられたせいで、屹立し。張り詰めて。でも、縄が巻きついているから、少し窮屈な感じで締めつけられている。
触られれば、また膨らむから。段々、痛くなってきちゃうかも。
「サファ、触らないで。今はまだ、痛くないけど。これ以上膨張したら、わかんないぃ」
「あぁ、テオ。可哀想に。早く、ほどいてやらないとな? だから。すこぉし、我慢して?」
そう言うと、サファは。俺の胸に、顔を埋めた。
結び目を、歯を使って、ほどこうというのだ。
でも、時折、舌が。ツンと立った乳頭をぬるりと舐めていく。
その感触に、また、大きく揺れて。お尻のモノが、ぐちゅんと、入り込む。
「は、んんっ、あ、あ…それ、サファ、や、やぁ」
「我慢して、俺の不器用な指より、こっちの方が、ほどけそうなんだ」
そうだ。サファは、一生懸命、縄をほどこうとして、頑張ってくれているんだ。
なんだか、ラッキースケベのレベルが上がる音が、ピコピコと激しく鳴っているけど。
サファは親切でやってくれているのだから。俺が嫌がったら、ダメなんだよな?
「う、ん。して。サファ…して、いいから。早くぅ」
縄をほどいてくれぇ。
「…して、良いのか? こうして、ここに、舌を入れても。大丈夫?」
そうして、サファは。皮膚と縄の間に舌を差し入れて。俺の尖りを舌先でつついた。
それをされると、ジンジンして。俺の屹立がギンと固くなるけど。
陰茎が、縄に締めつけられて、苦しいけど。
「うん。して? サファ、早く、して?」
もう、サファは。なにも言わずに。その動きを繰り返した。
俺は、胸の気持ち良さに、没頭してしまい。声をおさえる気も回らず。
ただただ、悦楽に、身も腰も震わせた。
「ん、ん…あぁ、んっ、んぁ、いい、そこ…あ、ん。して、もっと、サファ、してぇ」
お尻に入り込む結び目さえも、快感を生み始め。俺は、はしたなく。縄の軋みを楽しんで、腰を揺らす。
そして、絶頂が、間近に迫ってきた。
もう、達してしまった方が、つらくないような気がして。
俺は、サファの舌に乳首を煽られる、その感触に集中した。
「イ…ちゃう。サファぁ、イく。もう、んん」
「あぁ、いいよ。何度でも、達して? 気持ちいいの、いっぱいして?」
サファは、右の乳首の尖りを、舌先でじくじくと弾いた。
その感触に、たまらず。俺は、思い切り、腰を震わせた。
「あぁぁあん、やぁ、あぁ、んぁっ…?」
だけど。その、絶頂感は、おさまらず。腰にずっと、なやましい感じがたまっていた。
「は、はぁ、サファ…イけない…んっ、いいのに、イけないよぉ」
「局部に、縄が巻きついているからだ。これが取れないと。ずっと達せないな?」
「そんなぁ…」
俺のモノは、ジンジンでじくじくで。先走りの蜜だけが、たらたらと鈴口から漏れ出ていて。もう達しそう、という感覚のままが、ずっと続いているのに。
縄に縛られている間は、このままってことぉ?
「でも、胸の結び目が取れたから。縄を外すまで、もう少しの辛抱だよ?」
そうして、サファは。俺にグルグルと巻きついた縄をほどいていった。
あぁ、良かった。サファのやつ、もしかしたら、結び目をほったらかして、胸をいじっているのかと思っていたけど。ちゃんと、結び目を解いていたんだな?
信用しなくて、ごめんよ。
俺は、ホッとしたけど。
「アレ? これ、胸の縄だけだな」
なんて、無情な声が響き。胸筋のところに巻いていた縄は、取れたけど。
なんと、腕も足も腰も、縄はまだ、巻きついたままなのだ。
そんなぁ。
「おかしいなぁ。他に、結び目みたいなの、見当たらないんだけど」
サファは、俺に巻きついた縄を、見ていくけど。
もう、俺も。覚悟を決めなきゃな。
だって、もう、我慢できないもん。
すっごい、射精感が高まっているのに。出せないの、マジ、つらい。
このままでいるの、きついんだ。
恥とか、そんなの、どうでもよくなるくらい。切羽詰まっていた。
「あの、サファ。実は、お尻に食い込んでいるのが、結び目のようなんだけど」
サファイア色の目を丸くして、サファは、俺の足の間に手を入れて、確認する。
サファが結び目に触れて、グリっと動かすと。
俺は、うふぅぅ、と。声にならぬ声が漏れる。
そこ、いじられると。もう、イきそう。
いや、出ないんだけど。半端ない、ジンとした感覚が、襲う感じ。
「テオ、さっきみたいなやつが、一番早いと思うんだけど。して、いい?」
サファは、そう言うが。
「え? 俺のお尻に口をつけるの? サファに、そんなこと、させられないよ」
「俺は、平気。つか、役得だし」
すると、ラッキースケベのレベルが、ピコーンと上がった。
うん、まぁ。ラッキーなら、いいんだけど。
「テオも、もう、つらいだろ? 早く解放してあげたいからね? 我慢できる?」
「それは。むしろ、俺が、すみませんって言うところだし。お、おお、お願いします?」
「ありがとう。じゃあ、ちょっと、体勢を変えてみようか?」
サファは、ひとつ、縄をほどいたことでできた、ゆるみを利用して、俺の体勢を変えた。
空中で座った状態だったのを、少し上体を前に倒して。椅子からちょっと腰をあげました、みたいな体勢?
もうっ、恥ずかしいっ。
つか、空気椅子みたいな中途半端な体勢で、腿も腕も、筋肉が痛いぃ。
「手が、後ろに引かれて、痛いだろうけど。早めにほどくから、我慢してて?」
そうして、臀部の肉を左右に分けて。サファはそこに舌を伸ばした。
「あぁぁあんっ」
後孔の入り口に舌が触れた、それだけで。俺は、達した。
でも、出せないから。官能は、まだ、体の中にくすぶり続け。ずっと、達しているみたいに。体が小刻みに震えた。
「あぁ、可哀想。でも、ひとつ、ほどけたよ?」
ほどけた分を、引き抜くと。中の結び目が動いて。ズクンと、また、気持ちいいのが、きた。
「んんぁあ、抜くの、いい」
「そう? テオは…引き抜かれる感じが、好きなんだ?」
「ん、好き。はやく、抜いてぇ」
「いいよ。じゃあ、また。ちょっと、我慢して?」
ぐちゅぐちゅと音をさせながら、サファは後孔に舌を差し入れる。
「んっ、はぁ、んぁ、サファの舌、熱くて、いい」
結び目を慎重に引き抜きながら、ほどいていった。
俺の感覚的には、こぶになっている結び目が、あと二つくらいありそう。
「あ、ふぅぅ。出た? 抜けたぁ?」
俺は、結び目が、ひとつ抜けた感触に、ブルリと腰を震わせる。
「あぁ、順調だ。上手に、我慢できているよ? そのまま、もう少し、腰を高く上げて?」
「うん。こう?」
普段だったら、こんなこと言われても、従わないけど。縄を取るのに必要だから。それがどんなに恥ずかしい格好でも、しなくちゃならない。
サファに、お尻を突き出すような形になって、恥ずかしかったけど。
「早く、して?」
「あぁ、可愛いよ、テオ。こんな結び目じゃなくて。ここに入るのは、俺が一番が良かったのにっ」
少し、嫉妬心をにじませて。サファは、再び。俺の尻に顔を埋めた。
食い込んだ結び目をほじくるように、サファの舌が、大胆に動く。
我慢して、と言われたから。とにかく、動かないようにしているけど。
本当は、腰を振り立てたいくらい、気持ちが良くて。
サファの、熱くて、分厚い舌が。出たり入ったり、ぐるりとかき混ぜたり、されると。
もう、無意識に、体がびくびくしちゃって。
何度イったかわからないくらいの官能を、今日だけで、感じさせられてしまった。
嫌、と言ったら。サファの行為を否定するみたいだから。
ひたすら、イイと口にした。
「んぁ、いい、サファぁ、いいよぉ。ん、んん…んぁあ、いい、イく。また、イくよぉ…」
「いいよ、何度でも。イくときのテオ、すっごく可愛いよ?」
そう言ったら、サファは。舌を深く突き立ててくれて。
俺は、また。びくーんとするくらい、感じたんだけど。やっぱり、精液は出せなくて。
もう、疲労困憊だった。
そのとき。
「ほどけた」
サファが、言って。縄の切れ端があらわになると。部屋に張り巡らされていた縄が、シュルーンと巻き戻るみたいに、宝箱に戻っていった。
空中に吊らされていた俺は、縄がなくなったことで、放り投げられてしまうが。
そこを、サファがしっかりキャッチしてくれる。
ありがとう。腰が抜けて、動けなかったから、マジ、助かった。
そして、サファは。剣を投げて、宝箱に突き刺した。すると。一瞬、光って。
宝箱は、沈静した。
つか。俺は、大きな絶頂の波を乗り越えたばかりだったので。縄がほどかれても、射精ができなくて。
でも、たまった精液はそこにあるので。出さないと、ずっとつらい状態だ。
だけど、何度も絶頂して、体はがくがくで。
なんか、己のモノに手を伸ばす気力もなくて。ただ、身を震わせているしかなかった。
「テオ、手伝ってあげるから。もう一度、さっきの体勢にして?」
それは、悪いっていうか。
だって、サファは。もう縄から俺を助けてくれたわけだし。
そういう俺の表情を、サファは感じ取ったみたい。
腕に抱く俺の額に、チュッとして。麗しく、微笑んだ。
「俺にも、ご褒美ちょうだい?」
「ご、褒美って?」
「テオの、お手伝いだよ。俺にはそれが、最高のご褒美だからな?」
俺の頬に頬をすりすりして、囁き声でサファに言われると。
それでいいのかなって、思うけど。
そうだな? 活躍したワンコには。ご褒美をあげなきゃ。
それが、サファの求めることなら。まぁ、お手伝いしても、いいけど?
「ん、じゃ。お願いします?」
そうして、床に手をついて。のろのろとサファにお尻を向ける。
あぁ、でもでも。恥ずかしいは、恥ずかしいなっ。
「早く、して? サファ」
俺は、早く済ませてしまおうという、気持ちだったのだけど。
ん? ニュアンスが、少し違ったかな?
すると、サファは。俺の後孔に、舌を差し込んできた。
そして、右手は。俺のモノを、絶妙な力加減で握っている。
先ほど、縄で締めつけられていたのと、同じような感覚。
それじゃ、また出ないんじゃないかって、思うけど。
まずは、官能を高めようというのか。分厚い彼の舌が。結び目という異物がない中で、俺の後ろの粘膜を、縦横無尽にかき回してくる。
「ん、んん…いい。サファ、好き、それ、いい、好き、あぁ、んぁっ」
今度は、俺も我慢しないで、本能のままに腰を揺らした。
ずっと不自由な体勢だったからか、体が自由になって、快楽を求めて勝手に動いちゃう。
暴れる俺の尻を、左手で揉んで、なだめながら。サファの舌は、突いて、引いてを繰り返す。
引くときに、後ろの入り口をぐるりと舐めるの、ヤバいくらい、イイ。
そして、サファは。俺の中に、舌を深く突き入れると。その瞬間に、右手で握っていた俺のモノをしごいて。
俺は、思いっきり精を吐き出すことができたのだ。
たまって、腰に渦巻いていた官能だから。びゅくびゅくと、長く、俺は身を震わせて。間断なく、何度も、精を放出した。
サファは残滓が残らぬように、屹立をしごいて射精をうながしてくれて。
すべてを出し切る、その感覚は。腰が抜けるほど良かった。
そして、俺は。文字通り、精も根も尽き果てて。冷たい床に倒れ込んだのだ。
これ、酒場のおじちゃんが言っていたやつ? かな?
「上手にイけたなぁ? 気持ち良かった? テーオ?」
すっごい、ご機嫌な顔で。サファは俺の顔に小さなキスを散りばめた。
なんだよぉ、くすぐったい。
俺は、本当に疲弊しちゃって、ただただ荒い息をついて。サファに文句は言えなかったけど。
なんだか、御主人を気遣ってウザがらみするワンコみたいだ。
まぁ、しばらく、したいようにさせておこう。
「ねぇ、テオ。さっき、俺のこと好きって言ったよ? お嫁さんになってくれる気になった?」
お伺いを立てるような顔で、聞いてくる、サファ。
だが、しかし。
「はぁ? サファを好きなんて、言ってねぇ」
ここは、きっぱりしっかりすかさず、否定しておかないとなっ。
「気持ち良いのが好きって、言っただけだ。もう、すぐ勘違いしやがって、この駄犬がぁっ」
「えええぇぇぇ? そこは、もう、うなずいちゃえばいいじゃん。テオのけちぃ」
そう言って、サファは頬を膨らませるのだった。
勇者が、ぷくっとやっても、可愛くないぞ。
で、あの縄が、宝箱の中でドロップしていたのは。魔獣に効く鞭だった。
俺の武器にして、腰ベルトに装着した。
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