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愛を語り合う
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きゃぁーという黄色い声が周りで上がる。
ちょっと殿下っ!男色疑惑がリードルについちゃうでしょ!
殿下が男色だったとしてもどーでもいいけれど、うちの子巻き込まないでくださいよっ!
ああ、でも待って……。
私、親として偏見を持つつもりは無いの。
リードルが男の人が好きだというのなら、それはそれで応援するわよ?
「リードルも、殿下のこと愛してる?」
こそっとリードルに聞いたら、リードルはぶはっと噴出した。
「冗談じゃない。僕が好きなのはお義母様です!」
そういう好きを尋ねたんじゃなくて、恋愛的な話を聞いたんですけどね?
……まぁ、どちらにしても、恋愛的な感情を殿下に持っているわけではないということですね。
それでは。心置きなく、青薔薇会で持たされる情報を元に、婚約者探しをしなければ……。
でも、嬉しいから、私もリードルに伝えておこう。
「リードル、私もあなたを愛しているわ」
「お……義母さ……」
「さぁ、かわいい義息子。どれほどダンスの腕が上達したか見せてちょうだい」
リードルがけっつまづいた。
ありゃ。ドジな子。でもそういうところもかわいいんだけど。いや、親ばか親ばか。ほっといてください。
リードルがしっかり力強く私をホールドする。
んん?
んん?
リードルの胸が私の目の前に。
ありゃぁ。リードルが見上げていたのに、今は私が見上げないといけない。大きくなったなぁ。……当たり前だけれど。
そりゃそうだよね。もう17歳だ。
「お義母様、殿下と何を話していたんですか?」
リードルが私の頭に顔を載せるようにして尋ねてくる。
おや?こういうの覚えていますよ。
「僕のお義母様だぞっ!」
と、使用人の子供を抱っこしたら嫉妬したリードルが泣きそうな顔で飛んできたんでしたね。
ふふ。そうかぁ。そ、う、か、ぁ。によによ。
気になっちゃいましたか。
大丈夫。さすがに、殿下のママになることはありませんよ。だって、それって王妃ですよ?お王妃様は生きていらっしゃいますよ?
「えーっと、何を話していたんでしたっけ……ああ、そう、エリエッタが1番じゃなくて何故私が1番なのかと不思議がっていましたね」
「ああ、それか。そんなのお義母様が一番に決まってるのに、殿下には分からないんだな……と、分からないか。むしろ分からなくていい。お義母様のすばらしさは僕だけが知っていればそれでいいんだ……」
もにょもにょと何かリードルがつぶやいていますが、何を言っているのか聞き取れず。
「お義母様……リア……」
おやおや。まるでダンスのホールドが私を抱きしめるみたいな形になってますよ。
いくら身長差があって、私の手が短くて距離が近づきがちとはいえ……。
……踊りにくいんでしょうね。5歳のリードルと踊った時、私も不自然な体制で結構大変でしたし。
なるほど。身長差があると、ダンスが大変。メモメモ。
リードルのお嫁さんになる人はある程度身長があった方がいいかもしれません。新たな発見です。
曲が終わりました。
ちょっと殿下っ!男色疑惑がリードルについちゃうでしょ!
殿下が男色だったとしてもどーでもいいけれど、うちの子巻き込まないでくださいよっ!
ああ、でも待って……。
私、親として偏見を持つつもりは無いの。
リードルが男の人が好きだというのなら、それはそれで応援するわよ?
「リードルも、殿下のこと愛してる?」
こそっとリードルに聞いたら、リードルはぶはっと噴出した。
「冗談じゃない。僕が好きなのはお義母様です!」
そういう好きを尋ねたんじゃなくて、恋愛的な話を聞いたんですけどね?
……まぁ、どちらにしても、恋愛的な感情を殿下に持っているわけではないということですね。
それでは。心置きなく、青薔薇会で持たされる情報を元に、婚約者探しをしなければ……。
でも、嬉しいから、私もリードルに伝えておこう。
「リードル、私もあなたを愛しているわ」
「お……義母さ……」
「さぁ、かわいい義息子。どれほどダンスの腕が上達したか見せてちょうだい」
リードルがけっつまづいた。
ありゃ。ドジな子。でもそういうところもかわいいんだけど。いや、親ばか親ばか。ほっといてください。
リードルがしっかり力強く私をホールドする。
んん?
んん?
リードルの胸が私の目の前に。
ありゃぁ。リードルが見上げていたのに、今は私が見上げないといけない。大きくなったなぁ。……当たり前だけれど。
そりゃそうだよね。もう17歳だ。
「お義母様、殿下と何を話していたんですか?」
リードルが私の頭に顔を載せるようにして尋ねてくる。
おや?こういうの覚えていますよ。
「僕のお義母様だぞっ!」
と、使用人の子供を抱っこしたら嫉妬したリードルが泣きそうな顔で飛んできたんでしたね。
ふふ。そうかぁ。そ、う、か、ぁ。によによ。
気になっちゃいましたか。
大丈夫。さすがに、殿下のママになることはありませんよ。だって、それって王妃ですよ?お王妃様は生きていらっしゃいますよ?
「えーっと、何を話していたんでしたっけ……ああ、そう、エリエッタが1番じゃなくて何故私が1番なのかと不思議がっていましたね」
「ああ、それか。そんなのお義母様が一番に決まってるのに、殿下には分からないんだな……と、分からないか。むしろ分からなくていい。お義母様のすばらしさは僕だけが知っていればそれでいいんだ……」
もにょもにょと何かリードルがつぶやいていますが、何を言っているのか聞き取れず。
「お義母様……リア……」
おやおや。まるでダンスのホールドが私を抱きしめるみたいな形になってますよ。
いくら身長差があって、私の手が短くて距離が近づきがちとはいえ……。
……踊りにくいんでしょうね。5歳のリードルと踊った時、私も不自然な体制で結構大変でしたし。
なるほど。身長差があると、ダンスが大変。メモメモ。
リードルのお嫁さんになる人はある程度身長があった方がいいかもしれません。新たな発見です。
曲が終わりました。
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