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【溶け込むねぇ。似たような服装している人の多いこと。よし、次は街はずれに歩いていくよ!】
どうせ王都から出ていくのだ。街はずれといえども、東西南北どっちに向かうかは重要。
隣国の王子の隣国は我が国から見て、西側にある。ということは東に向かえば離れられるか。
【ダメダメ、南よ。南!人は暖かいところなら生存率上がるんだから!寒いとそれだけで死ぬの!とはいえ暑すぎても死ぬけど……。飢えた上に凍えるなんてまっぴら!】
ということで、南に向かって歩き出す。
学園は王族も通うため、王城の近く、王都の中心部にある。
中心部から離れていくにしたがって、どんどん豊かさが失われる。貴族街を、庶民の富裕層、庶民の普通の人、そして貧民街に差し掛かる前にストップがかかる。
【あそこで、古着を売ってるから、買うよ】
「着替え用?」
【違うわよ。男物の服を買ったところまではすぐに足取りつかめるでしょう?そうすれば男装した女を探し始める。だとすれば、女の格好していたほうが見つかりにくいわよ!】
そういうもの?元に戻るだけで、女をもともと探すのに?
【大体、男物を買って変装するつもりか、馬鹿だなそんなのお見通しだって、賢いと思ってる人間はそう信じこむものよ】
「あの、その服と、今着てる服を交換してもらってもいい?」
なるべくお金を減らさないために、ぶつぶつ交換を持ち掛けた。
「え?いいのか?すごくきれいな服じゃないかこれと交換なんて損だぞ?」
店番の男が心底驚いている。
そんなにきれいな服?
交換してと持ち掛けたワンピースは、確かに穴が開いてないけど、つぎはぎはしてある。色も元々は何色だったのか分からないすすけた灰色。
養女になる前の本当の家族の名前も住んでいたところも覚えていない。5歳の時に分かれた家族の顔ももおぼろげだ。
でも、こんな色のワンピースを母さんが着ていたのは覚えている。
引き取られた侯爵家の窓から外を眺め、同じような色の服の人が通るたびに、母さんが迎えに来てくれたのかも!と思っていたのを思い出す。
「それから、エプロンがあればエプロンも欲しい」
「エプロンか……こんなんしかないけどいいか?」
何度も手の汚れを同じところでぬぐったのだろう。エプロンの右側がひどく汚れている。
左側は比較的綺麗で。
ああそうだ。母さんは、あまり汚れていない綺麗なところで私の顔をぬぐってくれていた。
「それがいいです!」
お金を取り出すと、いいよいいよとワンピース1枚との交換じゃ貰いすぎだからと言ってくれた。
すぐに着替えて、脱いだ服を畳んで手渡してお礼を言う。
【ああ、ますますモブだ……。どっかの農村にいそう。落穂拾ってそう】
落穂を拾う?
よくわからないけど、それから必要な物、干し肉と固いパンを買いワンピースのポケットに突っ込んで王都の南門を出た。
王都に入るときのチェックは厳しいけれど、出るときは特に何も言われない。
=============
次か次あたりで浄化魔法が役立つ=王都ではその魔法がなくなり困る
というターンになっていくかと思います。
ちゃんと出て来いよヒーローw
ストックなしで進んでおります。
今ならヒーローはこういう男がいいリクエスト受付中です。←真面目に言ってます
年齢、体格、名前、正確、髪の毛の色、目の色、立場……好みを思いきり叫んでください。
ちなみに、ありがちな私が書く小説のヒーローは
「残念イケメン」です。
あとは「わんこ系(残念)」。
年下になると途端に「ヤンデレ執着」になります。
よろしくお願いします。(*- -)(*_ _)ペコリ
どうせ王都から出ていくのだ。街はずれといえども、東西南北どっちに向かうかは重要。
隣国の王子の隣国は我が国から見て、西側にある。ということは東に向かえば離れられるか。
【ダメダメ、南よ。南!人は暖かいところなら生存率上がるんだから!寒いとそれだけで死ぬの!とはいえ暑すぎても死ぬけど……。飢えた上に凍えるなんてまっぴら!】
ということで、南に向かって歩き出す。
学園は王族も通うため、王城の近く、王都の中心部にある。
中心部から離れていくにしたがって、どんどん豊かさが失われる。貴族街を、庶民の富裕層、庶民の普通の人、そして貧民街に差し掛かる前にストップがかかる。
【あそこで、古着を売ってるから、買うよ】
「着替え用?」
【違うわよ。男物の服を買ったところまではすぐに足取りつかめるでしょう?そうすれば男装した女を探し始める。だとすれば、女の格好していたほうが見つかりにくいわよ!】
そういうもの?元に戻るだけで、女をもともと探すのに?
【大体、男物を買って変装するつもりか、馬鹿だなそんなのお見通しだって、賢いと思ってる人間はそう信じこむものよ】
「あの、その服と、今着てる服を交換してもらってもいい?」
なるべくお金を減らさないために、ぶつぶつ交換を持ち掛けた。
「え?いいのか?すごくきれいな服じゃないかこれと交換なんて損だぞ?」
店番の男が心底驚いている。
そんなにきれいな服?
交換してと持ち掛けたワンピースは、確かに穴が開いてないけど、つぎはぎはしてある。色も元々は何色だったのか分からないすすけた灰色。
養女になる前の本当の家族の名前も住んでいたところも覚えていない。5歳の時に分かれた家族の顔ももおぼろげだ。
でも、こんな色のワンピースを母さんが着ていたのは覚えている。
引き取られた侯爵家の窓から外を眺め、同じような色の服の人が通るたびに、母さんが迎えに来てくれたのかも!と思っていたのを思い出す。
「それから、エプロンがあればエプロンも欲しい」
「エプロンか……こんなんしかないけどいいか?」
何度も手の汚れを同じところでぬぐったのだろう。エプロンの右側がひどく汚れている。
左側は比較的綺麗で。
ああそうだ。母さんは、あまり汚れていない綺麗なところで私の顔をぬぐってくれていた。
「それがいいです!」
お金を取り出すと、いいよいいよとワンピース1枚との交換じゃ貰いすぎだからと言ってくれた。
すぐに着替えて、脱いだ服を畳んで手渡してお礼を言う。
【ああ、ますますモブだ……。どっかの農村にいそう。落穂拾ってそう】
落穂を拾う?
よくわからないけど、それから必要な物、干し肉と固いパンを買いワンピースのポケットに突っ込んで王都の南門を出た。
王都に入るときのチェックは厳しいけれど、出るときは特に何も言われない。
=============
次か次あたりで浄化魔法が役立つ=王都ではその魔法がなくなり困る
というターンになっていくかと思います。
ちゃんと出て来いよヒーローw
ストックなしで進んでおります。
今ならヒーローはこういう男がいいリクエスト受付中です。←真面目に言ってます
年齢、体格、名前、正確、髪の毛の色、目の色、立場……好みを思いきり叫んでください。
ちなみに、ありがちな私が書く小説のヒーローは
「残念イケメン」です。
あとは「わんこ系(残念)」。
年下になると途端に「ヤンデレ執着」になります。
よろしくお願いします。(*- -)(*_ _)ペコリ
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