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ディック
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「さぁ、今日も殿下がすでに来ているという情報はつかんでいますから、探しましょう」
「「はい、ローレル様!」」
3人が立ち去るのを見送る。
ローレル様、本当に素敵。はぁ、殿下ともきっとお似合いだわ。……どんな方かしりませんが。王妃として、ローレル様ならしっかり務められると思うんですよ。……もし、王家の懸念が皇太子の座を退き、王位につかなかったときに期待外れだと思わせてはいけないということでも、ローレル様ならそうなったときはそうなったときと笑い飛ばしそうなんだけど。
「さぁ……何人かアレルギーチェックをしてからあづまやに向かおう」
もちろん、エミリーのところに早く向かいたいのはやまやまだけれど……。
婚約者探しも頑張ろうと思ったからには、ちゃんと数人ずつチェックはします。
人ごみにわざと入っていく。
人ごみなので、人との距離が当然近くなる。
「くしゅんっ」
あ、ダメだこの人。
「お嬢さん、大丈夫ですか?」
にこっと笑う歯がとても美しい青年だけれど、近くにいるとくしゃみが出るので割とアレルギーが出る人だ。
「ええ、ありがとうございます。大丈夫ですわ。では、私は友人を探している途中ですので失礼いたします」
ニコリと笑ってその場を立ち去る。
「おい、今のご令嬢は誰だ?かわいかったな」
「さぁ、初めて見る顔だよ」
「ああ、あの子、先月ピンクのドレスで浮いてた子だよ。今日はずいぶん見違えるドレスを着ていたな」
「え?本当か?先月のアレから考えるとうちでも釣り合いが取れないこともないな」
「何言ってんだよ、お前、伯爵家を継ぐんだろ?伯爵令嬢でお前狙いの子いくらでもいるじゃないか。俺、いってみようかな。玉の輿狙ってなきゃ、俺にもワンチャン」
ん?私の噂?
「見ました?この間のピンクの……今、わざと気を引こうとくしゃみしていたわよ」
「いやぁね。くしゃみなんて下品な手段を使うなんて」
私の噂……よね。くしゃみはわざとじゃないんです……。
そうか、くしゃみは下品……なるべく我慢しなければ。
「くしゅんっ、くしゅんっ、くしゅんっ」
言ってるそばからくしゃみが止まらない。かなりアレルギーが強く出る人が近くにいるようです。
「大丈夫かい?気分が悪いのであれば、休んだ方がいいよ」
さっと、大きな白い手がエスコートをしますよとばかりに差し出された。
「きゃー、ディック様よっ!」
「なんで、ディック様が、あんな女に!」
ん?ディック様?名前はきいたこと……くしゅんっ。
ああ、そう、確かお兄様のお友達で、侯爵令息だったはず。
============
紆余曲折ありまして。ディックの名前……
最終的に、名前……アドバイスをいただき
「名付け辞典」っぽいサイトで「ランダムに名前を付ける」ってやつで「〇番目に出たやつと決めてつける」
という話をですね、私も真似したんですよ。
で、ランダムにつける5番目と決めて、やったところ……
出てきた名前が……
「テディ」
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
熊か!
いや、流石に、これは、別のイメージが強すぎて……(´;ω;`)ウゥゥと、なりました。
「「はい、ローレル様!」」
3人が立ち去るのを見送る。
ローレル様、本当に素敵。はぁ、殿下ともきっとお似合いだわ。……どんな方かしりませんが。王妃として、ローレル様ならしっかり務められると思うんですよ。……もし、王家の懸念が皇太子の座を退き、王位につかなかったときに期待外れだと思わせてはいけないということでも、ローレル様ならそうなったときはそうなったときと笑い飛ばしそうなんだけど。
「さぁ……何人かアレルギーチェックをしてからあづまやに向かおう」
もちろん、エミリーのところに早く向かいたいのはやまやまだけれど……。
婚約者探しも頑張ろうと思ったからには、ちゃんと数人ずつチェックはします。
人ごみにわざと入っていく。
人ごみなので、人との距離が当然近くなる。
「くしゅんっ」
あ、ダメだこの人。
「お嬢さん、大丈夫ですか?」
にこっと笑う歯がとても美しい青年だけれど、近くにいるとくしゃみが出るので割とアレルギーが出る人だ。
「ええ、ありがとうございます。大丈夫ですわ。では、私は友人を探している途中ですので失礼いたします」
ニコリと笑ってその場を立ち去る。
「おい、今のご令嬢は誰だ?かわいかったな」
「さぁ、初めて見る顔だよ」
「ああ、あの子、先月ピンクのドレスで浮いてた子だよ。今日はずいぶん見違えるドレスを着ていたな」
「え?本当か?先月のアレから考えるとうちでも釣り合いが取れないこともないな」
「何言ってんだよ、お前、伯爵家を継ぐんだろ?伯爵令嬢でお前狙いの子いくらでもいるじゃないか。俺、いってみようかな。玉の輿狙ってなきゃ、俺にもワンチャン」
ん?私の噂?
「見ました?この間のピンクの……今、わざと気を引こうとくしゃみしていたわよ」
「いやぁね。くしゃみなんて下品な手段を使うなんて」
私の噂……よね。くしゃみはわざとじゃないんです……。
そうか、くしゃみは下品……なるべく我慢しなければ。
「くしゅんっ、くしゅんっ、くしゅんっ」
言ってるそばからくしゃみが止まらない。かなりアレルギーが強く出る人が近くにいるようです。
「大丈夫かい?気分が悪いのであれば、休んだ方がいいよ」
さっと、大きな白い手がエスコートをしますよとばかりに差し出された。
「きゃー、ディック様よっ!」
「なんで、ディック様が、あんな女に!」
ん?ディック様?名前はきいたこと……くしゅんっ。
ああ、そう、確かお兄様のお友達で、侯爵令息だったはず。
============
紆余曲折ありまして。ディックの名前……
最終的に、名前……アドバイスをいただき
「名付け辞典」っぽいサイトで「ランダムに名前を付ける」ってやつで「〇番目に出たやつと決めてつける」
という話をですね、私も真似したんですよ。
で、ランダムにつける5番目と決めて、やったところ……
出てきた名前が……
「テディ」
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)
熊か!
いや、流石に、これは、別のイメージが強すぎて……(´;ω;`)ウゥゥと、なりました。
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