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27 宰相の息子に捕まえられる。
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「カミル……お前、とうとうお嫁に行ってしまうのだな。家のことは心配するな。もうお前も、大人になるんだ。お前が決めたのなら、止めはしないよ」
レオンハルト王子に命じられて僕を迎えに来たらしいコルネリウスと共に、卒業パーティに向かうことを告げると、父上がハンカチで目元を押さえながらしみじみ呟いた。なぜか泣いてる。
「父上、何勘違いしてるんですか。学園の卒業パーティに行くだけです。それに、嫁に行くならアリシアでしょ?レオンハルト殿下の婚約者なんだから」
「む?そうであったかな」
……もしかして、忘れてた?
コルネリウスと共に馬車に乗り込むと、父上から「幸せにな~」と涙ながらに見送られた。何故だ。
※※※
僕の家出計画は、早々に頓挫した。
コルネリウスによれば、僕は支援者に騙されており、行こうとしていた修道院は劣悪な環境だったそうだ。その支援者は既に掴まっており、余罪もあるようで投獄中とのことだった。
「証拠もちゃんとあるぞ。まあ、もしお前が騙されて掴まってたら、その容姿だ。娼館に売り飛ばされていただろうな」
隣に座ったコルネリウスが、僕が行くはずだった修道院の資料をヒラヒラと振りながら、恐ろしいことを言ってくる。
「う……」
僕は身震いした。危うく自分から男娼になりにいくところだった。
『ゲーム』の強制力、怖すぎる。
「……でも、何で僕がそこの修道院に行くつもりって分かったの?誰にも言ってないはずなのに」
「さあな。俺はレオンハルト殿下に言われて調査していただけだ。お前の計画は完全に殿下にバレてたぞ。一応、お前が身を落とさないで済んだのは殿下のお陰だ」
「……うん」
僕は落ち込んだ。どうやら王子に迷惑をかけてしまったらしい。
「殿下からは絶対にお前を連れ戻して来いと命じられてるが、お前がまだ本気で逃げ出したいなら、手伝うぞ」
僕は驚いてコルネリウスを見つめた。彼の表情は変わらないが、かけられた言葉の優しさに泣きそうになる。
「……ありがとう、コルネリウス。でも、今は大丈夫」
僕は俯いたまま、答えた。
「カミル、顔あげろ」
コルネリウスに言われて、僕がそっと顔をあげると、唇に何か丸いものが押し付けられた。
「むぐ」
思わず口を開けると、その丸い塊が口の中に押し込まれる。
……甘い。どうやら飴玉のようだ。
「お前が泣きそうになったら、食わせてやれって。レオンハルト殿下からだ」
「……っ」
飴玉の甘さが涙腺を刺激する。
我慢しようと思ってたのに、王子のことを思い出して、僕の目から涙が溢れてしまった。
※※※
卒業パーティーの会場は、学園内にある大広間で行われる。
すでに卒業生と一部の在校生、そして関係者達が大勢集まっており、華やかな雰囲気に包まれていた。
「レオンハルト殿下を呼んでくるからな。ここで待ってろ」
会場に入ると、僕はコルネリウスに指示された通り、大広間の隅っこで佇んでいた。
王子と、どんな顔をして会えばいいのだろう。
「あ~っ!カミル先輩だ?!」
ぼんやりしていると、突然声をかけられ、いきなり背後から抱きつかれた。
「ひゃぁっ」
「やっぱりいい匂いするぅ~」
僕を抱き締めたのは、久しぶりに学園に姿を見せたアロイスだった。在校生なので、制服を着ていた。彼は僕の首筋に鼻を寄せて匂いを嗅いでいる。
「や、やめっ」
「カミル先輩その礼服いいですね。相変わらずめちゃくちゃ可愛いな。は~柔らかい」
アロイスは僕を後ろから羽交い絞めにしたまま、耳元で囁いた。僕は呻いた。全く引き剥がせないのは何故だ。
「おい、アロイス。やめろ。カミルが嫌がってるだろ」
今度は別の人物に声をかけられ、僕はそちらへ視線を移す。
「あ……フランツ」
そこには眉を顰めたフランツが立っていた。彼は僕とアロイスの間に割って入り、僕を引き剥がした。僕はそのまま、今度はフランツの腕の中に拘束され、身動きができなくなる。
「……フランツ先輩、あんたレオンハルト殿下のお守りがあるんだから、ちゃんと仕事しろよな」
「それはお前もだろ」
「僕はどっかの嫉妬深い主君のせいで、学園を無理矢理休学させられて、ワガママお嬢様の世話をさせられてたんすよ?!ちょっとくらい癒されても罰は当たらないはずです」
「知るかよ。自業自得だ」
二人は僕を挟んで睨み合っている。どうやら仲が悪いようだ。
「本当は俺がカミルを迎えに行きたかったのにさあ。またレオが邪魔してきやがったんだぜ……」
フランツは僕を腕の中に拘束したまま、溜め息混じりに囁き、僕の項に顔を寄せた。
「んん……っ」
僕は変な声が出てしまわないよう、慌てて唇を噛みしめた。
「フランツ。今すぐカミルから離れろ」
突然、聞き覚えのある不機嫌な声が聞こえてくると、背後にいたフランツが「ぐえっ」と潰れたカエルのような悲鳴をあげた。
振り向くと、レオンハルト王子がフランツの首根っこを掴み、片手で持ち上げていた。後ろにコルネリウスが呆れた顔で立っている。アロイスはいつの間にかそっと僕から離れていた。
フランツは足をバタつかせて苦しそうにもがいていた。
「れ、レオ……苦しい…離せ」
「断る。お前、何でカミルに勝手に触ってる?」
王子は涼しげな目をしてフランツを睨んでいる。相変わらず麗しい。今日は学園の制服ではなく、王族の正装である白を基調とした豪華な衣装に身を包んでいる。髪も整えられており、いつもより凛々しく見える。
「カミル、久しぶりだな。似合ってるよ」
王子は、いつものように優しく微笑みかけてくれた。怒っているのかと身構えていたが、拍子抜けした。
もう会えないかと思っていたので、久しぶりに見た笑顔が懐かしくて、胸の奥が疼いた。
「ありがとうございます」
僕はなんとか笑顔を作って応えた。
「なんだかカミルには悪い虫がついてるようだから、このまま害虫駆除をしようかな」
王子は笑顔で恐ろしいことを告げ、片手でフランツの首を締めはじめた。
フランツが悲鳴をあげる。
「ちょっ!待て待て落ち着けっ駆除するなよ?言いたいことは山盛りあるが、とりあえず離せっ」
僕は慌てて止めに入った。
「で、殿下、僕からもお願いします。苦しそうなので、どうか下ろしてあげてください」
「仕方ないな。まあ、カミルが言うなら……」
王子はあっさり手を放した。床に落とされたフランツは激しく咳き込んでいる。
「マジで信じらんねえ。殺す気か」
「……ちっ。僕のときは止めてくれる人いなかったから半殺しにされたのに」
アロイスが何か呟いていた。
「遅かったわね」
王子の後ろから華やかに着飾ったアリシアが静かに現れた。淡い水色のドレスに、髪を結い上げてアップにした髪型がよく映える。
「……殿下がお話があるとのことなんですが、カミルにも聞かせたいと仰られて……」
アリシアは優雅に微笑みながら、周囲を見渡し困ったように言った。王子の前だからか、周囲の目があるからか、いつもと違い、巨大猫を背中に背負っている。アリシアの笑顔が怖い。
「その前にカミルと2人で話してもいいかな?」
王子はにっこり微笑むと、アリシアに尋ねた。
「ええ……構いませんが……」
アリシアは訝しげに王子を見上げた。そして、ちらりと僕を見た後、渋々了承したようだ。
「カミル、2人で話したいことがある。……一緒に来てくれるか」
王子の視線が僕に突き刺さる。僕は観念してうなずいた。
「はい」
王子は僕に手を差し伸べた。僕がその手に自分の手を置こうとすると、アリシアが割って入った。
「殿下、以前もお伝えしましたが……カミルは立場上、殿下の命令を拒否することができません。必ずカミルの意志を確認してくださいね」
アリシアが語気を強めて訴えた。
「……分かった」
王子は小声で返答すると、再び僕に視線を向けた。
「行くぞ」
僕は恐る恐る王子の手をとった。
※※※
王子は僕の手を引いて、無言で歩いて行く。何を言われるのか、僕は不安で胸が押し潰されそうだった。
「あ、あの…殿下。どちらまで、向かうのでしょう」
沈黙に耐えられず、思わず口を開く。
「……カミル、他の誰かに触らせるのはダメだって約束したよね」
王子は振り向かず、前を見たまま答えた。
「え?あ、申し訳ありませ……」
先ほどのフランツのことを咎められているのだろうか。
「……排除するのも限界があるんだよ。カミルにも自覚して欲しい。それに、在校中はなるべく自由にさせてあげたいと思ってたけど、余計なこと吹き込まれて危うく逃げられそうになったし。失敗だったな。ちゃんと分からせないと…」
王子は独り言のように呟いた。僕は意味がわからなくて困惑する。
「……えっと、それはどういう……」
王子は立ち止まると、やっと僕の方を振り向いた。
「とりあえず、悪い子にはお仕置きだね」
王子は無邪気に微笑んだ。その瞳は、初めて会ったときの幼い少年のような輝きを放っていた。
レオンハルト王子に命じられて僕を迎えに来たらしいコルネリウスと共に、卒業パーティに向かうことを告げると、父上がハンカチで目元を押さえながらしみじみ呟いた。なぜか泣いてる。
「父上、何勘違いしてるんですか。学園の卒業パーティに行くだけです。それに、嫁に行くならアリシアでしょ?レオンハルト殿下の婚約者なんだから」
「む?そうであったかな」
……もしかして、忘れてた?
コルネリウスと共に馬車に乗り込むと、父上から「幸せにな~」と涙ながらに見送られた。何故だ。
※※※
僕の家出計画は、早々に頓挫した。
コルネリウスによれば、僕は支援者に騙されており、行こうとしていた修道院は劣悪な環境だったそうだ。その支援者は既に掴まっており、余罪もあるようで投獄中とのことだった。
「証拠もちゃんとあるぞ。まあ、もしお前が騙されて掴まってたら、その容姿だ。娼館に売り飛ばされていただろうな」
隣に座ったコルネリウスが、僕が行くはずだった修道院の資料をヒラヒラと振りながら、恐ろしいことを言ってくる。
「う……」
僕は身震いした。危うく自分から男娼になりにいくところだった。
『ゲーム』の強制力、怖すぎる。
「……でも、何で僕がそこの修道院に行くつもりって分かったの?誰にも言ってないはずなのに」
「さあな。俺はレオンハルト殿下に言われて調査していただけだ。お前の計画は完全に殿下にバレてたぞ。一応、お前が身を落とさないで済んだのは殿下のお陰だ」
「……うん」
僕は落ち込んだ。どうやら王子に迷惑をかけてしまったらしい。
「殿下からは絶対にお前を連れ戻して来いと命じられてるが、お前がまだ本気で逃げ出したいなら、手伝うぞ」
僕は驚いてコルネリウスを見つめた。彼の表情は変わらないが、かけられた言葉の優しさに泣きそうになる。
「……ありがとう、コルネリウス。でも、今は大丈夫」
僕は俯いたまま、答えた。
「カミル、顔あげろ」
コルネリウスに言われて、僕がそっと顔をあげると、唇に何か丸いものが押し付けられた。
「むぐ」
思わず口を開けると、その丸い塊が口の中に押し込まれる。
……甘い。どうやら飴玉のようだ。
「お前が泣きそうになったら、食わせてやれって。レオンハルト殿下からだ」
「……っ」
飴玉の甘さが涙腺を刺激する。
我慢しようと思ってたのに、王子のことを思い出して、僕の目から涙が溢れてしまった。
※※※
卒業パーティーの会場は、学園内にある大広間で行われる。
すでに卒業生と一部の在校生、そして関係者達が大勢集まっており、華やかな雰囲気に包まれていた。
「レオンハルト殿下を呼んでくるからな。ここで待ってろ」
会場に入ると、僕はコルネリウスに指示された通り、大広間の隅っこで佇んでいた。
王子と、どんな顔をして会えばいいのだろう。
「あ~っ!カミル先輩だ?!」
ぼんやりしていると、突然声をかけられ、いきなり背後から抱きつかれた。
「ひゃぁっ」
「やっぱりいい匂いするぅ~」
僕を抱き締めたのは、久しぶりに学園に姿を見せたアロイスだった。在校生なので、制服を着ていた。彼は僕の首筋に鼻を寄せて匂いを嗅いでいる。
「や、やめっ」
「カミル先輩その礼服いいですね。相変わらずめちゃくちゃ可愛いな。は~柔らかい」
アロイスは僕を後ろから羽交い絞めにしたまま、耳元で囁いた。僕は呻いた。全く引き剥がせないのは何故だ。
「おい、アロイス。やめろ。カミルが嫌がってるだろ」
今度は別の人物に声をかけられ、僕はそちらへ視線を移す。
「あ……フランツ」
そこには眉を顰めたフランツが立っていた。彼は僕とアロイスの間に割って入り、僕を引き剥がした。僕はそのまま、今度はフランツの腕の中に拘束され、身動きができなくなる。
「……フランツ先輩、あんたレオンハルト殿下のお守りがあるんだから、ちゃんと仕事しろよな」
「それはお前もだろ」
「僕はどっかの嫉妬深い主君のせいで、学園を無理矢理休学させられて、ワガママお嬢様の世話をさせられてたんすよ?!ちょっとくらい癒されても罰は当たらないはずです」
「知るかよ。自業自得だ」
二人は僕を挟んで睨み合っている。どうやら仲が悪いようだ。
「本当は俺がカミルを迎えに行きたかったのにさあ。またレオが邪魔してきやがったんだぜ……」
フランツは僕を腕の中に拘束したまま、溜め息混じりに囁き、僕の項に顔を寄せた。
「んん……っ」
僕は変な声が出てしまわないよう、慌てて唇を噛みしめた。
「フランツ。今すぐカミルから離れろ」
突然、聞き覚えのある不機嫌な声が聞こえてくると、背後にいたフランツが「ぐえっ」と潰れたカエルのような悲鳴をあげた。
振り向くと、レオンハルト王子がフランツの首根っこを掴み、片手で持ち上げていた。後ろにコルネリウスが呆れた顔で立っている。アロイスはいつの間にかそっと僕から離れていた。
フランツは足をバタつかせて苦しそうにもがいていた。
「れ、レオ……苦しい…離せ」
「断る。お前、何でカミルに勝手に触ってる?」
王子は涼しげな目をしてフランツを睨んでいる。相変わらず麗しい。今日は学園の制服ではなく、王族の正装である白を基調とした豪華な衣装に身を包んでいる。髪も整えられており、いつもより凛々しく見える。
「カミル、久しぶりだな。似合ってるよ」
王子は、いつものように優しく微笑みかけてくれた。怒っているのかと身構えていたが、拍子抜けした。
もう会えないかと思っていたので、久しぶりに見た笑顔が懐かしくて、胸の奥が疼いた。
「ありがとうございます」
僕はなんとか笑顔を作って応えた。
「なんだかカミルには悪い虫がついてるようだから、このまま害虫駆除をしようかな」
王子は笑顔で恐ろしいことを告げ、片手でフランツの首を締めはじめた。
フランツが悲鳴をあげる。
「ちょっ!待て待て落ち着けっ駆除するなよ?言いたいことは山盛りあるが、とりあえず離せっ」
僕は慌てて止めに入った。
「で、殿下、僕からもお願いします。苦しそうなので、どうか下ろしてあげてください」
「仕方ないな。まあ、カミルが言うなら……」
王子はあっさり手を放した。床に落とされたフランツは激しく咳き込んでいる。
「マジで信じらんねえ。殺す気か」
「……ちっ。僕のときは止めてくれる人いなかったから半殺しにされたのに」
アロイスが何か呟いていた。
「遅かったわね」
王子の後ろから華やかに着飾ったアリシアが静かに現れた。淡い水色のドレスに、髪を結い上げてアップにした髪型がよく映える。
「……殿下がお話があるとのことなんですが、カミルにも聞かせたいと仰られて……」
アリシアは優雅に微笑みながら、周囲を見渡し困ったように言った。王子の前だからか、周囲の目があるからか、いつもと違い、巨大猫を背中に背負っている。アリシアの笑顔が怖い。
「その前にカミルと2人で話してもいいかな?」
王子はにっこり微笑むと、アリシアに尋ねた。
「ええ……構いませんが……」
アリシアは訝しげに王子を見上げた。そして、ちらりと僕を見た後、渋々了承したようだ。
「カミル、2人で話したいことがある。……一緒に来てくれるか」
王子の視線が僕に突き刺さる。僕は観念してうなずいた。
「はい」
王子は僕に手を差し伸べた。僕がその手に自分の手を置こうとすると、アリシアが割って入った。
「殿下、以前もお伝えしましたが……カミルは立場上、殿下の命令を拒否することができません。必ずカミルの意志を確認してくださいね」
アリシアが語気を強めて訴えた。
「……分かった」
王子は小声で返答すると、再び僕に視線を向けた。
「行くぞ」
僕は恐る恐る王子の手をとった。
※※※
王子は僕の手を引いて、無言で歩いて行く。何を言われるのか、僕は不安で胸が押し潰されそうだった。
「あ、あの…殿下。どちらまで、向かうのでしょう」
沈黙に耐えられず、思わず口を開く。
「……カミル、他の誰かに触らせるのはダメだって約束したよね」
王子は振り向かず、前を見たまま答えた。
「え?あ、申し訳ありませ……」
先ほどのフランツのことを咎められているのだろうか。
「……排除するのも限界があるんだよ。カミルにも自覚して欲しい。それに、在校中はなるべく自由にさせてあげたいと思ってたけど、余計なこと吹き込まれて危うく逃げられそうになったし。失敗だったな。ちゃんと分からせないと…」
王子は独り言のように呟いた。僕は意味がわからなくて困惑する。
「……えっと、それはどういう……」
王子は立ち止まると、やっと僕の方を振り向いた。
「とりあえず、悪い子にはお仕置きだね」
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