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26 悪役令嬢に怒鳴られる。
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卒業式の数日前、ちょっとした事件が起こり、解決したらしい。エルスハイマー男爵家の取り潰しが決まったそうだ。
以前から人身売買や違法薬物の取引に関与していたようで、爵位剥奪の上に国外追放、領地は没収とか。なぜかフランツが、僕とアリシアに情報を流してくれた。
「まあ、ひとつ懸念が無くなったんじゃないか?本物の『シャルロッテ』嬢は既にレオが保護してるから、不正には関わってないとみなされたんだけど、一応修道院に送られるらしい。
聖魔法の使い手らしいから、ほとぼりが冷めたら、聖女様として、王都に戻って来る予定なんだと」
「はああ!?何その激甘処分!『ゲーム』のローズハート公爵家への仕打ちと比べても、落差激しすぎでしょっ!?『ゲーム』の私なんか学園内でちょっと主人公の言動を注意しただけで処刑されちゃったんですけど!!」
アリシアがフランツの胸ぐらを掴み、ガクガク揺さぶりながら、殴りつけている。
「まて待て!俺が降した処分じゃねえだろ!?親切心から教えてやっただけなのに!!」
フランツは悲鳴を上げながら、抗議していた。
アリシアは完全に猫が剥がれてしまっている。
僕達がいるのは、学園の庭園ではなく食堂だ。周囲からチラホラと視線が集まってくるが、誰もアリシアを止める者はいない。
『ゲーム』でアリシアがレオンハルト王子から婚約破棄された場合、不正が暴かれるのは、ローズハート公爵家だったそうだが、現実世界では、アリシアが婚約破棄される前にエルスハイマー男爵家の不法行為が明るみに出た。
ただ、どうやらローズハート公爵家に罪を擦りつけようとした形跡もあったらしく……運が悪ければ『ゲーム』のとおり、僕の実家は不名誉な烙印を押されて、家ごと潰されていたかもしれない。
いずれにしろ、アリシアから伝えられていた未来の不幸な結末がひとつ減ったことになる。
「訳わからん任務がやっと終わったから、なんとか卒業後は名実ともに『フランツ・アルスラン』に戻れそうだ。あ~疲れた」
フランツは肩を回し、首を鳴らしている。彼も証拠集めに奔走していたそうだ。
そんなことより、僕はフランツが持参してきた食べ物に釘付けになっていた。『おはぎ』が気に入った僕のため、再び作ってきてくれたらしい。あんこ餅の隣に別の種類のお餅らしきものも並んでいる。「きな粉」と呼ばれるものをまぶしているらしい。
……何だろう、あれ。甘いものだよな。
「まあ、レオの方が残務処理で忙しいけどな、多分卒業式まで出てこれないんじゃないか?」
フランツから王子の名前が出て僕はハッと意識を取り戻した。
ヤバい。また甘味に囚われてしまうところだった。
僕は王子とはじめて繋がったあの日以来、王子と会うことはなかった。あれ以降、王子だけでなく、フランツやコルネリウスも学園に姿を見せなくなった。今日は久し振りにフランツが学園に登園し、事情を説明してくれたのだ。
エルスハイマー男爵家の断罪についての調査は王家の指示だったそうで、レオンハルト王子も中心となって動いていたとか。王子がいつも忙しそうだった原因のひとつらしい。
王子が指示して動いたおかげで『シャルロッテ』は罰を与えられることもなく、修道院に送られるのみで済んだようだ。
王子の大事な人が守られて、彼が悲しむような事態にならなくて本当に良かった。心の奥底にチクチクした痛みが残っていたけれど、僕はそれに気が付かないフリをする。
それにしても、今現在はアリシアが言っていた『ゲーム』とは違う展開になっている。
じゃあ、この後は?
「……もしかして、アリシアの婚約破棄もないんじゃないの?」
僕が恐る恐る尋ねると、彼女は鼻で笑った。
「婚約破棄は決定事項よ。ただ『ゲーム』の強制力が気になるわね。最後まで気は抜けないわ」
そうなると、僕もまだ男娼にさせられる可能性が残ってるってこと?
「コソコソ私の悪事の噂を集めたりしてたみたいだけど……やり口が気に入らないのよね。どんな理由で婚約破棄を突きつけてくるのやら。ここまで来たら、正面から断罪イベントに臨んでやるわ」
アリシアは不敵な笑みを浮かべて宣言した後、ごはんのおかわりを頼みに席を立った。
まだ食べるの!?
「おい、カミル。口開けろ」
アリシアがいなくなると同時にフランツが隣に座ってきた。先程のお餅が目の前に差し出されている。
「う……」
「狙ってたろ?早くしないとアリシアが戻って来るぞ」
フランツから腰を掴まれて、逃げられなくなる。庭園じゃなくて食堂だからいいかな…と僕は口を開けた。すぐに彼の指ごとお餅が口の中に押し込まれる。
「きな粉も美味いぞ」
「ん」
香ばしい甘みが口の中に広がっていく。美味しい……。
しばらくそのまま特有の風味と食感を味わい、至福の時間を過ごしていたが、何故かフランツが僕の舌に指を押し付けたり、上顎を擦ってきたりしてくる。
きな粉が唾液と混ざり合って、何だか変な感じになってきたので、僕はフランツの指を咥えたまま、ごくんと唾液と共に飲み込んだ。
「……カミルたん、エロ……」
フランツがハアハア言いながら耳元で囁き、顔を近づけてきた。
「……んんっ……」
フランツの様子がおかしいので、僕は慌てて彼の指を引き抜こうとしたけど、逆に頭を掴まれて固定されてしまった。僕の唾液でベトベトになったフランツの指に歯列をなぞられて、背筋がゾクゾクする。身体が熱くなって、僕が涙目になった時、背後からアリシアの声が聞こえて来た。
「……何やってんのよ」
いつの間にか、大盛りごはんと共に戻って来ていたらしい彼女に声をかけられる。
背中に猫ではなく、鬼が憑いているような気がするのは、気のせいだろうか……。
「……えーと、味見?」
フランツが僕の口から指を引き抜いて、ヘラっと笑う。
次の瞬間、アリシアの手からテーブルの上にあったフォークがフランツ目掛けて飛んで行った。
「ぐあっ!?」
フォークはフランツの頰を掠めて、背後の壁に突き刺さっている。間一髪避けたみたいだが、彼の頰からは微かに血が滴り落ちている。
「次やったら、目玉突くわよ」
アリシアは冷たい声音でフランツを威圧しながら、壁に突き刺さったフォークを静かに引き抜いていた。
その様子を怯えながら眺めていると、アリシアが振り返りアサシンのように鋭く尖った視線を僕に向けてきた。ひいいぃっっ!!
「あんたも抵抗しなさいよ!!簡単に餌付いてんじゃないわよ!!」
「ごごごごごめんなさいっっ!」
僕は涙目になりながら、ひたすら彼女に謝り続けた。
※※※
学園を卒業する日がきた。
僕は体調不良を理由に、卒業式に出席しなかった。その後のパーティーも欠席させて貰う予定にしている。
「おいこらっ!カミル!!仮病使ってんじゃないわよ!?父上は許しても私は騙せないわよ!今日は大事な日なんだから、絶対に来るのよ!!」
レオンハルト王子から贈られた華やかなドレスを身に着け、美しく着飾ったアリシアは、僕の部屋のドアを蹴飛ばして中に入ると、眉を吊り上げて僕を怒鳴りつけてから、パーティー会場へと先に向かった。相変わらず迫力がある。
自室に一人になると、僕はクローゼットの中をあけ、目立たない地味な服を取り出した。そして、着替えると予め準備していた荷物を鞄に入れた。ふと、王子から贈られた礼服が目に入り、胸が痛む。王子から今日の卒業パーティーにと僕に贈られたものだ。
少し前から準備していたが、僕は、この国を出て、隣国の修道院に行くことにした。ローズハート公爵家とは全く交流のない修道院を選んだ。支援者に手紙を出して紹介してもらい、数回のやり取りの後、既に相手方には話を通してもらっている。
偽装した身分証も手に入れた。
家族には、卒業後はしばらく静養したいとだけ告げていて、まだ詳しいことは伝えていない。
受け入れ日として、相手方が指定した日が今日、卒業の日だったのは、たまたまだ。僕にとってもちょうど良かった。このまま、こっそり家を出ていき、隣国へ到着後、家族には手紙を書くつもりだ。
自分の気持ちを自覚した僕は、自分の運命から逃げることにした。
男娼なんて絶対なりたくない。
断罪イベントなんて怖すぎる。
アリシアは抗うのを手伝ってくれると言ったが、ずっと彼女を騙している自分が心苦しかった。
この先は、自分の力だけで、自分の幸せを摑みたい。
レオンハルト王子は、アリシアと結婚して幸せになるかもしれないし、彼女と婚約破棄して『シャルロッテ』と真実の愛とやらを見つけるのかもしれない。
僕はそれなりに王子に可愛いがってもらっていた自覚はある。それだけでも充分幸せだと思えれば良かったのに。このままだとそれ以上を望んでしまう。
僕が逃げ出したと分かれば、王子は怒るだろうか?
最後にひと目会いたかったな……。
泣き出しそうになるのをぐっとこらえ、荷物を持って立ち上がる。これから先のことを考えると、不安で押し潰されそうだ。でも、なんとか頑張ろう。
「よし、いくぞ」
僕は覚悟を決めて、部屋の扉を開けた。
「残念だったな」
「え……」
扉の先の廊下には、何故か無表情のコルネリウスが立っていた。
あれ?
僕もう捕まった?
以前から人身売買や違法薬物の取引に関与していたようで、爵位剥奪の上に国外追放、領地は没収とか。なぜかフランツが、僕とアリシアに情報を流してくれた。
「まあ、ひとつ懸念が無くなったんじゃないか?本物の『シャルロッテ』嬢は既にレオが保護してるから、不正には関わってないとみなされたんだけど、一応修道院に送られるらしい。
聖魔法の使い手らしいから、ほとぼりが冷めたら、聖女様として、王都に戻って来る予定なんだと」
「はああ!?何その激甘処分!『ゲーム』のローズハート公爵家への仕打ちと比べても、落差激しすぎでしょっ!?『ゲーム』の私なんか学園内でちょっと主人公の言動を注意しただけで処刑されちゃったんですけど!!」
アリシアがフランツの胸ぐらを掴み、ガクガク揺さぶりながら、殴りつけている。
「まて待て!俺が降した処分じゃねえだろ!?親切心から教えてやっただけなのに!!」
フランツは悲鳴を上げながら、抗議していた。
アリシアは完全に猫が剥がれてしまっている。
僕達がいるのは、学園の庭園ではなく食堂だ。周囲からチラホラと視線が集まってくるが、誰もアリシアを止める者はいない。
『ゲーム』でアリシアがレオンハルト王子から婚約破棄された場合、不正が暴かれるのは、ローズハート公爵家だったそうだが、現実世界では、アリシアが婚約破棄される前にエルスハイマー男爵家の不法行為が明るみに出た。
ただ、どうやらローズハート公爵家に罪を擦りつけようとした形跡もあったらしく……運が悪ければ『ゲーム』のとおり、僕の実家は不名誉な烙印を押されて、家ごと潰されていたかもしれない。
いずれにしろ、アリシアから伝えられていた未来の不幸な結末がひとつ減ったことになる。
「訳わからん任務がやっと終わったから、なんとか卒業後は名実ともに『フランツ・アルスラン』に戻れそうだ。あ~疲れた」
フランツは肩を回し、首を鳴らしている。彼も証拠集めに奔走していたそうだ。
そんなことより、僕はフランツが持参してきた食べ物に釘付けになっていた。『おはぎ』が気に入った僕のため、再び作ってきてくれたらしい。あんこ餅の隣に別の種類のお餅らしきものも並んでいる。「きな粉」と呼ばれるものをまぶしているらしい。
……何だろう、あれ。甘いものだよな。
「まあ、レオの方が残務処理で忙しいけどな、多分卒業式まで出てこれないんじゃないか?」
フランツから王子の名前が出て僕はハッと意識を取り戻した。
ヤバい。また甘味に囚われてしまうところだった。
僕は王子とはじめて繋がったあの日以来、王子と会うことはなかった。あれ以降、王子だけでなく、フランツやコルネリウスも学園に姿を見せなくなった。今日は久し振りにフランツが学園に登園し、事情を説明してくれたのだ。
エルスハイマー男爵家の断罪についての調査は王家の指示だったそうで、レオンハルト王子も中心となって動いていたとか。王子がいつも忙しそうだった原因のひとつらしい。
王子が指示して動いたおかげで『シャルロッテ』は罰を与えられることもなく、修道院に送られるのみで済んだようだ。
王子の大事な人が守られて、彼が悲しむような事態にならなくて本当に良かった。心の奥底にチクチクした痛みが残っていたけれど、僕はそれに気が付かないフリをする。
それにしても、今現在はアリシアが言っていた『ゲーム』とは違う展開になっている。
じゃあ、この後は?
「……もしかして、アリシアの婚約破棄もないんじゃないの?」
僕が恐る恐る尋ねると、彼女は鼻で笑った。
「婚約破棄は決定事項よ。ただ『ゲーム』の強制力が気になるわね。最後まで気は抜けないわ」
そうなると、僕もまだ男娼にさせられる可能性が残ってるってこと?
「コソコソ私の悪事の噂を集めたりしてたみたいだけど……やり口が気に入らないのよね。どんな理由で婚約破棄を突きつけてくるのやら。ここまで来たら、正面から断罪イベントに臨んでやるわ」
アリシアは不敵な笑みを浮かべて宣言した後、ごはんのおかわりを頼みに席を立った。
まだ食べるの!?
「おい、カミル。口開けろ」
アリシアがいなくなると同時にフランツが隣に座ってきた。先程のお餅が目の前に差し出されている。
「う……」
「狙ってたろ?早くしないとアリシアが戻って来るぞ」
フランツから腰を掴まれて、逃げられなくなる。庭園じゃなくて食堂だからいいかな…と僕は口を開けた。すぐに彼の指ごとお餅が口の中に押し込まれる。
「きな粉も美味いぞ」
「ん」
香ばしい甘みが口の中に広がっていく。美味しい……。
しばらくそのまま特有の風味と食感を味わい、至福の時間を過ごしていたが、何故かフランツが僕の舌に指を押し付けたり、上顎を擦ってきたりしてくる。
きな粉が唾液と混ざり合って、何だか変な感じになってきたので、僕はフランツの指を咥えたまま、ごくんと唾液と共に飲み込んだ。
「……カミルたん、エロ……」
フランツがハアハア言いながら耳元で囁き、顔を近づけてきた。
「……んんっ……」
フランツの様子がおかしいので、僕は慌てて彼の指を引き抜こうとしたけど、逆に頭を掴まれて固定されてしまった。僕の唾液でベトベトになったフランツの指に歯列をなぞられて、背筋がゾクゾクする。身体が熱くなって、僕が涙目になった時、背後からアリシアの声が聞こえて来た。
「……何やってんのよ」
いつの間にか、大盛りごはんと共に戻って来ていたらしい彼女に声をかけられる。
背中に猫ではなく、鬼が憑いているような気がするのは、気のせいだろうか……。
「……えーと、味見?」
フランツが僕の口から指を引き抜いて、ヘラっと笑う。
次の瞬間、アリシアの手からテーブルの上にあったフォークがフランツ目掛けて飛んで行った。
「ぐあっ!?」
フォークはフランツの頰を掠めて、背後の壁に突き刺さっている。間一髪避けたみたいだが、彼の頰からは微かに血が滴り落ちている。
「次やったら、目玉突くわよ」
アリシアは冷たい声音でフランツを威圧しながら、壁に突き刺さったフォークを静かに引き抜いていた。
その様子を怯えながら眺めていると、アリシアが振り返りアサシンのように鋭く尖った視線を僕に向けてきた。ひいいぃっっ!!
「あんたも抵抗しなさいよ!!簡単に餌付いてんじゃないわよ!!」
「ごごごごごめんなさいっっ!」
僕は涙目になりながら、ひたすら彼女に謝り続けた。
※※※
学園を卒業する日がきた。
僕は体調不良を理由に、卒業式に出席しなかった。その後のパーティーも欠席させて貰う予定にしている。
「おいこらっ!カミル!!仮病使ってんじゃないわよ!?父上は許しても私は騙せないわよ!今日は大事な日なんだから、絶対に来るのよ!!」
レオンハルト王子から贈られた華やかなドレスを身に着け、美しく着飾ったアリシアは、僕の部屋のドアを蹴飛ばして中に入ると、眉を吊り上げて僕を怒鳴りつけてから、パーティー会場へと先に向かった。相変わらず迫力がある。
自室に一人になると、僕はクローゼットの中をあけ、目立たない地味な服を取り出した。そして、着替えると予め準備していた荷物を鞄に入れた。ふと、王子から贈られた礼服が目に入り、胸が痛む。王子から今日の卒業パーティーにと僕に贈られたものだ。
少し前から準備していたが、僕は、この国を出て、隣国の修道院に行くことにした。ローズハート公爵家とは全く交流のない修道院を選んだ。支援者に手紙を出して紹介してもらい、数回のやり取りの後、既に相手方には話を通してもらっている。
偽装した身分証も手に入れた。
家族には、卒業後はしばらく静養したいとだけ告げていて、まだ詳しいことは伝えていない。
受け入れ日として、相手方が指定した日が今日、卒業の日だったのは、たまたまだ。僕にとってもちょうど良かった。このまま、こっそり家を出ていき、隣国へ到着後、家族には手紙を書くつもりだ。
自分の気持ちを自覚した僕は、自分の運命から逃げることにした。
男娼なんて絶対なりたくない。
断罪イベントなんて怖すぎる。
アリシアは抗うのを手伝ってくれると言ったが、ずっと彼女を騙している自分が心苦しかった。
この先は、自分の力だけで、自分の幸せを摑みたい。
レオンハルト王子は、アリシアと結婚して幸せになるかもしれないし、彼女と婚約破棄して『シャルロッテ』と真実の愛とやらを見つけるのかもしれない。
僕はそれなりに王子に可愛いがってもらっていた自覚はある。それだけでも充分幸せだと思えれば良かったのに。このままだとそれ以上を望んでしまう。
僕が逃げ出したと分かれば、王子は怒るだろうか?
最後にひと目会いたかったな……。
泣き出しそうになるのをぐっとこらえ、荷物を持って立ち上がる。これから先のことを考えると、不安で押し潰されそうだ。でも、なんとか頑張ろう。
「よし、いくぞ」
僕は覚悟を決めて、部屋の扉を開けた。
「残念だったな」
「え……」
扉の先の廊下には、何故か無表情のコルネリウスが立っていた。
あれ?
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