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序章
胎動
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不気味な轟音を立てて無慈悲に燃え盛る炎が濃密な夜闇を赫々と照らし出している。夜陰に紛れていつの間にか奥深くまで入り込んだ襲撃者たちによって村はすでに全体が火の手に覆われ、逃げ道を断たれた人々の無惨な骸に埋め尽くされていた。その骸の上に、焼け落ちて崩れた家屋の梁や柱がまだ燃えながら容赦なくのしかかっていた。
「はあ、はあ、はあ…」
真紅と漆黒が混ざり合い、血と煙の臭いが立ち込めるその光景の中を何かに追い立てられるように走る二人の男女の姿がある。
「急げ!こっちだ!」
「は、はい…!」
先導するまだ若い男の呼びかけに、後に付き従った若い女が応えた。女は生まれて間もない赤ん坊を胸に固く抱きしめ、土気色の顔でこの後自分に降りかかる運命を予見していた。
「ぎゃああああああ!!」
「やめて…もうやめて…!!」
「やめて欲しいのならさっさと吐け!ーーそいつの居所を!!」
「…っ!」
「振り返るな!何も考えずに走れ!今は他の誰よりもおまえとこの子を守らなければ…!」
背後に遠ざかる家並のどこかから聞こえてくる血も凍るような絶叫と嗚咽と怒号に必死に耳を塞いでただ死に物狂いで二人は駆け続け、やがて村の外れにぽつんとたたずむ廃墟同然のぼろぼろの猟師小屋にたどり着いた。
男は赤ん坊を抱いた女を中に入れ、奥の物陰に身を潜めるよう促した。
「ここにしばらく隠れていろ。朝が来るまで絶対に外に出るな。必ず迎えに来るから」
「あ…あなたはどうするの!?」
「俺は戻って皆に加勢する。今頃皆はきっとあれを守り抜くために…」
「おまえの言うあれは、とっくに我々が確保した」
「!?」
突然背中に浴びせられた低い声に男がゾッと震えてとっさに振り返ると、全身黒ずくめの長身の男が氷のように冷たい瞳で彼を見下ろしていた。
「あ…あ…」
「…あなた…!」
「だからもう諦めて、おとなしくそいつをよこせ」
「こ…断る!あれがおまえらの手にすでに渡ったというのなら、なおさらこの子をやるわけには…ぐあっ!!」
バシィッ!ドサッ!若い男は黒ずくめの刺客が逆手で薙ぐ動作で叩きつけた一撃を顔面に受けて藁の山にあっけなく沈み込む。その衝撃音と父親の叫びと母親の戦慄に触発されて赤ん坊が火がついたように泣き出した。刺客の男は座り込んだまま硬直している女の前にずいと進み出た。
「女。その赤ん坊を渡せ」
「い…い…嫌です!」
「言うとおりにすれば、命だけは取らないでやる」
「…こ、この子を手放したりしたら、たとえ命は助かっても、私はもう死んだも同然です…!」
刺客の男の顔は月明かりを背にしていることと頭巾を目深に被っていることからまったく判別できなかったが、女は気配だけで彼が唇の端を上弦の三日月のように持ち上げてニヤリと笑んだのがわかった。
「立派な覚悟だな。だがそんなのは俺にとってはどうでもいいことだ。…さあ。よこせ」
「…やめろ…!俺の妻と息子に手を出すな…!」
さらに一歩踏み出そうとした刺客の男の脚に若い父親ががばとしがみついて接近を阻む。先ほどの一撃で彼は脳震盪を起こして意識が朦朧とし、口の中も深く切って血を流していたが、敵に対する闘争心が痛みや恐怖を遥かに凌ぎ、無力だと知りながらも身体を投げ出して必死の、最後の抵抗を試みているのだった。
しかし彼の敵はあまりに屈強で、その上あまりに残酷だった。
「邪魔だ。…雑魚が」
刺客の男はチッと舌打ちすると、まるで虫か埃でも蹴散らすように足を払って彼の身体を地面に転がした。そしてすぐさま剣を抜き、真上から躊躇いなく彼の胸にぐさりと突き立てた。
「…ああ…!!」
絶望にこわばり見開かれる母親の瞳の中心で、彼女の愛した男が斃れ、土と血にまみれて、もはやぴくりとも動かないただの肉の塊と化してゆく。
表情を失くした虚ろな夫の貌は彼女の幸福な日々の終焉をも告げていた。
だが彼女の心はまだ死んではいない。両腕に抱きしめた最後の希望の光が残されているからだ。
胸の中で依然泣きじゃくり続けている赤ん坊を庇うように半分背中を向け、小刻みに震えながら片時も目が離せず凝視する女に、刺客の男はゆっくり近づく。血濡れた剣の刀身を月明かりに光らせて。
「時間だ。渡せ」
「い…嫌…!!」
「渡せ!!」
鋭い恫喝と同時に男はぬっと手を伸ばし、とうとう母親の胸から赤ん坊を無理矢理奪い取った。女の金切り声と赤ん坊の号泣が月夜の静寂を引き裂いて響き渡った。
「返して…私の赤ちゃん…返してください…!!」
「断る。俺にはこの赤ん坊が絶対に必要なんだ」
「どうして…どうしてこんなひどいこと…!!」
父親と同じように男の脚にしがみついて涙を流しながら訴え続ける母親を無表情で見下ろし、彼はこう言い放った。
「恨むなら、この赤ん坊を恨むがいい」
母親はハッと顔を上げる。半開きになったその口からは、もう何の言葉も出てこなかった。
悲鳴も喚き声ももはや聞こえなくなった月明かりの下を泣きじゃくる赤ん坊を抱いた黒ずくめの男が悠然と歩いてくる。
未だ燃え続ける廃墟と化した村中に散って殺戮と掠奪行為にいそしんでいた彼の部下たちは、その姿を見つけるや否や一斉に駆けつけて彼を取り囲むように跪いた。
「例のモノは?」
「はっ…!」
彼の問いに、黒装束の集団の中からひとりの者がさっと進み出てきて、恭しく捧げ持つようにしてそれを差し出した。
「迦楼羅はここに…!!」
黒一色で、ある種異様な存在感を帯びたその物は澄んだ月光を浴びてなめらかな銀色の光沢を放つ。ようやく手に入れたその物に満足げに目を細め、男はさらにそれに向かい合わせるように、凄まじく泣き叫ぶ赤ん坊の小さな身体を夜空に高々と掲げた。
「ついにこのときが来た。今日から世界が変わり始める」
鬱屈した日々からの解放を期待する昂揚感が、ずらりと取り巻いた黒装束の集団のすべての顔にたちまち波紋の如く広がり満ちた。すべての目が、意識が、赤ん坊を高く差し上げた首領の立ち姿に注がれていた。
「おまえの運命は俺とともにある。おまえと迦楼羅が、俺に幸運をもたらすのだ」
号泣し続けていた赤ん坊はここに来て急速に体力を使い果たし、細かな痙攣を起こしながら男の手の中で小さな身体をぐにゃりと曲げている。その無力な様はあたかも己の運命を悟り、自らの意思と自由を彼の手に完全に委ねたかのようだった。
「はあ、はあ、はあ…」
真紅と漆黒が混ざり合い、血と煙の臭いが立ち込めるその光景の中を何かに追い立てられるように走る二人の男女の姿がある。
「急げ!こっちだ!」
「は、はい…!」
先導するまだ若い男の呼びかけに、後に付き従った若い女が応えた。女は生まれて間もない赤ん坊を胸に固く抱きしめ、土気色の顔でこの後自分に降りかかる運命を予見していた。
「ぎゃああああああ!!」
「やめて…もうやめて…!!」
「やめて欲しいのならさっさと吐け!ーーそいつの居所を!!」
「…っ!」
「振り返るな!何も考えずに走れ!今は他の誰よりもおまえとこの子を守らなければ…!」
背後に遠ざかる家並のどこかから聞こえてくる血も凍るような絶叫と嗚咽と怒号に必死に耳を塞いでただ死に物狂いで二人は駆け続け、やがて村の外れにぽつんとたたずむ廃墟同然のぼろぼろの猟師小屋にたどり着いた。
男は赤ん坊を抱いた女を中に入れ、奥の物陰に身を潜めるよう促した。
「ここにしばらく隠れていろ。朝が来るまで絶対に外に出るな。必ず迎えに来るから」
「あ…あなたはどうするの!?」
「俺は戻って皆に加勢する。今頃皆はきっとあれを守り抜くために…」
「おまえの言うあれは、とっくに我々が確保した」
「!?」
突然背中に浴びせられた低い声に男がゾッと震えてとっさに振り返ると、全身黒ずくめの長身の男が氷のように冷たい瞳で彼を見下ろしていた。
「あ…あ…」
「…あなた…!」
「だからもう諦めて、おとなしくそいつをよこせ」
「こ…断る!あれがおまえらの手にすでに渡ったというのなら、なおさらこの子をやるわけには…ぐあっ!!」
バシィッ!ドサッ!若い男は黒ずくめの刺客が逆手で薙ぐ動作で叩きつけた一撃を顔面に受けて藁の山にあっけなく沈み込む。その衝撃音と父親の叫びと母親の戦慄に触発されて赤ん坊が火がついたように泣き出した。刺客の男は座り込んだまま硬直している女の前にずいと進み出た。
「女。その赤ん坊を渡せ」
「い…い…嫌です!」
「言うとおりにすれば、命だけは取らないでやる」
「…こ、この子を手放したりしたら、たとえ命は助かっても、私はもう死んだも同然です…!」
刺客の男の顔は月明かりを背にしていることと頭巾を目深に被っていることからまったく判別できなかったが、女は気配だけで彼が唇の端を上弦の三日月のように持ち上げてニヤリと笑んだのがわかった。
「立派な覚悟だな。だがそんなのは俺にとってはどうでもいいことだ。…さあ。よこせ」
「…やめろ…!俺の妻と息子に手を出すな…!」
さらに一歩踏み出そうとした刺客の男の脚に若い父親ががばとしがみついて接近を阻む。先ほどの一撃で彼は脳震盪を起こして意識が朦朧とし、口の中も深く切って血を流していたが、敵に対する闘争心が痛みや恐怖を遥かに凌ぎ、無力だと知りながらも身体を投げ出して必死の、最後の抵抗を試みているのだった。
しかし彼の敵はあまりに屈強で、その上あまりに残酷だった。
「邪魔だ。…雑魚が」
刺客の男はチッと舌打ちすると、まるで虫か埃でも蹴散らすように足を払って彼の身体を地面に転がした。そしてすぐさま剣を抜き、真上から躊躇いなく彼の胸にぐさりと突き立てた。
「…ああ…!!」
絶望にこわばり見開かれる母親の瞳の中心で、彼女の愛した男が斃れ、土と血にまみれて、もはやぴくりとも動かないただの肉の塊と化してゆく。
表情を失くした虚ろな夫の貌は彼女の幸福な日々の終焉をも告げていた。
だが彼女の心はまだ死んではいない。両腕に抱きしめた最後の希望の光が残されているからだ。
胸の中で依然泣きじゃくり続けている赤ん坊を庇うように半分背中を向け、小刻みに震えながら片時も目が離せず凝視する女に、刺客の男はゆっくり近づく。血濡れた剣の刀身を月明かりに光らせて。
「時間だ。渡せ」
「い…嫌…!!」
「渡せ!!」
鋭い恫喝と同時に男はぬっと手を伸ばし、とうとう母親の胸から赤ん坊を無理矢理奪い取った。女の金切り声と赤ん坊の号泣が月夜の静寂を引き裂いて響き渡った。
「返して…私の赤ちゃん…返してください…!!」
「断る。俺にはこの赤ん坊が絶対に必要なんだ」
「どうして…どうしてこんなひどいこと…!!」
父親と同じように男の脚にしがみついて涙を流しながら訴え続ける母親を無表情で見下ろし、彼はこう言い放った。
「恨むなら、この赤ん坊を恨むがいい」
母親はハッと顔を上げる。半開きになったその口からは、もう何の言葉も出てこなかった。
悲鳴も喚き声ももはや聞こえなくなった月明かりの下を泣きじゃくる赤ん坊を抱いた黒ずくめの男が悠然と歩いてくる。
未だ燃え続ける廃墟と化した村中に散って殺戮と掠奪行為にいそしんでいた彼の部下たちは、その姿を見つけるや否や一斉に駆けつけて彼を取り囲むように跪いた。
「例のモノは?」
「はっ…!」
彼の問いに、黒装束の集団の中からひとりの者がさっと進み出てきて、恭しく捧げ持つようにしてそれを差し出した。
「迦楼羅はここに…!!」
黒一色で、ある種異様な存在感を帯びたその物は澄んだ月光を浴びてなめらかな銀色の光沢を放つ。ようやく手に入れたその物に満足げに目を細め、男はさらにそれに向かい合わせるように、凄まじく泣き叫ぶ赤ん坊の小さな身体を夜空に高々と掲げた。
「ついにこのときが来た。今日から世界が変わり始める」
鬱屈した日々からの解放を期待する昂揚感が、ずらりと取り巻いた黒装束の集団のすべての顔にたちまち波紋の如く広がり満ちた。すべての目が、意識が、赤ん坊を高く差し上げた首領の立ち姿に注がれていた。
「おまえの運命は俺とともにある。おまえと迦楼羅が、俺に幸運をもたらすのだ」
号泣し続けていた赤ん坊はここに来て急速に体力を使い果たし、細かな痙攣を起こしながら男の手の中で小さな身体をぐにゃりと曲げている。その無力な様はあたかも己の運命を悟り、自らの意思と自由を彼の手に完全に委ねたかのようだった。
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