上 下
45 / 45
終章 悪役は、幸せになる

あとがき(という名の、懺悔)

しおりを挟む

 こんにちは。
『転生悪役令嬢の、男装事変』第二部をお読みいただき、ありがとうございました。
 作者恒例のあとがきですが、ほぼ懺悔となっております。
 ご了承ください。

 アルファポリスのファンタジー小説大賞にエントリーした本作。正直、世間で求められているWEB小説(異世界恋愛)ではない自覚、てんこ盛りでございます。それは第一部の頃からですけど、第二部は特に。読みやすさとか、キャッチーとか、どこかに置いてきました。本当にすみません。好き勝手に書きました。懺悔します。

 第一部は、一週間で十万字書いたとあとがきに書いていましたが、処女作をベースに今の私なら?と書いたのがこちらの作品でした。でも絶対読まれないだろうな、と思っていましたら思いの外読んでいただけて。他のサイトでも。私としてもラスボスと決着させたいなと思い、挑んだ第二部でした。

 そしたら、社会派異世界ファンタジーになっちゃった。てへ。

 ファンタジー小説大賞のランキングを見ていたら、まだまだチートハーレムやスローライフだし、異世界恋愛?だしで、受賞は難しいだろうなあと思ったのは正直あります。
 もうびっくりするぐらいブクマが剥がれ落ちて、そうだよね……となりました。
 ならば、好きに書いちゃえと。勢い怖い。

 悪は悪で、断罪されてスッキリバイバイが今の主流ですよね。俗に言うざまぁ。
 けれども、悪者になりたくなるんでしょうか?というのが、私個人の疑問です。そういう環境にいて、それ(犯罪や暴力)が当たり前だったからということもあるでしょう。理不尽なことに逆らうには暴力しかなかった、すがれるのがそこしかなかった、みたいな悲しみもあるのではと。

 私は、そんなことを魔法で解決するのもいいなと思ったのです。そこには当然、差別も、間違った偏見もあり。かなり重いストーリーになってしまいました。
 でもアリサには、魔法だけじゃない。仲間も、ロイクもいる。

「賭けは俺の負けでいい」

 一番お気に入りのシーンは、これでした。ロイク、普段は強気なくせに~~~~~!です。
 いつも通り何も考えず、筆の行方に任せて六万字書きましたが、いかがだったでしょうか。
 最後の章『悪役は、幸せになる』ですが、悪役はアリサだけでなく、バジャルドもという思い、伝わりましたでしょうか。
 少しでも面白かったなあと胸に残っていたらば、幸せです。

 温かい応援、ありがとうございました。いつもいつも、心から感謝しております。
 
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(5件)

壱邑なお
2024.09.29 壱邑なお
ネタバレ含む
卯崎瑛珠
2024.09.29 卯崎瑛珠

なお様

ご感想ありがとうございます!
そうなんです、女の子は幸せにならなくちゃ!が私の持論ですので(*´艸`)
オーブリーは本当に頑張りましたので、書かねばと思っております(本編には入りきりませんでした笑)。
こちらこそ、最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
温かい応援、励みになりました。

解除
蓮
2024.09.29

第二部完結おめでとうございます!
様々なことが起こり驚きつつ、深い内容で面白かったです!

卯崎瑛珠
2024.09.29 卯崎瑛珠

蓮様

ご感想ありがとうございます!
最後までお読みいただき、また面白かったのお言葉、本当に嬉しいです💞

解除
柊
2024.09.29
ネタバレ含む
卯崎瑛珠
2024.09.29 卯崎瑛珠

柊様

ご感想ありがとうございます。
最後までお読みいただき、とっても嬉しいです!
そしてバジャルドを2人の聖女で救うところ、この物語の集大成でしたので、コメントいただけて報われたなぁと思いました🥹

作者自身も、ラストぐらいはアリサもロイクも素直になりなよ、と思いました笑
喧嘩ップル的に遠慮なく言い合う2人は、『対等』だからこそでして。貴族社会ではなかなかない、2人だからこそのシーンを楽しんでいただき幸せです💖
是非番外編も楽しみにお待ちくださいね( *´꒳`*)

ありがとうございましたm(_ _)m

解除

あなたにおすすめの小説

神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜

星井柚乃(旧名:星里有乃)
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」 「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」 (レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)  美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。  やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。 * 2023年01月15日、連載完結しました。 * ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました! * 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。 * この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。 * ブクマ、感想、ありがとうございます。

【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!

楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。 (リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……) 遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──! (かわいい、好きです、愛してます) (誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?) 二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない! ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。 (まさか。もしかして、心の声が聞こえている?) リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる? 二人の恋の結末はどうなっちゃうの?! 心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。 ✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。 ✳︎小説家になろうにも投稿しています♪

懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。

梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。 あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。 その時までは。 どうか、幸せになってね。 愛しい人。 さようなら。

無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました

結城芙由奈 
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから―― ※ 他サイトでも投稿中

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

【完結】薔薇の花をあなたに贈ります

彩華(あやはな)
恋愛
レティシアは階段から落ちた。 目を覚ますと、何かがおかしかった。それは婚約者である殿下を覚えていなかったのだ。 ロベルトは、レティシアとの婚約解消になり、聖女ミランダとの婚約することになる。 たが、それに違和感を抱くようになる。 ロベルト殿下視点がおもになります。 前作を多少引きずってはいますが、今回は暗くはないです!! 11話完結です。

ふしだらな悪役令嬢として公開処刑される直前に聖女覚醒、婚約破棄の破棄?ご冗談でしょ(笑)

青の雀
恋愛
病弱な公爵令嬢ビクトリアは、卒業式の日にロバート王太子殿下から婚約破棄されてしまう。病弱なためあまり学園に行っていなかったことを男と浮気していたせいだ。おまけに王太子の浮気相手の令嬢を虐めていたとさえも、と勝手に冤罪を吹っかけられ、断罪されてしまいます。 父のストロベリー公爵は、王家に冤罪だと掛け合うものの、公開処刑の日時が決まる。 断頭台に引きずり出されたビクトリアは、最後に神に祈りを捧げます。 ビクトリアの身体から突然、黄金色の光が放たれ、苛立っていた観衆は穏やかな気持ちに変わっていく。 慌てた王家は、処刑を取りやめにするが……という話にする予定です。 お気づきになられている方もいらっしゃるかと存じますが この小説は、同じ世界観で 1.みなしごだからと婚約破棄された聖女は実は女神の化身だった件について 2.婚約破棄された悪役令嬢は女神様!? 開国の祖を追放した国は滅びの道まっしぐら 3.転生者のヒロインを虐めた悪役令嬢は聖女様!? 国外追放の罪を許してやるからと言っても後の祭りです。 全部、話として続いています。ひとつずつ読んでいただいても、わかるようにはしています。 続編というのか?スピンオフというのかは、わかりません。 本来は、章として区切るべきだったとは、思います。 コンテンツを分けずに章として連載することにしました。

《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。

友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」 貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。 「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」 耳を疑いそう聞き返すも、 「君も、その方が良いのだろう?」 苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。 全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。 絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。 だったのですが。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。