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序章 悪役は、不可避らしい
1話 商会長の、正体
しおりを挟む「はあああ~~~~」
アルはロイクを丁重に見送った後で、オフィスの一番奥にある自席――周りを背の高いパーテーションで囲ってある――に戻り、机の天板に突っ伏した。それを、ふわふわの天然パーマで薄茶色の髪の好青年が、上から覗き込む。とび色の瞳を持つ陽気な性格の彼は、屈託のない口調で話す。
「どうしたんです? 支払い、踏み倒されちゃいました?」
声音とは裏腹に物騒な質問を、アルは苦笑いで受け止めつつずるりとウィッグを脱ぎながら起き上がる。と、はらはらと黒ストレートのロングヘアがこぼれた。
それから眼鏡を外し首のスカーフをほどいた姿は、どう見ても女性だ。黒目がちの瞳のせいか幼く見えるが、一応この国では成人の十八歳で、第一王子のセルジュとは同い年である。
「ニコったら。公爵令息様がそんなことするはずないでしょ」
「どうだか~。敏腕って噂が独り歩きしてるだけってのもありえますよね」
「噂以上よ! ほんっと、こわい~~~~!」
「ははは! こわいっすね! よく頑張りましたね!」
ニコの慰めを聞いて少し元気が回復したところで、ころころと響く鈴のような可愛い声がした。
「アルさま、お茶淹れましたよ!」
「ああああ、ありがとー! ポーラ!」
くすくす笑いつつ、温かいお茶の入ったカップをトレーに乗せて持ってきたのは、ポーラ。金髪ストレートの艶やかな髪の毛に、紫色の瞳の小柄な女子だ。
ふたりともこの商会で二年間共に働いている、優秀な社員である。
「ポーラは、かっこいいって言ってたよな」
「だって、貴族様を間近で見る機会ないし」
「アル様もお貴族様だぜ?」
「あっ! そういう意味じゃなくって! ごめんなさいっ」
「いいのよ。ニコは、ポーラをいじめない」
「はは」
ふたりのやり取りを楽しみつつ、お茶を飲むアルの眉間が険しくなる。
「あーあ。まいっちゃった。女装しろですって」
「え? あ、仮面舞踏会?」
「そ」
ニコとポーラが、顔を見合わせてからまたアルに向き直る。
「さすがに、バレません?」
「アルさまが女装……男装して、女装……?」
「うぐぐぐぐ」
思わず頭をかきむしるアル。するとなんと、その髪の毛の間からニョロッと首を出すなにかがいる。
『男装してから女装したら、それはなんていうんダロ?』
「からかわないでよ、ディリティリオ」
『イヒヒ~』
ディリティリオと呼ばれた赤目の黒蛇は、明らかにアルの頭皮から生えている。チロチロと長い舌を動かし、幼い少年のような声で喋りながら、アルの頭頂に顎を乗せてくつろいだ。
「憂鬱!」
『んー。でも行った方がイイ』
「ディリさんの予言、当たりますもんね」
肩をすくめるニコの横から、ポーラがそっと差し出す手のひらに乗っているのは、小さなキャンディだ。ディリティリオはそれをペロリと舌で巻きとるようにして口の中に入れ、美味しそうにモグモグする。ポーラはその様子をにこにこ見ている。
「はぁー……もう、開き直るしかないか……あ、ドレスどうしよう!?」
「……あー」
ニコが眉尻を下げながら、人差し指と中指で挟んだカードをアルの眼前に差し出した。
「ヴァラン卿からのお言付けです。どぞ」
「っ!」
ひったくるようにしてそのカードを手に取ったアルは、読んでからまた机に突っ伏し、両手で頭を抱えた。
『イヒヒ、くすぐったいぞ』
ディリティリオは、愉快そうにアルの手に擦り寄る。
「あああーもう!」
――馴染みのドレスメーカーに急ぎでドレスを用意させている。
サイズ調整は、この日時だ。ロイクより。
「かんっぜんに決定事項だったじゃんんんん!」
「ですねぇ」
「アル様のドレス姿、見たいですー」
「うぅぅ」
「あ。そろそろ乗り合い馬車の時間すよ。門限」
「げ! ヤバい! ごめん、戸締りお願い!」
「「はーい」」
アルは机の引き出しの中にウィッグと眼鏡を放り込み鍵をかけると、ジレを脱ぎ捨て、背後のクロゼットからハンガーに掛けていたガウンタイプのロングワンピースをひったくり、手早く羽織ってウエストでリボンを結ぶ。
走り出そうとしたアルを、ニコが慌てて
「くつ、くつ!」
と止める。
アルはハッとして、底の分厚い編み上げブーツを行儀悪く脱ぎ捨て、クロゼットの下に置いてあったパンプスへ履き替えた。その間ディリティリオは、鼻歌を口ずさみながら、くしゃくしゃの髪の毛をハーフアップへと見事に編み上げている。まるで、髪の束がクネクネとダンスをしているようだ。
「じゃ、また!」
「「お疲れ様でしたー」」
ポシェットを引っつかみ、裏口からバタバタ出ていく商会長を見送るのも、ヨロズ商会の日常である。
「やっば、今日もギリギリ! 待ってー!」
ヒールの低いパンプスで走るアルの目の前で、今まさに御者が馬にムチを入れようと座ったところだった。
「おー」
すっかり顔馴染みになってしまった御者が、大きく手を振る。
「はあー! ごめんなさい! 乗りまーす!」
ゼーハーと息を荒らげるアルが荷台のベンチに座ると、ゴーン! と鐘の音が響き渡る。と同時に、パシン! とムチの音がして、ぎしりと車輪が動き出し、カッポカッポと馬の蹄が石畳を蹴る。
「はあ、はあ。良かった、間に合って」
荷台にたまたま自分しかいないのを良いことに、アルは大きな独り言を放った。
ここラブレー王国の時刻の概念は、王都で一日に五回鳴る鐘の数で共有されている。
現代日本で言うと、大体朝六時から始まり九時、十二時、三時、六時に鳴る。王国時間は、太陽の位置と原子時計の周波数で決められたもの――ではなく、王城の最も高い尖塔に設置されている時計によって定められている。
上流階級や富裕層であれば懐中時計を持っているが、それ以外の人々は鐘の数で言う。十時半ぐらいなら二つ半と言ったり、王都の外門が開閉する時間である朝七時と夕方五時に合わせて開門の時、閉門の時などと言ったりもする。
今鳴ったのは、四の鐘と呼ばれる午後三時。この馬車を逃すと、門限に間に合わない。
「おーい、嬢ちゃん」
「! はーい!」
「四の鐘の『上り』馬車なんざ、あんたくらいしか乗らねえから、特別にまた正門まで行ってやるよ」
「嬉しいーーーー!」
「はは。今後ともご贔屓に」
「もちろんですわ!」
午後三時は、王都に住む人間にとって動くには中途半端な時間だ。
この乗り合い馬車は、朝から王宮近辺で仕事をした人間たちが、『下り』である商店街や住宅街、外門方面に向かうためのものである。つまり、下るために上っているのに、厚意で乗せてもらっている。そのため、アルはすっかり御者と顔見知りというわけだ。
「ほーら、ついたぞー」
三十分ほどで目的地に着くと、アルは御者に小銅貨を二枚渡した。本当なら一枚だが、もう一枚はチップだ。
「毎度あり!」
アルの懐事情ではなかなか手痛い出費だが、それもこれも平穏な生活のためだ。
荷台から降りてすー、ふー、と深呼吸をする。
き、と眉尻を上げて背筋を伸ばす。
やや硬い面持ちで歩き出す、アルが向かった先は――
「ごきげんよう」
「アリサ様。……おかえりなさいませ」
――ラブレー王国の誇る貴族学院寮だ。すっかり顔見知りになった門番の騎士は、いつも苦いものを噛んだような顔で、アリサを門の中に招き入れながら決まった小言を言う。
「何度でも申し上げますが。徒歩での外出時は、従者をお付けください」
「ええ」
貴族令嬢が、徒歩で出かけるなど非常識である。
普通は家の所有する馬車を使うし、従者ももちろんつけるものだ。だが、アリサにはそれができない事情がある。
騎士も分かっているので、小言だけで済ませてくれる。
ところが、貴族学院寮の寮監となると、そうもいかない。
建物の入口から入ってすぐにある部屋には、四十代と思われるベテランの女性が常に居るのだ。アリサの顔を見る度、外出禁止令だの反省文を書けだのと脅迫してくるので――
「ディリティリオ」
『ん。ダークシャドウ』
出入りする際は黒蛇のディリティリオが、影に姿を紛れこませる闇魔法を唱えるのも習慣になった。じわり、と黒い霧のようになったアリサは、そうしてたちまち二階の一番奥にある自室へ辿り着く。
「はーあ。ただいまー」
『イヒヒ、おかえりアリサ』
ベッドと机、本棚とクロゼットという素朴な一人部屋の扉を閉め鍵を掛けたところで、ようやく肩の力を抜いた。
一応侯爵令嬢であることを考慮され、相部屋ではないことに改めて感謝する。魔力で動かす簡易シャワーとトイレもついている。
「今日も疲れた……けどヴァラン卿のお陰で、今月の仕送りもなんとかなりそう」
『無理はダメだヨ』
「うん」
――アリサの実家であるトリベール侯爵家は、とある事情から、没落の瀬戸際なのである。
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