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第四章 別離?? 決意!? 溺愛!!
あとがき(ネタバレ)
しおりを挟むいつもお読み頂き、また応援して頂き、ありがとうございますm(_ _)m
2023/1/23から、小説家になろうとアルファポリス、2/8からカクヨムで公開し始めた、私にとっての初めての恋愛?小説が無事完結しました。
書き始めたきっかけは、長期連載が終わって燃え尽き症候群みたいになっていたところに、アルファポリスの『恋愛小説大賞』の広告が目に入ったからです。
恋愛小説なら、複雑な世界観も設定もいらないから、準備期間短くても書けるかなあ?
と安易に思っていた私をぶん殴ってやりたい。
なんこれ、むっず!!
みなさん、よく書けますね? まじ尊敬しますわ……
とはいえ、やるからには、最後まで。
そもそもが、ほぼ読んだことなかった、恋愛もの。ここで既に無謀。書いては投げ捨てた文字数は軽く1万字超えます。
私が楽しんで書いていないのに、読む方が楽しいわけないですからね。
うーん、うーん、と悩んだ挙句、本編完結したばかりの『薔薇魔女』の世界観を借りたら早いと思いつきました。
※薔薇魔女未読でも、なんら支障はございません。
はじめは、完全なるスピンオフで。
『没落令嬢は、氷の貴公子に頑なな心を溶かされる』
フランソワーズとフィリベルトで、こてこてな感じ。
うーん、短編なら良いけどなあ……
『溺愛王太子は、白竜に翻弄される』
カミーユとリサで、ドタバタ劇。
リサが子ども過ぎて、話がコメディにしかならなかった。ラブコメなら良いかもですが……うーん。
じゃあブルザーク帝国? と考えた時に、薔薇魔女に振られた皇帝ラドスラフ(ラース兄様)を、幸せにせねばと思った次第です。ついでにサシャも。
皇妃? いやあ、ラース多分結婚しないよ……と思って。じゃあ異母兄妹の術だわ(万能)と思い立ち、産まれたのがキーラです。
記憶も身よりもない18歳の女の子は、かなり悲惨です。けれどもそれを全部吹き飛ばせる、元気キャラ。(というか、その境遇でじめっとしてたら生きてないと思う)
対するは、常にしかめっ面で無口な男。
溺愛を謳っているからには、イチャイチャさせねばなるまいと思っていたのですが、未婚の女の子においそれと触れないですよ、騎士団長が。
そこでハタと気づく。
だから、婚約破棄テンプレなのだと。(あくまで一般論)
なるほどね! 婚約破棄されて、不本意なところに嫁ぐってことはつまり、妻または婚約者なので、手を繋ぐだのキスだのし放題(当社比)じゃんね。
うわぁ~よく出来てる……(今更感ぱねぇす)
というわけで、「可愛いね」「お膝においで」「アーンしよう」なんてこたぁできねえんだよ、レナート!正直すまんかった!
テンプレ期待されていた方も、すんませんした!
私の作品を読まれていらっしゃる方なら「こいつまたやりよったな。ま、いーけど?」になって下さっていると。信じてます!(涙目)
でもね。溺愛って、触るだけじゃないと思うのですよ。
あ、開き直ってないですよ。
レナート、それはそれはもう、キーラを溺愛しまくっています。はじめから。
どこが?とお思いかもしれません。
でもね、食堂の給仕をしてた女の子を、レナートはことのごとくアイデア採用!それはすごいな!役立っている!と褒めまくりなんです。
ただの部下に、可愛い、可愛いと言って、ワンピだのアクセだの香水だの、有名オートクチュールのを買い与えるんですよ。いくら使ったんだろ?
挙句の果てに、添い寝。
お前、理性鉄壁だな!と褒めてやってください。よくぞ耐えた。奥歯すり減ったことでしょう。ごめんな。
そして「そのままでいい。なんでも言ってくれ」
これ、究極の愛の言葉だと私は思います。
お前の全部を、俺が受け止めて叶えてやる!でしょう?言われてみたいですねえ(遠い目)。
好き好きちゅうーも、幸せですが。
たまにはこんな物語も、いかがでしたでしょうか。
途中で瑛珠節が出てきちゃって申し訳なかったですが。残酷とか、陰謀とか、伏線とか、私のお決まりなので……えへへ。
キーラとレナート、めちゃくちゃ幸せになりました。
(キリルの愛称も、キーラなんですよ)
皇帝も、キリルにデレデレです。離さなくてキーラにぶちギレられています。
ロランとサシャはR15なので。ぴーがぴーしてぴ!なんで。ご想像にお任せします。
私なりの恋愛小説を、お楽しみ頂けましたらば、幸いでございます。
最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m
良かったら、一言でもコメント頂ければ嬉しく思います。
今後の予定は、
・カクヨムの賢いヒロインに出せたら出そう。賢い? 賢いとは?
・カクヨムのもふもふ通訳を終わらせる(週次連載にシフトしようかと調整中です)
・薔薇魔女の番外編
・ごりごりのハイファンタジーの連載
を考えております。
気になる作品だなと思ってくださいましたら、是非読んでやってくださいね。
あなた様のブクマやPVが私の執筆の糧となっております。いつもありがとうございます。
では、またどこかで!
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※表紙はAIにより作成したものです。
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