【本編完結】公爵令嬢は転生者で薔薇魔女ですが、普通に恋がしたいのです

卯崎瑛珠

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最終章 薔薇魔女のキセキ

番外編1 お茶会と言う名の××会なのです 前

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「今、帰るって言った!?」
「はひ」
「……いつ?」
「今日の午後……かなー?」

 ジト目かつ腕を組んで、ソファに座るレオナを見下ろすのは、この館の『夫人』となったシャルリーヌだ。

 ジョエルが、シャルリーヌのためにと用意させた新居は、さすが王国騎士団で伯爵家子息。治安の良い貴族住居地域の中でも、王宮に最も近く、騎士団の巡回も頻繁な場所にある。
 建物自体はそれほど大きくない(あくまでも公爵邸に比べれば、だ)が、中庭や商談用の別棟(客室完備)を有する、住み心地の良さそうな家だ。

「あの、だって、これ以上お邪魔したくないし……」
「邪魔じゃないって、言ってるのに!」
「うう……」

 そもそもレオナは、シャルリーヌの結婚式に出るため、ローゼンの別荘から王都にやって来たのだ。

 結婚式は七日前に執り行われた。その後、新生騎士団の記念式典にも出た。ブルザーク皇帝ラドスラフや、ガルアダ王国国王となったカミーユ、アザリー国王となったタウィーザとの接見やお茶会もこなした。つまり、用事は終わっている。なのに、未だに新婚家庭に泊まっている罪悪感といったら、レオナからすると半端ないのである。
 
 もちろん、夫婦の寝室と客室が、物理的にものすごく離れているとしても、だ。

「レオナは、私に何か言うことがあるんじゃないの?」
「えーとえーと……えへへ」
 ルスラーンと、トール湖畔で気持ちを確かめあったことは、なんとなく恥ずかしくて言い出せないまま。帰ってから手紙でも書こうかな、などと考えていた訳だが、こうして見透かされているのだ。


 ――シャルってば、結婚してからなんか、ますます肝が座った感じ!?


「ったく、仕方ないわね」

 おお、許してくれた!? とレオナがホッと息を吐くと
「延期して」
「へっ?」
「帰るの、延期。午後、お茶会するから。良いわね」
 返事を待たずに、スタスタと行ってしまった。


 ――ジョエル兄様、全然帰られてないものね……


 めでたく騎士団長に就任したジョエルは、とにかく忙しく――結婚式をしたとしても、式典が終わるまでは帰れないと宣言しており、その式典もとっくに終わった。にも関わらず、帰って来られていないのだ。
 
 副団長となったジャンルーカ、近衛筆頭となったルスラーン、古参の第一師団長セレスタン、第二師団長ウルリヒ、第三師団長フィリベルトらとともに、新生マーカム王国騎士団の再編を、早急にしなければならない。
 旧ゲルルフ派の粛清、『奈落戦争』と名付けられた終末の戦いからの復興、周辺諸国への挨拶周りなど、やることが盛りだくさんすぎて、

「まーじで、結婚式できたの奇跡だわー」

 と苦笑していた。
 王国民の気持ちを明るくするために、結婚式を早急に挙げてくれ! という国王からのゴリ押しだったにしても、である。(実際、暗かった王国内は、お祝いムード一色になった。王太子アリスターの結婚式も控えている。)
 
 フィリベルトも、フランソワーズとの婚約届がようやく受理されたというのに、それ以降の段取りが全くできないでいる。ピオジェ公爵家の後始末や、今回のことでより重要性を内外に知らしめた第三騎士団(隠密部隊)の整備で、王宮に缶詰め状態だ。
 かくいうレオナも、ルスラーンと湖畔デートできたのはまさに奇跡。巡回任務が免除されたとはいえ、近衛筆頭の引き継ぎは多岐に渡るらしく――
 

 コンコン。

 そんなレオナの思考の波を遮ったのは、テオのノックだった。
 
「失礼致します。レオナ様、シャル様から今聞きましたが……?」
「そうなの。まだ帰るなって」
 侍従の制服で、テオは苦笑する。
「……きちんとお話された方が、良いのでは」
「はうっ」
 
 ぼん、と途端に真っ赤な顔になるレオナ。
 
 テオにも、何も話していないが――侍従兼護衛なのだ。トール湖にもきっとついてきていたに違いないことは、なんとなく分かっている。

「分かってはいるんだけど、は、恥ずかしくって」
「ふふ、レオナさんらしい。あっ、すみません……」
「いいのよ。今はほら、誰もいないし?」

 テオは、なかなか侍従への切り替えができず、毎回執事のルーカスにお説教されていた。ちなみにヒューゴーは、さすが慣れたもの。もう決して呼び捨てしてくれないのが、少し寂しいレオナである。
 
「ありがとうございます……ふう。ヒュー兄さんのすごさを実感する毎日ですよ。あ、夫とか父親としては、アレですけどね」
「まあ! うふふふ」
 そんなヒューゴーは、マリーのことが気になるだろうと一足先に別荘へ戻していて、その代わりにメイド兼護衛としてついていてくれているのが、
「失礼致します。レオナ様、アフタヌーンドレスをお持ち致しました」
 シモンとともに、ブルザークからやってきた双子のメイドのうちの一人、スイだ。テオと同じようにローゼンでメイド見習いをしつつ、第三騎士団所属である。

「ありがとう、スイ。ユイはそろそろ、アザリーに着いた頃かしらね」
「……はい、先程知らせが」
「そう! 良かったわ」

 ユイはなんと、ヒルバーアとともにアザリーへ行っている。全く振り向いてくれないリンジーを諦めた、というわけではなく。奈落戦争の時から接していた、明るく優しく、そして少し心が弱い砂漠の第五王子に、いつの間にやら惚れてしまったんだそうな。
 ヒルバーアは「いやいや、リンジーの代わりには、なられへんよ?」と笑いながら、帯同だけ許す形だ。ゼルがシャルリーヌの結婚式に来られなかったぐらい、アザリーもバタついている。タウィーザがついに戴冠したのだから、それはそうだろう。

「ワガママばかりの私どもを許して頂いて、感謝のしようも……」
「スーイー!」
「はい」
「出会いは、大切にしなくちゃ。ね?」
「……はい」
「じゃ、僕は念のため荷造りして来ます。後はお願いするね、スイ」
「はい」

 そして、レオナが見る限り、スイはどうやらテオを……

「レオナ様、その顔やめてください」
「むう!」

 
 ――どんな顔よ!

 
「人のことより、ご自身のを優先されてください」
「あ! ということは、ついに認めたわね!?」

 今度は、スイの顔がぼん! と赤くなった。
 
「うふふふ。テオは、素敵よね~。賢いし気遣い屋さんだし」
「わたしのことは良いんです」
「なぜ?」
「……リサ様みたいに、可愛くないから」
「可愛いわよ?」
「っ……そんなことより、準備を」
 
 だいぶ『世間の常識』が身についてきて、本来のスイが出てきた。クールに見えて思いやりがある彼女は、本当に可愛いのにな? とレオナが首を傾げると。
 
「なーに言うとんねん。スイは可愛いでえ?」
「っ!」

 ビクッと固まるスイに、眉を寄せるレオナ。
 
「リンジー? 盗み聞きはやめてってあれほど」
「はは、スマンスマン」

 いつの間にか、部屋の隅で両腕を組んでニヤニヤしている、隻眼の隠密がいる。

「ちょいと、急ぎやってん」

 手に持った封筒をヒラヒラさせながら、近寄ってくる。――黙って差し出されたので、レオナは受け取ってすぐに、中身をあらためた。

「スイは、も少し任務中の感情、殺さにゃいかんね。気配に気づくん遅いわ」
「はい。申し訳ございません」
「ま、騎士団長の家やし? 気ぃ抜いててもええけどな」
「いえ! 精進致します」
「ん」
「んもー。リンジーったら。ちょっと厳しすぎるんじゃない?」
「せやなぁ。けどなぁ……」
 最近は覆面をしていない、この心優しい隠密にも幸せになって欲しいんだけどな、とレオナは眉尻を下げる。
「リンジー。良いの? これ」
「ん?」
「……国に縛られてしまうわ」
「レーちゃんには、縛られたいで?」
 にしし、とリンジーが笑うので、レオナは
「分かったわ。私のワガママを許してね。ずっと側にいて欲しいの」
 とソファに座ったまま、手を差し出した。
 リンジーは、すぐさまその膝元に跪き、その手を取る。
「我が主君。御心のままに」

 マーカム王国騎士団第三師団長を、リンジーに。

 フィリベルトから、準備が整ったとの連絡である。あとはリンジーの主君であるレオナの了承がいる、ということだった。

「これから大変だけれど、私にできることがあれば言ってね」
「たまには、なでなでして欲しいわぁ」
「ふふ、分かったわ!」

 隣でスイが、プルプルしている。

「あかん、わいが気ぃ抜いてしもた」
 笑いながら立ち上がるリンジーの足元に、滲み出る黒霧。
「ほな、お茶会はわいも警護しますよって、ご安心を」
 と言って、ふっと消えた。
「師匠って、レオナ様の前だと、あんなに甘えん坊なんですね」
「ふふ、そうよ」
 ご主人様から、師匠呼びになったユイとスイ。影として一生リンジーについていくことは、変わらないのだそうだ。
 

 そんなリンジーは、奈落戦争の後、「闇の子の救済をしていきたい」とフィリベルトに申し出た。
 ならばと、第三騎士団をその組織にしようと動いたのだ。幸い、アザリーのヒルバーア、ブルザークのシモン、ユイとスイがいる。多国からの受け皿の素地もできていた。
 もちろん、強制的に所属させるのは最初だけ。救済や教育が終わったら、あとは本人次第にすると言っている。他国に対しても『伝説の隠密』が師団長として動いたのなら、ローゼン公爵家が囲うよりも、よほど言い訳が立つ。
「血なまぐさいことも多々あるやろ。始末はわいの手でしたいねん。きちんと、還す。ゼブブとの約束やしな」

 
 何度も話し合った結果とはいえ――正解は、どこにもない。
 そんなわけで、まだまだ考えることがたくさんあり、自身の恋を発展させるなど、到底考えが及ばず……

「レオナ様。さ、お着替えを」
「はーい……」

 現在進行形でシャルリーヌをヤキモキさせている、レオナであった。


 
 ※ ※ ※
 


「ごきげんよう、レオナ様」
「っ、ごきげんよう、フランソワーズ様」

 シャルリーヌと二人だけかと思っていたレオナは、内心の動揺をひた隠す。

 中庭のテーブルに優雅な動作で腰掛ける、元公爵令嬢。その輝く金色のゆるいウェーブのロングヘアを、上品なハーフアップにしたのは、スイだ。
 ピオジェ公爵家は廃爵となったが、フランソワーズはなんと、爵位を持ったままローゼンの婚約者になっていた、という『グレーゾーン』で切り抜けたフィリベルト。

「今更、取り消せないですよ。女性一人の人生を、この私にぶち壊せとでも?」

 と王宮の官吏たちにゴリ押しした際は、会議室が凍ったとかなんとか。流石である。
 そんなフランソワーズは、フィリベルトの計らいで、王宮客室に寝泊まりしているそうだ。


「あの、わたくしが居ては……話しづらいこともあるかもしれませんが」

 
 ――おおう! 今までの高圧的な態度はなんだったん?

 
「そんなことはございませんわよ。どうぞお楽になさって?」
「ありがたく存じます」
「あのねえ、私が呼んだんだから。堂々と!」
「っ、ですがわたくし、その……既に平民でございますから」

 なるほど、貴族としての心持ちが高い人間なら、爵位に準じた態度にもなるか、とレオナは腑に落ちた。

「ローゼン公爵家次期当主様の、婚約者でしょう?」
 と言いながら、シャルリーヌがメイドにお茶の用意を促す様は、既にブノワ夫人の貫禄だ。
「……」
「ま、それだけではないわね。わだかまりもあるでしょ。だから、今日は呼んだの」
「シャル?」
 レオナが目を丸くすると、シャルリーヌはとっても良い顔でニヤリとした。
「さ、吐いてもらうわよ、フランソワーズ!」
「え、あの」
「フィリ様、どうやって攫いにきたの!?」


 ――シャルったら! でもっ!


「それっ! 私も是非聞きたいわ!」
 レオナも食い気味で、すかさず同調する。
「だって、お兄様よ? 常に冷静冷酷、怜悧冷徹な氷の貴公子よ? それがピオジェ公爵家に乗り込んで、攫ってきてプロムでダンスだなんて!」


 ――オラ、ワクワクすっぞ!


「あの、その、うう……」
 真っ赤になって、両手で顔を覆うフランソワーズ。
「「かわいい」」
「はう!」
 

 ――可愛いぞ! こんにゃろめ!


 レオナとシャルリーヌに迫られ、若干仰け反るフランソワーズだが、意を決した様子で咳払いをして、姿勢を正した。
 
「あの、ですね、あの日わたくしは……」



 ※ ※ ※



 プロムと呼ばれる、王立学院の卒業パーティの日。
 頑なに出席を拒むフランソワーズを、ゲルルフが無理矢理、ピオジェ公爵邸まで迎えに来ていた。そこで明かされたのは、フランソワーズの母親が、四歳のレオナを毒殺するように仕向けた、という『過去の事実』だった。
 
「レオナ……を?」
「そうだ。殺そうとしたんだ。はたして妹を溺愛している男が、そんな女の娘をどう思うか? 考えよ」
「そ、んな、ことって……!!」
 
 ――フランソワーズは、ショックのあまり、気を失った。


 その時、既にフィリベルトは廊下に居た。
 ベルナルドが子飼いの商人を使って収集させた、国庫私的使用の証拠を持って、ピオジェ公爵オーギュストに最後通告を行うために。そして、騎士団長ゲルルフにも。

「騎士団長から得た我が王国の機密情報を流していた件、それから学院長の、子供の性的搾取に加担していた件も、同時に裁かれますので」

 全身の力が抜けたピオジェ公爵が、床に膝を突いたのを見届けてから、フィリベルトは応接室の扉をノックし、返事を待たず応接室に入るや否や――

「……アブソリュート・フリーズ」
「うがっ!?」
 
 気絶しているフランソワーズに、覆いかぶさろうとしていたゲルルフ。
 フィリベルトが咄嗟に使ったのは、ローゼンに伝わる最強の氷魔法だ。あのベヒモスすら動きを止めた絶対零度の氷が、ゲルルフの下半身全体を瞬間で凍らせている。
 何をしようとしていたかなど、考えたくもないフィリベルトは、淡々と告げた。
 
「公爵令嬢への暴行未遂容疑で即時拘束する」
「な……んだと!」
「男として見損ないましたよ、騎士団長」

 パチン、とフィリベルトが指を鳴らすと、細かい霧がゲルルフを覆った。

「眠れ。目が覚めたら、檻の中だ」
「なっ、くそおっ!」

 ドタドタと廊下を走ってくる、複数のサバトンと呼ばれる鉄靴かなぐつの足音を聞きながら、ゲルルフはフィリベルトの魔法に抗えず、気を失った。
 
 ――この状況を見れば、一目瞭然。
 
 やって来た騎士団員たちに身柄を引き渡しながら、フィリベルトは冷たい目で「未遂である。ご令嬢の名誉に関わるため、決して口外するな」と箝口令を敷いた。

「さて、どうしたものかな」
 
 廊下で茫然としていたオーギュストと、眠らされたゲルルフが運ばれていくのを見送ったフィリベルトは、応接室の隅で震えているメイドに微笑みかけた。
「……彼女の部屋は、どこだろうか?」
「あ、はい、二階の角に……」
「案内してくれるかな?」
「は、はい!」

 ――フィリベルトがフランソワーズを横抱きにしたのは、これで二度目だが、フランソワーズは知らないままに、自室で目覚めることになった。
 
 

 ※ ※ ※
 

 
「……?」

 見慣れた部屋の天井、そして
「目が覚めたかな?」
 銀縁眼鏡の向こうの瑠璃色の瞳が、フランソワーズを優しく見下ろしている。
 まるで膝枕みたいだな、とフランソワーズはぼうっと考えながら、話しかけてみる。
「フィリ……様……?」
「うん」
「夢……?」
「現実だよ」
「そんなわけない……」
「なぜ?」
「許されない、願いなの」
「どんな願い?」

 少しだけ流れる、静寂の間。
 
 夢心地のまま、フランソワーズは何度か目を瞬かせると
「……叶うなら、貴方と添い遂げたいわ」
 と呟いた。
「分かった」
 フィリベルトは、ふわりと微笑んで了承したが。
「なんて、残酷な夢」
 と、フランソワーズは、たちまち涙を流した。
 
 温かな雫が、フィリベルトの膝を濡らす。
「夢じゃないんだけどな」
 その涙を指ですくって、氷の貴公子として有名な男が、甘い笑顔でペロリと舐めて見せる。
「ほら、しょっぱい」
「?」
「迎えに来たよ。さあ、ドレスを着て。遅れてしまう」
「??」
「プロムだよ、フランソワーズ。私の婚約者として、一緒に出よう」

 ガバッと起き上がった。

「あの……」

 起き上がって、恐る恐る振り返ると、タキシードのフィリベルトが微笑んでいる。

「え……え……うそ……」

 フィリベルトの肩越しに、メイドが号泣しながら頷いている。
 彼女は、フランソワーズの幼少の頃から、この家の全てを見ながら、ずっと黙って追従してくれていた人である。
 その彼女が、震えながら滝のような涙を流しているのだ。

「うーん。どうしたら信じてもらえるのかな?」
 苦笑しながら、フィリベルトはフランソワーズの手を取った。
「ほら、夢ではないだろう?」
 その甲に、キスを落とす。
「はうっ!」
「まだ、だめかな。なら」
 次は、手首。手首の裏。肘の裏……とキスをしながら、徐々に瑠璃色が近づいてくる。
「ほら、早くしないと……唇に、してしまうよ?」
 ソファの背もたれに、フランソワーズの腕を持っているのとは反対の肘を掛け、そちらの手でフランソワーズの髪の毛を弄びながら、くすくすと笑う公爵令息。
「っ! し」
「し?」
「しんじます! しんじますから!」
「ふふ。残念」

 さ、待っているから、着替えておいで?

 ――フランソワーズは、それでも夢心地のまま、着替えたのだった。




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お読み頂き、ありがとうございました。
明日、後編公開予定です!

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