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第三章 帝国留学と闇の里

〈135〉遠慮はもう、しないのです

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 ――翌朝。
 学校は休みであるが、マクシム、オリヴェル、ヤンが軍服でタウンハウスを訪ねてきた。

「おはようございます。お休みのところ、申し訳ございません」
「おはよう、マクシム少佐、オリヴェル、ヤン」

 応接室で対応する、レオナ、ジンライ、そしてマリー。
 ジンライの膝の上には、オスカー。

「昨日、ヤンからお聞き及びのことと思いますが、改めて今回の事件について、お話をしたく参上致しました。まず、明日からの学校ですが」
「マクシム少佐」
 レオナが口を挟むのは想定していなかったのか、一瞬マクシムは戸惑い
「……はい、なんでしょうか」
 だが、姿勢を崩さず構えた。
「最初に言わせて欲しいのだけど、私はあくまでも皇帝陛下に招聘しょうへいされただけの、ただの留学生の身。しかも、まだ二日間しか登校していない。最初に言うべきことが、おありになるのではなくって?」
 

 ――丁寧な態度だけど、やっぱり駄々漏れているのよね、マクシムですら……悲しい現実だなぁ。
 

「っ! ごほん。失礼致しました。……今回の件、帝国として貴方様を受け入れるにあたり、万全を期したにも関わらず、このようなことになってしまい、誠に申し訳ございません」
「ええ。私の家族は、帝国を信頼して送り出してくれたのよ? 軍として、今一度学校内環境の調査と整備を頂けること、期待しているわ」
「……しかと」


 ――一体どんな調査したのか、小一時間問い詰めたい!
 お父様とお兄様なら、学校丸ごと凍らせてると思う!

 
「お願いね。……それで。お話というのは?」
「は。まず、明日から三日間は調査のため休校となります。それからレオナ様が、今回亡くなった教師には全く接触していないこと、そして、ミハル・ゼメク様にもご挨拶程度の接触でしかなかったこと、お調べしております。こちらに調書を作成しておりまして、目を通して頂けますか」
「分かったわ」

 レオナが受け取った書類に目を通している間に、オスカーがしゅたん、と床に降り、テクテクと三人の軍人に近寄り、ふんふんと鼻を鳴らす。

「あ、すんません。猫、大丈夫すか?」
 ジンライが聞くと、三人とも頷く。
「良かった、人懐こいんで……許してください」
「いえ。可愛いですね、黒猫」
 マクシムが微笑み、オリヴェルは、じ、とオスカーを見下ろしているのみだが、ヤンがその横でうずうずしている。
「あ、ヤンさんも猫好きです?」
「! は、はい、すごく……」
 オリヴェルを嗅いだ後、ヤンの足元にすり、と身体を寄せるオスカーを
「はわわ! な、撫でても?」
 ヤンが言うので、ジンライは
「オスカーが触らせてくれたら、大丈夫ですよ」
 と応えた。
「あの。オスカーさん。自分で良ければ、その」
 律儀に片膝をついて手を差し出すヤンに、オスカーは「にゃあ」と返事をして、触らせてあげている。
「っく、かわ!」
「……ヤン」
 さすがにマクシムが苦笑した。
「は! 申し訳ございません!」
「ふふ。調書、確認したわ。私の部分に異論はないわ」
 レオナが、書類をテーブルに置いた。
「ご確認、ありがとうございます」
「マクシム少佐」
「は」
「こちらの調書に書かれていない部分を、できればお聞かせくださる?」
「……」
「無理にとは、言わないわ」
「いえ……なんというか、驚いております」
「驚く、とは?」
「はい。まだわずかな時間しかレオナ様には接しておりませんが、洞察力や情報収集能力、政治力に優れていらっしゃるとお見受けする」
「女のくせに、ね」
「っ」


 ――皮肉ぐらい、言いたくなるの。ごめんね。


「ふふ。ごめんなさい。『氷の宰相』に、叩き込まれているのよ」


 ――実際は、溺愛しかされてないけどね!

 
 深紅の瞳でマクシムを射抜くレオナは、彼にどう写っているのか。
「……さすがですね。それで、書かれていない部分とは?」
「私が拝見した限り、かなりの学生が薬物汚染されていると思うわ。今後どういった対処をされるのかしら?」
「はい。学生全員を軍医が診察して、体調がおかしいもの、また、肉しか受け付けなくなっている者につきましては、軍の施設に収容予定です」
「そう……再発防止策は、これから?」
「ええ。ディートヘルム様が関与している以上、元老院で検討されるかと」
「なるほど……その、収容予定の施設に、私も行くことはできる?」
「……は? あの、何か症状が……」
 さすがに焦るマクシムに
「いいえ。私の優れた侍従にね、薬草に詳しい者がいるの」
 ほほ笑みかけるレオナ。その膝に、オスカーがするりと乗って、レオナの手のひらに額をすりつけた。ヒゲがこばゆい。
「あ! 昨日の買い物の!」
 ヤンが反応してくれた。
「ええ。ヤンに案内してもらって、今回の件、症状を緩和させる薬膳スープを作ることができたの」
「薬膳スープ、ですか」
「ええ! お肉しか受け付けない身体でも飲める、チキンスープなのだけれど」
「大変美味しかったです!」
「ヤン……」
 
 ゴツッ
「あだ!」
 屈託のないヤンに苦笑するマクシム、無言でゲンコツを落とすオリヴェル。
「うふふふ。良ければ、慰問という形で提供できればと。もちろん、毒見はして頂いて」
「発言を、許可願えますか」
 静かだったオリヴェルが、おもむろに口を開いた。
 
 マクシムが、レオナに許可を促したので、
「どうぞ?」
 と頷くと。
「大変不躾ですが、このような迅速な対処、自分なら、レオナ様が何らかの企みを計ったのかと邪推致します」
「オリヴェル!」
「うん、そうよね」
「レオナ様、部下が大変な無礼を」
「いいのよマクシム。オリヴェル、企みというのは、何らかの目的ないしは利益があるからするものよ?」
「帝国での信頼を勝ち取り、何らかの侵略行為をするための足がか」

 ザッ、ドカ、ぎりぃ

 マクシムがソファから即座に立ち上がったかと思うと、オリヴェルの左頬を殴り、後ろ襟を掴んで肘で肩を押さえ、地面に突っ伏させた。

「皇帝陛下の招きで入国した、大切なご令嬢への暴言。あわせて、皇帝陛下への冒涜である。不敬で逮捕する」

「マクシム、放して」
「しかし」
「二度言わせないで」

 ひょおおおおお
 ――ローゼン伝統の、である。

「!」
「なっ」
「ふ、吹雪?」

 レオナは、吹雪を集めて、オリヴェルの周囲にだけ発生させる。マクシムが驚きで手を放し、後ずさりすると、ヤンも、目を見開いて離れる。それを見計らって、レオナは

謀略ぼうりゃくなど、笑止しょうし

 ぐるぐると吹雪の竜巻で彼を囲んだかと思うと、風の力で無理矢理立たせ、直立の姿勢のまま肘から下を凍らせた。

「支配したいなら、こうしていつでも魔力でねじ伏せるわ。どうかしら?」

 レオナは、ソファに泰然たいぜんと座っているだけである。
 呆然とそれを見下ろし、やがて弱く頷くオリヴェル。

「分かったならいいわ」

 キラキラと、弾ける氷の砂が、霧散した。
 氷から解放されたオリヴェルが、ガクガク震えながら、片膝を着く。

「寒いわね。ごめんなさいね」

 人差し指で、彼を指すと――ふわりと暖かな空気が覆い、たちまち彼の軍服を乾かす。

「薔薇……魔女……」
 マクシムが思わず言ったその言葉は
「……そうね」
 自業自得とはいえ、、レオナの心を抉った。

「信じて、としか言いようがないけれど。私は親しい隣人として、貴方がたと共に学びたいのよ。オリヴェル。貴方の大切な人を殺したのは、私達ではない」
「え!」
 全員、息を止めた。
 
「っ……知って、います、……申し訳、ございませんでした……」
「オリ、ヴェル?」
 マクシムが驚愕の表情。知らなかったのだな、とレオナは見てとった。

「亡くなった女性教師は、貴方の大切な幼なじみ。ね?」
「……そうです」
「な!」
「私の優秀な侍従が、調べてくれたの。幼なじみという関係性と、密かに学校へ通う貴方の姿。貴方なら、きっと、何度も止めただろうって」
「……はい。彼女はとても敬虔なイゾラ教徒でした。ミハル様を敬愛するあまり、身も心も捧げたいと、その、狂っていくのが自分にも分かって……」
「オスカーがね、貴方からジャムファーガスの匂いがするって、態度で教えてくれたの」
「!」
 レオナの膝の上でくわり、と欠伸あくびをする彼の背を、レオナは優しく撫でる。
「匂いが移ってしまうぐらい、何度も彼女に会って、説得していたのね?」
「……はい」

 オリヴェルは唇を噛み締めて、ひざまずいた。
 
「……大変申し訳ございませんでした。いかようにでもご処分を」

 そして、ボタボタと涙を落とす。

「マクシム少佐」
「っ、は!」
「私が彼を許したら、処分はいらない?」
「ええと、その、ジャムファーガスの事実を隠匿した件は、処分対象になるかと……」
「なるほど……それ、私への無償奉仕にしてくれる?」
「は!?」
「なんらかの罰が、課されるのでしょう?」
「で、すが」
「これから慰問するのに、人手が足りないの! こき使わせて!」
「え……」
「どうかしら、オリヴェル?」
「はい、はい、よろしければ、……いかようにでも!」
「はあ、分かりました。でも、今回だけですよ」
「今回だけ?」
「少佐ともあろう者が、ご令嬢に従うのは不本意ですから」
「うふふ! そうね!」
 マクシムなりに、場を和ませようとしてくれている。――部下の心を救うために。
 
「オリヴェル」
「はっ」
「正式な沙汰は追って。だが、情報を隠匿した件で、少尉から准尉に降格。レオナ様への無償奉仕とする期間は……」
「私が良いと言うまで」
「だ、そうだ」
「はっ!」
「あの、自分も、手伝います!」
 ヤンも進み出る。
「帝国軍人として、情けないです!」
「ヤンは、任務として」
 マクシムが、ヤンの顔を見やってから、レオナに向き直る。
「引き続きレオナ様の護衛と、補助を」
「は!」
「ありがとう、助かるわ。それとね」

 まだ、何か!? と言いたげな、マクシム。
 ごめん、と思いつつレオナは、遠慮しない。

「ディートヘルム様達は、どうするの?」
「どうする、とは……」

 ひゅおおお、とまた冷たい空気がレオナから出て来てしまう。
 あんな暴力的な人間を、陸軍大将の息子というだけで放置するの? と問いただしたいのである。
 
「な、にもして来なかったわけでは……その」
 マクシムが、ぎゅう、と拳を握りしめる。
 ある意味、一番の被害者は、彼だ。
「皇帝陛下には、鼻っ柱をへし折ってやれ、と言われているわ。それで良い?」
「えっ」
「私は、ただ勉強がしたいの! アレクセイ様に、お取次ぎをお願いするわ」
「……かしこまりました。慰問の件もございますゆえ、すぐにでも」
「ありがとう」

 マクシムは、項垂うなだれるオリヴェルの肩を支えながら、タウンハウスを辞した。
 レオナはそれを見送りながら、切なさに襲われた。
 せめて、助けになれることがあれば、と思うことしかできない――
 


 ※ ※ ※



 翌日、早速アレクセイから先触れが届いた。
 マクシムの行動はさすがに早かったようだ。
 直接会ってお詫びを、ということなので、受け入れる、と使者に言うと、早速午後に訪問するとのこと。
 

 ――さすができる男、マクシム(三回目)。


「これでよし、と」
 アレクセイの訪問に備えて、レオナは朝からぐつぐつと薬膳チキンスープを作っていた。説明するより、食べてもらうのが一番だからだ。

「少しでも早く、学校再開できるといいわね」
「……ですねえ。まさかこんなことになるとは」
 ジンライが、食器の用意をしながら溜息をつき
「ほんとですね」
 マリーが、カトラリーを磨く。
 すっかり、キッチンの使い方が身についてしまった三人を
「おみえになりました」
 執事のシモンが、呼びに来た――
 

 応接室に入ると、既にアレクセイがソファに座っていた。背後にマクシムと、もう一人、軍人を従えている。
「ごきげんよう、アレクセイ様」
「レオナ嬢。突然の訪問ですまない」
「いいえ。ご足労くださり、ありがたく存じます」

 レオナが向かいに腰掛け、後ろにマリーとジンライが立った。執事のシモンが、お茶を用意する。

 アレクセイは、じ、とレオナを見据え、大きく息を吸い
「……留学早々、ご迷惑をおかけした」
 と吐き出した。
 相手は十五歳の、公爵令嬢とはいえ、小娘。帝国の陸軍大将が謝罪するなど、異例中の異例だろう。それ程までに皇帝陛下の庇護は効果があるのだ、とレオナは改めて実感する。
「お茶を、どうぞ」
 
 だが即座に受け入れはしない。なぜなら――
 
「今後ディートヘルム様にはどういった処遇が?」
「……まずは、治療する」
「はい」
「しっかりと私から話をして、学校で再出発をさせる」
「アレクセイ様。貴方様は、陸軍大将であらせられます」
「ああ」
「周りの誰もが貴方様を恐れ、言えなかったことを、私が申し上げます」
「なんだ」
「マクシム様を社交界から、いわれのない噂で追放。女性教師を精神的に追い詰め、薬物騒動を起こさせる原因となった暴力的行動。さらに、皇帝陛下の招聘しょうへいで留学してきた、他国の公爵令嬢に対する暴言」
「っ……」
「これらを、貴方様の息子でないものが行ったとしたら、この帝国ではどのような罪になりますか」
「答える必要はない。無意味だ」
「後ろのお二人のどちらかでも良いわ。どのような罪に問われるの?」
「そんなことを聞いて、なんになる!」
「誰も罰しないなら、私は自分の身を守る。そのためにお聞きしたいのです。を」
「我が息子を愚弄ぐろうするか」
「愚弄というのは、正しき者をおとしめた時に使う言葉です。貴方様のご子息様は、正しくない」
「下手に出れば、いい気になりおって、この、小娘が!」


 ――本音が、出た。
 これが、根本原因。
 

「アレクセイ様、今のご発言。本音と受け取りますが、宜しいですね?」


 私はもう、遠慮しない。



-----------------------------


お読み下さり、ありがとうございます。
次回、ブチ切れレオナ様、ご降臨です……ガクガクしますね!


ファンタジー小説大賞、皆様のお陰でなんと現在100位です!!ありがとうございます!!嬉しいです♡
引き続き、応援宜しくお願い致しますm(_ _)m

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