130 / 229
第二章 運命の出会いと砂漠の陰謀
〈122〉新天地へ 後
しおりを挟む「ゼル……あのね」
立太子式典も終わって、進級も確定して。
学院での学生達は、学年終わりの休暇に向けてそわそわしている。
「なんだ?」
「その……明日ね、ルスと、その」
「はは。わざわざ教えてくれてありがとう。律儀だな」
「だって」
「俺のことは気にせず、楽しんでくるといい」
「……ありがとう」
学院でのランチは、自然とマナー研修のメンバーで集まるようになって、賑やかだ。
先日の公爵家でのディナーは大好評であった。料理の美味しさはもちろんだが、それよりも「公爵家で問題ない所作」は、学生達の大きな自信になったようで、表情が明るくなった気がする。今まで低位だからと場が与えられず、鼻で笑われることもあったと聞いて憤慨したレオナは、今後もこういった機会を設けることも考えよう、と心に決めたのだった。
ちなみに、執事のルーカスが「レオナ様にこんなにもたくさんのご学友ができるとは」と終始ウルウルしていて、少し恥ずかしかった。
テオもジンライも、にこやかにクラスメイトと会話をしていて、シャルリーヌは時折、令嬢達の恋愛相談に乗っていた――どうやらシャルリーヌの姉のカトリーヌは、あの鈍感セレスタンにプロポーズさせたと、一部でかなり有名であらせられるらしい――そんな充実した学生生活から離れるのが、寂しくなってきたレオナである。
ルスラーンから、ようやく休みが取れそうだと連絡をもらったレオナは、早速約束をした。それならゼルにもきちんと伝えなければと、ランチ時間にこっそり話したのだが、
「明日は一日中休みだな。遠出でもするのか?」
「えっと、まだ決めてなくて」
「そうか……妬けるな」
ニヤリ、とゼルは意地悪な笑みを向ける。
「剣術講義で、手加減できるかな」
次の講義は、剣術。
もちろんルスラーンも、講師として来る。
「え!」
「はは!」
ブルザーク皇帝ラドスラフの口添えのおかげで、剣術は無事、習熟度別の班分けになった。レオナは一人初心者なので、ヒューゴーが面倒を見てくれている。
「じゃれてないで、そろそろ行くぞ」
そのヒューゴーは、レオナを更衣室へ送ってから着替えるので、早めに行動しなければならない。
「はあい」
「あとゼルは全力でも勝てねえから。安心して斬れ」
「うおいこら!」
「悔しかったらもっと鍛錬しろ」
「うぐぐ」
ゼルは、剣はやはり苦手らしい。
どうしても、殴った方が早い、になってしまうのだそう。
「ヒューゴーったら」
相変わらず、無慈悲である。
が、その遠慮のなさに、レオナは安心する。
私がいなくても、仲良くできそうね、と。
「レオナ……俺、これでも大人だぞ?」
コソリと言われ、そういえばそうだった、と思い直す。
「はー、やべえ。自分でも自信なくなってきた」
「あははは!」
「笑い事じゃねーし」
この年で真面目に学生やるとか、と苦笑いをする。
「いいじゃない!」
マリーも喜んでいるわ、とコソリと返す。
その二人には大変申し訳ないが……だが、二人のとても強い希望でもあるのだが、マリーが留学に帯同するのだ。夫婦なのに、一年弱離れ離れになってしまう。
「ごめんね……」
「ん? ああ、イゾラが……いやその」
「ヒュー?」
そんなコソコソ話を見たゼルが、イライラして言う。
「おい、イチャつくな、さっさと行け!」
「お? 嫉妬はだせえぞ」
「うるせえ!」
「短気だなー。レオナ、あんな奴はやめておけ」
「おいこら」
「もう! 何をしているの、遅れるわよ。早く行きなさい!」
最終的にシャル母さんに怒られる。
「「「はーい」」」
このやり取りも恒例になりつつあり、
「まったく……」
とシャルリーヌは呆れつつも、もうしばらく見れなくなるのか、と寂しさを感じているのだった。
※ ※ ※
翌日は、気持ちの良い快晴。
暖かくなってきた気候は、ケープを羽織れば事足りるほどになっている。
昨日、剣術講義の帰りにルスラーンに更衣室へ送ってもらいながら、レオナは湖の話をした。ジンライが、雷神様に挨拶をする、と言っていた王都北にある湖、トール。
「見たことがないんですの」
「あー。実は俺の親父がよく行っているんだが、俺もまだ行ったことがない。馬ならすぐ行けるから……行ってみるか?」
「嬉しいですわ! お昼を作って持っていきますわね。食べたいもの、ございますか?」
「! じゃ、じゃあその、サンドイッチと、揚げ鶏と、焼き菓子と……」
「ふふ! たくさん持って参ります!」
「楽しみだ。朝、迎えに行く」
「はい!」
――そしてやってきたルスラーンに、公爵邸の玄関ホールで対峙するのは
「馬だと? 分かってるだろうが、必ず無事に送り届けるように」
「夜遅くなったら、ルスでも……容赦しないからな」
腕を組んで仁王立ちの、氷の宰相と、氷の貴公子である。
「はい。誓って」
丁寧な騎士礼を返すルスラーンに、
「まあまあ、二人とも無粋ねえ。気にせず楽しんでいらして」
応援するのはアデリナのみだ。
「へ!?」
料理長と相談して用意したランチバスケットを、ルーカスとマリーが運んでくれるその横を、何も知らずに歩いてきたレオナは、それを見て激しく動揺した。
公爵家総動員で見送るなど、嫌がらせ以外のなにものでもない。
「なな、なん、なんで」
「娘のデートだぞ!」
いやいや、宰相! 仕事どうした!
「妹のデートだから」
跡取りー! 領経営の引き継ぎに忙しいって言ってたよね!?
「はいはい。二人ともほら、お邪魔ですわよ。レオナ、楽しんで来なさいね」
「あ、ありがたく存じます?」
「ふふ。ほらもう、おしまい! ベル、フィリ!」
アデリナが促すが、
「ぐぬぬ」
「いいか、ルス、何かあれば……」
と動かない二人に
「んもうっ!」
たまらずレオナから、ごう、と炎が漏れ出て、皆がギョッとなる。
「まあ! 絨毯焼けちゃうわよー、レオナ」
のほほんとアデリナが言うので
「あ、ごめんなさい!」
――毒気を抜かれた。
「ご心配には及びません。必ず無事にお戻し致しますので。いってまいります」
再度丁寧な礼をするルスラーンは、手を差し伸べてエスコートを始め……ようやく、二人のローゼンは諦めた。
「くくく」
外に出てルスラーンの馬――立派な黒い馬で、名前はブラスト――の前まで来ると、気が抜けたのかルスラーンが笑い始めた。
「噂以上だったな……くくく」
「もう! お恥ずかしいですわ!」
「いや? 良い家族だ」
「……そう言って頂けると、嬉しいですわ」
「うん。あー、その、前に乗ってもらいたいんだが、その……引き上げて良いか?」
はう!
また炎が漏れそうで、咄嗟に我慢した。
「はい……宜しくお願い致しますわ……」
「じゃ、遠慮なく」
ルスラーンが先に乗り、レオナの腕を掴むと、ふわりと引き上げてくれた。
「お? 馬に乗れるのか?」
「あ、学院で馬術も取っておりますのよ」
「そうか……でも今日は横乗りで」
「……はい」
――ちっか!
近い近い近い!
完全に私、この人の腕の中におる!
絵本とかでよく見るやつうー!
「いくぞ?」
「はい、どうぞ!」
鞍の荷物置きにバスケットを置かれても、ブラストはビクともせず。レオナはそれでも、二人で乗るのはキツイのではと心配をすると、
「フィリが前に魔道具を付けてくれたんだ。あまり揺れず馬が疲れないやつ。まあ、よっぽどの時じゃないと起動しないが」
と教えてくれ、安心した。
「もう少し速くても大丈夫か?」
「ええ! 大丈夫ですわ!」
「分かった。……なあ、二人の時は」
「? はい」
「もっと楽に話してくれ」
「へ!? は、はい……」
「嫌?」
「嫌じゃない! 慣れてない、だけ!」
「ふは」
やっばい、ドキドキするうー!
無事帰れるのかな私!?
「る、ルス」
「ん?」
そうしてしばらく走り、王都郊外へ差しかかる頃。
そろりと見上げると、優しい紫が間近にあって。
「お、お願いが……」
「あ、ジンライのとこ寄るか?」
「! はい!」
「分かった」
多めに作った差し入れをしたくてお願いをと思ったのだが、ルスラーンは分かっていたらしい。
「さすがにそんなに食えるかなって、密かに心配してた」
イタズラっぽく笑う。
「まあ! あはは!」
「うん、その口開けて笑うの、やっぱり良いな」
「!」
「……見えて来たぞ」
はしたなさと恥ずかしさと嬉しさがない混ぜで、レオナは顔が上げられない。
「よ、と」
鍛治ギルド前で先に降りて手を差し出すが
「あー……と、そのまま降りるのはあれだな……失礼」
「ひゃ!?」
腰の辺りを持たれ、抱き上げて降ろされる。
「はは! 軽いな!」
油断した! 心臓ちぎれる!
「あ! レオナさん! ルスラーンさんも!」
たまたま外に出てきたジンライに会わなければ、レオナはとても立っていられなかっただろう。
鍛治ギルドの親方(マスターはこそばゆいから親方と呼べ、らしい)は、ルスラーンが辺境伯の息子と知るや、破顔した。
「まさか、ライデンの息子と辺境伯様のご子息様が知り合いだとは! これも雷神トール様のお導きかな」
亡くなったジンライの父であるライデンが、ヴァジーム卿の雷槍を打っていたとは、ルスラーンは知らなかったらしい。
「ジンライのやつ、修行も留学も頑張って、打てるようになるってはりきってますんで」
「それは嬉しいな! 俺もいつか、漆黒のクレイモアを頼みたい」
ルスラーンの武器は、ブラックドラゴンから獲た黒曜石で打った巨大な両手剣で、やはり限られた者しか手入れができない。
「ま、ま、マジすか!」
「マジだ!」
「がががんばるっす!!」
「おう! 頼むぞ!」
男二人の握手を見て、親方は号泣していた。
「来て良かった、ありがとうレオナ」
北の湖、トール。
雷神の石碑のほとりは森が開かれていて、草の上に敷物を広げ、まったりとサンドイッチをかじりながら、湖を眺める二人。
穏やかな風がどこからか鳥の声と、花の香りを運んできて、ただ二人で座っているだけなのに、特別な時間に思えた。
「ううん。ジンライのおかげ」
「……一緒に留学するんだもんな……」
「……」
「……あーその、王都じゃなくても良かったのか? フィリがさ、欲しい物があるって言ってたし」
「あ、あれは、兄の冗談!」
「え、冗談……だったのか……」
「?」
絵に書いたように項垂れるルスラーン。
「ルス?」
「あー……その」
ゴソゴソと懐から出す、小さな包み。
「いつかフィリがさ、レオナは新しい髪飾りを欲しがってるって言ってたろ? 巡回してたら目に入ったのがあってだな……あー」
「!!」
「まーその、あっても困らないなら」
不器用に差し出された包みには、赤いリボン。
「開けて……も?」
「ん」
しゅるり、がさり、と開けると中から、赤いルビーを彩る金の薔薇。バレッタだ。葉の部分にはブラックオニキスが埋め込まれている。
「素敵……」
今日は幸い、ハーフアップのヘアスタイルなので、今付けているものと簡単に入れ替えられた。
後姿を見せられるよう、背中をルスラーンに向けたレオナは、無邪気に
「どう?」
と尋ねた。
「うん。すげー似合う」
「ふふ。うれし」
「うぐ」
「ルス!?」
慌ててレオナが振り返ると、ルスラーンはぷるぷる震えながら拳を握りしめている。
「どしたの!?」
「ぐぐぐ、なんでもねー」
――っぶねー! 抱きしめるとこだった!
咄嗟に宰相の顔思い出した俺、偉い! 耐えた!
よくぞ耐えた!
それからは、まったりと湖畔を散歩したり、馬で走ってみたり、おやつをつまんでお茶をしたりして、帰路についた二人であった。
公爵邸の玄関ホールに入る前、別れを惜しんだ二人は、ポーチで自然と見つめ合う。
「楽しかった、レオナ」
「私も。ありがとう、ルス」
「……手紙、書く」
「ええ、私も」
「寂しいな……」
「私も……」
そ、とルスラーンに、頬に触れられて。
レオナは、涙が一筋落ちていたのを知った。
「レオナ、っ……」
ぎゅう、と正面から、抱きしめられた。
あまりに急なことで、レオナは咄嗟に反応ができない。
「また、すぐ会える。だから泣くな」
「あ……」
とめどなく落ちる涙が、ルスラーンの仕立ての良い上着の胸の部分を濡らしていく。
「ごめ……」
「俺も頑張る。再会した時に、選んでもらえるように」
「? 選ぶ?」
「いや……いい。俺も我慢するのはやめたんだ」
「ふふ。ルスも我慢、してたね」
「ああ。大きな力は怖いが、それも自分だ。そうだろ?」
少し離れて、レオナを覗き込む紫は、やはり優しい。
「レオナはレオナだし、俺は俺だ」
「うん、そうね」
「はー」
「? ルス?」
「やっぱ我慢は無理だ」
「ふふ、そうね」
頷いた瞬間、おでこに何か柔らかいものを感じた。
「!?」
――へ!? いいい今なななな何っ!?
「バレたら殺されっから。内緒な」
しー、とヤンチャなルスラーンが、悪戯っぽく笑う。
パニック!
パニック、パニック、パニックーーーーー!!
それからどう挨拶をしてどうベッドに入ったのか、全く覚えていない、レオナなのであった。
※ ※ ※
ブルザークへの旅立ちの日は、あえて家族以外には明かさなかった。
絶対に泣くし、みっともなく行きたくないって言っちゃいそうだし、絶対に泣くし……の無限ループである。
「行ってまいりますわ」
「いつでも帰っておいで」
「……魔道具の使い方は大丈夫かい?」
ベルナルドは、ハグから離れようとしないし、フィリベルトは、世界に一台しかないという、即座に公爵家とだけ繋がる通信魔道具の使い方について、何度も何度も念を押す。
アデリナは、
「レオナ。貴方には皆がついているわ。自信を持って」
と背中を押してくれた。
ヒューゴーは
「あー、心配しすぎて口から胃袋出そう」
と青い顔をしていて、マリーに脛を蹴られている。
ルーカスは、静かにハンカチで涙を拭っていた。
「ふふ、では!」
玄関から出ると、馬車の脇には――
「もう! 黙って行くなんて、許さないんだから!」
シャルリーヌが泣きながら立っていた。
その隣には、ゼルとテオ。後ろでジンライが、手を合わせてごめんのポーズをしている。
きっと、一緒に旅立つジンライを、皆で問い詰めたのね……と悟り、レオナはシャルリーヌのもとへと歩く。
「ごめんね。決心が鈍っちゃいそうで」
「知ってる! けど、けど、応援くらいさせてよ!」
「シャル、大好き……」
「私もよ、レオナ! 大好き!」
「うー! みんな大好きー! わーん!」
ほらやっぱり。
涙腺壊れちゃった。
「はは、泣き顔も可愛いな」
「もー、ゼルさんたらー。レオナさん、目、腫れちゃうよ」
「ふふふ。ありがとう!」
なんて嬉しいんだろう。
みんな、大好き。
頑張るからね!
――新天地へ。
いってきます!
0
お気に入りに追加
886
あなたにおすすめの小説

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
悪役令嬢に転生するも魔法に夢中でいたら王子に溺愛されました
黒木 楓
恋愛
旧題:悪役令嬢に転生するも魔法を使えることの方が嬉しかったから自由に楽しんでいると、王子に溺愛されました
乙女ゲームの悪役令嬢リリアンに転生していた私は、転生もそうだけどゲームが始まる数年前で子供の姿となっていることに驚いていた。
これから頑張れば悪役令嬢と呼ばれなくなるのかもしれないけど、それよりもイメージすることで体内に宿る魔力を消費して様々なことができる魔法が使えることの方が嬉しい。
もうゲーム通りになるのなら仕方がないと考えた私は、レックス王子から婚約破棄を受けて没落するまで自由に楽しく生きようとしていた。
魔法ばかり使っていると魔力を使い過ぎて何度か倒れてしまい、そのたびにレックス王子が心配して数年後、ようやくヒロインのカレンが登場する。
私は公爵令嬢も今年までかと考えていたのに、レックス殿下はカレンに興味がなさそうで、常に私に構う日々が続いていた。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる