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5 陰キャ侯爵令嬢は、百合の香りがする

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「あんな地味なのが、クロード様の婚約者とはね」
「お気の毒ですわ」
「学院長の娘でなかったら……」
「あらあら、聞こえてしまいますわよ」

 フローラ・エッジワース侯爵令嬢は、第一王子クロードに憧れている女子学生たちと学院の廊下ですれ違う度に、そうやってヒソヒソされていた。
 妬みや陰口にまともに対処したところで無駄なこと。だから聡明なこの婚約者は、彼女たちに面と向かって何かを言ったりはしない。
 が、一人になると

「そんなこと、わたくしが一番良く分かっているわ」

 どうしても漏れ出るのは、愚痴だ。
 
 濃い茶色ストレートの髪と、そばかす。一重で切れ長の目は父親譲りだ。男性であれば『魅力的』なこの目は、女性であれば『地味』になるらしい。
 持って生まれたものを見下すような人間にはなりたくないと、勉学に励んできたことが余計に良くなかったようだ。常に学年一位の優秀な成績は「クロード様より上だなんて!」などとまた違う反感を買ってしまった。

 当のクロードは「フローラは、昔から賢いね」とニコニコしているが。

 フローラも、実は自身の婚約者のことは、なんとも思っていない。
 小さなころからの幼馴染であるものの、親同士が勝手に決めた婚約であったし、侯爵家に生まれたならば致し方ない、と思っている。
 むしろあの、何の陰りもなく日向だけを歩いているような性格は、まぶしすぎて辛い。

 そんなフローラが、王宮で運命とも言える出会いを果たしたのが――


「本日、ヨウシア・グラナート殿下の護衛として馳せ参じることとなったアレクサンドラである。貴殿らの勉学の邪魔にならないよう配慮するゆえ、ご了承いただきたい」

 この王国初の女騎士、アレクサンドラ・シルヴェンである。

「っっっっっっ!!」

 ヨウシアは隣のグラナート王国の王太子。一年間だけ留学しに来ている、黒髪赤目の長身の美丈夫で、クロードと人気を二分するほどの存在である。が、当然本国に婚約者がいる。
 武術に秀でているため護衛は不要だったはずが、今日はアレクサンドラが護衛に付くと、朝のクラスルームで紹介された。


(アレックス姉さまに、毎日お会いできるってこと!??!?!?!?)


 フローラの動揺はあからさまであった。なにせ、王宮でその凛々しさを目の当たりにしてから、まさにとりこだからだ。


(はあああああ! 本日もお美しくていらっしゃいますわあああああ!!!!)
 
 
 一方、それがえるアレクサンドラは、戸惑うばかりだ。
 次の生活魔法講義に備えて大講義室へ移動するため、廊下を歩きながら首を傾げる。
 
「相変わらず、訳の分からん過剰な好意だな……」
 困惑するアレクサンドラに対して、は、肩を震わせて笑いをこらえている。
「ぶふ。挨拶してあげたらどうだ? アレックス」
「黙れ……ヨウシア殿下」
「無礼だな」
「……お許しを」
「あ? ちょっと待てよ。てことは、気持ち好意も視えていたということだな?」
「……」
「なるほど、なるほど。意外とうっかりさんだな。新たな一面を知れて嬉しいよ」
「おい。ヨウシアはそんな口調なのか?」
「えーと、どうだったかな」
「……」
「殺気。殺気出すなって」
「ちっ。バレたら元も子もないんだぞ?」
「大丈夫だ。あいつ、言い寄られるのがめんどくさすぎて、ずっと無言を貫き通してたらしい」
「そうか」
は魔法が苦手だから、隅で大人しくしておくさ」
 と彼は無表情に戻る。

 大講義室、一番窓際の一番後ろの席に座り、は眉を寄せて硬い表情を作った。
 
 
 
 ◇ ◇ ◇



「すごかったな」

 昼休みは人目を避けて、裏庭の奥に置いてあるテーブルまでやってきた、アレクサンドラとヨウシア(ラウリ)。
 
 第一王子クロードの『想い人』と聞いていたエミリアナ・ジリー男爵令嬢は探すまでもなく、悪い意味で目立っていた。
 
「ラウリ……あれは有りなのか?」

 アレクサンドラが堂々とその名を呼ぶと、は肩をすくめた。

「まあ、正当な活動の範囲だろ」
「あれがか……それにしても」
「うん。品がないな」
 
 クロードの話では『相思相愛だ』ということだったが、騎士団長令息のルトガー、公爵令息のファージ、枢機卿令息ショルスともそれぞれ仲睦まじい様子。つまりは。
 
「節操なしと言わざるをえんだろう」
「ふは、手厳しい」
「それ以外になんと言うのだ?」
「だな。さ、そろそろ来てくれるかな」
「……」

 アレクサンドラが視線を起こすと、ちょうど校舎からこちらに歩いてくる女子学生が、目に入る。
 軽く目礼をすると、真っ赤な顔で飛び跳ねられ、その後深々とお辞儀をされた。

「私の方がくらいは下なのだが」
「可愛いじゃないか」

 フローラ・エッジワースが、とうかごを重そうに持ちながら、ヨタヨタとこちらにやってくる――是非ランチを一緒に、と誘ったらこうなった。アレクサンドラが駆け寄って代わりに籠を持つと
「ありがたく存じますわ!」
 と頬の赤みが引かないままに、礼を言われる。
 
「とんでもございません。ご令嬢に持たせてしまい、申し訳ない」
「はわわわ」
「ずいぶん重たい。大変だったでしょう。言ってくだされば」
「よいのです! わたくしが勝手にしたことですから……あの、アレクサンドラ様の分もございましてよ。よろしければ、ご一緒に」
「お気遣い、感謝致します。護衛につきご一緒はできませんが、後で頂きます。私のことは、どうぞアレックスと」
「アレックス様!」
「……様は不要です」
「はううう、あのあのでは、アレックス姉さまとお呼びしても……?」
「? どうぞ」
「!?!?!?!?????!!!」

 フローラが、額に自身の手の甲を当ててふらり、とよろめいた。

「!? 大丈夫ですか? どこか具合でも」
 
 アレクサンドラが慌ててその背を支えようと近寄ると
「大丈夫ですわ! これ以上はっ! 死にますので!」
 手で拒絶されつつ、ほぼ絶叫された。
「は!?」
 
 大丈夫なのか、死ぬのか、訳が分からないぞ? という目線をヨウシアに向けると、唇を真一文字にしたまま、ぶるぶると肩を震わせている。
 どうやらこれには触れぬ方が良さそうだ、と、アレクサンドラは離れたままフローラをエスコートし、椅子に着かせてからヨウシアの背後に立った。

「……急にすまなかったね、フローラ嬢」
「いえ! 殿下、一体どうされたのですか?」
「課題を手伝ってくれる礼だ」

 ちろり、とアレクサンドラに目線をやってから、ヨウシアは微笑んでみせた。
 本人からは、フローラにこっそりと提出課題を手伝ってもらうことがある、と聞いている。
 お互い婚約者がいる者同士気楽であるし、フローラは、ヨウシアの婚約者である隣国のリーセロット侯爵令嬢とも、手紙を交わす仲なのだという。
 
「まあ! 嬉しゅう存じますわ! わたくし、てっきり御身に何か危ないことが起きるのではと」
「というより、いよいようるさくてな……」

 第二夫人で構わないのです! とすり寄ってくる女子学生たちに、隣国の王太子が疲れ果てているのは、純然たる事実だった。
 
「ふふふ。リーセが聞いたらと思うと、後が怖いですしね」
「そうなのだ」
 
 どうやら、アレクサンドラを『女子学生避け』として納得してくれたらしいことに、ふたりはホッとする。
 フローラは侯爵令嬢だというのに、大変気さくで賢い女性だと聞いていた通り、自身で籠からサンドイッチとティーポット、カップを取り出して並べだし――アレクサンドラは面食らった。

「手ずからされるのですか?」
「ええ。自分でできることは、自分でと思っておりますのよ。それにリーセからも、殿下のお世話を頼まれておりますの」
「すまない」
「いいえ。……今日はなんだかお顔が柔らかくていらっしゃいますわ。良いことでもございましたの?」
「んん。護衛がいるからな。ちょっと気が抜けてしまった」
「それは良いことですわね!」

 アレクサンドラには、フローラ嬢は仕草がとても綺麗で気遣いのできる、性格の良い令嬢に見えた。あのエミリアナと比べる気がしないぐらいに。
 
「ありがとう。ところでフローラ嬢は、クロードの見舞いに行かなくて良いのか?」
「お見舞いといっても……お恥ずかしい話、詳しいことは何も聞かされておりませんし、その、親しくされたい方が他にいらっしゃるようですし……お眼鏡に適わなかったのだと思っておりますの。ここだけのお話ですけれど、父に婚約破棄についても相談しております」
「っそれは、なかなか大事おおごとではないか!」
 
 息を呑むヨウシアに、フローラは眉尻を下げる。
 
「いいのです。わたくし、王太子妃や王妃よりも、魔法研究をしている方がよっぽど楽しいですわ……わたくしにはこの通り、見た目の華やかさもございませんから」

 それに反論をするのは、アレクサンドラだ。
 
「何をおっしゃるか。貴女のその高貴な振る舞いや、お優しいお心遣いこそ、我が国の王妃たるにふさわしいと、私は思う!」
「はうっ! あああああの、お世辞は……」
「世辞など言わぬ」
「はあああああっ!! 尊いですわあああああ!!」

 ついに両手で顔を覆って、フローラがテーブルに突っ伏してしまった。

「おい、やりすぎだアレックス……見てみろ、死んだぞ」
「はあっ!?」

 ぴくぴく震えるフローラの肩を見て、困惑するしかないアレクサンドラだった。



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 お読み頂き、ありがとうございました!
 
 本日の一殺:フローラ・エッジワース侯爵令嬢(尊死)
 理由:アレクサンドラ姉さまに萌え死にですわ!
 
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