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あとがき(ネタバレ)

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 こんにちは(はじめまして)、瑛珠(エイジュ/Eiju)と申します。お読み頂きありがとうございます。2022/5から執筆を始め、投稿し始めたばかりの初心者ですが、どうぞ宜しくお願いします。

※ ※ ※ ここからは、ネタバレを含みます。 ※ ※ ※




 


 

 皆さんは、BUMP OF CHICKENの『K』という曲をご存知でしょうか?
 (ご興味のある方は検索してみてくださいませ。YouなTubeで聞くことができますので)
 以前この曲を聞いた友人に
「このKってお前みてぇだな」
 と言われて号泣したことがあります。
 今でも聴くと泣いてしまいます(蛇足)。

 そんなわけで、いつか黒猫君のお話を書きたいなぁと思っていました。絵本のような。
 本作を読み終わった後に「オイラ」が黒猫だと思ってもう一度読むと二度美味し……くなってるかな、どうでしょう?
 (彼のセリフは全部猫語『にゃーにゃにゃー』に脳内変換くださいね)

 アウは、孤児になってすぐにギルドに引き取られました。周りは豪胆な大人の男ばかりで育ちました。
 ですので、同い年の子達(特に女の子)との接し方が分かりません。
 大人相手なら分かる力加減が、同年代だと相手の子が壊れてしまわないか、傷つけてしまわないか、の基準がまだ自分の中に出来ていないので、うまく接することが出来ずにいます。

 私は、色々ご意見あると思いますが、残酷なことをしてしまうのは、その人の心が病にかかっているからだと思っています。かといって100パーセント『する方が悪い』というわけでもなく。
 たくさんの数字(成績やランキングやタイムや率や評価や手取りや……キリがないな!)に踊らされて、振り回されて、いつからか目的を見失って――辛いからと安易な快楽を求めて道を間違えてしまうのは、ヒトの本能です。性です。性分です。

 だからこそ『知ってた』『仕方ないねえ』と、ゆるゆるとあなたを受け止めてくれる、自由に息のできる存在が、必要だと思います。

 泣いてもいいし
 間違ってもいいし
 できなくてもいいよ
 オヤツさえくれればね!
 
 皆さんの傍に、グングニルは必ず居ます。
 登校する時の道の端。
 近所の公園の、植込みの中。
 最寄り駅の、商店街の細い道。
 いきつけのスーパーの、駐車場のブロック塀の上。
 オフィスのそばの、コンビニの裏。
 オヤツ(ちゅるちゅるなやつね!)を持って、探してみてくださいね。

 この小さな物語が、少しでも貴方の心に残りますように。
 気が向いたらまた番外編でもやりたいなぁと思っています。
 

 ――ここからは宣伝です――



「公爵令嬢は転生者で薔薇魔女ですが、普通に恋がしたいのです」
 という長編異世界恋愛/ファンタジーを『小説家になろう』『アルファポリス』『カクヨム』に掲載しているのですが(本編完結済)、この短編の登場人物が出ています。
 こちらと差別化したいため、名前は分けたままにしています。
 
 アウ→ジンライ 第一章十一話、三十四話~
 ブンタ→テオ 第一章六話~
 オイラ/グングニル→オスカー 三十四話~
 辺境伯→ヴァジーム・ダイモン 第一章四十二話~
 辺境伯の息子→ルスラーン 第一章四十二話~
 
 そちらも合わせてお楽しみ頂ければと思います。
 ではまた、どこかで!


小説家になろう
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アルファポリス
https://www.alphapolis.co.jp/novel/531130679/458630340

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16817139555493544571
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