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世界のおわり
第32話 よみがえる記憶
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※残酷な表現があります。
◇ ◇ ◇
ごうごうと燃える王城の前で、地面に膝を突き天を仰ぐ一人の人間の男がいる。
闇夜の中、あかあかと燃える火が周囲を真昼のように照らし、その熱で肌の表面が焦げるかのようだ。
「くだらない。ああ、なんとくだらないことだろう。いったい、なんだというのか。この殺し合いは」
血の涙を流す金髪碧眼の彼が、腕の中にかき抱くは白い狼獣人の女性。
目を閉じ、喉仏を無防備に晒すようにぐったりとのけぞるその様は――明らかにこと切れている。
「獣人は本能のまま貪り、エルフは何が起ころうと無関心、か」
青年の肌がみるみる黒く染まっていき、頭頂には歪んだ角が二本生えていく。口角からは鋭い牙が生え、手の爪は黒く染まり、尋常でなく伸びる。尖った耳ははるか遠くの音まで拾い、瞳は炎を映したかのように赤くなった一方、白目は墨で塗られたように真っ黒だ。
「すまない、ミラ。そして俺たちの子よ。痛かっただろう。苦しかっただろう。せめて、俺の手で敵を……」
よく見ると、白い狼獣人の女性の腹は大きく膨らんでいる。
「笑わせてくれる。王たる俺が、人間でなく獣人を娶るのが、それほど気に食わなかったか。人間どもよ」
男はそして、視線を前方へ移す。――すぐ近くで、獅子の獣人がうつ伏せになり、こちらもこと切れている。
その後ろには、たくさんの獣人たちが武装姿のまま、やはり眼の光を失って倒れている。折り重なったり、仰向けだったり、うつ伏せだったり。誰もが、ぴくりとも動かない。
「人間との子など認めないだと? 獅子王よ。人間と交わるのが、それほど嫌だったか……ああ愚かな者どもよなあ。結託と見せかけて裏切りあって、殺し合って、結果相打ちとはなあ……クククク」
腕の中の女性をそっと地に横たえらせ、慈愛の表情でその頬を撫でてから、男はゆっくりと立ち上がる。
大きく息を吸い込むようにすると、方々から光の玉が生まれ、彼の中に吸い込まれていく。
「見たか神よ。俺はこれらの魂を喰らって魔王となったぞ。争いが魔王を産むのだ。二度と地上の種族を交わらせるな。さあエルフよ。聞こえているだろう? 世界滅亡の証人となれ。語り継ぐために、少しだけ残してやる。良いな」
男は両腕を広げる。手のひらを空に向けると、黒い炎が生まれた。
「もしも……もしも遠い未来。神の困難を乗り越え、全種族交わる時が、再び来たならば。我は償いとしてそれを助けよう」
それを聞いた、宙を泣きながら飛び回っていた精霊たちも、自ら光の玉となって彼の中へと吸い込まれていく。
男は黒い翼を広げて空へ飛び上がるや、次々と地に炎を放つ。
その絶望の黒い炎は、人間と獣人の王国を覆い、世界のほとんどを焼き尽した。生き残ったのは、わずかなエルフのみ。
「その時こそ。真に世界がひとつに成ることを、心から願うよ……」
全てが終わると、さらさらと崩れ去る黒砂のように、彼自身が崩れ去っていく。
――地上に降りた神がそれを手のひらで受け止め、地上の砂と共に手でこねながら、人の子を造った。
神は、巨大な川が分かつ土地に人間を隔離することにした。やがて、森の奥深くにあるエルフの里と人間の国との間に、自然の恵みでもって獣人が生まれる。
人間は、二度と魔王にならぬように魔力を封じられたため、子孫を増やし文明を得るまで数百年の時がかかった。
◇ ◇ ◇
【……ズハ! アズハ!】
「ああ……なんて……悲しい……」
杏葉の目の端から流れる涙が、咄嗟に抱き留めたガウルの腕を濡らしていた。
【アズハ!】
「ガウル……さん……」
【ああ、よかった。急に倒れるから心配したぞ】
長い夢を見た後のような疲労感が、杏葉を襲っていた。
「みな……さん、すみま……」
【良い、大丈夫だ】
ガウルの背後から、ダンとジャスパーが心配そうにのぞき込んでいる。
【んっとに、無茶シテ】
顔は見えないが、すぐ近くから呆れるランヴァイリーの声もする。
白い木材の天上は、中庭のガゼボのものだ。ということは、それほど時間は経っていないらしい。
「あの、私、どれぐらい……?」
【すぐ目が覚めてくれた】
【ほんの少しだけダヨ。ベッドに連れて行こうとしテタ】
ということは二、三分ほどか、と杏葉は身を起こす。
「あ、ごめんなさい……」
向かい側の席には、変わらずフォーサイス伯爵家の面々。少し腰の浮いていることが分かり、杏葉は嬉しく思う。
【ふん。無駄に騒がせよって】
【あなたっ】
【大丈夫? アズハさん】
ところが、声を掛けてくれたブランカと目が合った瞬間に杏葉の背中がびりびりと震えた。
「ミラ……」
【え】
「ミラ……だろう?」
【! わたくしに、似ている、ミラ……】
息を呑むブランカが、静かに立ち上がる。
それを見た伯爵夫人であるサリタは、さっとマルセロへ寄り添いその腕に手を添えた。
【どうした、ブランカ嬢】
声を掛けるマルセロに向き合わず、彼女はテーブルの向こうから杏葉を見下ろし、言った。
【ミラルバ・デルガド。我が伯爵家に伝わる――禁忌の名前です】
禁忌?
この場の全員が、その意味を汲み取れず首を捻ると、ブランカは真剣な顔で続けて言う。
ダンとジャスパーは、言語フィールドが解かれたため、必死に魔力を高めてその言葉に耳を傾けようとしている。
【世界滅亡の引き金となった、とその名が伝わっています】
すると、杏葉がたちまち激高した。
「違う! 違うぞ、ミラ! なんと悲しいことかエルフよ……あれほど正しく伝えよと……」
杏葉は涙の滲む目をそのままに、ガウルの手を振りほどいて立ち上がると、ランヴァイリーをキッと睨む。
【アズハ……?】
戸惑うガウルも寄り添うように立ち上がると、杏葉は何かが憑依したかのように、低い声で語った。
「ミラを殺したのは、獅子王だ。人に嫁ぐことを許さず、肚の中の我が子ごと屠った残忍な存在は、獣人の方だ」
【なんだと!】
信じられない、という顔をするマルセロ。
全員が総立ちになって、ブランカと杏葉のふたりを交互に見つめる。
ランヴァイリーは瞠目し、ぎりぎりと拳を握りしめ苦しげに吐き出した。
【事実はエルフによってねじ曲げられたノカ……】
「そのようだな。なにが知識の番人か、エルフよ。ただの傍観者であったのになぁ。やはり滅ぼせば良かった」
【ねじ曲げたのは、獣人もです。精霊の子、いえ、『かつての魔王』よ】
ブランカのその衝撃的な発言に、全員が声を出せないでいる。
そんな中、意を決した様子のブランカは、ゆっくりと杏葉の方へと近づいていく。
【わたくしは、我が家に保管されているデルガドに伝わる手記を読みました】
「手記……!」
【はい。人の王と獣人の貴族令嬢との道ならぬ恋は、ふたりの子を宿したことで終焉を迎えてしまった。ミラの思いは届かず、愛する人は数多の命を吸い魔王となってしまい、世界は終焉を迎えたと】
「……今、この世界でも、繰り返そうとしているのだな。人と獣人との交流が引き金となって」
【そうかもしれません】
穏やかな表情で、ガウルと杏葉を交互に見るブランカが口を開こうとする。
【っ! ブランカッ!】
何かを悟ったガウルが、慌てて止めに入った。
が、それを無視し、白狼の貴族令嬢は明瞭な言葉で続けた。そこには、彼女の覚悟が垣間見えた。
【わたくしは、正しくこの手記を広めたいと思っております。ガウルはそれに賛同し、わたくしを守るため婚約したに過ぎません】
【なっ】
【っ……】
目を見開く、マルセロ。そしてぎりぎりと歯を食いしばるガウルに、ブランカは微笑む。
【ガウル、今までありがとう。今日はそれを伝えに来たの】
【何を言っているのだっ! ブランカ嬢!】
【おじさま……フォーサイス伯爵マルセロ様。申し訳ございません】
ブランカは、毅然とマルセロを振り返り、告げた。
【わたくしは、婚約破棄のお願いに参ったのです】
◇ ◇ ◇
ごうごうと燃える王城の前で、地面に膝を突き天を仰ぐ一人の人間の男がいる。
闇夜の中、あかあかと燃える火が周囲を真昼のように照らし、その熱で肌の表面が焦げるかのようだ。
「くだらない。ああ、なんとくだらないことだろう。いったい、なんだというのか。この殺し合いは」
血の涙を流す金髪碧眼の彼が、腕の中にかき抱くは白い狼獣人の女性。
目を閉じ、喉仏を無防備に晒すようにぐったりとのけぞるその様は――明らかにこと切れている。
「獣人は本能のまま貪り、エルフは何が起ころうと無関心、か」
青年の肌がみるみる黒く染まっていき、頭頂には歪んだ角が二本生えていく。口角からは鋭い牙が生え、手の爪は黒く染まり、尋常でなく伸びる。尖った耳ははるか遠くの音まで拾い、瞳は炎を映したかのように赤くなった一方、白目は墨で塗られたように真っ黒だ。
「すまない、ミラ。そして俺たちの子よ。痛かっただろう。苦しかっただろう。せめて、俺の手で敵を……」
よく見ると、白い狼獣人の女性の腹は大きく膨らんでいる。
「笑わせてくれる。王たる俺が、人間でなく獣人を娶るのが、それほど気に食わなかったか。人間どもよ」
男はそして、視線を前方へ移す。――すぐ近くで、獅子の獣人がうつ伏せになり、こちらもこと切れている。
その後ろには、たくさんの獣人たちが武装姿のまま、やはり眼の光を失って倒れている。折り重なったり、仰向けだったり、うつ伏せだったり。誰もが、ぴくりとも動かない。
「人間との子など認めないだと? 獅子王よ。人間と交わるのが、それほど嫌だったか……ああ愚かな者どもよなあ。結託と見せかけて裏切りあって、殺し合って、結果相打ちとはなあ……クククク」
腕の中の女性をそっと地に横たえらせ、慈愛の表情でその頬を撫でてから、男はゆっくりと立ち上がる。
大きく息を吸い込むようにすると、方々から光の玉が生まれ、彼の中に吸い込まれていく。
「見たか神よ。俺はこれらの魂を喰らって魔王となったぞ。争いが魔王を産むのだ。二度と地上の種族を交わらせるな。さあエルフよ。聞こえているだろう? 世界滅亡の証人となれ。語り継ぐために、少しだけ残してやる。良いな」
男は両腕を広げる。手のひらを空に向けると、黒い炎が生まれた。
「もしも……もしも遠い未来。神の困難を乗り越え、全種族交わる時が、再び来たならば。我は償いとしてそれを助けよう」
それを聞いた、宙を泣きながら飛び回っていた精霊たちも、自ら光の玉となって彼の中へと吸い込まれていく。
男は黒い翼を広げて空へ飛び上がるや、次々と地に炎を放つ。
その絶望の黒い炎は、人間と獣人の王国を覆い、世界のほとんどを焼き尽した。生き残ったのは、わずかなエルフのみ。
「その時こそ。真に世界がひとつに成ることを、心から願うよ……」
全てが終わると、さらさらと崩れ去る黒砂のように、彼自身が崩れ去っていく。
――地上に降りた神がそれを手のひらで受け止め、地上の砂と共に手でこねながら、人の子を造った。
神は、巨大な川が分かつ土地に人間を隔離することにした。やがて、森の奥深くにあるエルフの里と人間の国との間に、自然の恵みでもって獣人が生まれる。
人間は、二度と魔王にならぬように魔力を封じられたため、子孫を増やし文明を得るまで数百年の時がかかった。
◇ ◇ ◇
【……ズハ! アズハ!】
「ああ……なんて……悲しい……」
杏葉の目の端から流れる涙が、咄嗟に抱き留めたガウルの腕を濡らしていた。
【アズハ!】
「ガウル……さん……」
【ああ、よかった。急に倒れるから心配したぞ】
長い夢を見た後のような疲労感が、杏葉を襲っていた。
「みな……さん、すみま……」
【良い、大丈夫だ】
ガウルの背後から、ダンとジャスパーが心配そうにのぞき込んでいる。
【んっとに、無茶シテ】
顔は見えないが、すぐ近くから呆れるランヴァイリーの声もする。
白い木材の天上は、中庭のガゼボのものだ。ということは、それほど時間は経っていないらしい。
「あの、私、どれぐらい……?」
【すぐ目が覚めてくれた】
【ほんの少しだけダヨ。ベッドに連れて行こうとしテタ】
ということは二、三分ほどか、と杏葉は身を起こす。
「あ、ごめんなさい……」
向かい側の席には、変わらずフォーサイス伯爵家の面々。少し腰の浮いていることが分かり、杏葉は嬉しく思う。
【ふん。無駄に騒がせよって】
【あなたっ】
【大丈夫? アズハさん】
ところが、声を掛けてくれたブランカと目が合った瞬間に杏葉の背中がびりびりと震えた。
「ミラ……」
【え】
「ミラ……だろう?」
【! わたくしに、似ている、ミラ……】
息を呑むブランカが、静かに立ち上がる。
それを見た伯爵夫人であるサリタは、さっとマルセロへ寄り添いその腕に手を添えた。
【どうした、ブランカ嬢】
声を掛けるマルセロに向き合わず、彼女はテーブルの向こうから杏葉を見下ろし、言った。
【ミラルバ・デルガド。我が伯爵家に伝わる――禁忌の名前です】
禁忌?
この場の全員が、その意味を汲み取れず首を捻ると、ブランカは真剣な顔で続けて言う。
ダンとジャスパーは、言語フィールドが解かれたため、必死に魔力を高めてその言葉に耳を傾けようとしている。
【世界滅亡の引き金となった、とその名が伝わっています】
すると、杏葉がたちまち激高した。
「違う! 違うぞ、ミラ! なんと悲しいことかエルフよ……あれほど正しく伝えよと……」
杏葉は涙の滲む目をそのままに、ガウルの手を振りほどいて立ち上がると、ランヴァイリーをキッと睨む。
【アズハ……?】
戸惑うガウルも寄り添うように立ち上がると、杏葉は何かが憑依したかのように、低い声で語った。
「ミラを殺したのは、獅子王だ。人に嫁ぐことを許さず、肚の中の我が子ごと屠った残忍な存在は、獣人の方だ」
【なんだと!】
信じられない、という顔をするマルセロ。
全員が総立ちになって、ブランカと杏葉のふたりを交互に見つめる。
ランヴァイリーは瞠目し、ぎりぎりと拳を握りしめ苦しげに吐き出した。
【事実はエルフによってねじ曲げられたノカ……】
「そのようだな。なにが知識の番人か、エルフよ。ただの傍観者であったのになぁ。やはり滅ぼせば良かった」
【ねじ曲げたのは、獣人もです。精霊の子、いえ、『かつての魔王』よ】
ブランカのその衝撃的な発言に、全員が声を出せないでいる。
そんな中、意を決した様子のブランカは、ゆっくりと杏葉の方へと近づいていく。
【わたくしは、我が家に保管されているデルガドに伝わる手記を読みました】
「手記……!」
【はい。人の王と獣人の貴族令嬢との道ならぬ恋は、ふたりの子を宿したことで終焉を迎えてしまった。ミラの思いは届かず、愛する人は数多の命を吸い魔王となってしまい、世界は終焉を迎えたと】
「……今、この世界でも、繰り返そうとしているのだな。人と獣人との交流が引き金となって」
【そうかもしれません】
穏やかな表情で、ガウルと杏葉を交互に見るブランカが口を開こうとする。
【っ! ブランカッ!】
何かを悟ったガウルが、慌てて止めに入った。
が、それを無視し、白狼の貴族令嬢は明瞭な言葉で続けた。そこには、彼女の覚悟が垣間見えた。
【わたくしは、正しくこの手記を広めたいと思っております。ガウルはそれに賛同し、わたくしを守るため婚約したに過ぎません】
【なっ】
【っ……】
目を見開く、マルセロ。そしてぎりぎりと歯を食いしばるガウルに、ブランカは微笑む。
【ガウル、今までありがとう。今日はそれを伝えに来たの】
【何を言っているのだっ! ブランカ嬢!】
【おじさま……フォーサイス伯爵マルセロ様。申し訳ございません】
ブランカは、毅然とマルセロを振り返り、告げた。
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