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魔王降臨
第25話 静かな夜の秘め事
しおりを挟むそれから三日間。
エルフの里で、杏葉はエリンと共に魔法の特訓を行い、簡単な回復、初期の攻撃魔法は唱えられるようになった。
さらに、パーティとしての動きも練習した方が良いと、エルフたちや獣人騎士団と一緒に戦闘訓練も行う念の入りよう。
めちゃくちゃファンタジーだ! と最初こそ戸惑いを隠せない杏葉だったが、皆と交流するうちになんとか馴染むことができた。
里長の言う通り、魔力を使うことで杏葉の体調も安定してきたため、エリンは半郷へ帰ることを決める。それは同時に、アズハたちが人間の国ソピアへ出立するということでもあった。
当初はダンが半郷へ送っていくと申し出たが、ランヴァイリーの反対にあった。人間が固まって移動すると危険が高まる、という彼の言い分には一理あり、口の堅いエルフの精鋭パーティが、近くまで送ってくれることになった。もちろん、半郷の存在は念のため彼らには伏せてある。
旅装を整えたエリンを、里の入り口まで見送りにやってきた杏葉たちの顔は、笑顔でありながらそれぞれの決意をにじませていた。
「エリン姉。本当にありがとう! なんとかなってよかったよ。詠唱とかだったらどうしようって思ってたけど」
すっかり打ち解けた杏葉が、お礼を言いながらそう笑うと
「詠唱?」
不思議そうな顔をする、エリン。
「私の世界の……書物にあるの。魔法を唱える時に、『炎よ、我に力を!』みたいな感じで叫ぶのよ」
この世界では、魔法の名前を唱えると、その魔法に必要な魔力が行使される。
魔法の名前、という『概念』を『想像力』『魔力』で現実化するのが一般的なようで、杏葉は魔法を使うということがなかなか想像できず、非常に苦労した。
「へええ!」
エリンはキラキラとした目で感心した様子だったが、ジャスパーは
「なにそれ、めんどくさ~」
とのけぞり、
「はは、もしそうだったら、俺はやらんなあ」
ダンは苦笑する。
だがリリが
「アタイは、かっこよく言いたいにゃね! 炎の矢よ、いっぱいとんでけにゃーん!」
と調子に乗ってシャーッと何かを投げるポーズをし
「物騒だぞ、リリ」
ガウルが突っ込むと、全員が笑った。
――なんと、ランヴァイリーとの協力で、杏葉は『言語フィールド』を展開できるようになった。
今のところ半径三メートル程度だが、杏葉に認識された人間がフィールドに入ると、苦も無く共通語を話せるようになる。あまりに画期的な能力に、「外では乱発するな」とシュナから使用制限が出ているぐらいだ。
「みなさん、大変お世話になりました。ありがとう!」
エリンがそれぞれと握手を交わし、最後はダンだ。
「元気でな、エリン」
「父さんもね。あたし、信じてるよ。国同士、自由に行き来できる日が来るって。魔王がなにさ! 人も獣人もエルフも、きっと仲良くできるよ!」
「そうだな。またきっと、会いに行く。バザンによろしく伝えてくれ」
「うん! またね!」
死んだと思っていた娘に会えたこと。その娘に「人間が魔王? だからなによ? あたしたち、こうやって生きてるじゃん! 孫はどうするのさ!?」と背中を叩かれたこと。ダンの複雑な胸中すら、この猪突猛進なエリンは吹き飛ばしてしまったようだ。
なんとしてでも、生きる。そして、できれば世界を変えたい。そうやって、踏ん張って無理やりに前を向く。
ジャスパーもまた、最後までそんなダンに付き添いたいと伝え……杏葉も頷いた。
そうして再会を誓ってエリンを見送った後で――眉尻を下げるのは、シュナだ。
「いいかアズハ。くれぐれも無理はするな。フィールドを使う時間と距離は、徐々にのばしていけばいい。でなければまた倒れるぞ」
「はい、シュナさん!」
杏葉に対してすっかり親の気持ちになった里長のシュナは、ランヴァイリーに
「お前はすぐ調子に乗る。いいか、くれぐれもアズハに迷惑をかけるなよ」
と、それはそれは厳しく当たった。
「ふぐう! オイラがいないと魔力の領域固定できないんダヨ! ちょっと近くに寄るぐらイ……」
そう調子に乗って、ランヴァイリーが杏葉の背後にすり寄り両肩へ手を置くや否や
「「「近い」」」」
ダン、ガウル、シュナに睨まれた。
「げえっ! 保護者多すぎダヨ」
「言っておくが、俺は保護者じゃないぞ」
中でも、ひときわ凄むのは、やはりガウルだ。
「でもほら、アズハはその行動の意味、分かってなかったわけダシ?」
「グルルル。今は分かってくれているぞ」
「狼怖イィ……」
「ガウルさん、やっぱかっけえな」
「さすが団長にゃね」
ジャスパーとリリが頷く中、真っ赤な顔で俯くのは杏葉だ。
「はい、そこまで。それ以上は許さん。あとはアズハの父の俺を通せ!」
ダンが「ガルガル」とわざと口で言いながらその場を収めてくれ(ランヴァイリーの手をさりげなく振り払った)、一同はいったん里へと戻る。
獣人騎士団と合流し、ラインヴァイリーを伴って、いよいよ人間の国ソピアへと向かうために。
「アズハ~ほんとかわいいにゃね!」
「んもう、リリ! ……内緒にしてね?」
「んひひ~わかってるにゃよ。おにゃのこどうしの、秘密!」
「ありがとリリ。だいすき……っくしゅん!」
「はにゃ~!」
リリの柔らかな頬に自分の頬をすりつけると、杏葉はいっつも髭にくすぐられてクシャミをしてしまう。
猫獣人との『もふもふ』は親しい仕草と聞いて、安心した杏葉。だが、シュナに狼獣人にとっての意味を聞いた後、恥ずかしくてガウルの顔を見ることができなくなってしまっていた。
その様子に気づき、心配したガウルは昨晩、強引に杏葉を夜の散歩に連れ出し――
◇ ◇ ◇
「アズハ。どうか教えて欲しい。俺は何か不快なことをしてしまったのだろうか」
「! 違います! あの、ガウルさん……本当にすみません……あの、あれはその、求愛とかではなくて」
「なんだそのことか。分かっている」
「えっ」
「分かっていて、許していたのは俺の方だ。だから気にするな」
「でも!」
ガウルは肩をすくめてから、少し歩こう、と言った。
ホウ、ホウ、と遠くで夜行の鳥が鳴く声を聴きながら、エルフの里を目的もなく、歩く。
丁寧にならされた土と芝生。時折砂利がすれて大きな足音を響かせる他は、静かだ。
光を発しながら飛ぶ虫、それぞれのツリーハウスの下に吊るされたランプ、そして月明かり。
夜だが歩くのに支障はなく、やがて広場に着いて、ベンチに並んで腰かける。
杏葉が隣から見上げるガウルの目は、闇の中で光っているように見える。
やはり淀みなく、とても綺麗だと思う。
狼獣人は、番にしかそれを許さないのに、ガウルには杏葉の匂いが染みついている――
そのことが杏葉の良心を苛んでいることが分かったガウルは、穏やかな声で
「どうか今まで通りに。『もふもふ』は、癒されるのだろう? 俺は、アズハを癒したいのだ」
と告げたものの、杏葉は申し訳なさで胸がいっぱいで、ふるふると首を振るしかできない。
それを見たガウルは、
「……もう、俺の『もふもふ』は嫌か?」
きゅーん、と耳を垂らした。
――えっ、ちょっ、そんな! 反則可愛い!!
「嫌なわけないですっ! っていうか! なんですかそれ!? ずるすぎます!」
と思わず杏葉は頬を膨らませた。
「なにがだ?」
「その、耳!」
「そんなこと言われてもな。勝手にこうなる」
「うっ」
まさかのあざとさ!? と杏葉が動揺していると、
「アズハ。どうか聞いて欲しい」
ガウルが改めて、杏葉に向き直った。
真剣な声だったので、きちんと向き直らなければと慌てて姿勢を変えると膝と膝がくっついて――離れようとしたら、その膝にそっとガウルの手が乗った。銀色の毛が月光を反射してキラキラと光っているのに惹かれて、思わず見入ってしまう杏葉。その頭頂へ、ガウルは優しく語り掛ける。
「今まで生きて来て、アズハのように俺に接してくれた存在は、いなかった」
「え!」
ば! と顔を上げた正面には、真摯な瞳。
「獣人の国では貴族階級の生まれは、とても少ない。俺の実家は伯爵位で、小さなころからずっと窮屈さを感じていた」
ある日、偶然森の中で人間の子供と出会って仲良くなり、世界は広いと知った。
それから世界中を旅をしたいと考えて剣の腕を鍛えたが、成人した時、家を継ぐよう言われてしまった。
申し訳なさはあるもののそれを断り、旅をして人間と親しくなる方法、そして友達を探したいと訴えたが、理解はしてもらえずほぼ勘当同然となってしまった。そうして行き場をなくしたガウルを、国王のレーウが拾ってくれたのだという。
「伯爵令息で、騎士団長。俺の肩書は、誰かと親しくなるには壁や枷にしかならなくてな」
ふふ、と銀狼は笑ってみせる。
「まさか初対面で、『大好き』と叫びながら抱き着かれるとはな。ははは! そんなことは初めてだった」
「はううう!」
羞恥のあまり、頭を抱えて縮こまる杏葉の両手を、ガウルが取る。
杏葉が流されるままにガウルの手の動きを目で追うと、ガウルは自身の鼻先に杏葉の両手の甲をそろえるようにして握り、すんすんと匂いを嗅いでみせる。そうして、自然とまた二人の目が合った。
「嬉しくてたまらなかった。そしてそれからずっと、俺を俺として接してくれているのが、本当に嬉しいんだ」
「!」
「――俺も大好きだ、アズハ」
きゅううう、と心臓が引き絞られる感覚。そのあと激しくドキドキして、鼻の奥がツーンとする。
杏葉は、そんな初めての感覚に戸惑い、勝手に目が潤んでくる。
「困らせたくはないが、知っていて欲しいと思った。だから、良いのだ、アズハ」
垂れていた耳はいつのまにか立ち上がっていて、いつもの精悍な銀狼に戻っている。
青い目がキラキラと月明りを反射していて、吸い込まれそうだ。
「はいっ、ガウルさん……!」
ガウルは嬉しそうに微笑んでから、何も言わず杏葉の両手をぐいっと後方へ引く。
前に倒れ掛かる杏葉の鼻頭に、ふわふわしたものが当たった。
「これは、『アズハのもふもふ』だ」
耳元でささやく銀狼の声に頷いてから、杏葉はゆっくり深く息を吸い込んだ。とても安心する、温かな匂い。そして今は――愛おしい。
「はい。私のもふもふ。……大好き、ガウルさん」
「ありがとう。明日からはきっと、こうしてゆっくり話せないだろうからな」
「きっととても危険です……でも、一緒に来てくれるのが嬉しいです」
「なおさらだ。アズハを守りたい」
「一緒に、世界を知りたいです」
「ああ、一緒に」
杏葉は少し体を離して、その透き通った青い目を見上げながら、ガウルの頬から首周りの毛を優しく撫でた。
クルルル、と小さく喉を鳴らしてから目を閉じて、ガウルは杏葉の頬に自分の頬をすり寄せる。杏葉は再び、その首元に鼻を埋めた。
月下の決意は、二人の間に確かな絆を生み出したに違いなかった――
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