生あるモノヘ=2022年

司悠

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雨みっか 晴いつか

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一昨々日(さきおとつい)から
罪犯した雨
ザーザー ザーザーと

けたたましく
少年は走り去った

てるてる坊主ゆれていた
ザワザワ ザワザワと

あの少年は
夢と現(うつつ)の狭間の中へ
罪を封印するという

償いの晴いつか
過ぎ過ぎ足る日いつか
アッパレな日いつか

あの少年は
雨と晴との狭間の中から
罪を濾過(ろか)し
償いだけ昇天させる

てるてる坊主アッパレな空へ

ディ・エンドの始まり始まり
罪と償い繰り返し
繰り返されていく

雨みっか 晴いつかまで
雨三日 晴五日まで
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