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55話 説明と提案
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「…………」
「…………」
「えーと、それじゃあ、話してもいいかな?」
横からそんなニヤニヤした表情で魔王が現れて時が止まる。
「ヒューヒュー!」
「ネメア様、それは流石に可哀想です……」
野次馬のそんな茶化しも今は反論できない。
「………え?」
「いやー、熱い抱擁だったね。見てるこっちまで恥ずかしくなったよ」
いつの間にか精霊石から出ていたリュミールは魔王の隣で大爆笑している。
「あわ、あわわわわわわ!!」
今までのやり取りを全て見られていたアニスは顔を林檎のように真っ赤に染めてそんな可愛らしい声を上げる。きっと俺の顔も真っ赤なのだろう。
「再会を邪魔をしたのは悪いと思ってるけど、放っているといつまでもあのままの気がしたから止めさせてもらったよ」
依然として顔をニヤニヤさせたまま魔王は言ってくる。
「いえ、こっちこそすみません……」
クソ、恥ずかしすぎて前を見れない。
「いやー、やっぱり君は面白いなあ!!」
リュミールは笑いすぎて苦しそうにヒーヒー言いっている。
……覚えてろよ、あの馬鹿精霊。
「す、すみませんマスター、私嬉しくてつい……」
俯きながらアニスは謝ってくる。
「いや、まあ、あれはしょうがないと思う……」
先程まで抱き合っていたのに、今更になってアニスの顔を直視できない。
「おほん! それじゃあ、話をさせてもらうよ」
「あ、はい」
そこから魔王が切り出し、説明が始まる。
「見ての通りアニスは無事に治った、一日遅くなってしまったのはすまない」
「いえそんな」
「今回は魔石を埋め込む依代を前の片手剣ではなく、全く新しいものとして作ったのだが今まで最高の物が出来上がった。それこそネメアや他の魔刄機と遜色ないいやそれ以上と言っていい」
「……えっと、それはつまりどういうことですか?」
「つまりアニスは魔装機ではなく魔刄機として進化したってことだよ。前より魔力の量や能力向上の恩恵が大幅に強化されている」
魔王は嬉しそうに大きく手振り身振りしながら説明する。
「えっと……そうなのアニス?」
説明だけではしっくりこないので本人に聞いてみる。
「魔刄機と言うのが何かはわかりませんが、創造主様の言う通りだと思います。以前より力が湧き出てきます」
アニスはどこか落ち着かない様子で肯定する。
本人がそう言っているのならどうやらそうなのだろう。
それからもう1つ気になる言葉があった。
「あの、依代は片手剣じゃないってことは何なんですか?」
魔王の口振りからするとアニスは片手剣ではなく別の武器に姿を変えられるような言い方だ。
「フッフッフッ……よくぞ聞いてくれた!」
さっきのニヤニヤした笑顔ではなく、本当に嬉しそうに笑う。
「まずは見てもらおう、アニス変身だ!!」
「は、はい!」
魔王の異常なまでの興奮ぶりに戸惑いながらもアニスは武器の姿に変身して俺の手に収まる。
瞬間、不思議な力が湧き上がる感覚がする。
「っ!!」
アニスの姿は美しい黒色で刀身の長さは以前とあまり変化がない。
しかし、明らかに違う部分がいくつかあり、変なくるくると回る鉄の筒がついていたり柄の部分に変な突起があり、形も少しおかしい。
「これはなんていう武器なんですか?」
どう使うのかわからず聞いてみる。
「それは、ガンブレードという名前の遠距離攻撃の可能な武器だ!」
「がん……ぶれーど?」
初めて聞く名前だ。
「ガンは銃、ブレードは剣の意味だよ。……ああそうかこの世界には銃がないのか、まあ銃というのは弓のようなものだ」
「……はあ」
いまいち要領が掴めない。
「そのガンブレードは振動剣の一種で刀身に超振動を発生させることで斬る物体の結合部分を弱めて、破壊力を引き上げることが出来る剣なんだ。これにはいくつか種類があるんだけど今回は私の一番好きな回転式銃剣型を採用した。やっぱり銃と言ったらリボルバーだよね!柄の部分についているのはトリガー、引き金を引くことによって超振動を起こしたり強力な遠距離射撃ができる。弓の場合、弓矢を撃つだろ?このガンブレードは鉄弾を撃つんだけどそれだとこの世界ではコスパが悪いから魔力で代用出来るようにした魔弾っていう物を撃つ。使ってみればわかると思うけれどこの魔弾がとても凄い威力でね、使う時は注意が必要。それから………」
早口でたくさんの言葉が羅列されていく。
「………」
全く訳が分からない。
りぼるばー?だったり、こすぱ?だったり訳の分からない言葉が時折出てきて理解不能。
しかも魔王の話は終わりそうにもなくだんだん関係ない話になっている気がする。
「魔王様!! レイルが頭から煙を出してます……」
そんな所に助け舟を出してくれたのはネメアだった。
「おっと、いかんいかん。ついはしゃいでしまった」
「た、助かった……」
「まあ、聞くより実践! 使ってみるに限る。ネメア、相手をしてあげて」
恥ずかしそうに頬をかいて魔王はそんな提案をしてくる。
「あ! それいいですね!! 私も気になります」
「え……?」
いきなりすぎません?
まだアニスだって治ったばかりで……。
「そうですね、やりましょうか」
「え?」
なんでアニスさんもやる気満々なんですか!?
「アニスがいいならいいですけど……」
「決まり!!」
何故かその場のノリでネメアと再び戦うことになった。
「おっと、戦う前にあと少し。レイル君、アニスを手にした瞬間わかったと思うけど君の天職はもう戻ったよ、前と変わらず魔剣士だ」
いつの間に鑑定したのか魔王は教えてくれる。
「はい、何となく感じました。なんか懐かしい感じです……」
「ねえねえ、そろそろ私のことは紹介してくれないの?今回の功労者だと思うんだけど」
すると今まで空気だったリュミールが口を開く。
「ああ、忘れてた」
「君は私に対する扱いが雑すぎじゃないかい!?」
リュミールはこちらに来て大声でツッコむ。
「マスター、この方は?」
悪魔の姿に戻ったアニスが興味津々でこちらを見てくるので説明しよう。
「えっと、こいつは光の精霊のリュミール。戒めの迷宮で暴走してた俺の事を助けてくれて、俺と契約してここまで来るのを助けてくれたんだ」
「そう! 私が今回の功労者、光の精霊リュミールだ!!以後よろしく」
こうやって本当のことを言うとリュミールが調子に乗るからあまり言いたくないのだが、今回ばかりは仕方ない。
「……私が言うのはおかしいかもしれませんが、マスターを助けていただきありがとうございました、リュミールさん」
真剣な顔でアニスは頭を下げる。
「アハハ! いいってことさ、私も退屈しなかったしね。それとリュミールでいいよ、同じ主を持つもの同士、仲良くやろう」
「は、はい!」
アニスは嬉しそうにリュミールが差し出した手を掴み握手する。
「ねえ、もう終わった? 早く殺ろうよ、私待ちくたびれちゃった」
我慢の限界が来てネメアが急かしてくる。
「今なんか怖いこと言わなかった?」
ただの模擬戦だよね?殺し合いじゃないよね?
「いいから早く~」
腕を掴まれて、ズルズルと引っ張られる。
「やるなら中庭を使いなさい」
「わかりました、魔王様!!」
ネメアは大きな返事をするとものすごい勢いで中庭まで連れていかれる。
「あ、マスター!」
「ちょっと待ちたまえ!」
それを追いかけるようにアニスとリュミールも玉座を後にする。
「さてと、トシミツ暇だろ? 君も付き合いなさい」
「いいんですか!?」
「もちろん」
今まで一番の空気だったゴブリンが嬉しそうに魔王と一緒に中庭まで向かう。
「…………」
「えーと、それじゃあ、話してもいいかな?」
横からそんなニヤニヤした表情で魔王が現れて時が止まる。
「ヒューヒュー!」
「ネメア様、それは流石に可哀想です……」
野次馬のそんな茶化しも今は反論できない。
「………え?」
「いやー、熱い抱擁だったね。見てるこっちまで恥ずかしくなったよ」
いつの間にか精霊石から出ていたリュミールは魔王の隣で大爆笑している。
「あわ、あわわわわわわ!!」
今までのやり取りを全て見られていたアニスは顔を林檎のように真っ赤に染めてそんな可愛らしい声を上げる。きっと俺の顔も真っ赤なのだろう。
「再会を邪魔をしたのは悪いと思ってるけど、放っているといつまでもあのままの気がしたから止めさせてもらったよ」
依然として顔をニヤニヤさせたまま魔王は言ってくる。
「いえ、こっちこそすみません……」
クソ、恥ずかしすぎて前を見れない。
「いやー、やっぱり君は面白いなあ!!」
リュミールは笑いすぎて苦しそうにヒーヒー言いっている。
……覚えてろよ、あの馬鹿精霊。
「す、すみませんマスター、私嬉しくてつい……」
俯きながらアニスは謝ってくる。
「いや、まあ、あれはしょうがないと思う……」
先程まで抱き合っていたのに、今更になってアニスの顔を直視できない。
「おほん! それじゃあ、話をさせてもらうよ」
「あ、はい」
そこから魔王が切り出し、説明が始まる。
「見ての通りアニスは無事に治った、一日遅くなってしまったのはすまない」
「いえそんな」
「今回は魔石を埋め込む依代を前の片手剣ではなく、全く新しいものとして作ったのだが今まで最高の物が出来上がった。それこそネメアや他の魔刄機と遜色ないいやそれ以上と言っていい」
「……えっと、それはつまりどういうことですか?」
「つまりアニスは魔装機ではなく魔刄機として進化したってことだよ。前より魔力の量や能力向上の恩恵が大幅に強化されている」
魔王は嬉しそうに大きく手振り身振りしながら説明する。
「えっと……そうなのアニス?」
説明だけではしっくりこないので本人に聞いてみる。
「魔刄機と言うのが何かはわかりませんが、創造主様の言う通りだと思います。以前より力が湧き出てきます」
アニスはどこか落ち着かない様子で肯定する。
本人がそう言っているのならどうやらそうなのだろう。
それからもう1つ気になる言葉があった。
「あの、依代は片手剣じゃないってことは何なんですか?」
魔王の口振りからするとアニスは片手剣ではなく別の武器に姿を変えられるような言い方だ。
「フッフッフッ……よくぞ聞いてくれた!」
さっきのニヤニヤした笑顔ではなく、本当に嬉しそうに笑う。
「まずは見てもらおう、アニス変身だ!!」
「は、はい!」
魔王の異常なまでの興奮ぶりに戸惑いながらもアニスは武器の姿に変身して俺の手に収まる。
瞬間、不思議な力が湧き上がる感覚がする。
「っ!!」
アニスの姿は美しい黒色で刀身の長さは以前とあまり変化がない。
しかし、明らかに違う部分がいくつかあり、変なくるくると回る鉄の筒がついていたり柄の部分に変な突起があり、形も少しおかしい。
「これはなんていう武器なんですか?」
どう使うのかわからず聞いてみる。
「それは、ガンブレードという名前の遠距離攻撃の可能な武器だ!」
「がん……ぶれーど?」
初めて聞く名前だ。
「ガンは銃、ブレードは剣の意味だよ。……ああそうかこの世界には銃がないのか、まあ銃というのは弓のようなものだ」
「……はあ」
いまいち要領が掴めない。
「そのガンブレードは振動剣の一種で刀身に超振動を発生させることで斬る物体の結合部分を弱めて、破壊力を引き上げることが出来る剣なんだ。これにはいくつか種類があるんだけど今回は私の一番好きな回転式銃剣型を採用した。やっぱり銃と言ったらリボルバーだよね!柄の部分についているのはトリガー、引き金を引くことによって超振動を起こしたり強力な遠距離射撃ができる。弓の場合、弓矢を撃つだろ?このガンブレードは鉄弾を撃つんだけどそれだとこの世界ではコスパが悪いから魔力で代用出来るようにした魔弾っていう物を撃つ。使ってみればわかると思うけれどこの魔弾がとても凄い威力でね、使う時は注意が必要。それから………」
早口でたくさんの言葉が羅列されていく。
「………」
全く訳が分からない。
りぼるばー?だったり、こすぱ?だったり訳の分からない言葉が時折出てきて理解不能。
しかも魔王の話は終わりそうにもなくだんだん関係ない話になっている気がする。
「魔王様!! レイルが頭から煙を出してます……」
そんな所に助け舟を出してくれたのはネメアだった。
「おっと、いかんいかん。ついはしゃいでしまった」
「た、助かった……」
「まあ、聞くより実践! 使ってみるに限る。ネメア、相手をしてあげて」
恥ずかしそうに頬をかいて魔王はそんな提案をしてくる。
「あ! それいいですね!! 私も気になります」
「え……?」
いきなりすぎません?
まだアニスだって治ったばかりで……。
「そうですね、やりましょうか」
「え?」
なんでアニスさんもやる気満々なんですか!?
「アニスがいいならいいですけど……」
「決まり!!」
何故かその場のノリでネメアと再び戦うことになった。
「おっと、戦う前にあと少し。レイル君、アニスを手にした瞬間わかったと思うけど君の天職はもう戻ったよ、前と変わらず魔剣士だ」
いつの間に鑑定したのか魔王は教えてくれる。
「はい、何となく感じました。なんか懐かしい感じです……」
「ねえねえ、そろそろ私のことは紹介してくれないの?今回の功労者だと思うんだけど」
すると今まで空気だったリュミールが口を開く。
「ああ、忘れてた」
「君は私に対する扱いが雑すぎじゃないかい!?」
リュミールはこちらに来て大声でツッコむ。
「マスター、この方は?」
悪魔の姿に戻ったアニスが興味津々でこちらを見てくるので説明しよう。
「えっと、こいつは光の精霊のリュミール。戒めの迷宮で暴走してた俺の事を助けてくれて、俺と契約してここまで来るのを助けてくれたんだ」
「そう! 私が今回の功労者、光の精霊リュミールだ!!以後よろしく」
こうやって本当のことを言うとリュミールが調子に乗るからあまり言いたくないのだが、今回ばかりは仕方ない。
「……私が言うのはおかしいかもしれませんが、マスターを助けていただきありがとうございました、リュミールさん」
真剣な顔でアニスは頭を下げる。
「アハハ! いいってことさ、私も退屈しなかったしね。それとリュミールでいいよ、同じ主を持つもの同士、仲良くやろう」
「は、はい!」
アニスは嬉しそうにリュミールが差し出した手を掴み握手する。
「ねえ、もう終わった? 早く殺ろうよ、私待ちくたびれちゃった」
我慢の限界が来てネメアが急かしてくる。
「今なんか怖いこと言わなかった?」
ただの模擬戦だよね?殺し合いじゃないよね?
「いいから早く~」
腕を掴まれて、ズルズルと引っ張られる。
「やるなら中庭を使いなさい」
「わかりました、魔王様!!」
ネメアは大きな返事をするとものすごい勢いで中庭まで連れていかれる。
「あ、マスター!」
「ちょっと待ちたまえ!」
それを追いかけるようにアニスとリュミールも玉座を後にする。
「さてと、トシミツ暇だろ? 君も付き合いなさい」
「いいんですか!?」
「もちろん」
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