33 / 34
動き出した歯車
32話 とも消失と恐怖...?(2)
しおりを挟む「死にたくない死にたくない死にたく、ない?」
さっきまで恐怖で埋め尽くされていた心が落ち着いてきた。代わりにほかの気持ちで埋められてきた。
「私は守護者、だ ?」
そうだ守らなくちゃ。みんなが、みんな...?
みんなって誰?なんでこんなに寂しい!?どうして!
ドンッドンッ!!っとうるさい足音が私の思考を邪魔する。
"うるさい"その一心で私は柄へと手を伸ばす。
鞘から刀を抜き、ただ目の前の騒音迷惑巨人を倒すために動きだした。
ーーーーサキさんサイドーーーー
「えぇー!いなくなっちゃった!?」
「今の魔法陣は一体...?あれ?と・・カトちゃんがいない」
「リンさん今の何?ねぇ今の何!?」
「サキさん一旦落ち着いて」
リンも内心はとても動揺していた。こんな現象ベータテストでもサービス始まってから聞いたこともなかった。
「...わわひかひました」
「深呼吸よ深呼吸」
「はい...」
321:まじでなにこれ!?
322:サキちゃん?が慌てるのみて冷静になった
え?までなに?
323:こんなの見た事ないぞ!
324:隠しギミック?いなくなったのはカトちゃんだけ
か
325:理解不能すぎる
326:フレンドリストから確認できないの?
327:天才か?
「フレンドリストが...あった!まだ生きてるみたい」
「ひとまず良かった...」
「そうね」
456:とりあえず安心
457:良かった...
458:まぁ死んでも生き返れるんだけどさ
459:安心~
500:原因はなんだったんだろ?
501:ベータテスターだったワイ、マジで何もわからん
502:てかどこ行ったん?
「でも大丈夫なの分かったけど、どうする?」
「どうしましょう...」
ーーーーともサイドーーーー
ともは巨人へと向かって走り出した。
巨人はともへと手に持っている大きな剣を地面に叩きつける。叩きつけられた衝撃波が地面が抉れる。
ともは振り下ろされた剣を右斜め前に飛んで避ける。
ともの後ろの壁が衝撃波で抉れる。ともは足を止めることなく巨人との距離を詰めていか。
思い切り地面を蹴り、巨人へと斬りかかる。
巨人はそれをもう片方の手に持っていた大きな盾で受ける。ともの斬撃を受け止めた巨人は後退したが防ぎきった。そして空中にいる無防備なともに剣を振り下ろす。
ともは巨人の盾を蹴り、後ろへと大きく下がって避けた。巨人も後ろに下がり最初の立ち位置へと戻った。
「思ってたよりも早いね。流石、ゴレムくんだ」
ともは感心するようにいった。
巨人はとも言葉に答えるかのようにボォォォォ!!と大きく声を上げた。
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
沢山寝たい少女のVRMMORPG〜武器と防具は枕とパジャマ?!〜
雪雪ノ雪
ファンタジー
世界初のフルダイブ型のVRゲーム『Second World Online』通称SWO。
剣と魔法の世界で冒険をするVRMMORPGだ。
このゲームの1番の特徴は『ゲーム内での3時間は現実世界の1時間である』というもの。
これを知った少女、明日香 睡月(あすか すいげつ)は
「このゲームをやれば沢山寝れる!!」
と言いこのゲームを始める。
ゲームを始めてすぐ、ある問題点に気づく。
「お金がないと、宿に泊まれない!!ベットで寝れない!!....敷布団でもいいけど」
何とかお金を稼ぐ方法を考えた明日香がとった行動は
「そうだ!!寝ながら戦えばお金も経験値も入って一石三鳥!!」
武器は枕で防具はパジャマ!!少女のVRMMORPGの旅が今始まる!!
..........寝ながら。
ーOnly Life Onlineーで生産職中心に遊んでたらトッププレイヤーの仲間入り
星月 ライド
ファンタジー
親友の勧めで遊び、マイペースに進めていたら何故かトッププレイヤーになっていた!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意事項
※主人公リアルチート
暴力・流血表現
VRMMO
一応ファンタジー
もふもふにご注意ください。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
現実逃避のために逃げ込んだVRMMOの世界で、私はかわいいテイムモンスターたちに囲まれてゲームの世界を堪能する
にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
この作品は 旧題:金運に恵まれたが人運に恵まれなかった俺は、現実逃避するためにフルダイブVRゲームの世界に逃げ込んだ
の内容を一部変更し修正加筆したものになります。
宝くじにより大金を手に入れた主人公だったが、それを皮切りに周囲の人間関係が悪化し、色々あった結果、現実の生活に見切りを付け、溜まっていた鬱憤をVRゲームの世界で好き勝手やって晴らすことを決めた。
そして、課金したりかわいいテイムモンスターといちゃいちゃしたり、なんて事をしている内にダンジョンを手に入れたりする主人公の物語。
※ 異世界転移や転生、ログアウト不可物の話ではありません ※
※修正前から主人公の性別が変わっているので注意。
※男主人公バージョンはカクヨムにあります
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる