一番のたからもの

 若くして姉を病気で亡くし、まだ6歳の姪である美姫を引き取ることになった高広。
「大切な宝物だから」と無理やり押し付けられた美姫は、昔から高広を見ると大泣きしていた。

そんな美姫を高広は良く思っておらず、二人暮らしの初日から怒鳴り付けてしまうが、姉の親友であり、馴染みのあるコンビニでバイトをする桜井さんの手助けの甲斐あり、美姫と高広は少しずつ心を開いていく。

 美姫が小学生に上がり、初めての授業参観。内容は子どもたちによる作文の朗読だった。
 そのタイトルは「家族」。
 偽物の父親と、偽物の娘。姉を通じて巡り会った、父と娘の物語。
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