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特別編3:異世界
筋力は全てを解決する
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「あのーすみません」
「ん?君も挑戦するのかい?」
「あ、いいえ!少しお聞きしたい事がありまして」
私が話しかけると厳つい顔を笑顔に変えて接してくれる。
「俺の名前はバーツ。この村を守る勇者の一人で21歳。彼女は募集中だ」
「え、えーと…」
「冗談のつもりだったんだが…」
「そうだったんですね。あはは…」
ユーモアがある人なのかな?
「21歳が冗談?31歳とか?」
「そっちは本当だ!手厳しいお嬢ちゃんだな」
ソラちゃんが失礼な事を言っても笑って済ませてくれた。
「この村には勇者が3人もいるんですか?」
「ああそうだよ」
「近隣の村にも勇者っているんですか?」
「いいや、聞いた事がないな」
なるほど。それならあとは剣を抜きに来た勇者さん達に話を聞くだけでよさそう。
「この剣って勇者の為の剣なのですか?」
「伝承によると、世の中が乱れた時に持ち主たる勇者が現れて、この剣を抜くと言われているんだ」
なるほど。誰が用意したものなんだろう?やっぱり神様かな?
「それで君達は冒険者かい?それとも勇者?」
「ん、アストの勇者ソラだよ」
「お嬢ちゃんが勇者だったのか。剣には挑戦しないのかい?」
「うーん、私がやったら抜けちゃうよ?それか折れるかも」
「ははは!面白い事を言うな!そこまで自身があるなら試してみるといい」
何か話が変な方向に。
「抜いたら何かくれるの?」
「真の勇者の称号が与えられるぜ」
「そんなのいらないよ」
文句を言いながら剣の柄に手を掛けるソラちゃん。
剣は石の台座に真っ直ぐ3分の2ほど突き刺さっていてソラちゃんの身長だと柄を持って引き抜こうとすると力が入りにくそう。ソラちゃんは右手を柄に左手を鍔に掛けて力が入るか確かめている。
「俺の筋力でも抜けないんだ。何か特殊な力でも無ければ抜ける事はないぜ」
こっそり《ディテクト》してみたけどお兄さんは筋力100。力で抜けないなら資格が無いと抜けない仕様だろうしソラちゃんでも無理かな。
「よいっしょ…!」
メキメキと音を立てて剣が震える。
あれ、もしかして…抜けちゃう?
「お、おい…まさか…」
たじろぐバーツさん。
「これってこの世界の勇者が抜く為の剣だよな?大丈夫なのか?」
「本当に抜いたら大騒ぎになるかもね」
動揺するテュケ君に呑気な返事をするリオさん。
私達が見守っていると台座が大きく動いた。
バキバキと凄い音がして剣が動く。そして──
「…抜けたー!」
「えぇ…」
ソラちゃんは剣を抜いていた。
台座ごと。
「剣が…抜けた…!?」
「いやいや、あれは駄目でしょ」
「今までびくともしなかった剣が抜けたのだ。お嬢ちゃんが真の勇者…」
呆れ顔で言うリオさんを気にせず膝をついて呆然とソラちゃんを見ているバーツさん。
これ、どうするの…?
「私が真の勇者だー」
「またいい加減な事を…本当の持ち主が現れたら困るだろ。返した方がいいんじゃないか?」
テュケ君に同意だけど抜けた剣を元に戻して済むのかな?
「こうしちゃおれん。村長に知らせてくる!」
大慌てで走っていくバーツさん。
「どうしよう?」
「うーん…とりあえずここで待っててみようか」
村長さんを連れて戻ってくると思うから何処かに行っちゃうのはマズいよね。
「じゃあその間にこの剣に名前を付けよう。えーと、カリバーンで」
「結構詳しいじゃないの」
「うーん…このままだと鈍器だし、エクスカリバール?」
「どちらかと言うとハンマーだよね」
「そう言う問題じゃないと思うぞ」
四人で呑気な話をしていると聞きなれない声が聞こえてくる。
『おい、貴様ら…何て事をしてくれたのだ!』
「今声がした?」
「俺にも聞こえた。どこからだ?」
渋いオジサンボイスが聞こえてくる。
そばに人はいないし、この声が聞こえているのは私達だけみたい。
「え、もしかしてその剣?」
『如何にも我輩の名は──』
「エクスカリバット?」
『違う!』
バールからバットに進化?してるし。
「まずは剣の話を聞いてみましょう」
『うむ、良い心掛けだ胸の薄い娘よ』
「ソラ、折っていいわよ」
「ん」
『まてまてまて!冗談だ冗談!』
メキメキと音を立てる剣が悲鳴の様な叫び声で弁明してる。
人の気にしている事を言うのはダメだよ。
「スクラップになりたくなかったら端的に丁寧に話しなさい。ソラ、一旦止まって」
「ん」
『ええと…我が名は…いえ、私はエギル・エギラ。他者から権能を奪う事が出来る唯一の剣である』
権能って特殊なスキルとかの事だよね。まさか勇者の能力を奪えるって事?
「危ない剣ね。使えるかも知れないけど本来の持ち主が悪人だったら困るからここで破壊しましょうか」
『ま、待ってくれ!私に決まった持ち主は存在しない!』
「そうなんだ」
そういえばずっとここにあったみたいだしドゥームと戦ってた時にも誰も抜けなかったって事なんだよね。
「じゃあ私が持っててもいいんだ?」
『そのとおり!これからは剣の主人として相応しい行動をするのだ』
「いらないよ」
『え?』
「だって私の得物はハルバードだし、弱そうだもん」
そう言われて言葉を失うエギル・エギラさん。
まあ、性能的には今使ってるハルバードの方が圧倒的に上みたいだけど、効果は優秀なんじゃない?
「そういえばさっき『なんて事をしてくれたのだ』とか言っていたけど、抜いたらまずかったのか?」
『う、うむ!そうであった!』
気まずい空気を変えようとしたくれたのか、テュケ君が質問をしてくれた。
『あの岩の中が居心地が良くてずっと眠っていたのだ』
「…それで?」
『それだけである』
「……」
何か特別な理由があるのかと思ってたのに。
「呆れた。ただの引きこもりじゃないの。ソラ、折っちゃって」
『いやいやいや!待て、待つのだ美しき少女よ!』
呼び方に気を使い始めた。
『我は優秀な能力を有している。ここで破壊するのは損失でしかないのだ!頼むから待ってほしい!』
「はぁ…じゃあ暫くミナかテュケが使ってみてよ。勇者の能力が奪えるなら魂の奪還に使えるかもしれないし」
リオさんはわざと言ってたのかな?途中から面白がってたのかも?
剣については私もテュケ君も自分のがあるんだけど、このまま誰も使わないのは村の人達にも悪い気がするし…。
「それならテュケ君使ってみる?」
「ねーちゃんがそう言うなら使ってみるよ。よろしくな、剣のおっさん」
『う、うむ…呼ばれ方が不本意だがこの際何でも良い…。よろしく頼む少年よ』
エギル・エギラさんは疲れた声でテュケ君に答えていた。
「ん?君も挑戦するのかい?」
「あ、いいえ!少しお聞きしたい事がありまして」
私が話しかけると厳つい顔を笑顔に変えて接してくれる。
「俺の名前はバーツ。この村を守る勇者の一人で21歳。彼女は募集中だ」
「え、えーと…」
「冗談のつもりだったんだが…」
「そうだったんですね。あはは…」
ユーモアがある人なのかな?
「21歳が冗談?31歳とか?」
「そっちは本当だ!手厳しいお嬢ちゃんだな」
ソラちゃんが失礼な事を言っても笑って済ませてくれた。
「この村には勇者が3人もいるんですか?」
「ああそうだよ」
「近隣の村にも勇者っているんですか?」
「いいや、聞いた事がないな」
なるほど。それならあとは剣を抜きに来た勇者さん達に話を聞くだけでよさそう。
「この剣って勇者の為の剣なのですか?」
「伝承によると、世の中が乱れた時に持ち主たる勇者が現れて、この剣を抜くと言われているんだ」
なるほど。誰が用意したものなんだろう?やっぱり神様かな?
「それで君達は冒険者かい?それとも勇者?」
「ん、アストの勇者ソラだよ」
「お嬢ちゃんが勇者だったのか。剣には挑戦しないのかい?」
「うーん、私がやったら抜けちゃうよ?それか折れるかも」
「ははは!面白い事を言うな!そこまで自身があるなら試してみるといい」
何か話が変な方向に。
「抜いたら何かくれるの?」
「真の勇者の称号が与えられるぜ」
「そんなのいらないよ」
文句を言いながら剣の柄に手を掛けるソラちゃん。
剣は石の台座に真っ直ぐ3分の2ほど突き刺さっていてソラちゃんの身長だと柄を持って引き抜こうとすると力が入りにくそう。ソラちゃんは右手を柄に左手を鍔に掛けて力が入るか確かめている。
「俺の筋力でも抜けないんだ。何か特殊な力でも無ければ抜ける事はないぜ」
こっそり《ディテクト》してみたけどお兄さんは筋力100。力で抜けないなら資格が無いと抜けない仕様だろうしソラちゃんでも無理かな。
「よいっしょ…!」
メキメキと音を立てて剣が震える。
あれ、もしかして…抜けちゃう?
「お、おい…まさか…」
たじろぐバーツさん。
「これってこの世界の勇者が抜く為の剣だよな?大丈夫なのか?」
「本当に抜いたら大騒ぎになるかもね」
動揺するテュケ君に呑気な返事をするリオさん。
私達が見守っていると台座が大きく動いた。
バキバキと凄い音がして剣が動く。そして──
「…抜けたー!」
「えぇ…」
ソラちゃんは剣を抜いていた。
台座ごと。
「剣が…抜けた…!?」
「いやいや、あれは駄目でしょ」
「今までびくともしなかった剣が抜けたのだ。お嬢ちゃんが真の勇者…」
呆れ顔で言うリオさんを気にせず膝をついて呆然とソラちゃんを見ているバーツさん。
これ、どうするの…?
「私が真の勇者だー」
「またいい加減な事を…本当の持ち主が現れたら困るだろ。返した方がいいんじゃないか?」
テュケ君に同意だけど抜けた剣を元に戻して済むのかな?
「こうしちゃおれん。村長に知らせてくる!」
大慌てで走っていくバーツさん。
「どうしよう?」
「うーん…とりあえずここで待っててみようか」
村長さんを連れて戻ってくると思うから何処かに行っちゃうのはマズいよね。
「じゃあその間にこの剣に名前を付けよう。えーと、カリバーンで」
「結構詳しいじゃないの」
「うーん…このままだと鈍器だし、エクスカリバール?」
「どちらかと言うとハンマーだよね」
「そう言う問題じゃないと思うぞ」
四人で呑気な話をしていると聞きなれない声が聞こえてくる。
『おい、貴様ら…何て事をしてくれたのだ!』
「今声がした?」
「俺にも聞こえた。どこからだ?」
渋いオジサンボイスが聞こえてくる。
そばに人はいないし、この声が聞こえているのは私達だけみたい。
「え、もしかしてその剣?」
『如何にも我輩の名は──』
「エクスカリバット?」
『違う!』
バールからバットに進化?してるし。
「まずは剣の話を聞いてみましょう」
『うむ、良い心掛けだ胸の薄い娘よ』
「ソラ、折っていいわよ」
「ん」
『まてまてまて!冗談だ冗談!』
メキメキと音を立てる剣が悲鳴の様な叫び声で弁明してる。
人の気にしている事を言うのはダメだよ。
「スクラップになりたくなかったら端的に丁寧に話しなさい。ソラ、一旦止まって」
「ん」
『ええと…我が名は…いえ、私はエギル・エギラ。他者から権能を奪う事が出来る唯一の剣である』
権能って特殊なスキルとかの事だよね。まさか勇者の能力を奪えるって事?
「危ない剣ね。使えるかも知れないけど本来の持ち主が悪人だったら困るからここで破壊しましょうか」
『ま、待ってくれ!私に決まった持ち主は存在しない!』
「そうなんだ」
そういえばずっとここにあったみたいだしドゥームと戦ってた時にも誰も抜けなかったって事なんだよね。
「じゃあ私が持っててもいいんだ?」
『そのとおり!これからは剣の主人として相応しい行動をするのだ』
「いらないよ」
『え?』
「だって私の得物はハルバードだし、弱そうだもん」
そう言われて言葉を失うエギル・エギラさん。
まあ、性能的には今使ってるハルバードの方が圧倒的に上みたいだけど、効果は優秀なんじゃない?
「そういえばさっき『なんて事をしてくれたのだ』とか言っていたけど、抜いたらまずかったのか?」
『う、うむ!そうであった!』
気まずい空気を変えようとしたくれたのか、テュケ君が質問をしてくれた。
『あの岩の中が居心地が良くてずっと眠っていたのだ』
「…それで?」
『それだけである』
「……」
何か特別な理由があるのかと思ってたのに。
「呆れた。ただの引きこもりじゃないの。ソラ、折っちゃって」
『いやいやいや!待て、待つのだ美しき少女よ!』
呼び方に気を使い始めた。
『我は優秀な能力を有している。ここで破壊するのは損失でしかないのだ!頼むから待ってほしい!』
「はぁ…じゃあ暫くミナかテュケが使ってみてよ。勇者の能力が奪えるなら魂の奪還に使えるかもしれないし」
リオさんはわざと言ってたのかな?途中から面白がってたのかも?
剣については私もテュケ君も自分のがあるんだけど、このまま誰も使わないのは村の人達にも悪い気がするし…。
「それならテュケ君使ってみる?」
「ねーちゃんがそう言うなら使ってみるよ。よろしくな、剣のおっさん」
『う、うむ…呼ばれ方が不本意だがこの際何でも良い…。よろしく頼む少年よ』
エギル・エギラさんは疲れた声でテュケ君に答えていた。
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