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特別編3:異世界
打開策
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私の情報提供と《アルスアドラステア》の支援効果で万全の状況になった事で一方的な戦いになってしまった。
私一人でも後先考えなければ瞬殺できそうだったんだけど、支援を掛けるだけで攻撃に行くまでもなかった。
アスティアのみんなの攻撃はいつも通りの超火力だったし、ピクシーハンズの皆さんもとてつもなかった。
特に新しく援軍に来てくれたイスファリナさんとリフェアさんの存在が大きかった。
起動した《ブランネージュ》はアウラさんみたいな万能機能に加えて的確な戦術指揮を取ってくれて、イスファリナさんはヴォイドエネルギーを使っていないのに虚空の覇者さんと同じくらいの火力の魔法を連射。
現状ではヌスクァム最強の魔法使いらしいんだけど、もっと凄い人達が背中合わせの世界には沢山いるのだとか。
マサキさんが聞いたら喜びそうだね。
でも終始圧倒してこのまま倒してしまっては良くない。ユキさんを元に戻す方法がウルドベルズ様にあるかも知れないからだ。
「こっちのアウラさんが解析してくれたんだけど、ウルドベルズ様がユキさんの魂の一部を持ってい行っちゃってるみたい。セラさんとアニエスさんの能力が使えないのも多分似た様な状況なんだと思うよ」
解析結果を教えてくれる分身体。
「ねえ、ウルドベルズは全部向こう側に行っているの?」
「いえ、まだ私の中にもいるみたいです。奪われた魂の一部が何処にあるかは今探してます」
「このまま滅ぼしたらマズそうね。そっちからウルドベルズの制御を奪えない?」
「やってみます!」
リオさんが指示を出すと分身体は動きを止めて目を閉じる。その間は無防備になりそうだから私が護衛しよう。
(全員へ、融合体への攻撃は動きを封じる程度に留めてください)
リフェアさんの声が頭の中で響いて、全員の攻撃位置を修正された。全員指示通りに攻撃をして合体した神様の動きを封じていく。
「このまま倒せたら楽なんだけどな」
「それをするとセラやアニエスの能力が返ってこないかもしれない。最悪諦めるしかないが…」
《ピクシーハンズ》の人達の会話が聞こえてくる。
話している通り、どうしようもなければ能力は諦めるしかない。だけどユキさんの意識がこのまま戻らなかったら…もしかしたら一度神様側と融合して分離すれば戻せるかもしれない。一応その提案を神様側の私にしておく。
あとは今試せる事といえばもう一つ。
(分かりました。分身体のミナさんの守護はお任せください)
私の考えを読み取ってリフェアさんがカバーに入ってくれた。これで私は前に出られる。
ディエスエグゼクリシオンの刀身に《ソードコントロール》を掛けて分離してジールディアスレイヤーを起動、刀身側と自分側の両方で《飛翔閃空牙》を放つ。勿論オーバーブーストも掛けて。
合体した神様の身体の半分近くを斬撃で削り取ったけど思った効果は出せなかった。
[《自己再生》、《神聖砲》を強奪しました]
試してみたいのは《強奪》で奪われた能力を取り返せないかだったんだけど、何か違うものが奪えちゃった。《神聖砲》ってこの世界の神様達が放ってる神聖力の塊の事かな。
強奪できる能力はランダムだよね。もう一度試してみようか。
〈その必要はないと思いますよ。ミナさんの幸運で望むものが引き当てられないのなら奪えないのだと判断するべきです〉
なるほど。確かに…。
「ちょっとミナ、もう少し加減しなさいよ」
「《自己再生》を奪ったら死ぬ」
「そうだった…」
リオさんとソラちゃんに言われてしまった。うん、再生能力を奪っちゃったのはマズかったね…でも神様だし身体が半分なくても何とかなるよね…?
(全員攻撃を停止してください)
リフェアさんの指示で全員が一旦離れて様子を見る。
「…出来た!私の中にいるウルドベルズ様の制御を乗っ取ったよ!」
ナイスタイミングだよ!
「それで、ユキ達の魂はどうなってる?」
「ウルドベルズ様は持ってないみたいです。記憶によるとオラクルに隠してきたみたい」
「また面倒な事を…」
リオさんの問いかけに答える分身体。
「それってヤバくないですか~?オラクルに侵入する能力を持ってるのってセラちゃんだけでしたよね~?」
そう言ってきたのはレフィさん。
「増援第二陣が来ます」
空間の裂け目を通って入ってきたのは《ピクシーハンズ》の人達。その中にはセラさんもいる。
「リフェアさんから情報を貰ったけど、私が入れるのはヌスクァムのオラクルだけよ。元々この世界のオラクルにはアクセスできない」
「じゃあ手詰まりですかね~」
セラさんの応えに肩をすくめるレフィさん。
「いえ、まだ方法はあります」
レアさんがそう言うとアスティアのみんなはこっちを見てくる。
そっか。私、セラさんと一緒にオラクルに行ってるから能力を習得しているね。
「ワールドコアって神界にあるのかな?」
「えーと…そうみたいだよ。今の私なら神界に行けるみたいだしワールドコアへのアクセス権限もあるからオラクルに潜れるよ」
そういう事なら一緒に行って奪われた魂の欠片を取り返しに行こう!
「行くなら分身体のミナ殿だけの方が良いだろう」
そう言ってきたのは虚空の覇者さん。
「万が一ここまでがミナをオラクルに誘い込む罠だったとしたら詰んでしまう」
「まだ信用されていないんですか…」
ガックリと肩を落とす分身体。
「念の為だよ。この世界を掌握できるのは分身体のミナ殿だけ、というのが気にかかるのだ」
「分かりました。私が一人で行ってきます。1日経っても戻って来なかったら私ごと世界を破壊してください」
そんなやり取りをしている二人。
私の分身体だけど仕方ないね。その時は可能な限りこの世界の生命体を助けて世界ごと壊してこの騒動を終わらせよう。
「それじゃ、行ってきます!」
そう言って分身体は転移していった。
私一人でも後先考えなければ瞬殺できそうだったんだけど、支援を掛けるだけで攻撃に行くまでもなかった。
アスティアのみんなの攻撃はいつも通りの超火力だったし、ピクシーハンズの皆さんもとてつもなかった。
特に新しく援軍に来てくれたイスファリナさんとリフェアさんの存在が大きかった。
起動した《ブランネージュ》はアウラさんみたいな万能機能に加えて的確な戦術指揮を取ってくれて、イスファリナさんはヴォイドエネルギーを使っていないのに虚空の覇者さんと同じくらいの火力の魔法を連射。
現状ではヌスクァム最強の魔法使いらしいんだけど、もっと凄い人達が背中合わせの世界には沢山いるのだとか。
マサキさんが聞いたら喜びそうだね。
でも終始圧倒してこのまま倒してしまっては良くない。ユキさんを元に戻す方法がウルドベルズ様にあるかも知れないからだ。
「こっちのアウラさんが解析してくれたんだけど、ウルドベルズ様がユキさんの魂の一部を持ってい行っちゃってるみたい。セラさんとアニエスさんの能力が使えないのも多分似た様な状況なんだと思うよ」
解析結果を教えてくれる分身体。
「ねえ、ウルドベルズは全部向こう側に行っているの?」
「いえ、まだ私の中にもいるみたいです。奪われた魂の一部が何処にあるかは今探してます」
「このまま滅ぼしたらマズそうね。そっちからウルドベルズの制御を奪えない?」
「やってみます!」
リオさんが指示を出すと分身体は動きを止めて目を閉じる。その間は無防備になりそうだから私が護衛しよう。
(全員へ、融合体への攻撃は動きを封じる程度に留めてください)
リフェアさんの声が頭の中で響いて、全員の攻撃位置を修正された。全員指示通りに攻撃をして合体した神様の動きを封じていく。
「このまま倒せたら楽なんだけどな」
「それをするとセラやアニエスの能力が返ってこないかもしれない。最悪諦めるしかないが…」
《ピクシーハンズ》の人達の会話が聞こえてくる。
話している通り、どうしようもなければ能力は諦めるしかない。だけどユキさんの意識がこのまま戻らなかったら…もしかしたら一度神様側と融合して分離すれば戻せるかもしれない。一応その提案を神様側の私にしておく。
あとは今試せる事といえばもう一つ。
(分かりました。分身体のミナさんの守護はお任せください)
私の考えを読み取ってリフェアさんがカバーに入ってくれた。これで私は前に出られる。
ディエスエグゼクリシオンの刀身に《ソードコントロール》を掛けて分離してジールディアスレイヤーを起動、刀身側と自分側の両方で《飛翔閃空牙》を放つ。勿論オーバーブーストも掛けて。
合体した神様の身体の半分近くを斬撃で削り取ったけど思った効果は出せなかった。
[《自己再生》、《神聖砲》を強奪しました]
試してみたいのは《強奪》で奪われた能力を取り返せないかだったんだけど、何か違うものが奪えちゃった。《神聖砲》ってこの世界の神様達が放ってる神聖力の塊の事かな。
強奪できる能力はランダムだよね。もう一度試してみようか。
〈その必要はないと思いますよ。ミナさんの幸運で望むものが引き当てられないのなら奪えないのだと判断するべきです〉
なるほど。確かに…。
「ちょっとミナ、もう少し加減しなさいよ」
「《自己再生》を奪ったら死ぬ」
「そうだった…」
リオさんとソラちゃんに言われてしまった。うん、再生能力を奪っちゃったのはマズかったね…でも神様だし身体が半分なくても何とかなるよね…?
(全員攻撃を停止してください)
リフェアさんの指示で全員が一旦離れて様子を見る。
「…出来た!私の中にいるウルドベルズ様の制御を乗っ取ったよ!」
ナイスタイミングだよ!
「それで、ユキ達の魂はどうなってる?」
「ウルドベルズ様は持ってないみたいです。記憶によるとオラクルに隠してきたみたい」
「また面倒な事を…」
リオさんの問いかけに答える分身体。
「それってヤバくないですか~?オラクルに侵入する能力を持ってるのってセラちゃんだけでしたよね~?」
そう言ってきたのはレフィさん。
「増援第二陣が来ます」
空間の裂け目を通って入ってきたのは《ピクシーハンズ》の人達。その中にはセラさんもいる。
「リフェアさんから情報を貰ったけど、私が入れるのはヌスクァムのオラクルだけよ。元々この世界のオラクルにはアクセスできない」
「じゃあ手詰まりですかね~」
セラさんの応えに肩をすくめるレフィさん。
「いえ、まだ方法はあります」
レアさんがそう言うとアスティアのみんなはこっちを見てくる。
そっか。私、セラさんと一緒にオラクルに行ってるから能力を習得しているね。
「ワールドコアって神界にあるのかな?」
「えーと…そうみたいだよ。今の私なら神界に行けるみたいだしワールドコアへのアクセス権限もあるからオラクルに潜れるよ」
そういう事なら一緒に行って奪われた魂の欠片を取り返しに行こう!
「行くなら分身体のミナ殿だけの方が良いだろう」
そう言ってきたのは虚空の覇者さん。
「万が一ここまでがミナをオラクルに誘い込む罠だったとしたら詰んでしまう」
「まだ信用されていないんですか…」
ガックリと肩を落とす分身体。
「念の為だよ。この世界を掌握できるのは分身体のミナ殿だけ、というのが気にかかるのだ」
「分かりました。私が一人で行ってきます。1日経っても戻って来なかったら私ごと世界を破壊してください」
そんなやり取りをしている二人。
私の分身体だけど仕方ないね。その時は可能な限りこの世界の生命体を助けて世界ごと壊してこの騒動を終わらせよう。
「それじゃ、行ってきます!」
そう言って分身体は転移していった。
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