472 / 763
特別編2:神様はじめました
救援者
しおりを挟む
──〔human side〕──
旅館に戻ると浴衣姿の美咲お姉さんが出迎えてくれた。
「お姉さん、観光とか行かなかったんですか?」
「美奈ちゃん達がいつ帰ってくるか分からないからほとんど旅館にいたよ。エステのコースとかあったから利用してたけどね」
お姉さんはお姉さんでのんびり過ごせてたみたいで安心したよ。
「それで、隕石は何とかなったの?」
「はい」
他の世界からの侵入者だった事と撃退した事を話しておく。
「ああそういえば…今ネットで話題になってるけど、これ」
スマホに映した動画を見せてくれる。
…うわぁ、ヴォーグタンルーが映ってるー。
「やっぱり美奈ちゃん達絡みだったんだね」
「はい…バッチリ映っちゃってますね」
「おー、ヴォーグたん映ってる~」
ソラちゃん…変な略し方だね。
「あんな神に親しみやすい呼び方は要らないわよ。もう滅したし」
「神様を滅ぼしたの…?」
「ええ。他所の世界の神だけどね」
リオさんが答えると美咲お姉さんはコメカミを押さえていた。
「スケールが違い過ぎてついていけないわ」
「それで、この映像は世間的にはどう言われてるのですか?」
「まあ大抵はCGだとか映画の撮影だとか言われているけど、一部のオカルトマニア達からは古代の生物の復活だとか宇宙からの侵略者だとか好き放題言われているわね」
最後のは殆ど合ってるね。
まあ、放っておいても大丈夫かな?そのうち話題から消えるよね。
「取り敢えず飯にしようぜ」
ダキアさんはお腹が空いたみたい。
確かにもう日が落ちかけていてお昼を抜いちゃったし、お腹が空くのもしょうがないよ。
マサキさん達はご両親の所に帰るそうなので、一旦お別れ。むしろみんなと仲良くなったみたいだし、こっちに呼んでみたらどうかな?
「話してみる。まあ、来るとしたら明日だな」
「了解。旅館には話しておくわ」
美咲さんが手配してくれるそうなので一安心。
温泉に浸かって一日の疲れを癒す。
「あ~身体に染みる感じがする~」
「ミナさんかなり無理をしましたからね」
露天風呂に肩まで浸かりながら伸びをする。筋肉痛じゃないけど、あちこち痛かったり怠かったりでクタクタだ。
アスティアでもここまで疲労はしないと思うけど、やっぱり地球ではあまり無理は出来ないみたいだ。
さっきまではもう大丈夫だと思っていたけど、意外とフラフラで今はユキさんが側にいてくれる。
「今日はのんびり休んで、明日からは観光でもしましょう」
「ん、いい運動になった。明日からはいっぱい遊ぶ」
リオさんとソラちゃんが隣にやって来る。
「そうだね。折角地球に来てるんだから遊ばないと…」
湯船に揺られていたら眠たくなってきちゃった。
「ミナ、こんな所で寝ると溺れるわよ」
「はい~…」
ーーーー
目が覚めたら真っ暗だった。
ここは…部屋?隣でユキさんとソラちゃんが寝ている。
そっか…お風呂で寝ちゃってここまで運んでくれたんだね。しっかり浴衣まで着せてくれて。
時間は…1時。
ご飯食べ損なっちゃった。
もう一度寝ようと思ったけど眠れそうにない。
身体を起こして周りを見ると、枕元にお盆が置いてあって、その上にはサンドイッチとオレンジジュースが。
私が起きた時の為に用意してくれてたんだね。
…でもこんな時間に食べるのは良くないよね。
どうしようかな?
うーん、ちょっとだけなら……
『ミナお姉さん!』
「はいっ!ごめんなさい!」
『…なんで謝るの?』
ビックリしたー…。
これは念話だよね?
〈ドゥームを中継して異世界間の念話を送って来ているようです〉
そ、そうなんだ…。で、声の主はティナちゃんだよね?
『お姉さん、今すぐハルさんの所に行ってほしいの』
(お婆ちゃんの所に?)
『神界側がおかしいの。レアお姉さんに相談したらハルさんに手伝ってもらうべきだって…』
(うーん、分からないけど。ティナちゃんとレアさんが言うなら…)
みんなは…寝てるから私だけで行ってこよう。
(それで、何をお願いすればいいの?)
『お姉さんが持ってる泉の水よりずっと強力な水を貰うといいみたい』
やや曖昧なのは、ティナちゃんが手当たり次第未来を見たからなんだと思う。
そこまでしてくれたのなら言う通りにしてみよう。
浴衣を着替えて装備を整えてイルメイアに転移する。
綺麗な泉の畔は木漏れ日がキラキラと差していてとてもキレイだ。
時間はお昼前くらいかな。
お婆ちゃん、近くにいればいいけど…。
『ミナ様ではないですか』
畔の隅の穴から顔を出している超巨大蛇、ヤトさんが声を掛けてくる。
「こんにちは。お婆ちゃんいますか?」
『はい。今はそちらの家に居られますよ』
「ありがとうございます」
ログハウスに向かうと、丁度お婆ちゃんが出てきた。
「あら美奈じゃない。どうしたの慌てて」
「お婆ちゃん、泉の水のもっと強力なものって作れる?」
「作れるわよ。必要なの?」
「うん。とにかく強力なのが必要みたい」
「分かったわ」
お婆ちゃんは私のそばまで来て手から水を出している。
「これでいいのかしら?」
「ちょっと待ってて…」
水を水筒で受けつつ鑑定しながらティナちゃんと念話で話す。
(ティナちゃん、貰えたけど未来は変わった?)
『それだとまだダメみたい』
となるとお婆ちゃんにオーバーブーストを付与してみるしかないか。
「お婆ちゃん、もう一回いい?」
「ええ。幾らでも大丈夫よ」
お婆ちゃんが水を出す前にオーバーブーストを付与してみる。
「あら…?いつもと違う感じね。美奈が何かしたの?」
「うん。お婆ちゃんの水が強力になる様に能力を使ったんだよ」
これならどうかな?
[ティナの説明と状況を踏まえてある程度の結論に達したので説明します]
アウラさんは色々な状況から分析をしてくれてたみたい。
[ライオアールの神々はファクティスを取り込んで自身を強化しているのかも知れません。泉の水を使用する事で好転する未来なら、その可能性は高いでしょう]
〈私もアウラの推測を支持します。ファクティスは単体で使用するよりも、変異結合させた方が力を発揮するものだと思います〉
つまり、リヴェルティア様達ライオアールの神様達はファクティスを取り込んで強化しているから、有効だった泉の水の強化版をぶつければ弱らせる事が出来るかも知れないって事なんだね。
「美奈、私にも分かる様に説明して」
「うん。実は……」
お婆ちゃんを巻き込みたくはなかったけど、嘘をつくのはもっと嫌だったから全部話した。
「そういう事なら協力するわ。私を戦場に連れて行きなさい」
「うん!ありがとうお婆ちゃん!」
私達は神界の戦場になっている所へと転移した。
旅館に戻ると浴衣姿の美咲お姉さんが出迎えてくれた。
「お姉さん、観光とか行かなかったんですか?」
「美奈ちゃん達がいつ帰ってくるか分からないからほとんど旅館にいたよ。エステのコースとかあったから利用してたけどね」
お姉さんはお姉さんでのんびり過ごせてたみたいで安心したよ。
「それで、隕石は何とかなったの?」
「はい」
他の世界からの侵入者だった事と撃退した事を話しておく。
「ああそういえば…今ネットで話題になってるけど、これ」
スマホに映した動画を見せてくれる。
…うわぁ、ヴォーグタンルーが映ってるー。
「やっぱり美奈ちゃん達絡みだったんだね」
「はい…バッチリ映っちゃってますね」
「おー、ヴォーグたん映ってる~」
ソラちゃん…変な略し方だね。
「あんな神に親しみやすい呼び方は要らないわよ。もう滅したし」
「神様を滅ぼしたの…?」
「ええ。他所の世界の神だけどね」
リオさんが答えると美咲お姉さんはコメカミを押さえていた。
「スケールが違い過ぎてついていけないわ」
「それで、この映像は世間的にはどう言われてるのですか?」
「まあ大抵はCGだとか映画の撮影だとか言われているけど、一部のオカルトマニア達からは古代の生物の復活だとか宇宙からの侵略者だとか好き放題言われているわね」
最後のは殆ど合ってるね。
まあ、放っておいても大丈夫かな?そのうち話題から消えるよね。
「取り敢えず飯にしようぜ」
ダキアさんはお腹が空いたみたい。
確かにもう日が落ちかけていてお昼を抜いちゃったし、お腹が空くのもしょうがないよ。
マサキさん達はご両親の所に帰るそうなので、一旦お別れ。むしろみんなと仲良くなったみたいだし、こっちに呼んでみたらどうかな?
「話してみる。まあ、来るとしたら明日だな」
「了解。旅館には話しておくわ」
美咲さんが手配してくれるそうなので一安心。
温泉に浸かって一日の疲れを癒す。
「あ~身体に染みる感じがする~」
「ミナさんかなり無理をしましたからね」
露天風呂に肩まで浸かりながら伸びをする。筋肉痛じゃないけど、あちこち痛かったり怠かったりでクタクタだ。
アスティアでもここまで疲労はしないと思うけど、やっぱり地球ではあまり無理は出来ないみたいだ。
さっきまではもう大丈夫だと思っていたけど、意外とフラフラで今はユキさんが側にいてくれる。
「今日はのんびり休んで、明日からは観光でもしましょう」
「ん、いい運動になった。明日からはいっぱい遊ぶ」
リオさんとソラちゃんが隣にやって来る。
「そうだね。折角地球に来てるんだから遊ばないと…」
湯船に揺られていたら眠たくなってきちゃった。
「ミナ、こんな所で寝ると溺れるわよ」
「はい~…」
ーーーー
目が覚めたら真っ暗だった。
ここは…部屋?隣でユキさんとソラちゃんが寝ている。
そっか…お風呂で寝ちゃってここまで運んでくれたんだね。しっかり浴衣まで着せてくれて。
時間は…1時。
ご飯食べ損なっちゃった。
もう一度寝ようと思ったけど眠れそうにない。
身体を起こして周りを見ると、枕元にお盆が置いてあって、その上にはサンドイッチとオレンジジュースが。
私が起きた時の為に用意してくれてたんだね。
…でもこんな時間に食べるのは良くないよね。
どうしようかな?
うーん、ちょっとだけなら……
『ミナお姉さん!』
「はいっ!ごめんなさい!」
『…なんで謝るの?』
ビックリしたー…。
これは念話だよね?
〈ドゥームを中継して異世界間の念話を送って来ているようです〉
そ、そうなんだ…。で、声の主はティナちゃんだよね?
『お姉さん、今すぐハルさんの所に行ってほしいの』
(お婆ちゃんの所に?)
『神界側がおかしいの。レアお姉さんに相談したらハルさんに手伝ってもらうべきだって…』
(うーん、分からないけど。ティナちゃんとレアさんが言うなら…)
みんなは…寝てるから私だけで行ってこよう。
(それで、何をお願いすればいいの?)
『お姉さんが持ってる泉の水よりずっと強力な水を貰うといいみたい』
やや曖昧なのは、ティナちゃんが手当たり次第未来を見たからなんだと思う。
そこまでしてくれたのなら言う通りにしてみよう。
浴衣を着替えて装備を整えてイルメイアに転移する。
綺麗な泉の畔は木漏れ日がキラキラと差していてとてもキレイだ。
時間はお昼前くらいかな。
お婆ちゃん、近くにいればいいけど…。
『ミナ様ではないですか』
畔の隅の穴から顔を出している超巨大蛇、ヤトさんが声を掛けてくる。
「こんにちは。お婆ちゃんいますか?」
『はい。今はそちらの家に居られますよ』
「ありがとうございます」
ログハウスに向かうと、丁度お婆ちゃんが出てきた。
「あら美奈じゃない。どうしたの慌てて」
「お婆ちゃん、泉の水のもっと強力なものって作れる?」
「作れるわよ。必要なの?」
「うん。とにかく強力なのが必要みたい」
「分かったわ」
お婆ちゃんは私のそばまで来て手から水を出している。
「これでいいのかしら?」
「ちょっと待ってて…」
水を水筒で受けつつ鑑定しながらティナちゃんと念話で話す。
(ティナちゃん、貰えたけど未来は変わった?)
『それだとまだダメみたい』
となるとお婆ちゃんにオーバーブーストを付与してみるしかないか。
「お婆ちゃん、もう一回いい?」
「ええ。幾らでも大丈夫よ」
お婆ちゃんが水を出す前にオーバーブーストを付与してみる。
「あら…?いつもと違う感じね。美奈が何かしたの?」
「うん。お婆ちゃんの水が強力になる様に能力を使ったんだよ」
これならどうかな?
[ティナの説明と状況を踏まえてある程度の結論に達したので説明します]
アウラさんは色々な状況から分析をしてくれてたみたい。
[ライオアールの神々はファクティスを取り込んで自身を強化しているのかも知れません。泉の水を使用する事で好転する未来なら、その可能性は高いでしょう]
〈私もアウラの推測を支持します。ファクティスは単体で使用するよりも、変異結合させた方が力を発揮するものだと思います〉
つまり、リヴェルティア様達ライオアールの神様達はファクティスを取り込んで強化しているから、有効だった泉の水の強化版をぶつければ弱らせる事が出来るかも知れないって事なんだね。
「美奈、私にも分かる様に説明して」
「うん。実は……」
お婆ちゃんを巻き込みたくはなかったけど、嘘をつくのはもっと嫌だったから全部話した。
「そういう事なら協力するわ。私を戦場に連れて行きなさい」
「うん!ありがとうお婆ちゃん!」
私達は神界の戦場になっている所へと転移した。
0
お気に入りに追加
3,735
あなたにおすすめの小説
継母の心得
トール
恋愛
【本編第一部完結済、2023/10〜第二部スタート ☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定☆】
※継母というテーマですが、ドロドロではありません。ほっこり可愛いを中心に展開されるお話ですので、ドロドロ重い、が苦手の方にもお読みいただけます。
山崎 美咲(35)は、癌治療で子供の作れない身体となった。生涯独身だと諦めていたが、やはり子供は欲しかったとじわじわ後悔が募っていく。
治療の甲斐なくこの世を去った美咲が目を覚ますと、なんと生前読んでいたマンガの世界に転生していた。
不遇な幼少期を過ごした主人公が、ライバルである皇太子とヒロインを巡り争い、最後は見事ヒロインを射止めるというテンプレもののマンガ。その不遇な幼少期で主人公を虐待する悪辣な継母がまさかの私!?
前世の記憶を取り戻したのは、主人公の父親との結婚式前日だった!
突然3才児の母親になった主人公が、良い継母になれるよう子育てに奮闘していたら、いつの間にか父子に溺愛されて……。
オタクの知識を使って、子育て頑張ります!!
子育てに関する道具が揃っていない世界で、玩具や食器、子供用品を作り出していく、オタクが行う異世界育児ファンタジー開幕です!
番外編は10/7〜別ページに移動いたしました。
天寿を全うした俺は呪われた英雄のため悪役に転生します
バナナ男さん
BL
享年59歳、ハッピーエンドで人生の幕を閉じた大樹は、生前の善行から神様の幹部候補に選ばれたがそれを断りあの世に行く事を望んだ。
しかし自分の人生を変えてくれた「アルバード英雄記」がこれから起こる未来を綴った予言書であった事を知り、その本の主人公である呪われた英雄<レオンハルト>を助けたいと望むも、運命を変えることはできないときっぱり告げられてしまう。
しかしそれでも自分なりのハッピーエンドを目指すと誓い転生ーーーしかし平凡の代名詞である大樹が転生したのは平凡な平民ではなく・・?
少年マンガとBLの半々の作品が読みたくてコツコツ書いていたら物凄い量になってしまったため投稿してみることにしました。
(後に)美形の英雄 ✕ (中身おじいちゃん)平凡、攻ヤンデレ注意です。
文章を書くことに関して素人ですので、変な言い回しや文章はソッと目を滑らして頂けると幸いです。
また歴史的な知識や出てくる施設などの設定も作者の無知ゆえの全てファンタジーのものだと思って下さい。
利己的な聖人候補~とりあえず異世界でワガママさせてもらいます
やまなぎ
ファンタジー
9/11 コミカライズ再スタート!
神様は私を殉教者と認め〝聖人〟にならないかと誘ってきた。
だけど、私はどうしても生きたかった。小幡初子(おばた・はつこ)22歳。
渋々OKした神様の嫌がらせか、なかなかヒドイ目に遭いながらも転生。
でも、そこにいた〝ワタシ〟は6歳児。しかも孤児。そして、そこは魔法のある不思議な世界。
ここで、どうやって生活するの!?
とりあえず村の人は優しいし、祖父の雑貨店が遺されたので何とか居場所は確保できたし、
どうやら、私をリクルートした神様から2つの不思議な力と魔法力も貰ったようだ。
これがあれば生き抜けるかもしれない。
ならば〝やりたい放題でワガママに生きる〟を目標に、新生活始めます!!
ーーーーーー
ちょっとアブナイ従者や人使いの荒い後見人など、多くの出会いを重ねながら、つい人の世話を焼いてしまう〝オバちゃん度〟高めの美少女の物語。
【完結】幼馴染に婚約破棄されたので、別の人と結婚することにしました
鹿乃目めの
恋愛
セヴィリエ伯爵令嬢クララは、幼馴染であるノランサス伯爵子息アランと婚約していたが、アランの女遊びに悩まされてきた。
ある日、アランの浮気相手から「アランは私と結婚したいと言っている」と言われ、アランからの手紙を渡される。そこには婚約を破棄すると書かれていた。
失意のクララは、国一番の変わり者と言われているドラヴァレン辺境伯ロイドからの求婚を受けることにした。
主人公が本当の愛を手に入れる話。
独自設定のファンタジーです。
さくっと読める短編です。
※完結しました。ありがとうございました。
閲覧・いいね・お気に入り・感想などありがとうございます。
(次作執筆に集中するため、現在感想の受付は停止しております。これまで感想を下さった方々、ありがとうございました)
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
転移したらダンジョンの下層だった
Gai
ファンタジー
交通事故で死んでしまった坂崎総助は本来なら自分が生きていた世界とは別世界の一般家庭に転生できるはずだったが神側の都合により異世界にあるダンジョンの下層に飛ばされることになった。
もちろん総助を転生させる転生神は出来る限りの援助をした。
そして総助は援助を受け取るとダンジョンの下層に転移してそこからとりあえずダンジョンを冒険して地上を目指すといった物語です。
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!
もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~
鐘ケ江 しのぶ
ファンタジー
第15回ファンタジー大賞、奨励賞頂きました。
投票していただいた皆さん、ありがとうございます。
励みになりましたので、感想欄は受け付けのままにします。基本的には返信しませんので、ご了承ください。
「あんたいいかげんにせんねっ」
異世界にある大国ディレナスの王子が聖女召喚を行った。呼ばれたのは聖女の称号をもつ華憐と、派手な母親と、華憐の弟と妹。テンプレートのように巻き込まれたのは、聖女華憐に散々迷惑をかけられてきた、水澤一家。
ディレナスの大臣の1人が申し訳ないからと、世話をしてくれるが、絶対にあの華憐が何かやらかすに決まっている。一番の被害者である水澤家長女優衣には、新種のスキルが異世界転移特典のようにあった。『ルーム』だ。
一緒に巻き込まれた両親と弟にもそれぞれスキルがあるが、優衣のスキルだけ異質に思えた。だが、当人はこれでどうにかして、家族と溺愛している愛犬花を守れないかと思う。
まずは、聖女となった華憐から逃げることだ。
聖女召喚に巻き込まれた4人家族+愛犬の、のんびりで、もふもふな生活のつもりが……………
ゆるっと設定、方言がちらほら出ますので、読みにくい解釈しにくい箇所があるかと思いますが、ご了承頂けたら幸いです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。