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地球
継承
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リヴェルティア様を倒す事が出来たけど、地球人にかなりの被害が出てしまった。彼らには申し訳無いけど、どうする事も出来ない。
「ミナさん、ヴェルトラオム様を助けに行きましょう」
「そうですね…行きましょう」
レアさんに促されてヴェルトラオム様が捕らえられているであろう場所へと全員で向かう。
驚いた事に、光の雨のどさくさでマサキさんはマサムネさんに付いていた凶星石を破壊して結界に連れて入ってくれていた。
いつの間に…。
「まあ、コイツにはあとでキッチリ罰を受けてもらわないとな」
マサキさんは気を失っているマサムネさんを抱えながら言っていた。
マサムネさんには《レナータ》を掛けておいて、ヴェルトラオム様の救出に急ぐ。
ヴェルトラオム様が封じられている所にも凶星石の反応があったのだけどいつの間にか無くなっている。
逃げたのか隠れたのか…全員に状況を伝えて警戒しながら飛んで行く。
確かこの辺りだったんだけど…。
辺りを見渡していると、森の中から光が立ち昇ってきて、空中にヴェルトラオム様が現れた。
「ミナよ、助けてくれた事、礼を言う」
「ご無事でしたか」
浮かんでいるヴェルトラオム様の様子がおかしい。半透明になっているのだけど…。
「我の力を受け取ってくれた様だな」
「さっきの能力解放ってまさか…」
「然り。我の存在力を其方に渡した」
でもそんな事をしたら…。
「そんな事をしてヴェルトラオム様は大丈夫なのですか?」
「我は間もなく消える。最後に其方達をアスティアへ送って進ぜよう」
私に力をくれたからヴェルトラオム様が消える?それじゃ助けに来たのに私のせいで…。
「其方が近くに来てくれたお陰で我を封じていたあの者達を討ち払う事が出来たのだ」
私が近くに来ただけで?
[同じ神の力を持つ者同士で互いを補完し合ったのだと推測します]
「然り。だが、もう既に我に残された力は少ない。其方にこのまま主神となってもらいたい」
「そんないきなり…」
ヴェルトラオム様の時間が無いとはいえ、急すぎるよ。アスティアの他の神様とも話し合った方がいいんじゃないのかな?
「ミナさん、1つお伝えしておきたい事があります」
そう言ってきたのはレアさん。
「まず、私達がこちらに来るのに、かなりの数の神様が輪廻の輪に還りました」
「ふむ、どれくらいの者が去ったのか?」
「初めに《シャイターン》のミナさんを送り込むのに6柱。私達がこちらに来るのに20柱です」
合計で26人もの神様の存在力を使ってしまったの…?
「全員ミナさんが次代の主神になる事を望んで協力してくださいました」
「そんな…」
一度にそんなに神様が居なくなってアスティアは大丈夫だったの?
「そして現在、先程の凶星石…ドゥームアンヘルという人型の者達がアスティアを攻撃しています」
シドが言っていた尖兵がもう来ているの?
「今はティナさんが出現位置を特定して、ウル様、オル様、ミナさんに変身したシゲルさん、《アドラステア》を纏ったアウラさんが主導で迎撃している筈です」
「規模からして、早く戻らなければいずれアスティアは奴らに破壊され尽くしてしまうだろう」
レアさんの言葉を継いでシンさんが説明してくれた。
「ミーちゃんも属性竜王の方達と一緒に戦ってます。私は早くアスティアに帰りたいです」
「ミナさん、もう躊躇っている時間はありません。この難局を凌いでからなら私達は幾らでも力をお貸しします。どうかお願いです。ヴェルトラオム様の跡を継いでください」
ユイさんとレアさん、2人とも真剣な眼差しで私を見ている。いや、全員が私を見ていた。
「ミナさん、私も一緒です。どこまでついていきます」
ユキさんは普段と変わらない優しい眼差しで言ってくれた。
「ミナと一緒がいい。神様になったってずっと一緒にいる」
ソラちゃんも、もう何があっても離れないと強い口調で言ってくれた。
「私もトコトン付き合うわよ。何でも言って」
リオさんも、私が道を間違えそうになったら引っ張ってくれるんだ。
「ねーちゃん、迷う事は無いよ。俺なんかじゃ全然力不足かもしれないけど、俺が守るから!」
テュケ君も…随分と立派になって、心強いよ。
「私達には聞くまでも無いさね。先輩としてキッチリ役割を果たしてやるよ」
「神になってもミナはミナだ。何も変わらねぇだろ?」
「でもウッカリ大陸を沈めたりとかはしちゃダメだよー」
「神になるとヤラカシの規模も大きくなるわけか…」
ルーティアさんとダキアさんはいつも通りに優しかった。
アリソンさん、そんな事しませんよ。多分…。
クロウさんも真に受けないでくださいね?
「分かりました。ヴェルトラオム様の跡を継いで主神になります」
「アスティアを頼む」
短く言ったヴェルトラオム様は、両手を空に掲げた。
柔らかな光が空から無数に降りてきて私達を包み込む。
「ありがとう子供達よ。さらばだ」
光で前が見えなくなる瞬間、優しそうな笑顔がこちらに向いていた。
ーーーー
気が付くとエリスト近郊の森に立っていた。全員倒れているが、直ぐに意識が戻るだろう。
驚いた事にリュウさん達まで転移してきていた。
置いて行ってしまったと思っていたけど、ヴェルトラオム様が最後に気を遣ってくれたのだろう。
どうやらここはスライムの出る森の方では無く、フォレストウルフ達が住んでいる森の中だ。
遠巻きに私達を見ている狼や猪達。彼らは私達を守ってくれている様に見えた。
そうだ、今の状況はどうなっているだろう?
[ワールドコアに遠隔アクセスが可能です]
主神になった事によってそんな事まで出来るんだね。
ワールドコアでアスティア全体を確認してみると、特定不能のユニットが30。世界中で暴れ回っている様だ。
シドと同じ性能だとしたら普通の人では太刀打ち出来ないだろう。
私が一つずつ倒して回るしかないかな。
[使えそうな機能があります]
どんな?
アウラさんが表示してくれる。
【イクシードラスール】
一時的に世界を守護する任を与える。
担い手は指名者の能力に応じて強化される。
これをみんなに掛けてドゥームアンヘルに対抗しよう。
でも消費するものがある筈だからどれくらいの人に《イクシードラスール》を掛けられるかだね。
[計測します……36名までなら世界に影響を及ぼす事は無さそうです]
あとはどれ程強くなるかだね。それと本人の同意が得られるか。
みんなが目を覚まし始める。
全員が起きた所で状況説明と提案を話そう。
「ミナさん、ヴェルトラオム様を助けに行きましょう」
「そうですね…行きましょう」
レアさんに促されてヴェルトラオム様が捕らえられているであろう場所へと全員で向かう。
驚いた事に、光の雨のどさくさでマサキさんはマサムネさんに付いていた凶星石を破壊して結界に連れて入ってくれていた。
いつの間に…。
「まあ、コイツにはあとでキッチリ罰を受けてもらわないとな」
マサキさんは気を失っているマサムネさんを抱えながら言っていた。
マサムネさんには《レナータ》を掛けておいて、ヴェルトラオム様の救出に急ぐ。
ヴェルトラオム様が封じられている所にも凶星石の反応があったのだけどいつの間にか無くなっている。
逃げたのか隠れたのか…全員に状況を伝えて警戒しながら飛んで行く。
確かこの辺りだったんだけど…。
辺りを見渡していると、森の中から光が立ち昇ってきて、空中にヴェルトラオム様が現れた。
「ミナよ、助けてくれた事、礼を言う」
「ご無事でしたか」
浮かんでいるヴェルトラオム様の様子がおかしい。半透明になっているのだけど…。
「我の力を受け取ってくれた様だな」
「さっきの能力解放ってまさか…」
「然り。我の存在力を其方に渡した」
でもそんな事をしたら…。
「そんな事をしてヴェルトラオム様は大丈夫なのですか?」
「我は間もなく消える。最後に其方達をアスティアへ送って進ぜよう」
私に力をくれたからヴェルトラオム様が消える?それじゃ助けに来たのに私のせいで…。
「其方が近くに来てくれたお陰で我を封じていたあの者達を討ち払う事が出来たのだ」
私が近くに来ただけで?
[同じ神の力を持つ者同士で互いを補完し合ったのだと推測します]
「然り。だが、もう既に我に残された力は少ない。其方にこのまま主神となってもらいたい」
「そんないきなり…」
ヴェルトラオム様の時間が無いとはいえ、急すぎるよ。アスティアの他の神様とも話し合った方がいいんじゃないのかな?
「ミナさん、1つお伝えしておきたい事があります」
そう言ってきたのはレアさん。
「まず、私達がこちらに来るのに、かなりの数の神様が輪廻の輪に還りました」
「ふむ、どれくらいの者が去ったのか?」
「初めに《シャイターン》のミナさんを送り込むのに6柱。私達がこちらに来るのに20柱です」
合計で26人もの神様の存在力を使ってしまったの…?
「全員ミナさんが次代の主神になる事を望んで協力してくださいました」
「そんな…」
一度にそんなに神様が居なくなってアスティアは大丈夫だったの?
「そして現在、先程の凶星石…ドゥームアンヘルという人型の者達がアスティアを攻撃しています」
シドが言っていた尖兵がもう来ているの?
「今はティナさんが出現位置を特定して、ウル様、オル様、ミナさんに変身したシゲルさん、《アドラステア》を纏ったアウラさんが主導で迎撃している筈です」
「規模からして、早く戻らなければいずれアスティアは奴らに破壊され尽くしてしまうだろう」
レアさんの言葉を継いでシンさんが説明してくれた。
「ミーちゃんも属性竜王の方達と一緒に戦ってます。私は早くアスティアに帰りたいです」
「ミナさん、もう躊躇っている時間はありません。この難局を凌いでからなら私達は幾らでも力をお貸しします。どうかお願いです。ヴェルトラオム様の跡を継いでください」
ユイさんとレアさん、2人とも真剣な眼差しで私を見ている。いや、全員が私を見ていた。
「ミナさん、私も一緒です。どこまでついていきます」
ユキさんは普段と変わらない優しい眼差しで言ってくれた。
「ミナと一緒がいい。神様になったってずっと一緒にいる」
ソラちゃんも、もう何があっても離れないと強い口調で言ってくれた。
「私もトコトン付き合うわよ。何でも言って」
リオさんも、私が道を間違えそうになったら引っ張ってくれるんだ。
「ねーちゃん、迷う事は無いよ。俺なんかじゃ全然力不足かもしれないけど、俺が守るから!」
テュケ君も…随分と立派になって、心強いよ。
「私達には聞くまでも無いさね。先輩としてキッチリ役割を果たしてやるよ」
「神になってもミナはミナだ。何も変わらねぇだろ?」
「でもウッカリ大陸を沈めたりとかはしちゃダメだよー」
「神になるとヤラカシの規模も大きくなるわけか…」
ルーティアさんとダキアさんはいつも通りに優しかった。
アリソンさん、そんな事しませんよ。多分…。
クロウさんも真に受けないでくださいね?
「分かりました。ヴェルトラオム様の跡を継いで主神になります」
「アスティアを頼む」
短く言ったヴェルトラオム様は、両手を空に掲げた。
柔らかな光が空から無数に降りてきて私達を包み込む。
「ありがとう子供達よ。さらばだ」
光で前が見えなくなる瞬間、優しそうな笑顔がこちらに向いていた。
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気が付くとエリスト近郊の森に立っていた。全員倒れているが、直ぐに意識が戻るだろう。
驚いた事にリュウさん達まで転移してきていた。
置いて行ってしまったと思っていたけど、ヴェルトラオム様が最後に気を遣ってくれたのだろう。
どうやらここはスライムの出る森の方では無く、フォレストウルフ達が住んでいる森の中だ。
遠巻きに私達を見ている狼や猪達。彼らは私達を守ってくれている様に見えた。
そうだ、今の状況はどうなっているだろう?
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ワールドコアでアスティア全体を確認してみると、特定不能のユニットが30。世界中で暴れ回っている様だ。
シドと同じ性能だとしたら普通の人では太刀打ち出来ないだろう。
私が一つずつ倒して回るしかないかな。
[使えそうな機能があります]
どんな?
アウラさんが表示してくれる。
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一時的に世界を守護する任を与える。
担い手は指名者の能力に応じて強化される。
これをみんなに掛けてドゥームアンヘルに対抗しよう。
でも消費するものがある筈だからどれくらいの人に《イクシードラスール》を掛けられるかだね。
[計測します……36名までなら世界に影響を及ぼす事は無さそうです]
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