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竜人族の島
相互協力
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リオさんに言われた事を実行する。
まずは《アドラステア》を展開。
「ロビン君、私達は互いに協力し合う関係になりました。これからは互いに隠し事は無しでお願いしますね」
『ひぃっ……!?わ、分かりました……』
おや…?《アドラステア》を見て怯えている。この子は敵対はしていないと思うんだけど。
「大丈夫ですよ。これから一緒に頑張りましょうね」
レアさんが優しく言うとレアさんにぎゅっと抱きつき私の方を覗き見ている。
何かショック。
「やっぱりね。ロビン、私からも一言。レアに不利益な真似をするとミナが何をするか分からないわよ。リソースは余る程貰ったんだからちゃんと言う事を聞く事。ミナはダンジョンマスターの仲間を沢山知っているし、この前なんてダンジョンを物理崩壊させたのよ。この意味分かるわよね?」
ちょ、ちょっとリオさん!なんでそんな脅す様な事を…
「う、うん…!分かったよ。レアおねーちゃんの言う事を聞くよ!」
「宜しい。それじゃあとはお願いね?」
ロビン君はコクコクと大きく頷きながら言っている。私の事を見る目は恐怖そのものだった。
レアさんみたいに仲良くしたかったのに…。
早速レアさんとロビン君はダンジョンの改造に入るそうなので、私達は一度ダンジョンから出る事に。
「リオさん酷いじゃないですか…」
「あれでいいのよ。ロビンを牽制しておかないと何をしでかすか分からないわ」
リオさんはロビン君が人に取り入るために演技をしていると見抜いていた。
レアさんが契約をするのだから何かあるといけないも思い、私を使って釘を刺したのだと説明してくれた。
「まさかレアさんが付けたロビンって…」
「ロビン・グッドフェローから付けたのならレアも気付いているわ」
ユキさんとリオさんの会話を聞いていたけどよく分からないなぁ。
ダンジョンについてはレアさんに任せて、外側はどうしようか。
これもレアさんに聞いた方が良さそうだね。
取り敢えず港は作っておいた方がいいよね。こらから人が沢山出入りするかも知れないし。
大きな船でも停泊できる様なものを作れればいいのだけど、この島の周囲は浅瀬が多いので難しそう。
色々話をしていたらレアさんがダンジョンから出てきた。
「お待たせしました。大まかなダンジョンのコンセプトを話し合って決めて来ました」
レアさんはダンジョンの魔物はかなり強く設定したらしい。物資供給を担うなら簡単に倒せた方がいいのに何でかな?
「このダンジョンに入るのは基本的には竜人族です。」
レアさんが言うにはこのダンジョンは竜人族向けのダンジョンで、食料の確保をしつつ、他のものを人間に売る事で取引を生み出そうという仕組みらしい。
思い切ってフィールド型ダンジョンにして、マリさんの所みたいに一層目が食料をドロップするエリアに、二層目からは様々な生活物資を落とす様に作り替えたそう。
このダンジョンの管理は人間側が行い、入場料もしっかりと取っていく。
冒険者ギルドは無いので、探索者ギルドと名前を付けて会員制にするらしい。
勿論人間も入れるけど、一層目をやっと魔物が倒せる位の難易度にしておく。
ダンジョン内でのルールを明確に定めて、違反者はギルド証の剥奪やダンジョンへの入場禁止等の処罰も作っていくらしい。
「ダンジョンの入り口付近には様々な商業施設が必要になりますが、出来れば竜人族基準で建物を作っていただけないでしょうか?」
「分かりました」
それ位ならすぐに作れちゃうからね。
因みにレアさんにロビンの名前の由来を聞いたら「悪戯っ子に相応しい名前を選びました」と笑って言っていたのでリオさんの言う事が合っていたみたい。
後は人間側で管理者等の選定と、治安維持のために何人かガルビル氏から竜人族と半竜人族を派遣したら取り敢えず完成。
あと、何かあった時にすぐに駆け付けられる様に私のダンジョンとリンクさせて貰った。
上手く機能すれば、食料や生活物資の不足を少しずつここで補える筈だから効果に期待しよう。
竜人族側にも説明をして、ダンジョンに積極的に入ってもらう様に手配した。
人間、竜人族どちらにもレアさんがダンジョンマスターと契約をしていて、自由にドロップや構造を操作できると言う事は話していない。
話したらまた厄介な事になりそうだからね。
「それではこれでミナさん達の私の護衛の依頼は達成です。様々ありがとうございました」
「いえいえ、私も色々経験できて楽しかったです」
依頼達成の証明書を受け取る。
「依頼はこれで終わりですけど、まだまだお手伝いしますよ」
「そんな、悪いですよ」
「レアさんとはお友達ですからね。何でも言ってください」
そう言うとレアさんは驚いた表情を浮かべたけど、すぐにいつもの穏やかな笑顔に戻った。
「はい。ありがとうございます!」
取り敢えず依頼達成を帝国のギルドに報告して、報酬を受け取る事に。
「それでは1人200万レクスです。お受け取りください」
お金、貯まる一方だね。そうだ、エルジュの屋敷の代金とか給料とか色々使う所はあるよ。
収支だとかなりプラスみたいだけど。
「で、すぐにエジダイハンに戻るの?」
「久し振りにエルジュでご飯を食べましょうか」
「賛成!」
いきなり屋敷に戻るのも気が引けるのですが穴熊亭に行ってご飯を食べる事に。
お昼のピークは過ぎていたのですぐに入る事ができて、おじさん達と話をしながらご飯をいただいた。
「そういえば竜人族って魚を食べる時はどうやって食べるのかな?」
「さあ?頭から丸噛りとか?」
リオさん、それは流石にないんじゃない?
「小さい魚なら丸飲みにしそう」
「料理とかしなさそうですよね」
ソラちゃんとユキさんが言っているけど私も同意見だ。
料理…魚…あ!
「フレッドさんなら魚料理に詳しいし竜人族の人達が美味しく食べる方法を見つけられるかもしれないですよね」
「いいんじゃない?フレッドに頼んでみましょうか」
思わぬ所で名案?が浮かんだ。少しは役に立てるかな?
まずは《アドラステア》を展開。
「ロビン君、私達は互いに協力し合う関係になりました。これからは互いに隠し事は無しでお願いしますね」
『ひぃっ……!?わ、分かりました……』
おや…?《アドラステア》を見て怯えている。この子は敵対はしていないと思うんだけど。
「大丈夫ですよ。これから一緒に頑張りましょうね」
レアさんが優しく言うとレアさんにぎゅっと抱きつき私の方を覗き見ている。
何かショック。
「やっぱりね。ロビン、私からも一言。レアに不利益な真似をするとミナが何をするか分からないわよ。リソースは余る程貰ったんだからちゃんと言う事を聞く事。ミナはダンジョンマスターの仲間を沢山知っているし、この前なんてダンジョンを物理崩壊させたのよ。この意味分かるわよね?」
ちょ、ちょっとリオさん!なんでそんな脅す様な事を…
「う、うん…!分かったよ。レアおねーちゃんの言う事を聞くよ!」
「宜しい。それじゃあとはお願いね?」
ロビン君はコクコクと大きく頷きながら言っている。私の事を見る目は恐怖そのものだった。
レアさんみたいに仲良くしたかったのに…。
早速レアさんとロビン君はダンジョンの改造に入るそうなので、私達は一度ダンジョンから出る事に。
「リオさん酷いじゃないですか…」
「あれでいいのよ。ロビンを牽制しておかないと何をしでかすか分からないわ」
リオさんはロビン君が人に取り入るために演技をしていると見抜いていた。
レアさんが契約をするのだから何かあるといけないも思い、私を使って釘を刺したのだと説明してくれた。
「まさかレアさんが付けたロビンって…」
「ロビン・グッドフェローから付けたのならレアも気付いているわ」
ユキさんとリオさんの会話を聞いていたけどよく分からないなぁ。
ダンジョンについてはレアさんに任せて、外側はどうしようか。
これもレアさんに聞いた方が良さそうだね。
取り敢えず港は作っておいた方がいいよね。こらから人が沢山出入りするかも知れないし。
大きな船でも停泊できる様なものを作れればいいのだけど、この島の周囲は浅瀬が多いので難しそう。
色々話をしていたらレアさんがダンジョンから出てきた。
「お待たせしました。大まかなダンジョンのコンセプトを話し合って決めて来ました」
レアさんはダンジョンの魔物はかなり強く設定したらしい。物資供給を担うなら簡単に倒せた方がいいのに何でかな?
「このダンジョンに入るのは基本的には竜人族です。」
レアさんが言うにはこのダンジョンは竜人族向けのダンジョンで、食料の確保をしつつ、他のものを人間に売る事で取引を生み出そうという仕組みらしい。
思い切ってフィールド型ダンジョンにして、マリさんの所みたいに一層目が食料をドロップするエリアに、二層目からは様々な生活物資を落とす様に作り替えたそう。
このダンジョンの管理は人間側が行い、入場料もしっかりと取っていく。
冒険者ギルドは無いので、探索者ギルドと名前を付けて会員制にするらしい。
勿論人間も入れるけど、一層目をやっと魔物が倒せる位の難易度にしておく。
ダンジョン内でのルールを明確に定めて、違反者はギルド証の剥奪やダンジョンへの入場禁止等の処罰も作っていくらしい。
「ダンジョンの入り口付近には様々な商業施設が必要になりますが、出来れば竜人族基準で建物を作っていただけないでしょうか?」
「分かりました」
それ位ならすぐに作れちゃうからね。
因みにレアさんにロビンの名前の由来を聞いたら「悪戯っ子に相応しい名前を選びました」と笑って言っていたのでリオさんの言う事が合っていたみたい。
後は人間側で管理者等の選定と、治安維持のために何人かガルビル氏から竜人族と半竜人族を派遣したら取り敢えず完成。
あと、何かあった時にすぐに駆け付けられる様に私のダンジョンとリンクさせて貰った。
上手く機能すれば、食料や生活物資の不足を少しずつここで補える筈だから効果に期待しよう。
竜人族側にも説明をして、ダンジョンに積極的に入ってもらう様に手配した。
人間、竜人族どちらにもレアさんがダンジョンマスターと契約をしていて、自由にドロップや構造を操作できると言う事は話していない。
話したらまた厄介な事になりそうだからね。
「それではこれでミナさん達の私の護衛の依頼は達成です。様々ありがとうございました」
「いえいえ、私も色々経験できて楽しかったです」
依頼達成の証明書を受け取る。
「依頼はこれで終わりですけど、まだまだお手伝いしますよ」
「そんな、悪いですよ」
「レアさんとはお友達ですからね。何でも言ってください」
そう言うとレアさんは驚いた表情を浮かべたけど、すぐにいつもの穏やかな笑顔に戻った。
「はい。ありがとうございます!」
取り敢えず依頼達成を帝国のギルドに報告して、報酬を受け取る事に。
「それでは1人200万レクスです。お受け取りください」
お金、貯まる一方だね。そうだ、エルジュの屋敷の代金とか給料とか色々使う所はあるよ。
収支だとかなりプラスみたいだけど。
「で、すぐにエジダイハンに戻るの?」
「久し振りにエルジュでご飯を食べましょうか」
「賛成!」
いきなり屋敷に戻るのも気が引けるのですが穴熊亭に行ってご飯を食べる事に。
お昼のピークは過ぎていたのですぐに入る事ができて、おじさん達と話をしながらご飯をいただいた。
「そういえば竜人族って魚を食べる時はどうやって食べるのかな?」
「さあ?頭から丸噛りとか?」
リオさん、それは流石にないんじゃない?
「小さい魚なら丸飲みにしそう」
「料理とかしなさそうですよね」
ソラちゃんとユキさんが言っているけど私も同意見だ。
料理…魚…あ!
「フレッドさんなら魚料理に詳しいし竜人族の人達が美味しく食べる方法を見つけられるかもしれないですよね」
「いいんじゃない?フレッドに頼んでみましょうか」
思わぬ所で名案?が浮かんだ。少しは役に立てるかな?
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