318 / 763
竜人族の島
襲撃
しおりを挟む
飛空艇が出発して1日、順調に航行していた。
船員の中に邪気を放っている人はいないそうなので、式典の時にリオさんとレアさんが話していた通り、他船からの攻撃の線が強そうだ。
飛空艇の構造をじっくり見る機会はなかったので、昨日はじっくり探検させてもらった。
客室に使われているのは大きな1人部屋が1つ、4人部屋が4つ。レアさんに1人部屋を用意したのだろうけど、何かあったらいけないので使わない事に。
他には広めの食堂があったり、船員の生活区画は…入っちゃだめだね。
ラウンジになっていると所もあって、軍の船とは思えない程設備が整っていた。
老朽船だと思っていたのが申し訳ない位だよ。
マサルさんに話したら魔動力炉も見せてくれた。
巨大な魔力石の様なものの周りに機械っぽいものが沢山くっついていて、その周りで技師さんと魔術師さんが働いていた。
「マサル殿、お疲れ様です。皆様のご案内ですか?」
「ええ、レア皇女とその護衛の方達です。」
「初めまして、魔動炉制御技師のレントです。」
レントさんは明るい茶色の短髪で眼鏡を掛けている優しそうな青年だ。
「ミナさんは魔力保有量が凄まじいとお聞きしましたが…なんでも我が軍の魔力砲を凌駕するとか。」
「はい、多分合ってると思います。」
「それは素晴らしいですね。もし出力不足になったら手伝ってください。」
「やめておいた方がいいわね。魔動力炉が吹き飛ぶわよ。」
「まさか!飛空艇の魔力の貯蔵量は魔力砲の比ではありませんよ。」
あはは…全力で込めたら壊す自信があるよ。
リオさんがレントさんに何か数字的な事を伝えていて、それを聞いて凄くビックリしていた。
「ミナさん、一度あなたを調べさせてもらえないかな?今後の技術の発展の為に。」
「今でも十分凄い技術じゃないですか。これ以上協力にするのは賛成できませんよ。」
行き過ぎた発展は破壊を生む事になるんだよ。過去の世界の二の舞いは絶対にやってはならないんだよ。
「そうですか…残念です。」
ガッカリするレントさん。
「もし気が変わったらいつでも来てください。」
気が変わることはまず無いよ。
そして現在。
「8時方向、接近する飛空艇があります。数は3隻!」
甲板の見張りの人が報告してくる。
「飛行ルート上には他船の航行予定は無かった筈だ。総員警戒せよ。航路が交差する様なら規則に則り上昇する。」
船長が指示を出している。右目に眼帯をした結構歳のいったおじさんだ。
船員というよりも海賊と言った方がしっくりきそうな風貌をしている。
「もう仕掛けてきましたか。」
レアさんが呟く。
「警戒をお願いします。」
「分かりました。」
マサルさんに言われて私達は配置につくことに。
「ミナは船尾に行って《ヴェンデッタ》で攻撃を跳ね返してもらえる?」
「はい!」
私はリオさんの指示で船尾に移動する。
リオさんは念の為船首方向に行って警戒をしている。
ウルちゃんとオル君は中央付近で待機しておいて、いざとなったら飛び降りて竜に変身して対応する。
《アドラステア》を起動して様子をみていると、まだかなり離れているのに魔力砲を撃ってきた。
《ヴェンデッタ》で跳ね返して魔力砲の直撃を受けた1隻が墜落していく。
残念ながら味方ではないみたい。
あとの2隻も砲撃してくるけど距離がある為に命中しなかった。
《ヴェンデッタ》で跳ね返したら撃沈しちゃうな。
降伏勧告をしに行こうか。
念の為オーバーブースト鑑定で周囲に飛空艇がいないかを調べてみたら、上方に2隻いるのを見つける。
「ウルちゃん、上に2隻いるよ!お願い!」
「畏まりました。」
ウルちゃんが竜の姿になって空高く昇って行く。上空の2隻は突如現れた超巨大竜に驚いて魔力砲を乱射しているけど、ウルちゃんの結界を貫く事はできない。
そのまま2隻を翼で打ち据えて通り過ぎると警告を発する。
『一度だけ警告します。降伏しなさい。応じない場合は撃沈します。』
上空の2隻は動きを止めている。
どうやらウルちゃんの呼びかけに応じて降伏したみたいだ。
私もウルちゃんを見習って残る2隻を降伏させよう。
呼びかけをする為に後方の船に近付いていく。
全ての砲門から魔力砲の集中砲火を浴びる。
えぇ…酷くない?
まあ《ヴェンデッタ》で跳ね返るんだけど。
あ、いや…跳ね返しちゃダメだった。
自分達の放った魔力砲で船はズタズタに破壊されて墜ちていく。
1隻は空中で大爆発を起こして四散して、もう1隻はまだ動力が生きているらしく、バラバラになりそうになりながらもゆっくりと降下している。
眼下は海。ひょっとしたら助かるかも。
一応水竜王ヴァハトゥンさんを呼び出して救助をお願いしておいた。
ウルちゃんが2隻を連れて降りてくる。
私もそちらに行って、飛空艇の甲板に着地する。
「ひぃっ!!?化け物!!」
「総員、全力で攻撃だ!死にたくなかったら撃ちまくれ!!」
魔力砲を甲板にいる私に向けている。
自滅覚悟で私を排除しようとしている。そんなに恐ろしいものに見えているんだ…。
折角落ちずに済んだのに自分達で破壊するなんて。
すぐに甲板から離れて攻撃方向を変える。
《ヴェンデッタ》は使わないようにして砲撃から逃れる。
ひょっとして私、いない方がいい?
「ミナ、降伏した相手を刺激してどうするのよ。」
リオさんが《フライト》で私の所に飛んで来た。
刺激って…何か悲しい。
「私が話をするからミナは戻っていいわよ。」
「はい…。」
自分達の飛空艇に戻るとみんなが集まってきた。
「ミナさん、お怪我はありませんか?」
「うん、平気だよ。」
ユキさんが心配して声を掛けてくれる。
「《アドラステア》が理性を失わせる程に恐ろしく見えたということかぁ。」
「錯乱させただけでしたか。ご無事で何よりです。」
マサキさんとレアさんが話しかけてくる。
「余計な事をしちゃいましたね。」
「リオに任せておきましょう。」
ネネさんが飛空艇を見上げながら言った。
「今回私達出番無し。」
ソラちゃんは退屈そうだ。
「仕方ないよ。空中じゃ攻撃手段がないし。」
「いや、俺はあるぞ。」
テュケ君の言葉にマサキさんが反応する。
「今からでも試そうか?」
「いやいや、やめておいてくださいよ。折角降伏してくれてるんだから。」
ウェスターさんに止められて抜いたばかりの武器を収めるマサキさん。
ホント、自由奔放な人だね。
「ミナ程じゃない。」
何か言った?ソラちゃん?
船員の中に邪気を放っている人はいないそうなので、式典の時にリオさんとレアさんが話していた通り、他船からの攻撃の線が強そうだ。
飛空艇の構造をじっくり見る機会はなかったので、昨日はじっくり探検させてもらった。
客室に使われているのは大きな1人部屋が1つ、4人部屋が4つ。レアさんに1人部屋を用意したのだろうけど、何かあったらいけないので使わない事に。
他には広めの食堂があったり、船員の生活区画は…入っちゃだめだね。
ラウンジになっていると所もあって、軍の船とは思えない程設備が整っていた。
老朽船だと思っていたのが申し訳ない位だよ。
マサルさんに話したら魔動力炉も見せてくれた。
巨大な魔力石の様なものの周りに機械っぽいものが沢山くっついていて、その周りで技師さんと魔術師さんが働いていた。
「マサル殿、お疲れ様です。皆様のご案内ですか?」
「ええ、レア皇女とその護衛の方達です。」
「初めまして、魔動炉制御技師のレントです。」
レントさんは明るい茶色の短髪で眼鏡を掛けている優しそうな青年だ。
「ミナさんは魔力保有量が凄まじいとお聞きしましたが…なんでも我が軍の魔力砲を凌駕するとか。」
「はい、多分合ってると思います。」
「それは素晴らしいですね。もし出力不足になったら手伝ってください。」
「やめておいた方がいいわね。魔動力炉が吹き飛ぶわよ。」
「まさか!飛空艇の魔力の貯蔵量は魔力砲の比ではありませんよ。」
あはは…全力で込めたら壊す自信があるよ。
リオさんがレントさんに何か数字的な事を伝えていて、それを聞いて凄くビックリしていた。
「ミナさん、一度あなたを調べさせてもらえないかな?今後の技術の発展の為に。」
「今でも十分凄い技術じゃないですか。これ以上協力にするのは賛成できませんよ。」
行き過ぎた発展は破壊を生む事になるんだよ。過去の世界の二の舞いは絶対にやってはならないんだよ。
「そうですか…残念です。」
ガッカリするレントさん。
「もし気が変わったらいつでも来てください。」
気が変わることはまず無いよ。
そして現在。
「8時方向、接近する飛空艇があります。数は3隻!」
甲板の見張りの人が報告してくる。
「飛行ルート上には他船の航行予定は無かった筈だ。総員警戒せよ。航路が交差する様なら規則に則り上昇する。」
船長が指示を出している。右目に眼帯をした結構歳のいったおじさんだ。
船員というよりも海賊と言った方がしっくりきそうな風貌をしている。
「もう仕掛けてきましたか。」
レアさんが呟く。
「警戒をお願いします。」
「分かりました。」
マサルさんに言われて私達は配置につくことに。
「ミナは船尾に行って《ヴェンデッタ》で攻撃を跳ね返してもらえる?」
「はい!」
私はリオさんの指示で船尾に移動する。
リオさんは念の為船首方向に行って警戒をしている。
ウルちゃんとオル君は中央付近で待機しておいて、いざとなったら飛び降りて竜に変身して対応する。
《アドラステア》を起動して様子をみていると、まだかなり離れているのに魔力砲を撃ってきた。
《ヴェンデッタ》で跳ね返して魔力砲の直撃を受けた1隻が墜落していく。
残念ながら味方ではないみたい。
あとの2隻も砲撃してくるけど距離がある為に命中しなかった。
《ヴェンデッタ》で跳ね返したら撃沈しちゃうな。
降伏勧告をしに行こうか。
念の為オーバーブースト鑑定で周囲に飛空艇がいないかを調べてみたら、上方に2隻いるのを見つける。
「ウルちゃん、上に2隻いるよ!お願い!」
「畏まりました。」
ウルちゃんが竜の姿になって空高く昇って行く。上空の2隻は突如現れた超巨大竜に驚いて魔力砲を乱射しているけど、ウルちゃんの結界を貫く事はできない。
そのまま2隻を翼で打ち据えて通り過ぎると警告を発する。
『一度だけ警告します。降伏しなさい。応じない場合は撃沈します。』
上空の2隻は動きを止めている。
どうやらウルちゃんの呼びかけに応じて降伏したみたいだ。
私もウルちゃんを見習って残る2隻を降伏させよう。
呼びかけをする為に後方の船に近付いていく。
全ての砲門から魔力砲の集中砲火を浴びる。
えぇ…酷くない?
まあ《ヴェンデッタ》で跳ね返るんだけど。
あ、いや…跳ね返しちゃダメだった。
自分達の放った魔力砲で船はズタズタに破壊されて墜ちていく。
1隻は空中で大爆発を起こして四散して、もう1隻はまだ動力が生きているらしく、バラバラになりそうになりながらもゆっくりと降下している。
眼下は海。ひょっとしたら助かるかも。
一応水竜王ヴァハトゥンさんを呼び出して救助をお願いしておいた。
ウルちゃんが2隻を連れて降りてくる。
私もそちらに行って、飛空艇の甲板に着地する。
「ひぃっ!!?化け物!!」
「総員、全力で攻撃だ!死にたくなかったら撃ちまくれ!!」
魔力砲を甲板にいる私に向けている。
自滅覚悟で私を排除しようとしている。そんなに恐ろしいものに見えているんだ…。
折角落ちずに済んだのに自分達で破壊するなんて。
すぐに甲板から離れて攻撃方向を変える。
《ヴェンデッタ》は使わないようにして砲撃から逃れる。
ひょっとして私、いない方がいい?
「ミナ、降伏した相手を刺激してどうするのよ。」
リオさんが《フライト》で私の所に飛んで来た。
刺激って…何か悲しい。
「私が話をするからミナは戻っていいわよ。」
「はい…。」
自分達の飛空艇に戻るとみんなが集まってきた。
「ミナさん、お怪我はありませんか?」
「うん、平気だよ。」
ユキさんが心配して声を掛けてくれる。
「《アドラステア》が理性を失わせる程に恐ろしく見えたということかぁ。」
「錯乱させただけでしたか。ご無事で何よりです。」
マサキさんとレアさんが話しかけてくる。
「余計な事をしちゃいましたね。」
「リオに任せておきましょう。」
ネネさんが飛空艇を見上げながら言った。
「今回私達出番無し。」
ソラちゃんは退屈そうだ。
「仕方ないよ。空中じゃ攻撃手段がないし。」
「いや、俺はあるぞ。」
テュケ君の言葉にマサキさんが反応する。
「今からでも試そうか?」
「いやいや、やめておいてくださいよ。折角降伏してくれてるんだから。」
ウェスターさんに止められて抜いたばかりの武器を収めるマサキさん。
ホント、自由奔放な人だね。
「ミナ程じゃない。」
何か言った?ソラちゃん?
2
お気に入りに追加
3,735
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。