233 / 828
魔王
セロムザード
しおりを挟む
冒険者達はルッカとは別に作った。
彼らが自分達を見捨てて逃げたと知っている人がいたら無用な混乱を招く可能性があるからだ。
「町の名前はどうしますか?」
「お任せしていい?」
「分かりました。それではシャンスとします。」
アウラさんは迷いなく名前を付けてくれるから便利だね。
冒険者の一団に一通りの設備の説明をしておく。
「我々はここで暮らせば良いのか…。」
「はい。無用な混乱を避ける為に一般の方達とは別になります。設備は変わりませんし、管理者も1人置いておきますので何かあったら言ってください。」
「すまない。ありがとう。」
殿下もそこに居合わせた一般の人達には緘口令を敷いた。
とりあえずこれで混乱は避けられるかな。
「まあ少しの間ならね。警備を強化しておいた方がいいわよ。」
「人の口に戸は立てられぬ、ですね。」
リオさんとユキさんが話している。完全には避けられないよね…。
気を取り直して更に生存者がいないか捜索していく。数人から数十人のグループまで意外と多くの人が逃げ延びていた。
夜までに合計で2千人を保護する事が出来た。アウラさんは人数が増えるたびに町を拡張して対応してくれた。
次の日。
「さて、アブレスから生存者も全て救助出来たし、次はセロムザードに行こうか。」
「はい。あちらも相当な被害を受けている事でしょうから、早く助けに行きましょう。」
ルーティアさんもセロムザードが気になっている様だったし私も同じだ。アブレスは国自体が無くなるようなダメージを負ってしまっていた。セロムザードも甚大な被害を受けている筈だ。
まずはあの柱を破壊して、転移や通信が出来るようにする。もし魔王がいればそれも撃破する。
「そういえばウェルト大陸には人間の国ってアブレスとセロムザードの2国なんでしょうか?」
「そうさね。この大陸の構成を教えておこう。ウェルト大陸の東側はアブレス、南側にはセロムザード。人間以外の国は3国。中央にあるレイファードがハーフデビルの国で、北部にはシュピルツァという亜人の国がある。ここはエルフやダークエルフ、フェザーフォルクが寄り集まった小さな国だ。人間の国に友好的だ。最後に西側には獣人族の国ファルファーデ。」
「リリエンタ以外にも獣人族の国があるんですか?」
「あるとも。獣人の種類も違うぞ。」
「他の国も救援が必要かも知れませんね
。」
今の魔王が自国以外の国をどうするかは不明だ。少なくとも人間は殲滅対象になっているのは間違いない。
「そうね。セロムザードの次は他の国を助けに行きましょうか。」
リオさんの言う通り、他の国も様子を見に行った方が良さそう。
ダンジョンから出てウルちゃんに竜の姿に戻ってもらって移動を開始する。
勿論配下の竜達も一緒だ。
南の方へ暫く飛んでいると右奥に微かに柱が見えてきた。
「アブレスにあった柱は私が倒したから次はミナがお願い。フルパワーでやっちゃいなさい!」
「分かりました!」
考えうる最大出力の魔法をぶつけてみる。
オーバーブーストを知力に付与、《ミームスギフト》でリオさんの《オーバードマジック》をコピーして発動!
更にオーバーブーストを付けた《ルインブレイザー》を発動!
最大出力の《ルインブレイザー》を柱にぶつける!地上への被害を少しでも和らげる為にかなり上方を狙っておいた。
漆黒の球体が膨れ上がりながら柱に迫る。
「柱の側に何かいますね。」
「あれは…魔王では?」
柱の前に三体浮かんでいる。気配からして魔王かな。そして三体は魔法を受け止める気だ。
サチさんのダンジョンで遭ったオプロートみたいに跳ね返そうとしている…?
着弾までに際限なく膨れ上がった《ルインブレイザー》を受け止めようとしていた三体は飲み込まれた。
柱も飲み込まれて大爆発を起こす。
「お前達!ウルを盾にしろ!」
オル君が配下の竜達に指示を出す。
ウルちゃんは全力で結界を展開して爆風を防いでくれた。
柱のあった所は超巨大なクレーターが出来てマグマのようなものが吹き出している。
「流石はミナだな。魔王三体が一撃だ。」
「ミナにかかったら魔王も雑魚扱いか…。」
ダキアさんとクロウさんが納得したように話している。
「あの威力は無いわー……。」
いや、リオさんだってこっち側だよね?
「うん。次元が違う。髪の毛が逆立って金髪になる宇宙人と同じ世界の人。きっとそのうち星を壊す。」
ソラちゃん私は宇宙人じゃないしそんな事しないよ!多分。
「よ、よし!このままセロムザードの王都、ティオレラーダに向かうぞ!」
ルーティアさんの指示でウルちゃんは王都へと飛んでいく。すぐにティオレラーダが見えてきた。
グレートアブレス程ではないけどかなり破壊されている。あの三体の魔王にやられたのだろうか?
それとも魔物の軍勢に?
王都よりもかなり離れた所に陣を張っている。
そこに降りてもらう事にした。
突然現れた巨大な竜に驚き慌てふためいている兵士達。
私達が降りて来たのを見て武器を手に兵士達が集まってくる。
「よせ!その者達は我々の味方だ!」
兵士達を掻き分けてやって来たのはオレアス王太子だった。アルバートさんも一緒だ。
「ミナ…様。救援に来てくださったのですか?」
アルバートさんが声を掛けてくる。大会の時の事を覚えているのだろう、丁寧な対応だ。
「はい。オレアス王太子殿下もご無事で何よりです。」
「おお!君がミナか!会えてうれしいぞ!」
駆け寄って来て手を握られる。
「神の使い…救世主の登場よ。」
「ん、髪の救世主。」
ソラちゃん!しーっ!
「王太子、私はルーティアだ。状況を聞かせてもらえるかな?」
「おお!幼き精霊術師も来てくれたのか!心強いぞ!」
王太子殿下はセロムザードの状況を説明してくれる。
魔王の発生直後、魔物の軍勢に襲われて周囲の町は壊滅。王都も魔王の襲来で半壊。
「しかし我々は魔王に対抗すべく立ち上がったのだ!勇者グランを筆頭とする精鋭部隊を先頭に魔王と戦い勝利した!」
「勇者!?」
「魔王を…倒した!?」
「そう、我々は王都を襲った魔王に対して一歩も退かずに立ち向かい、勝利した!」
「兵力の3分の1を失ったけどね。」
アルバートさんが小声で教えてくれた。
でも魔王を倒す事ができるのはすごい事だよ!
「軍としてはどうなのよそれ……」
リオさんは呆れ顔で言っているけど、それでもこの軍の士気は落ちてない。今も撤退せずに進軍しようとしているんだ。
セロムザード王国はすごい国だよ。
彼らが自分達を見捨てて逃げたと知っている人がいたら無用な混乱を招く可能性があるからだ。
「町の名前はどうしますか?」
「お任せしていい?」
「分かりました。それではシャンスとします。」
アウラさんは迷いなく名前を付けてくれるから便利だね。
冒険者の一団に一通りの設備の説明をしておく。
「我々はここで暮らせば良いのか…。」
「はい。無用な混乱を避ける為に一般の方達とは別になります。設備は変わりませんし、管理者も1人置いておきますので何かあったら言ってください。」
「すまない。ありがとう。」
殿下もそこに居合わせた一般の人達には緘口令を敷いた。
とりあえずこれで混乱は避けられるかな。
「まあ少しの間ならね。警備を強化しておいた方がいいわよ。」
「人の口に戸は立てられぬ、ですね。」
リオさんとユキさんが話している。完全には避けられないよね…。
気を取り直して更に生存者がいないか捜索していく。数人から数十人のグループまで意外と多くの人が逃げ延びていた。
夜までに合計で2千人を保護する事が出来た。アウラさんは人数が増えるたびに町を拡張して対応してくれた。
次の日。
「さて、アブレスから生存者も全て救助出来たし、次はセロムザードに行こうか。」
「はい。あちらも相当な被害を受けている事でしょうから、早く助けに行きましょう。」
ルーティアさんもセロムザードが気になっている様だったし私も同じだ。アブレスは国自体が無くなるようなダメージを負ってしまっていた。セロムザードも甚大な被害を受けている筈だ。
まずはあの柱を破壊して、転移や通信が出来るようにする。もし魔王がいればそれも撃破する。
「そういえばウェルト大陸には人間の国ってアブレスとセロムザードの2国なんでしょうか?」
「そうさね。この大陸の構成を教えておこう。ウェルト大陸の東側はアブレス、南側にはセロムザード。人間以外の国は3国。中央にあるレイファードがハーフデビルの国で、北部にはシュピルツァという亜人の国がある。ここはエルフやダークエルフ、フェザーフォルクが寄り集まった小さな国だ。人間の国に友好的だ。最後に西側には獣人族の国ファルファーデ。」
「リリエンタ以外にも獣人族の国があるんですか?」
「あるとも。獣人の種類も違うぞ。」
「他の国も救援が必要かも知れませんね
。」
今の魔王が自国以外の国をどうするかは不明だ。少なくとも人間は殲滅対象になっているのは間違いない。
「そうね。セロムザードの次は他の国を助けに行きましょうか。」
リオさんの言う通り、他の国も様子を見に行った方が良さそう。
ダンジョンから出てウルちゃんに竜の姿に戻ってもらって移動を開始する。
勿論配下の竜達も一緒だ。
南の方へ暫く飛んでいると右奥に微かに柱が見えてきた。
「アブレスにあった柱は私が倒したから次はミナがお願い。フルパワーでやっちゃいなさい!」
「分かりました!」
考えうる最大出力の魔法をぶつけてみる。
オーバーブーストを知力に付与、《ミームスギフト》でリオさんの《オーバードマジック》をコピーして発動!
更にオーバーブーストを付けた《ルインブレイザー》を発動!
最大出力の《ルインブレイザー》を柱にぶつける!地上への被害を少しでも和らげる為にかなり上方を狙っておいた。
漆黒の球体が膨れ上がりながら柱に迫る。
「柱の側に何かいますね。」
「あれは…魔王では?」
柱の前に三体浮かんでいる。気配からして魔王かな。そして三体は魔法を受け止める気だ。
サチさんのダンジョンで遭ったオプロートみたいに跳ね返そうとしている…?
着弾までに際限なく膨れ上がった《ルインブレイザー》を受け止めようとしていた三体は飲み込まれた。
柱も飲み込まれて大爆発を起こす。
「お前達!ウルを盾にしろ!」
オル君が配下の竜達に指示を出す。
ウルちゃんは全力で結界を展開して爆風を防いでくれた。
柱のあった所は超巨大なクレーターが出来てマグマのようなものが吹き出している。
「流石はミナだな。魔王三体が一撃だ。」
「ミナにかかったら魔王も雑魚扱いか…。」
ダキアさんとクロウさんが納得したように話している。
「あの威力は無いわー……。」
いや、リオさんだってこっち側だよね?
「うん。次元が違う。髪の毛が逆立って金髪になる宇宙人と同じ世界の人。きっとそのうち星を壊す。」
ソラちゃん私は宇宙人じゃないしそんな事しないよ!多分。
「よ、よし!このままセロムザードの王都、ティオレラーダに向かうぞ!」
ルーティアさんの指示でウルちゃんは王都へと飛んでいく。すぐにティオレラーダが見えてきた。
グレートアブレス程ではないけどかなり破壊されている。あの三体の魔王にやられたのだろうか?
それとも魔物の軍勢に?
王都よりもかなり離れた所に陣を張っている。
そこに降りてもらう事にした。
突然現れた巨大な竜に驚き慌てふためいている兵士達。
私達が降りて来たのを見て武器を手に兵士達が集まってくる。
「よせ!その者達は我々の味方だ!」
兵士達を掻き分けてやって来たのはオレアス王太子だった。アルバートさんも一緒だ。
「ミナ…様。救援に来てくださったのですか?」
アルバートさんが声を掛けてくる。大会の時の事を覚えているのだろう、丁寧な対応だ。
「はい。オレアス王太子殿下もご無事で何よりです。」
「おお!君がミナか!会えてうれしいぞ!」
駆け寄って来て手を握られる。
「神の使い…救世主の登場よ。」
「ん、髪の救世主。」
ソラちゃん!しーっ!
「王太子、私はルーティアだ。状況を聞かせてもらえるかな?」
「おお!幼き精霊術師も来てくれたのか!心強いぞ!」
王太子殿下はセロムザードの状況を説明してくれる。
魔王の発生直後、魔物の軍勢に襲われて周囲の町は壊滅。王都も魔王の襲来で半壊。
「しかし我々は魔王に対抗すべく立ち上がったのだ!勇者グランを筆頭とする精鋭部隊を先頭に魔王と戦い勝利した!」
「勇者!?」
「魔王を…倒した!?」
「そう、我々は王都を襲った魔王に対して一歩も退かずに立ち向かい、勝利した!」
「兵力の3分の1を失ったけどね。」
アルバートさんが小声で教えてくれた。
でも魔王を倒す事ができるのはすごい事だよ!
「軍としてはどうなのよそれ……」
リオさんは呆れ顔で言っているけど、それでもこの軍の士気は落ちてない。今も撤退せずに進軍しようとしているんだ。
セロムザード王国はすごい国だよ。
33
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。