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魔王
ダンジョン?
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神界から帰ってきた。どうやらユキさん、リオさん、ソラちゃんは別々に神様に会って来ていたらしい。
「それなりにパワーアップしてきたから後で見せるわね。」
得意げに言うリオさん。ユキさんとソラちゃんも何かもらってきたそう。
「私はダンジョンの作成に入らせてもらうよう。今度は人々と共生関係になる様に作る。楽しみにしていてくれ。」
「私もサッちゃんのお手伝いをしてきますね。失礼します。」
早速2人はマスタールームに行ったみたい。
私はダンジョンコアを貰った事を3人と2匹に話をする。
「とうとうマイダンジョン持ちかぁ。」
「どんなダンジョンを作るのですか?」
リオさんマイダンジョンって…。
ユキさん、まだ作ると決めてないんだよ。
「エリストに作る?」
「それもいいかもしれないけど、管理に時間を裂かれるのが嫌なんだよね。」
ソラちゃんの提案に答える。ダンジョンの管理が面倒っぽいので私は作る気が無い。
「何かの役に立つ筈だから取り敢えず何処かに作ってマスタールームで確認してみなさいよ。」
「確かに…分かりました。やってみます。」
リオさんの言う通りだ。そんな訳でエリストにダンジョンを作ってしまおう。
エリストの自宅に帰ってきて一旦みんなと別れる。
早速コアを取り出してみた。
【この地にダンジョンを作りますか?】
目の前に表示が現れた。
はい。と。
目の前にあったコアが消えて無くなる。
これで終わり?マスタールームが出来ている筈なので、意識を向けてみたら転移できた。
何も無い白い部屋の真ん中に白いコアが浮かんでいる。
[組成が神域の物に似ています。私が同期出来そうですが実行しても良いですか?]
うん。いいよアウラさん。
何が起こるか分からないけど。
白い球体だったコアが人の形に変わっていく。目の前に現れたのはアウレリア様そっくりな女の子。年齢は15~6くらいかな。神様達が着ている白いドレスの様な服を着ていた。穏やかな表情をしている美少女だ。
「ダンジョン内ではこの姿になります。」
「アウラさんスゴい!ダンジョンの管理とかも出来ちゃうの?」
「はい。可能です。」
アウラさんは声を発して話しているけど表情は変わらない。お人形さんみたいだ。
「でもそれだと私のサポートは出来なくなっちゃうよね…。」
それはちょっと不安かな。
「問題ありません。私の本体はミナの中のギフトです。この姿は分け身なので、ミナのサポートをしながらダンジョンの管理が行えます。」
良かった!それなら安心だね。
「ええと…まだダンジョンを作るつもりは無いんだけど、どんな事が出来るのかを見せてもらえるかな?」
「はい。一覧を表示します。」
目の前に一覧が出てくる。
階層作成、気候設定、明るさ?、日照サイクル?、とにかく沢山出てきた…。
「試しに何か作ってみますか?」
「うーん、そうだね。お任せしてもいい?」
「はい。」
アウラさんは円形状の広い部屋を作った。石造りで闘技場みたいな見た目だ。
「部屋を作ったらモンスターを配置することも出来ます。」
また一覧が表示される。モンスターって沢山いるんだね…おや?
「最後の所、私の名前がいくつかあるけど?」
「ダンジョンマスターと同じ姿のモンスターを生成できるようです。性能も本体に準拠するそうです。」
それはすごい!
で、よく見たら武装だったり状態だったりで分けられているみたい。
一番最後にヤバそうなのがあった。
ミナ《シャイターン》(全開)
これは……どんなだろう?
試しに戦ってみようかな。
「環境設定に武装の破損オフと死亡時のリスポーンがあります。これらをオンにすれば安全かと思います。また、痛覚設定を弱にしましょう。」
「そんな事が出来るんだ?」
「はい。ただしリソース消費がとてつもなく激しい様ですが。」
それならウルちゃんに補充してもらおう。
一度マスタールームから出てウルちゃんを連れてくる。
「お安い御用です。全力で補充します。」
ウルちゃんから黒いモヤの様なものが出てきて床に吸い込まれていく。
「これだけあればどれだけリスポーンしても枯渇する事はないでしょう。」
「これって私以外も作れるのかな?」
「登録すれば可能です。登録には当該人物と契約を結ぶ必要があります。」
補足でアウラさんが説明してくれたけど、契約といっても使用許可的なものらしい。試しにウルちゃんと契約してみる。
配置モンスターの一覧に、ウルディザスター(猫)、ウルディザスター(ミナ)、ウルディザスター(邪竜)が追加された。
何か面白いね!ダンジョンというより訓練施設みたいなのが作れそう。
ルームは閉鎖空間ではなくマリさんのダンジョンみたいにフィールド型にして、1階層ごとにモンスターを一体配置。
ウルちゃんを3種、私は…普通の状態って戦っても面白くなさそうだから《シャイターン》(通常)と《シャイターン》(全開)の2種にした。
オル君も連れてきて、犬、青年、聖竜の3種を配置してみた。
「因みに配置モンスターは強さによってリソースの消費が変わります。」
「そうなんだ?」
「はい。《シャイターン》や竜形態のウルディザスターとオルフェリキタスのリソース消費は凄まじいものです。」
ウルちゃんのお陰で何とかなったね。
「アイテムドロップはどうしますか?」
「どうしよう…?」
一覧を見せてって言おうとしたけど考えてやめた。多分モンスター以上に多いだろうから。
「訓練用だしアウラさんにお任せでいいかな?ガッカリしない様に良いものを選んでおいてほしいかな。」
「分かりました。あとは各部屋に行く前のエントランスを用意して、リスポーン地点もそこにしておきます。」
「ありがとう!」
よし、試しに《シャイターン》(全開)と戦ってみよう!
ーーーー
うん、あれは無い。
開始10秒で瞬殺だった。
オーバーブースト付き《ディストーションバリア》でも《ラズルシェーニェ》で溶かされて無詠唱の《ルインブレイザー》乱射とか…。
一旦は《テレポート》で逃げたけどそこまでだった。
「因みに《ルインブレイザー》は敏捷にオーバーブーストを掛けたオーバードスピードと高速言語を使用していたので詠唱はしていましたよ。」
「そうなんだ…」
まともに戦うにはこっちも《シャイターン》でいくしかないんだろうなぁ。
みんなにも試してもらおうという事で、ルーティアさん達にもやってもらった。
「あれは無理さね……ハナの魔王時代の比じゃない。」
「モンスターっていうか災害じゃねーか……」
「何をされたか分からなかったよー……」
「マサキはあれを倒さなければならないのか……」
4人で挑んで3秒くらいだったらしい。
「それなりにパワーアップしてきたから後で見せるわね。」
得意げに言うリオさん。ユキさんとソラちゃんも何かもらってきたそう。
「私はダンジョンの作成に入らせてもらうよう。今度は人々と共生関係になる様に作る。楽しみにしていてくれ。」
「私もサッちゃんのお手伝いをしてきますね。失礼します。」
早速2人はマスタールームに行ったみたい。
私はダンジョンコアを貰った事を3人と2匹に話をする。
「とうとうマイダンジョン持ちかぁ。」
「どんなダンジョンを作るのですか?」
リオさんマイダンジョンって…。
ユキさん、まだ作ると決めてないんだよ。
「エリストに作る?」
「それもいいかもしれないけど、管理に時間を裂かれるのが嫌なんだよね。」
ソラちゃんの提案に答える。ダンジョンの管理が面倒っぽいので私は作る気が無い。
「何かの役に立つ筈だから取り敢えず何処かに作ってマスタールームで確認してみなさいよ。」
「確かに…分かりました。やってみます。」
リオさんの言う通りだ。そんな訳でエリストにダンジョンを作ってしまおう。
エリストの自宅に帰ってきて一旦みんなと別れる。
早速コアを取り出してみた。
【この地にダンジョンを作りますか?】
目の前に表示が現れた。
はい。と。
目の前にあったコアが消えて無くなる。
これで終わり?マスタールームが出来ている筈なので、意識を向けてみたら転移できた。
何も無い白い部屋の真ん中に白いコアが浮かんでいる。
[組成が神域の物に似ています。私が同期出来そうですが実行しても良いですか?]
うん。いいよアウラさん。
何が起こるか分からないけど。
白い球体だったコアが人の形に変わっていく。目の前に現れたのはアウレリア様そっくりな女の子。年齢は15~6くらいかな。神様達が着ている白いドレスの様な服を着ていた。穏やかな表情をしている美少女だ。
「ダンジョン内ではこの姿になります。」
「アウラさんスゴい!ダンジョンの管理とかも出来ちゃうの?」
「はい。可能です。」
アウラさんは声を発して話しているけど表情は変わらない。お人形さんみたいだ。
「でもそれだと私のサポートは出来なくなっちゃうよね…。」
それはちょっと不安かな。
「問題ありません。私の本体はミナの中のギフトです。この姿は分け身なので、ミナのサポートをしながらダンジョンの管理が行えます。」
良かった!それなら安心だね。
「ええと…まだダンジョンを作るつもりは無いんだけど、どんな事が出来るのかを見せてもらえるかな?」
「はい。一覧を表示します。」
目の前に一覧が出てくる。
階層作成、気候設定、明るさ?、日照サイクル?、とにかく沢山出てきた…。
「試しに何か作ってみますか?」
「うーん、そうだね。お任せしてもいい?」
「はい。」
アウラさんは円形状の広い部屋を作った。石造りで闘技場みたいな見た目だ。
「部屋を作ったらモンスターを配置することも出来ます。」
また一覧が表示される。モンスターって沢山いるんだね…おや?
「最後の所、私の名前がいくつかあるけど?」
「ダンジョンマスターと同じ姿のモンスターを生成できるようです。性能も本体に準拠するそうです。」
それはすごい!
で、よく見たら武装だったり状態だったりで分けられているみたい。
一番最後にヤバそうなのがあった。
ミナ《シャイターン》(全開)
これは……どんなだろう?
試しに戦ってみようかな。
「環境設定に武装の破損オフと死亡時のリスポーンがあります。これらをオンにすれば安全かと思います。また、痛覚設定を弱にしましょう。」
「そんな事が出来るんだ?」
「はい。ただしリソース消費がとてつもなく激しい様ですが。」
それならウルちゃんに補充してもらおう。
一度マスタールームから出てウルちゃんを連れてくる。
「お安い御用です。全力で補充します。」
ウルちゃんから黒いモヤの様なものが出てきて床に吸い込まれていく。
「これだけあればどれだけリスポーンしても枯渇する事はないでしょう。」
「これって私以外も作れるのかな?」
「登録すれば可能です。登録には当該人物と契約を結ぶ必要があります。」
補足でアウラさんが説明してくれたけど、契約といっても使用許可的なものらしい。試しにウルちゃんと契約してみる。
配置モンスターの一覧に、ウルディザスター(猫)、ウルディザスター(ミナ)、ウルディザスター(邪竜)が追加された。
何か面白いね!ダンジョンというより訓練施設みたいなのが作れそう。
ルームは閉鎖空間ではなくマリさんのダンジョンみたいにフィールド型にして、1階層ごとにモンスターを一体配置。
ウルちゃんを3種、私は…普通の状態って戦っても面白くなさそうだから《シャイターン》(通常)と《シャイターン》(全開)の2種にした。
オル君も連れてきて、犬、青年、聖竜の3種を配置してみた。
「因みに配置モンスターは強さによってリソースの消費が変わります。」
「そうなんだ?」
「はい。《シャイターン》や竜形態のウルディザスターとオルフェリキタスのリソース消費は凄まじいものです。」
ウルちゃんのお陰で何とかなったね。
「アイテムドロップはどうしますか?」
「どうしよう…?」
一覧を見せてって言おうとしたけど考えてやめた。多分モンスター以上に多いだろうから。
「訓練用だしアウラさんにお任せでいいかな?ガッカリしない様に良いものを選んでおいてほしいかな。」
「分かりました。あとは各部屋に行く前のエントランスを用意して、リスポーン地点もそこにしておきます。」
「ありがとう!」
よし、試しに《シャイターン》(全開)と戦ってみよう!
ーーーー
うん、あれは無い。
開始10秒で瞬殺だった。
オーバーブースト付き《ディストーションバリア》でも《ラズルシェーニェ》で溶かされて無詠唱の《ルインブレイザー》乱射とか…。
一旦は《テレポート》で逃げたけどそこまでだった。
「因みに《ルインブレイザー》は敏捷にオーバーブーストを掛けたオーバードスピードと高速言語を使用していたので詠唱はしていましたよ。」
「そうなんだ…」
まともに戦うにはこっちも《シャイターン》でいくしかないんだろうなぁ。
みんなにも試してもらおうという事で、ルーティアさん達にもやってもらった。
「あれは無理さね……ハナの魔王時代の比じゃない。」
「モンスターっていうか災害じゃねーか……」
「何をされたか分からなかったよー……」
「マサキはあれを倒さなければならないのか……」
4人で挑んで3秒くらいだったらしい。
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