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神様の人形
審判
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誰も何も言わなくなった。
何かマズい事を言ってしまったのだろうか?
暫くの沈黙の後、誰かが言った。
「理解した。」
…何を理解したの?
「理解した。」
違う神様も同じ事を言う。私が欲しい答えは理解じゃなくて了解なんだけど…。
「理解した。」
声のした方を向いてみると、「理解した」と言った神様は次々と姿を消している。
…何が何だか分からないよ!
「理解した」の連呼が続いて、数人の神様が残った。
「転生者ミナの行いは道理であり、生存を主張する正当な行為である。よって、神エンゲーラ殺害は不問とする。」
あの嗄れた声がそう言うと、残った神様達も消えていった。
残ったのは1人、白髪の老人だった。
「ミナよ。神々は其方の行いを認めた。」
嗄れた声の主はこのお爺ちゃんだった。
目が細いのか笑っているのか、見た目はニコニコとしている印象の神様だ。
「つまり…無罪という事ですか?」
「如何にも。其方は今まで通り自由に生きると良い。」
「お聞きしたい事があります。」
神様達は私達に何をさせたいのか。
「すまないが答えてやる事はできぬ。」
聞く前に断られてしまった。
「アウレリアの所に送って進ぜよう。」
そう言うとお爺ちゃんの神様は私に手をかざす。
一瞬の浮遊感と共に違う場所に移動した。
目の前にはアウレリア様がいた。
「ミナ…無事で良かった。」
「アウレリア様。」
不安そうな顔をしていたアウレリア様が安堵の表情に変わる。本当に心配してくれていたんだ。
「私は貴女に謝らなくてはなりません。」
「アウレリア様が知っている事を教えていただけるのですか?」
「はい。ただ、ミナが知りたい事を全て私が知っているとは限りませんが。」
「それでもいいです。教えてください。」
アウレリア様から本当の事が聞きたい。
「私達がミナの様な者を転生させたのは争う為ではありません。私が聞かされているのは、異世界から…アスティアの輪廻の輪の外から魂を連れてくる事によって、世界の綻びを修復するという内容でした。」
「世界の綻び、ですか?」
「はい。アスティアは少しずつですが壊れてきています。それを私達は綻びと呼んでいます。」
アスティアが壊れてきている?どの辺りが壊れているんだろう?
「具体的にはお話する事が出来ないのですが、例えば地上に生きる者が自身の不利益も顧みずに破滅的行動をとったり、原因不明の大災害に見舞われたりです。」
「じゃあフィーリア大砂漠の大雨って…」
「それはウルディザスターと初めて戦った時に漏れ出た禍いが原因です。」
そうだったんだ…。
って、それって私達のせいじゃない?
「あれはあの国の行いに対する当然の報いでしょう。」
確かにリオさんやソラちゃん達まで使って野心的にエリストに何か仕掛けていたみたいだし、自業自得って言っていいのかな?
「ええと、その綻びを修復するには何をすれば良いのでしょうか?」
役割があるなら聞いておきたい。殺し合いじゃないのなら喜んで協力するよ。
「いえ、貴女達がこの世界の輪廻の輪に加わる事が約束された時点で他にすることはありません。」
「つまりそれって…」
「ここに転生した時点で目標は達成しています。あとは思うがままに生きていただければ。」
特にやる事は無いんだ…。
「その綻びってもう完全に修復されたのですか?」
「いえ、まだ転生者が足りません。私達神は主神たる父に転生者を1人だけ呼び寄せる事を許されています。」
主神と言われるのはさっきのお爺ちゃんの神様の事だと何となく理解した。
「先程審議の間に複数の神がいたと思います。あの神々はまだ転生者を呼んでいない方達です。」
そういえばあそこに知っている神様は1人もいなかった。アウレリア様はあそこで行われたのはまだ転生者を呼ぶ前の、懐疑的な神々に転生者への理解を求める為のものだったのだと教えてくれた。
裁判じゃなかったんだ?
「ある意味では裁判ですね。ミナをどうするかという裁判ではありませんが。」
だから「理解した」なんだ。
「今回の事で転生者を呼ぶ神が増えてくれれば綻びも完全に修復できると思います。」
「なんで1人だけなんでしょう?」
「それは私にも分かりません。きっと何か理由があると思うのですが。」
「始めから綻びを直すためにと言っていただければ私達も納得できたと思うのですが…」
私だってエンゲーラ様に言われた事を真に受けてしまいそうになった。アウレリア様を疑いそうに。あの場にいた転生者のみんなは少なからず神様に不信感を抱いたと思う。
「私が初めにミナを転生させた時は、知らなかったのです。」
「え?じゃあなんで…」
「初めに言った通りです。貴女が沢山の人を救って非業の死を遂げたから、自分のために生きていく場所をあげたかったから、それだけです。」
アウレリア様は初めから私に隠し事をしていなかったんだ。
「聞かされたのは少し後でした。ミナが不明のギフトを手に入れた時です。」
だから思い詰めた顔をしていたんだ。
「綻びとあのギフトの関連性はないのでしょうか?」
「どうやらあるみたいです。綻びから生まれたのだと推測しています。」
推測という事はアウレリア様にも分からないのだろう。
「奪いに来る者は転生者ですよね?これを使って何をしようというのでしょう?」
「帝国の転生者達が何を考えているのかは私には分かりません。良い事に使おうとしている様子ではありませんでしたが…」
ハッとなり口を噤むアウレリア様。
「ごめんなさい。私が見たものの中で話していいのは直接ミナに関係している事だけなのです。」
神様にもルールがあるんだね。
「分かりました。帝国の転生者については自分で調べます。最後に一つお聞きしたいのですが。」
「なんでしょう?」
これは転生者云々の話では無いけど、思い立ったから聞いておきたい。
「ヘルプさんってアウレリア様の分け身ですか?」
「何故そう思ったのですか?」
「エンゲーラ様と戦った時、心が折れそうになった私をヘルプさんが支えてくれました。その時の、なんて言うか気配?がアウレリア様に似ていたものだから。」
アウレリア様は優しく微笑むと私に言った。
「その通りです。元々ギフトにヘルプ機能なんて存在しません。私の分け身をギフトにして送ったのです。」
「やっぱり。」
いつも助けてくれていたのはアウレリア様だったんだ!
「分け身とはいっても感情を排してミナのサポートに専念しているので私とは少し違うと思います。」
「それでもスゴく助かってます。ありがとうございます、アウレリア様。」
「一つ、お願いがあるのですが。」
アウレリア様が私にお願い?
「何でしょう?」
「ヘルプに名前を付けてあげてください。そうすれば一層良く働くと思います。」
「分かりました。じゃあ…アウラでどうでしょう?アウレリア様の名前からいただきました。」
「アウラ…素敵な名前ですね。彼女も喜ぶでしょう。」
こうしてヘルプさんの名前がアウラさんに決まった。
何かマズい事を言ってしまったのだろうか?
暫くの沈黙の後、誰かが言った。
「理解した。」
…何を理解したの?
「理解した。」
違う神様も同じ事を言う。私が欲しい答えは理解じゃなくて了解なんだけど…。
「理解した。」
声のした方を向いてみると、「理解した」と言った神様は次々と姿を消している。
…何が何だか分からないよ!
「理解した」の連呼が続いて、数人の神様が残った。
「転生者ミナの行いは道理であり、生存を主張する正当な行為である。よって、神エンゲーラ殺害は不問とする。」
あの嗄れた声がそう言うと、残った神様達も消えていった。
残ったのは1人、白髪の老人だった。
「ミナよ。神々は其方の行いを認めた。」
嗄れた声の主はこのお爺ちゃんだった。
目が細いのか笑っているのか、見た目はニコニコとしている印象の神様だ。
「つまり…無罪という事ですか?」
「如何にも。其方は今まで通り自由に生きると良い。」
「お聞きしたい事があります。」
神様達は私達に何をさせたいのか。
「すまないが答えてやる事はできぬ。」
聞く前に断られてしまった。
「アウレリアの所に送って進ぜよう。」
そう言うとお爺ちゃんの神様は私に手をかざす。
一瞬の浮遊感と共に違う場所に移動した。
目の前にはアウレリア様がいた。
「ミナ…無事で良かった。」
「アウレリア様。」
不安そうな顔をしていたアウレリア様が安堵の表情に変わる。本当に心配してくれていたんだ。
「私は貴女に謝らなくてはなりません。」
「アウレリア様が知っている事を教えていただけるのですか?」
「はい。ただ、ミナが知りたい事を全て私が知っているとは限りませんが。」
「それでもいいです。教えてください。」
アウレリア様から本当の事が聞きたい。
「私達がミナの様な者を転生させたのは争う為ではありません。私が聞かされているのは、異世界から…アスティアの輪廻の輪の外から魂を連れてくる事によって、世界の綻びを修復するという内容でした。」
「世界の綻び、ですか?」
「はい。アスティアは少しずつですが壊れてきています。それを私達は綻びと呼んでいます。」
アスティアが壊れてきている?どの辺りが壊れているんだろう?
「具体的にはお話する事が出来ないのですが、例えば地上に生きる者が自身の不利益も顧みずに破滅的行動をとったり、原因不明の大災害に見舞われたりです。」
「じゃあフィーリア大砂漠の大雨って…」
「それはウルディザスターと初めて戦った時に漏れ出た禍いが原因です。」
そうだったんだ…。
って、それって私達のせいじゃない?
「あれはあの国の行いに対する当然の報いでしょう。」
確かにリオさんやソラちゃん達まで使って野心的にエリストに何か仕掛けていたみたいだし、自業自得って言っていいのかな?
「ええと、その綻びを修復するには何をすれば良いのでしょうか?」
役割があるなら聞いておきたい。殺し合いじゃないのなら喜んで協力するよ。
「いえ、貴女達がこの世界の輪廻の輪に加わる事が約束された時点で他にすることはありません。」
「つまりそれって…」
「ここに転生した時点で目標は達成しています。あとは思うがままに生きていただければ。」
特にやる事は無いんだ…。
「その綻びってもう完全に修復されたのですか?」
「いえ、まだ転生者が足りません。私達神は主神たる父に転生者を1人だけ呼び寄せる事を許されています。」
主神と言われるのはさっきのお爺ちゃんの神様の事だと何となく理解した。
「先程審議の間に複数の神がいたと思います。あの神々はまだ転生者を呼んでいない方達です。」
そういえばあそこに知っている神様は1人もいなかった。アウレリア様はあそこで行われたのはまだ転生者を呼ぶ前の、懐疑的な神々に転生者への理解を求める為のものだったのだと教えてくれた。
裁判じゃなかったんだ?
「ある意味では裁判ですね。ミナをどうするかという裁判ではありませんが。」
だから「理解した」なんだ。
「今回の事で転生者を呼ぶ神が増えてくれれば綻びも完全に修復できると思います。」
「なんで1人だけなんでしょう?」
「それは私にも分かりません。きっと何か理由があると思うのですが。」
「始めから綻びを直すためにと言っていただければ私達も納得できたと思うのですが…」
私だってエンゲーラ様に言われた事を真に受けてしまいそうになった。アウレリア様を疑いそうに。あの場にいた転生者のみんなは少なからず神様に不信感を抱いたと思う。
「私が初めにミナを転生させた時は、知らなかったのです。」
「え?じゃあなんで…」
「初めに言った通りです。貴女が沢山の人を救って非業の死を遂げたから、自分のために生きていく場所をあげたかったから、それだけです。」
アウレリア様は初めから私に隠し事をしていなかったんだ。
「聞かされたのは少し後でした。ミナが不明のギフトを手に入れた時です。」
だから思い詰めた顔をしていたんだ。
「綻びとあのギフトの関連性はないのでしょうか?」
「どうやらあるみたいです。綻びから生まれたのだと推測しています。」
推測という事はアウレリア様にも分からないのだろう。
「奪いに来る者は転生者ですよね?これを使って何をしようというのでしょう?」
「帝国の転生者達が何を考えているのかは私には分かりません。良い事に使おうとしている様子ではありませんでしたが…」
ハッとなり口を噤むアウレリア様。
「ごめんなさい。私が見たものの中で話していいのは直接ミナに関係している事だけなのです。」
神様にもルールがあるんだね。
「分かりました。帝国の転生者については自分で調べます。最後に一つお聞きしたいのですが。」
「なんでしょう?」
これは転生者云々の話では無いけど、思い立ったから聞いておきたい。
「ヘルプさんってアウレリア様の分け身ですか?」
「何故そう思ったのですか?」
「エンゲーラ様と戦った時、心が折れそうになった私をヘルプさんが支えてくれました。その時の、なんて言うか気配?がアウレリア様に似ていたものだから。」
アウレリア様は優しく微笑むと私に言った。
「その通りです。元々ギフトにヘルプ機能なんて存在しません。私の分け身をギフトにして送ったのです。」
「やっぱり。」
いつも助けてくれていたのはアウレリア様だったんだ!
「分け身とはいっても感情を排してミナのサポートに専念しているので私とは少し違うと思います。」
「それでもスゴく助かってます。ありがとうございます、アウレリア様。」
「一つ、お願いがあるのですが。」
アウレリア様が私にお願い?
「何でしょう?」
「ヘルプに名前を付けてあげてください。そうすれば一層良く働くと思います。」
「分かりました。じゃあ…アウラでどうでしょう?アウレリア様の名前からいただきました。」
「アウラ…素敵な名前ですね。彼女も喜ぶでしょう。」
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