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ゼルグラン
レアドロップハンター
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「まあ、報告は帰った時として、今は装備の性能評価が優先よね。」
「いや、すぐにギルドに戻ろう。レアドロップの報告は大事だよ。」
「えー、まだ早いよ。」
リオさんは嫌そうに答える。ロックさんはそんなリオさんに言い返す。
「そんな事ないよ。4つも新しいレアドロップが出たんだよ?」
「まだスライム2種からレアドロップ出してないじゃない。」
それを聞いて黙ってしまうロックさん。
私としてもまだ帰りたくない。スライムのドロップもそうだし、装備を試せてないからね。
という訳でダンジョンの探索を続ける事になった。
私は腰に無限矢筒を装備して矢を一本入れておいた。これで矢が切れる心配もない。他のドロップ品もインベントリにしまっておく。
空間を見渡すと奥に更に通路があった。そのまま先に進むとまた左右に別れている。次も右へ。
「ミナは右手法を使っているの?」
「何ですかそれ?」
リオさんに聞かれたけど知らないかな。
「右手を壁についてそれに沿って歩き続ければいずれはクリアーできるっていう方法ですよ。」
「そうなんだ?」
「はい。でも凄く遠回りになる可能性も高いです。」
ユキさんが教えてくれた。中身は3つ下だけどユキさんの方がずっと物知りだよ。
話しながら進んで行ったらまた空間にたどり着いた。さっきと同じくらいの広さで、ゴブリンが7体。ファイターが3、アーチャーが2、クレリックとシャーマンが1体ずつだ。奥に続く道はないので行き止まりみたい。
「数が多いね。僕も戦うよ。」
「大丈夫。見ていて。」
「危ないよ。さっきは魔法で一撃だったけどこのダンジョンのモンスターは1階層から10レベルを超えているんだ。油断しているとあっという間にやられてしまうよ。」
「大丈夫。下がってて。」
ソラちゃんが前に出る。それに合わせてファイター3体がソラちゃんを取り囲むように迫ってくる。
「あ、危ない!」
「ん、問題ない。」
ハルバードを短く持ち替えてフルスイングするソラちゃん。ファイター3体が弾け飛ぶ。それを見たアーチャーがソラちゃんに矢を射かけるけどユキさんが間に割り込んで盾で防いでくれた。
私は弓をインベントリから取り出すと、ダブルアローで2体を同時に攻撃。一撃で倒すことができた。
後はリオさんが攻撃魔法でクレリックとシャーマンをまとめて倒して戦闘終了。
「楽勝。」
「流石、大会に出ようとするだけはあるということだね。」
ノーマルドロップはゴブリン系は全部一緒で、鉄のメダルだった。
「鍛治の材料になりそうな物を落とすあたり、鍛治師向きのダンジョンね。」
「はい。分かりやすくて良いですね。」
「行き止まりなら戻りましょうか。」
鉄のメダルを拾ってさっきのT字を反対方向に行く。
そこはさっきの部屋の半分くらいの部屋にスライムが三体蠢いていた。奥には扉っぽいものが見えるのでまだ先がありそう。
内訳は青色のスライムが2体と緑色のスライムだ。ダンジョンのスライムはコアを持って帰ることは出来ないので遠慮なく魔法で倒す事にする。
「私がやりますね。《ラグフリジット》!」
凍り付いて粉々に吹き飛ぶスライム。残ったのは、とても大きなクッションの様な物が2つと鍋だった。
「また変な物がドロップしたわね。」
「大きなクッション~。」
鑑定をする前にソラちゃんとリオさんが近づいて行く。持ってきてくれるのかな?
「何か良さそうなクッションね。」
「フカフカ~。」
2人とも座っちゃった。そのまま身体を沈み込ませて…。
寝てる!?
あーなんかテレビで見たことがある。人をダメにするクッションだ。
【安眠快調の柔布団】疲労を回復するクッション。疲労した状態で半径10メートル以内に入ると吸い寄せられる様に座って、眠ってしまう。全回復するまで起きれない。
スゴいんだかよく分からない物だね。
「これはダンジョンにあると危ないですね。少しでも疲労していたら無条件で眠ってしまうなら罠としてはかなりの物です。」
「そうだね。取り敢えず2人をどうしよう?」
「回復するまで待つしかないでしょうか。」
鑑定で2人のステータスを見てみたけど、ステータスに疲労という項目がないからよく分からない。
取り敢えず揺すったりして起こそうとしたけど起きる気配が全くない。
クッションから引き離そうとソラちゃんを抱き上げてみたけど、不思議な力でくっ付いていてクッションごと持ち上がってしまう。
クッションを持って逆さまにしてもソラちゃんはクッションから剥がれない。逆さまにしておくのは苦しそうなので元に戻しておいた。
この状態でインベントリに格納できないかも試したけどやっぱりダメだった。
つまり2人が起きるまでどうする事もできないみたい。
「周囲を警戒しながら私達も休んでいようか。」
「クッションが空いた時に他の人が引っ掛かる可能性があります。私がそばにいて起きたら直ぐにインベントリにしまいます。」
そっか。ユキさんなら疲労もしないし大丈夫な筈。
考えている内にソラちゃんが少し動いた。ユキさんに伝えると近くに寄ってソファをインベントリにしまう準備をする。
「んあ?ふぎゃっ!」
ソラちゃんが起きた瞬間ユキさんがインベントリにクッションをしまった。突然ソファがなくなって床に落ちるソラちゃん。テュケ君が滑り込む様にして下に回り込んで受け止めてくれた。
「何をする…。」
「ごめんなさい。こうでもしないと次の犠牲者が出そうだったので。」
「テュケありがとう。」
「いや、怪我はないか?」
ソラちゃんに事情を説明すると、「なら仕方ない」と納得してくれた。
「リオは精神力を付与していたから起きるのに時間が掛かるかもしれない。」
「精神力を使うと疲労するの?」
「分からない。少なくとも気力を消費すると疲れる気がする。」
「あーなるほど。」
確かに精神力を消費すると疲れた様な感じがするね。あれが疲労って事ならリオさんが起きるのに時間が掛かるかもしれない。
「リオさんの場合は精神力の総量が桁外れなのでどうなんでしょうね。」
ユキさんはスヤスヤと眠るリオさんを覗き込みながら言っている。
「んっ……。」
リオさんが起きそう。ユキさんが構えている。ソラちゃんがクッションを掴んで持ち上げる。
「逆さまにしよう。」
「ちょっ!リオさんが落ちちゃうよ!」
「オレが受け止める。」
「ふあっ?ふべっ!?」
案の定、起きた瞬間クッションから剥がれ落ちるリオさん。テュケ君が受け止めてくれたけどテュケ君の胸に顔をぶつけてしまった。
「何すんのよ…。」
「ゴメン。」
取り敢えず怪我はないみたい。
「いや、すぐにギルドに戻ろう。レアドロップの報告は大事だよ。」
「えー、まだ早いよ。」
リオさんは嫌そうに答える。ロックさんはそんなリオさんに言い返す。
「そんな事ないよ。4つも新しいレアドロップが出たんだよ?」
「まだスライム2種からレアドロップ出してないじゃない。」
それを聞いて黙ってしまうロックさん。
私としてもまだ帰りたくない。スライムのドロップもそうだし、装備を試せてないからね。
という訳でダンジョンの探索を続ける事になった。
私は腰に無限矢筒を装備して矢を一本入れておいた。これで矢が切れる心配もない。他のドロップ品もインベントリにしまっておく。
空間を見渡すと奥に更に通路があった。そのまま先に進むとまた左右に別れている。次も右へ。
「ミナは右手法を使っているの?」
「何ですかそれ?」
リオさんに聞かれたけど知らないかな。
「右手を壁についてそれに沿って歩き続ければいずれはクリアーできるっていう方法ですよ。」
「そうなんだ?」
「はい。でも凄く遠回りになる可能性も高いです。」
ユキさんが教えてくれた。中身は3つ下だけどユキさんの方がずっと物知りだよ。
話しながら進んで行ったらまた空間にたどり着いた。さっきと同じくらいの広さで、ゴブリンが7体。ファイターが3、アーチャーが2、クレリックとシャーマンが1体ずつだ。奥に続く道はないので行き止まりみたい。
「数が多いね。僕も戦うよ。」
「大丈夫。見ていて。」
「危ないよ。さっきは魔法で一撃だったけどこのダンジョンのモンスターは1階層から10レベルを超えているんだ。油断しているとあっという間にやられてしまうよ。」
「大丈夫。下がってて。」
ソラちゃんが前に出る。それに合わせてファイター3体がソラちゃんを取り囲むように迫ってくる。
「あ、危ない!」
「ん、問題ない。」
ハルバードを短く持ち替えてフルスイングするソラちゃん。ファイター3体が弾け飛ぶ。それを見たアーチャーがソラちゃんに矢を射かけるけどユキさんが間に割り込んで盾で防いでくれた。
私は弓をインベントリから取り出すと、ダブルアローで2体を同時に攻撃。一撃で倒すことができた。
後はリオさんが攻撃魔法でクレリックとシャーマンをまとめて倒して戦闘終了。
「楽勝。」
「流石、大会に出ようとするだけはあるということだね。」
ノーマルドロップはゴブリン系は全部一緒で、鉄のメダルだった。
「鍛治の材料になりそうな物を落とすあたり、鍛治師向きのダンジョンね。」
「はい。分かりやすくて良いですね。」
「行き止まりなら戻りましょうか。」
鉄のメダルを拾ってさっきのT字を反対方向に行く。
そこはさっきの部屋の半分くらいの部屋にスライムが三体蠢いていた。奥には扉っぽいものが見えるのでまだ先がありそう。
内訳は青色のスライムが2体と緑色のスライムだ。ダンジョンのスライムはコアを持って帰ることは出来ないので遠慮なく魔法で倒す事にする。
「私がやりますね。《ラグフリジット》!」
凍り付いて粉々に吹き飛ぶスライム。残ったのは、とても大きなクッションの様な物が2つと鍋だった。
「また変な物がドロップしたわね。」
「大きなクッション~。」
鑑定をする前にソラちゃんとリオさんが近づいて行く。持ってきてくれるのかな?
「何か良さそうなクッションね。」
「フカフカ~。」
2人とも座っちゃった。そのまま身体を沈み込ませて…。
寝てる!?
あーなんかテレビで見たことがある。人をダメにするクッションだ。
【安眠快調の柔布団】疲労を回復するクッション。疲労した状態で半径10メートル以内に入ると吸い寄せられる様に座って、眠ってしまう。全回復するまで起きれない。
スゴいんだかよく分からない物だね。
「これはダンジョンにあると危ないですね。少しでも疲労していたら無条件で眠ってしまうなら罠としてはかなりの物です。」
「そうだね。取り敢えず2人をどうしよう?」
「回復するまで待つしかないでしょうか。」
鑑定で2人のステータスを見てみたけど、ステータスに疲労という項目がないからよく分からない。
取り敢えず揺すったりして起こそうとしたけど起きる気配が全くない。
クッションから引き離そうとソラちゃんを抱き上げてみたけど、不思議な力でくっ付いていてクッションごと持ち上がってしまう。
クッションを持って逆さまにしてもソラちゃんはクッションから剥がれない。逆さまにしておくのは苦しそうなので元に戻しておいた。
この状態でインベントリに格納できないかも試したけどやっぱりダメだった。
つまり2人が起きるまでどうする事もできないみたい。
「周囲を警戒しながら私達も休んでいようか。」
「クッションが空いた時に他の人が引っ掛かる可能性があります。私がそばにいて起きたら直ぐにインベントリにしまいます。」
そっか。ユキさんなら疲労もしないし大丈夫な筈。
考えている内にソラちゃんが少し動いた。ユキさんに伝えると近くに寄ってソファをインベントリにしまう準備をする。
「んあ?ふぎゃっ!」
ソラちゃんが起きた瞬間ユキさんがインベントリにクッションをしまった。突然ソファがなくなって床に落ちるソラちゃん。テュケ君が滑り込む様にして下に回り込んで受け止めてくれた。
「何をする…。」
「ごめんなさい。こうでもしないと次の犠牲者が出そうだったので。」
「テュケありがとう。」
「いや、怪我はないか?」
ソラちゃんに事情を説明すると、「なら仕方ない」と納得してくれた。
「リオは精神力を付与していたから起きるのに時間が掛かるかもしれない。」
「精神力を使うと疲労するの?」
「分からない。少なくとも気力を消費すると疲れる気がする。」
「あーなるほど。」
確かに精神力を消費すると疲れた様な感じがするね。あれが疲労って事ならリオさんが起きるのに時間が掛かるかもしれない。
「リオさんの場合は精神力の総量が桁外れなのでどうなんでしょうね。」
ユキさんはスヤスヤと眠るリオさんを覗き込みながら言っている。
「んっ……。」
リオさんが起きそう。ユキさんが構えている。ソラちゃんがクッションを掴んで持ち上げる。
「逆さまにしよう。」
「ちょっ!リオさんが落ちちゃうよ!」
「オレが受け止める。」
「ふあっ?ふべっ!?」
案の定、起きた瞬間クッションから剥がれ落ちるリオさん。テュケ君が受け止めてくれたけどテュケ君の胸に顔をぶつけてしまった。
「何すんのよ…。」
「ゴメン。」
取り敢えず怪我はないみたい。
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