112 / 763
リアード王国
スラム
しおりを挟む
「で、コイツらどうするの?衛兵に突き出す?」
「余所者がすぐに信用してもらえるかは怪しいし、目立つ様な事はしたくないが…。」
「野放しにしたらまた何かやりそうですよね。」
「それなら呪いでもかけておこうか。」
リオさんが男の1人に近づいて呪文の詠唱を始める。
「《カース》。人に危害を加えられないようにしておいたわ。あと私が呪詛を解くまで毎晩悪夢にうなされる。それから私達の事を他の人に話せない様にもね。」
「どんな悪夢を見るんだ?」
「ナニを切り落とされる夢とか。」
「そいつは怖え…想像しただけで縮みあがっちまう。」
ウェスターさんが顔を青くしている。
呪いって怖いんだね。
リオさんが残りの5人にも同じ呪いを掛けていく。
私は大怪我をさせてしまった人に回復魔法を掛けておく。
「な、なんで…?」
「え…なんででしょう?これに懲りたら真面目に頑張って貰いたいから、でしょうか。」
「分かった、心を入れ替えて真っ当に生きるから呪いを解いてくれ!」
「そんな直ぐに変われる訳ないでしょうが。暫く悪夢にうなされなさい。」
「そんな……。」
ガックリと項垂れる男を尻目にこれからの事を話し合う。
「この町から移動しようか。そうね…これ以上情報を集めるのも面倒だし、直接王都に行くわね。」
リオさんが《ハイパークレアボイアンス》を使って王都の人気の無いところを探して《テレポート》で移動する。
着いた所は映画で観る様なスラムみたいな場所だった。
「便利だな…。」
「これならすぐに仕事も終わりそうね。」
「さて、王都はどんな様子だろうね?早速調べにいこう!」
リオさんが元気に言いながら先を歩いていく。
この辺り、何か変だ。
「あの、ちょっといいですか?」
「どうした?」
「人気の無いところを選んだんでしょうけど、幾ら何でも静かすぎます。人の気配が全然無いんですよ。」
「言われてみれば確かに。」
メリルさんも気付いたみたい。ウェスターさんも周りを見渡している。
「ここは恐らく西側のスラムだな。ここのスラムは人が多い筈だが…もう暫く使われていない。生活の跡が少なすぎる。」
全員が周囲を警戒する。私はラッキーシュートを掛けた鑑定でスラムを調べてみる。
人が全然いない。居てもほんの僅かだ。
「普段はどれくらいの人が暮らしていたんでしょうか?」
「正確な人数は分からんが4、500人はいたんじゃないか?」
それだけの人が居なくなる理由は何だろう?開発がかかって立退きになったとか?
残っている僅かな人に話を聞いてみよう。
「人のいる所にいってみましょう。」
一番近いのはここからすぐの所に2人。
ボロボロの今にも崩れそうな木造の建物の中だ。
「こんな所にいるのかよ?」
「はい。2人、中にいます。」
扉は何かで塞がれていて開かない。
「任せて。」
ソラちゃんが扉を引っ張るとバキバキと音を立てて外れてしまった。
「ん、開いた。」
それは壊したって言うんだよ…。
扉は押し戸だったんだけど、壊れた家具とかで扉を塞いでいたみたい。
奥の方は暗くて見えない。
「あのー…扉壊しちゃいました。ごめんなさい。ちょっと聞きたい事があるんですけど、お話できますか?」
返事はない。
「お邪魔しますねー…。」
「く、くるな!」
お、声が聞こえた。
「すみません、スラムの事をちょっと聞きたいだけなので…少しだけお話聞かせてもらえますか?」
と、何かが飛んできた。私の顔の目の前でユキさんが止めてくれた。…皿?
「埒が明かないわ。ソラ、やっちゃいなさい。」
「突撃~。」
ソラちゃんはバリケードになっていた壊れた机を持つと、そのまま奥へと突き進んでいく。
いやいや…私達が勝手に押し入ったんだから無茶したらダメだよ。
「どうせこの家もそいつらの物じゃないだろうから気にする必要はないぜ。」
ウェスターさんはそう言うけど、やっぱりダメじゃない?
「な、なにするのよ!わ、やめっ…!」
「確保~。」
ソラちゃんの声のする方へ急ぐ。
乱暴すぎだよ。謝らないと…。
ソラちゃんが机で人を床に押さえてつけている。
「ソラちゃん、離してあげて。」
「ん。」
机を持ち上げて退かすと下敷きになっていた人は慌てて起き上がろうとして滑って転んだ。
「だ、大丈夫ですか?」
手を貸そうと近づいてその人が人間でない事に気づいた。
頭に獣の耳、フワフワの大きな尻尾がスカートから出ている。明るい茶色の長い髪、歳はユキさんと同じくらいか。
「犬?」
「狼?」
「狐では?」
「イタタタ……。」
「ごめんなさい。お怪我はありませんか?」
「大丈夫……私達を捕まえに来たの?」
「いえ、さっきも言った様にお話を聞きたいだけです。」
「…何を聞きたいのですか?」
「ここにはもっと沢山の人が暮らしていた筈なんですけど、どこに行ったか知りませんか?」
「多分、あそこですね……。」
少し間があって、呟くケモミミの女性。
表情は暗い。
「何か知っているみたいね。詳しく聞かせて。」
「その前に…私達がここにいる事は誰にも言わないでいただけますか?」
「はい。約束します。それで、私達…と言う事はお連れさんがいるのですよね?」
「はい。見て驚かないでくださいね…。」
そういうと更に奥へと案内してくれる。
ボロボロのベッドの上で眠っていたのは、ケモミミ女性にそっくりな顔立ちの女の子だった。ただ、所々皮膚が硬質化してツノの様に突き出している。
「悪性変異……。」
「安心してください。私の術で昏睡させています。」
「いつからですか?力になれるかもしれません。」
「本当ですか?…申し遅れました。私はエルファリエと申します。エルとお呼びください。この子はレミーシア。私の妹です。」
それぞれ自己紹介を簡単にしてエルさんの話を聞くことにした。
エルさん達はリアード王国の南部にある獣人達の国、リリエンタの出身らしい。
獣人はケルヴィムという種族で、色々な獣の獣人がいるそう。
エルさんは混血獣人なのでケモミミと尻尾があって、妹のレミさんは純粋獣人なのでケモミミと尻尾は無いらしい。
あれ?逆じゃない…?と思っていたら、ケルヴィムは獣化能力があるらしく、普段は人と変わらない姿なのだと教えてくれた。
「余所者がすぐに信用してもらえるかは怪しいし、目立つ様な事はしたくないが…。」
「野放しにしたらまた何かやりそうですよね。」
「それなら呪いでもかけておこうか。」
リオさんが男の1人に近づいて呪文の詠唱を始める。
「《カース》。人に危害を加えられないようにしておいたわ。あと私が呪詛を解くまで毎晩悪夢にうなされる。それから私達の事を他の人に話せない様にもね。」
「どんな悪夢を見るんだ?」
「ナニを切り落とされる夢とか。」
「そいつは怖え…想像しただけで縮みあがっちまう。」
ウェスターさんが顔を青くしている。
呪いって怖いんだね。
リオさんが残りの5人にも同じ呪いを掛けていく。
私は大怪我をさせてしまった人に回復魔法を掛けておく。
「な、なんで…?」
「え…なんででしょう?これに懲りたら真面目に頑張って貰いたいから、でしょうか。」
「分かった、心を入れ替えて真っ当に生きるから呪いを解いてくれ!」
「そんな直ぐに変われる訳ないでしょうが。暫く悪夢にうなされなさい。」
「そんな……。」
ガックリと項垂れる男を尻目にこれからの事を話し合う。
「この町から移動しようか。そうね…これ以上情報を集めるのも面倒だし、直接王都に行くわね。」
リオさんが《ハイパークレアボイアンス》を使って王都の人気の無いところを探して《テレポート》で移動する。
着いた所は映画で観る様なスラムみたいな場所だった。
「便利だな…。」
「これならすぐに仕事も終わりそうね。」
「さて、王都はどんな様子だろうね?早速調べにいこう!」
リオさんが元気に言いながら先を歩いていく。
この辺り、何か変だ。
「あの、ちょっといいですか?」
「どうした?」
「人気の無いところを選んだんでしょうけど、幾ら何でも静かすぎます。人の気配が全然無いんですよ。」
「言われてみれば確かに。」
メリルさんも気付いたみたい。ウェスターさんも周りを見渡している。
「ここは恐らく西側のスラムだな。ここのスラムは人が多い筈だが…もう暫く使われていない。生活の跡が少なすぎる。」
全員が周囲を警戒する。私はラッキーシュートを掛けた鑑定でスラムを調べてみる。
人が全然いない。居てもほんの僅かだ。
「普段はどれくらいの人が暮らしていたんでしょうか?」
「正確な人数は分からんが4、500人はいたんじゃないか?」
それだけの人が居なくなる理由は何だろう?開発がかかって立退きになったとか?
残っている僅かな人に話を聞いてみよう。
「人のいる所にいってみましょう。」
一番近いのはここからすぐの所に2人。
ボロボロの今にも崩れそうな木造の建物の中だ。
「こんな所にいるのかよ?」
「はい。2人、中にいます。」
扉は何かで塞がれていて開かない。
「任せて。」
ソラちゃんが扉を引っ張るとバキバキと音を立てて外れてしまった。
「ん、開いた。」
それは壊したって言うんだよ…。
扉は押し戸だったんだけど、壊れた家具とかで扉を塞いでいたみたい。
奥の方は暗くて見えない。
「あのー…扉壊しちゃいました。ごめんなさい。ちょっと聞きたい事があるんですけど、お話できますか?」
返事はない。
「お邪魔しますねー…。」
「く、くるな!」
お、声が聞こえた。
「すみません、スラムの事をちょっと聞きたいだけなので…少しだけお話聞かせてもらえますか?」
と、何かが飛んできた。私の顔の目の前でユキさんが止めてくれた。…皿?
「埒が明かないわ。ソラ、やっちゃいなさい。」
「突撃~。」
ソラちゃんはバリケードになっていた壊れた机を持つと、そのまま奥へと突き進んでいく。
いやいや…私達が勝手に押し入ったんだから無茶したらダメだよ。
「どうせこの家もそいつらの物じゃないだろうから気にする必要はないぜ。」
ウェスターさんはそう言うけど、やっぱりダメじゃない?
「な、なにするのよ!わ、やめっ…!」
「確保~。」
ソラちゃんの声のする方へ急ぐ。
乱暴すぎだよ。謝らないと…。
ソラちゃんが机で人を床に押さえてつけている。
「ソラちゃん、離してあげて。」
「ん。」
机を持ち上げて退かすと下敷きになっていた人は慌てて起き上がろうとして滑って転んだ。
「だ、大丈夫ですか?」
手を貸そうと近づいてその人が人間でない事に気づいた。
頭に獣の耳、フワフワの大きな尻尾がスカートから出ている。明るい茶色の長い髪、歳はユキさんと同じくらいか。
「犬?」
「狼?」
「狐では?」
「イタタタ……。」
「ごめんなさい。お怪我はありませんか?」
「大丈夫……私達を捕まえに来たの?」
「いえ、さっきも言った様にお話を聞きたいだけです。」
「…何を聞きたいのですか?」
「ここにはもっと沢山の人が暮らしていた筈なんですけど、どこに行ったか知りませんか?」
「多分、あそこですね……。」
少し間があって、呟くケモミミの女性。
表情は暗い。
「何か知っているみたいね。詳しく聞かせて。」
「その前に…私達がここにいる事は誰にも言わないでいただけますか?」
「はい。約束します。それで、私達…と言う事はお連れさんがいるのですよね?」
「はい。見て驚かないでくださいね…。」
そういうと更に奥へと案内してくれる。
ボロボロのベッドの上で眠っていたのは、ケモミミ女性にそっくりな顔立ちの女の子だった。ただ、所々皮膚が硬質化してツノの様に突き出している。
「悪性変異……。」
「安心してください。私の術で昏睡させています。」
「いつからですか?力になれるかもしれません。」
「本当ですか?…申し遅れました。私はエルファリエと申します。エルとお呼びください。この子はレミーシア。私の妹です。」
それぞれ自己紹介を簡単にしてエルさんの話を聞くことにした。
エルさん達はリアード王国の南部にある獣人達の国、リリエンタの出身らしい。
獣人はケルヴィムという種族で、色々な獣の獣人がいるそう。
エルさんは混血獣人なのでケモミミと尻尾があって、妹のレミさんは純粋獣人なのでケモミミと尻尾は無いらしい。
あれ?逆じゃない…?と思っていたら、ケルヴィムは獣化能力があるらしく、普段は人と変わらない姿なのだと教えてくれた。
2
お気に入りに追加
3,735
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。