転生少女、運の良さだけで生き抜きます!

足助右禄

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エルジュ王国

召還

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「私達はルーティアさんに着いて行くつもりだけど、ミナちゃんは駄目って言われるだろうねー。」
「私も当事者です。」
「私も戦闘に加わりました。」
「そうだけどねー…。ルーティアさんに直接聞いてみる?」
「「はい!」」

アリソンさんと一緒にルーティアさんに会いに行く事になった。

ルーティアさんはすぐに見つけることが出来た。
エリストの住人一人一人に謝って回っていた。

「ルーティアさーん!」
「おや、アリソン。それにミナとユキも。どうしたんだい?」
「王都に私達も一緒に行かせてください。」
「んーでもねぇ……。」
「守られてばかりじゃ嫌なんです。私も一緒に…戦います!」
「ひよっ子が生意気言うじゃないか。まだ巣立ちには早いと思うがねぇ。」
「私もミナさんと同じ思いです。一緒に行かせてください。」
「……分かった。一緒に行こう。過保護過ぎるのも良くないからね。」

ルーティアさんから許可をもらえた!
王都への召還状が届き次第出発するらしい。
メンバーはルーティアさん、ダキアさん、アリソンさん、クロウさん、イクスさん、それに私とユキさん。

イクスさんは事務方として同行してくれるそう。
ミルドさんは家でトラブルがあったらしくエリストに残り、解決後に追いかけてくる事になっているらしい。

私達の同行を他のメンバーに説明をしに移動する事に。

「見つけました!」

羽ばたく音と共に空から翼の生えたお姉さんが降りてきた。

「おや?エリーじゃないか。飛行許可はあるのかい?ここじゃ空から勝手に入って来ると捕まるよ?」
「ありますよ!ティアさんが騒ぎを起こしたから一番早い私が来る羽目になったんです!」

エリーと呼ばれたお姉さんは左腕の腕章を見せている。

「そいつは悪かったね。それで、ちゃんと持ってきたかい?」

エリーさんは腰のポシェットから丁寧に折り畳まれた紙を取り出してみせる。
受け取り確認するルーティアさん。

「はい。確かに。ありがとうね。」
「なんか随分とアッサリしてますけど大丈夫なんですか!?」
「まあ、やってしまった事はしょうがないじゃないか。私達は明日出発するからエリーは帰っていいよ。ありがとう。」
「いえ、本部の指示で私も一緒に王都に行きます。それから本部長からの伝言で、『馬車で来い』だそうです。」
「ほう……。了解だ。」
「なんか妙に落ち着いていて不安なんですけど…それで、こちらの方達は?」

「初めまして、冒険者のミナです。」
「ユキです。」
「私は本部所属のギルド職員、エリーゼといいます。」

エリーゼさんはフェザーフォルクという種族らしい。栗色の長い髪をポニーテールにしていて活発な印象だ。
ちなみに、ミルドさんはセラフィムという種族でまた別の種族なのだと説明してくれた。

「2人は今回の件の中心人物だ。私は連れて行くつもりはなかったんだが一緒に行くと言って聞かないからね。」
「ティアさんの教え子はみんな無鉄砲に育ちますね。」
「エリーが言う事じゃないねぇ。」

エリーゼさんもルーティアさんのお世話になった事があるみたい。

みんなでダキアさん達の行きつけの酒場に移動する。この前牛丼を食べたお店だ。お店にはダキアさん、クロウさん、リーシャさんがいた。

「おう!みんな揃ってどうした?」

ルーティアさんが王都への召還状が届いた事と、私とユキさんが一緒に行くこと、エリーゼさんも同行する事を説明してくれた。

「ミナとユキは、置いて行くより連れていった方が安心できるぜ。」

…どう意味ですか?ダキアさん。

「ミナさんが行くなら私も行きたい」とリーシャさんが言っているけど、クロウさんに諌められている。

「エリーは監視役って所か?」
「そういう事になりますかね…。」

クロウさんもエリーゼさんの事は知っているみたい。

「馬車で来いってさ。色々手を打ってくれているんだろうから、素直に従うさ。」
無鉄砲回復術師レックレスネスヒーラーが監視役かよ。」
「わざわざその名前で呼ばないで貰えますか!?」

エリーゼさんは回復術師らしい。聞けばユニーククラスのセラフィックブリンガーらしく、近接戦闘をしながら回復魔法を使う戦闘スタイルからそんな二つ名をつけられたらしい。さっきルーティアさんが言っていた事を思い出してちょっと納得した。

「ミナさん、私は無鉄砲ではないですからね?」
「は、はい。」

ワイワイと話をしてしまったけど、王都へは明日に出発する。
馬車に乗っての長旅は初めてだ。ちょっと楽しみだったりもする。目的が王都への召還じゃなければもっとはしゃいでいたに違いない。

食料や水の補充をしたり、ユキさんの槍を買い直したりと準備を万全にして明日に備える。

宿屋のおじさん、奥さんにも暫く留守にすると伝えた。
2人は少し寂しそうではあったけど、笑顔で「気をつけて行っておいで」と言ってくれた。長期で居なくなるので部屋を引き払おうと思ったけど、「ミナとユキの部屋だからとっておくよ。」と言ってくれてとても嬉しかった。
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