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エルジュ王国
迷走
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外に出るとそこは森の中だった。
よくスライムを狩っていた森だ。
…あの頃が懐かしい。
感傷に浸っている場合じゃない。
私の所為でこんな事になっているんだ。ここから居なくなれば町は平穏を取り戻す筈だ。
「やっと来たねー。」
「待ってたわ。」
アリソンさんとマイアさんが木の陰から出てきた。
「宿に置きっ放しだった物を持ってきたわ。」
私達は装備一式を部屋に置きっ放しにしていた。急いで身につける。
「これで私達の役割は終わりかなー。」
「じゃあギルドに戻ろうか。」
「俺達も着いて行っていいですか?」
「3人は帰った方がいいかなー。」
「そうね。どうやらかなりマズいみたいだから。」
「こらー!余計な事は言っちゃダメー。」
そんな…。
「大丈夫だよー。邪竜と渡り合った私達がそう簡単に負けたりはしないからー。」
「でも…こんな事になるなんて…。」
「あなたの力は争いが起こる程のものなのよ。私達冒険者ギルドは権力者の横暴に屈しないわ。それに、これは私達の総意なの。あなたは何も心配しなくていい。」
ユキさんが手を握ってくれる。
「東のゼルグランに行きなさい。ドワーフの国だけど他種族にも友好的よ。国王はギルマスの元冒険者仲間だから、必ず力になってくれるわ。」
「…わかりました。ありがとうございます。」
こんな別れ方嫌だよ…。
「もー、泣かないでミナちゃん。必ずまた会えるから。」
優しく頭を撫でられる。
「ユキちゃん、ミナちゃんをお願いねー。」
「はい。」
ユキさんが私の手を引く。
私はそれに従い歩き出す。
みんなは私達を見送ってくれていた。
ーーーー
夜、森の中を進む。街道には兵士がいるだろうから、灯りを使わず歩いていく。
「ミナさん、大丈夫?」
「うん。平気だよ。ユキさんがいてくれて心強いよ。ありがとう。」
1人じゃ夜の森を歩く事なんて出来なかっただろう。繋いでくれた手が暖かくて嬉しかった。
「確か2日も歩けば村に着く筈です。」
「いろいろ補充しなくちゃだよね。」
そう話しながら歩き続けて夜明け前、街道の方からいくつも灯りが見えてきた。
「冒険者ギルドは壊滅したぞ!」
「捕らえた冒険者達の命が惜しくば投降しろ!」
壊滅…!?
「ミナさん…出て行ったら駄目です。」
「でも……。」
私のわがままでみんなにどんどん迷惑がかかる。このままじゃ駄目だ。
ここまでする人達に対して、このまま逃げたって何も解決しない気がする。自由を勝ち取る為には行動を起こさないと。
「ねえ。」
不意に後ろから声を掛けられる。
振り返りフレアダガーを抜く。ユキさんも剣を抜いて構えている。
そこにいたのは気の弱そうな少年だった。
「ご、ごめん。その、敵じゃないんだ。今はもう…。」
「何者です?」
「僕はエルジュ王国特務隊…『夜風』って呼ばれている…。」
王国の名を聞いて警戒を強めるユキさん。私を庇う様に立つ。
「ご、ごめん…僕は特務隊を辞めたんだ。」
「よく分からないですけど私達のことを知っているんですか?」
「う、うん。ずっと見てたから…。」
ずっと…?
「マイアス山の麓、ゴブリンの巣…あの辺りから…。」
「あなたみたいな人、見ていません。」
「隠れていたから…。」
「名前を聞いても?」
「ユタカ。」
「日本人ですか?」
「う、うん。転生者だよ。」
私とユキさんの他にも転生者がいるんだ…。
「それで、私達に声をかけたのは何故ですか?」
「伝えないといけないと思って…。」
冷たく問うユキさんに辟易しながら答えるユタカさん。
「あの人達が言っていることは半分は本当だよ。捕らえられているのはギルドマスターだ。」
「ルーティアさんが!?」
「君達が脱出してから暫くはギルド側が優勢だった。でも王国側は君達が泊まっていた宿屋のお客さん達を人質にしたんだ…。それで、他の冒険者達を逃してギルドマスターが1人で…。」
「信じられません。」
「証拠も何もないけれど、事実なんだ…。」
「あなたがそれを私達に教える理由は何ですか?」
「僕のせいなんだ…。」
「分かるように説明してください。」
「僕が君達の特殊性を報告したから…ゴブリン達やアンデッドと会話している事やウルディザスターを見つけて対処した事。転移陣は僕は使えなかったからあちらで何が起こったのかは知らないのだけど…。君達が転生者だということは話してないよ。僕も国に自分の素性は言ってない。」
「あの時近くには誰もいなかった筈ですけど…。」
「僕のギフトはステルス。発動させれば誰も僕を見つけられない…。」
瞬きをしたその一瞬でユタカさんの姿が消えた…!
「僕は動いていないよ。ここにいる。」
また姿が見えるようになる。
「この力で君達の側にいたんだ。」
「それで、私達をどうしたいんですか?」
ユキさんが冷たい口調で聞く。
「僕は……君達が悲しんだり苦しんだりする姿を見たくないんだ。」
「同じ転生者だから?」
「……友達になりたいんだ。」
「は?」
「いや、何でもない…。王都から来ているのは精霊使い殺しと呼ばれる男なんだ。幼き精霊術師がどれだけ強くても彼には勝てない。」
「でも他のみんながいれば…。」
「勿論対策されている。王国竜騎兵隊から20機、僕以外の特務隊も10人出動しているよ。全て君を捕らえるために動いているんだ。」
私達を捕まえるだけでそんなに大事になっているんだ…。
[竜騎兵は一騎で兵士100人に相当すると言われています。特務隊はスカウティングから諜報、暗殺まで行う者です。エルジュにおいては専門のスキル、ギフトを持つものが就いています。]
「僕はこのまま逃げる方が良いと思う。でも君達はギルドマスターを見殺しには出来ないだろう。後で知って胸を痛めるよりは選べる内に知らせたかった。」
「…助けに行きます。」
「ミナさん…。」
「折角みんなが逃してくれたのに、戻るなんてって思うかも知れないけど、このまま逃げるなんてできません。」
「分かりました。行きましょう。」
「ユキさん…。」
「私も同じ思いです。恩人を見殺しには出来ない。」
「警備の手薄な所を教えるよ。」
そう言って紙切れを取り出して略図を書いて渡して来た。
「…参考にします。ありがとう。」
「こんな事しか出来ないけど…ごめん…。」
そう言うと姿を消すユタカさん。
「ミナ様、今の少年からは邪気が殆ど出ていませんでした。彼の言うことは本当だと思います。」
「ありがとうウルちゃん。急いで戻ろう。」
「それならば私にお乗りください。」
猫の姿から大きくなっていき、馬くらいのサイズになった。
私達はウルちゃんに乗ってエリストに向けて移動を開始した。
よくスライムを狩っていた森だ。
…あの頃が懐かしい。
感傷に浸っている場合じゃない。
私の所為でこんな事になっているんだ。ここから居なくなれば町は平穏を取り戻す筈だ。
「やっと来たねー。」
「待ってたわ。」
アリソンさんとマイアさんが木の陰から出てきた。
「宿に置きっ放しだった物を持ってきたわ。」
私達は装備一式を部屋に置きっ放しにしていた。急いで身につける。
「これで私達の役割は終わりかなー。」
「じゃあギルドに戻ろうか。」
「俺達も着いて行っていいですか?」
「3人は帰った方がいいかなー。」
「そうね。どうやらかなりマズいみたいだから。」
「こらー!余計な事は言っちゃダメー。」
そんな…。
「大丈夫だよー。邪竜と渡り合った私達がそう簡単に負けたりはしないからー。」
「でも…こんな事になるなんて…。」
「あなたの力は争いが起こる程のものなのよ。私達冒険者ギルドは権力者の横暴に屈しないわ。それに、これは私達の総意なの。あなたは何も心配しなくていい。」
ユキさんが手を握ってくれる。
「東のゼルグランに行きなさい。ドワーフの国だけど他種族にも友好的よ。国王はギルマスの元冒険者仲間だから、必ず力になってくれるわ。」
「…わかりました。ありがとうございます。」
こんな別れ方嫌だよ…。
「もー、泣かないでミナちゃん。必ずまた会えるから。」
優しく頭を撫でられる。
「ユキちゃん、ミナちゃんをお願いねー。」
「はい。」
ユキさんが私の手を引く。
私はそれに従い歩き出す。
みんなは私達を見送ってくれていた。
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夜、森の中を進む。街道には兵士がいるだろうから、灯りを使わず歩いていく。
「ミナさん、大丈夫?」
「うん。平気だよ。ユキさんがいてくれて心強いよ。ありがとう。」
1人じゃ夜の森を歩く事なんて出来なかっただろう。繋いでくれた手が暖かくて嬉しかった。
「確か2日も歩けば村に着く筈です。」
「いろいろ補充しなくちゃだよね。」
そう話しながら歩き続けて夜明け前、街道の方からいくつも灯りが見えてきた。
「冒険者ギルドは壊滅したぞ!」
「捕らえた冒険者達の命が惜しくば投降しろ!」
壊滅…!?
「ミナさん…出て行ったら駄目です。」
「でも……。」
私のわがままでみんなにどんどん迷惑がかかる。このままじゃ駄目だ。
ここまでする人達に対して、このまま逃げたって何も解決しない気がする。自由を勝ち取る為には行動を起こさないと。
「ねえ。」
不意に後ろから声を掛けられる。
振り返りフレアダガーを抜く。ユキさんも剣を抜いて構えている。
そこにいたのは気の弱そうな少年だった。
「ご、ごめん。その、敵じゃないんだ。今はもう…。」
「何者です?」
「僕はエルジュ王国特務隊…『夜風』って呼ばれている…。」
王国の名を聞いて警戒を強めるユキさん。私を庇う様に立つ。
「ご、ごめん…僕は特務隊を辞めたんだ。」
「よく分からないですけど私達のことを知っているんですか?」
「う、うん。ずっと見てたから…。」
ずっと…?
「マイアス山の麓、ゴブリンの巣…あの辺りから…。」
「あなたみたいな人、見ていません。」
「隠れていたから…。」
「名前を聞いても?」
「ユタカ。」
「日本人ですか?」
「う、うん。転生者だよ。」
私とユキさんの他にも転生者がいるんだ…。
「それで、私達に声をかけたのは何故ですか?」
「伝えないといけないと思って…。」
冷たく問うユキさんに辟易しながら答えるユタカさん。
「あの人達が言っていることは半分は本当だよ。捕らえられているのはギルドマスターだ。」
「ルーティアさんが!?」
「君達が脱出してから暫くはギルド側が優勢だった。でも王国側は君達が泊まっていた宿屋のお客さん達を人質にしたんだ…。それで、他の冒険者達を逃してギルドマスターが1人で…。」
「信じられません。」
「証拠も何もないけれど、事実なんだ…。」
「あなたがそれを私達に教える理由は何ですか?」
「僕のせいなんだ…。」
「分かるように説明してください。」
「僕が君達の特殊性を報告したから…ゴブリン達やアンデッドと会話している事やウルディザスターを見つけて対処した事。転移陣は僕は使えなかったからあちらで何が起こったのかは知らないのだけど…。君達が転生者だということは話してないよ。僕も国に自分の素性は言ってない。」
「あの時近くには誰もいなかった筈ですけど…。」
「僕のギフトはステルス。発動させれば誰も僕を見つけられない…。」
瞬きをしたその一瞬でユタカさんの姿が消えた…!
「僕は動いていないよ。ここにいる。」
また姿が見えるようになる。
「この力で君達の側にいたんだ。」
「それで、私達をどうしたいんですか?」
ユキさんが冷たい口調で聞く。
「僕は……君達が悲しんだり苦しんだりする姿を見たくないんだ。」
「同じ転生者だから?」
「……友達になりたいんだ。」
「は?」
「いや、何でもない…。王都から来ているのは精霊使い殺しと呼ばれる男なんだ。幼き精霊術師がどれだけ強くても彼には勝てない。」
「でも他のみんながいれば…。」
「勿論対策されている。王国竜騎兵隊から20機、僕以外の特務隊も10人出動しているよ。全て君を捕らえるために動いているんだ。」
私達を捕まえるだけでそんなに大事になっているんだ…。
[竜騎兵は一騎で兵士100人に相当すると言われています。特務隊はスカウティングから諜報、暗殺まで行う者です。エルジュにおいては専門のスキル、ギフトを持つものが就いています。]
「僕はこのまま逃げる方が良いと思う。でも君達はギルドマスターを見殺しには出来ないだろう。後で知って胸を痛めるよりは選べる内に知らせたかった。」
「…助けに行きます。」
「ミナさん…。」
「折角みんなが逃してくれたのに、戻るなんてって思うかも知れないけど、このまま逃げるなんてできません。」
「分かりました。行きましょう。」
「ユキさん…。」
「私も同じ思いです。恩人を見殺しには出来ない。」
「警備の手薄な所を教えるよ。」
そう言って紙切れを取り出して略図を書いて渡して来た。
「…参考にします。ありがとう。」
「こんな事しか出来ないけど…ごめん…。」
そう言うと姿を消すユタカさん。
「ミナ様、今の少年からは邪気が殆ど出ていませんでした。彼の言うことは本当だと思います。」
「ありがとうウルちゃん。急いで戻ろう。」
「それならば私にお乗りください。」
猫の姿から大きくなっていき、馬くらいのサイズになった。
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