103 / 141
第2章 辺境伯領平定戦
第84.7話 母の采配
しおりを挟む
「敵はあの村に陣を敷くようでござりますな」
望月信濃守殿が敵陣を睨みつけながら呟きます。
わたくし達は今、城下南口の切通――――そこから程近い山の中に潜んでいます。
眼下には五十戸ばかりの村。
夕日が山の端へと傾きつつある中、敵勢は夜営の準備を進めているのです。
「敵は切通の手前で止まってしまいましたな……」
少し残念そうな口ぶりですね。
わたくしも全く同じ気持ちでした。
「本当に何を愚図愚図していたのかしら? ネッカー川を渡り始めたのは夜明け頃でしょう? お昼には切通で一戦をと思っていたのに……!」
「無念なるは我らも同じ。ただ、少し気掛かりにござる」
「と申されると?」
「南の木戸口からこの村まで、敵勢迫るを聞いた百姓衆は素早く逃げ延び、村には猫の子一匹おりませぬ。敵にとっては無人の野を行くようなものにござりましょう?」
そうなのです。
わたくし達は敵が進むと思われる途上の村々に、いち早く敵勢の動きを知らせていたのです。
戦国乱世を生き抜いた百姓衆の動きに一切の迷いはありません。
敵がネッカー川を渡り切る遙か前に、村の衆全てが姿を消した村さえあったくらいです。
今頃は、山や森の中に備えた村の城に身を寄せ合っている事でしょう。
村の城は地元の者しか場所を知りません。
村の城へ至る道は巧妙に隠され、見た目は鬱蒼とした獣道や藪。
あるいは這いつくばる事すら難しそうな崖にしか見えないものもあります。
三野へ来たばかりの敵は、村の城に気付く事すらありませんね。
人の気配は徹底して皆無のはずなのですが…………。
「にも関らず、斯様に時を要したとなれば……こちらの出方を怪しんでおるのやもしれませぬ。あるいは、我らの策を気取っておるのか……」
「むう……。それは困りましたね……。夜討がやり辛くなってしまいます」
「ほっほっほ。まあまあお二方。事を判ずるには、ちと早うござりますぞ」
丹波様が涼しいお顔でお笑いになりました。
案じる様子は些かもありません。
「望月殿の懸念はごもっとも。なれど、敵勢の真の姿は日が落ちてから明らかとなりましょう」
「真の姿……ですか?」
「左様。日が暮れるまでしばしの時がござります。我らは忙しく立ち働く敵兵の姿を肴に夕餉と致しましょう。女房衆が用意した弁当もござりますれば」
余裕たっぷりの丹波様のご様子に、わたくしも望月殿もすっかりその気にさせられてしまいました。
その後は、強飯の握り飯を頬張りながら敵陣の様子に目を凝らしました。
付き従う女房衆や近習衆も今の内にと立ったままで夕餉を始めています。
火が使えれば湯漬けに出来たのですが、煙が立っては敵に見つかってしまいます。
贅沢は言えませんね。
焼き味噌があるから我慢するとしましょう。
それにして今日の強飯は固いですね。
やっぱりお湯が…………あら?
「おや? お方様、如何なさいましたかな?」
丹波様が楽しそうにお尋ねになりました。
促されるまま、思ったことを口にしておりました。
「敵勢を見ている内に思ったのですけど……何だか皆、慌てているような……」
わたくしが申すと、望月殿や近習衆が「慌てている?」と目を凝らしました。
「……確かにそうじゃ。お方様の申される通りにござるな。日が暮れようと言うのに陣幕すらほとんど張られておらぬ様子。火の数も少ない……。今になってようやく火を起こし始めておる。あれでは夕餉が何時になる事やら。篝火にも難儀しましょうぞ。それとも魔法とやらでどうとでもなるのか……」
「何故こんな事になっているのかしら?」
「ほっほっほ。仔細は分かりませぬが、この村に陣を敷く事、敵の頭には無かったのやもしれませぬな」
「頭に無かった? だから慌てているのですか?」
「恐らくは」
丹波様が「今の内に敵の陣取りを描き取っておきましょう」と、おもむろに筆と紙を取り出され、スラスラと敵陣の絵図を描き上げてしまわれました。
間もなく日が暮れました。
ただ、月明りのせいで薄っすらと明るく、火がなくとも進退に困る事はなさそうです。
夜討には向きませんが。
雲でも出てくれないかしら?
そんな事を思っていると、丹波様が皆を促しました。
「さあ、敵陣をご覧あれ」
あちこちに焚かれた篝火のお陰で、敵陣の大凡の様子が掴めました。
村の真中辺りと、北 南、東、西に陣が敷かれているようです。
望月殿が「成程成程……」と呟かれました。
「如何なさいました?」
「お方様、敵陣は隙だらけにござる」
「ええっ? 見ただけで分かるのですか?」
「はっ。あの篝火の位置をよくご覧下され」
「篝火……そう言われてみれば、なんだかてんでバラバラの位置にありますね」
日が暮れる前に丹波様が描かれた絵図を月明りに照らしてみます。
陣があると思しき場所には確かに篝火が見えるのですが、いくつも固まっている場所もあれば、まばらな場所もあります。
「小さな村なのに、陣と陣の間は思いの他に離れているようですね? 真っ暗な場所が広がっているから手に取るように分かります」
「左様。これ即ち、兵を置いておらぬと言う事に他なりませぬ。松明と思しき灯りも、動き回っておるのは陣の中のみ。陣と陣の間をほとんど行き来しておりません。陣の外へ出ておる松明なぞ、まったく見えませぬな」
「ほっほっほ。素人同然の布陣にござるな。夜営のやの字も分かっておらぬ」
「然り。夜の陣は危うき事に満ち溢れております。闇は人の心を惑わせ、脅かし、不安に陥れるもの。故に心得良き武者を選び出して篝奉行となし、火を絶やさず、見張りを巡らすのでござります」
「これを怠れば忽ちの内に忍びの者が陣中に忍び入りましょう。馬を解き放ち、兵糧に火を放ち、陣内が乱れた所で味方を引き入れ、散々に荒らし回るのでござります。時には全軍潰走の因ともなるのでござります」
「忍びを防ぐには陰を作らぬように篝火を配さねばなりませぬし、松明を手にした兵を頻りに見回りに出さねばなりませぬ。ところが此度の敵にはそれがない。まるで襲ってくれと言わんばかりにござりますな」
「ハッキリしましたな。敵は確かな心算あって、ここに陣を敷いたのではありませぬ。攻め時は正に今夜にござります」
「でも、わたくしでも気付くような隙を見せるなんて、罠ではないかと疑ってしまいます。異界にも魔法もあるのですよ?」
「魔法は厄介にござりますな。然り乍ら案ずる事はありませぬ。元の策通りに事を進めればよろしゅうござる。小さな組ならば進退は自在。危ういと思えば退いて良しとお命じ下され」
「確かに……」
「それにじゃ。人数が少なければ討死も少なくて済みまする」
左様に申された丹波様は、ゾッとするほど酷薄なお顔をなさっていました。
普段はおどけていても、このお方も乱世を生き抜いた武士。
戦を采配するからには、討死の多少は当然に慮るべき事なのです。
「……徒に敵の策を恐れ、味方の討死を厭うてははならないのですね?」
「御意にござります――――おお……、お誂え向きに雲が出て参りましたな」
皆が天を見上げます。
間もなく雲が月を多い、星明りも絶えました。
夜討せよとの、神仏の思し召しに他なりませんね――――。
その夜、我らは大した痛手を出すことなく夜討を成功させました。
敵陣に忍び入った者達は散々に敵勢を翻弄し、本意を遂げたのです。
望月信濃守殿が敵陣を睨みつけながら呟きます。
わたくし達は今、城下南口の切通――――そこから程近い山の中に潜んでいます。
眼下には五十戸ばかりの村。
夕日が山の端へと傾きつつある中、敵勢は夜営の準備を進めているのです。
「敵は切通の手前で止まってしまいましたな……」
少し残念そうな口ぶりですね。
わたくしも全く同じ気持ちでした。
「本当に何を愚図愚図していたのかしら? ネッカー川を渡り始めたのは夜明け頃でしょう? お昼には切通で一戦をと思っていたのに……!」
「無念なるは我らも同じ。ただ、少し気掛かりにござる」
「と申されると?」
「南の木戸口からこの村まで、敵勢迫るを聞いた百姓衆は素早く逃げ延び、村には猫の子一匹おりませぬ。敵にとっては無人の野を行くようなものにござりましょう?」
そうなのです。
わたくし達は敵が進むと思われる途上の村々に、いち早く敵勢の動きを知らせていたのです。
戦国乱世を生き抜いた百姓衆の動きに一切の迷いはありません。
敵がネッカー川を渡り切る遙か前に、村の衆全てが姿を消した村さえあったくらいです。
今頃は、山や森の中に備えた村の城に身を寄せ合っている事でしょう。
村の城は地元の者しか場所を知りません。
村の城へ至る道は巧妙に隠され、見た目は鬱蒼とした獣道や藪。
あるいは這いつくばる事すら難しそうな崖にしか見えないものもあります。
三野へ来たばかりの敵は、村の城に気付く事すらありませんね。
人の気配は徹底して皆無のはずなのですが…………。
「にも関らず、斯様に時を要したとなれば……こちらの出方を怪しんでおるのやもしれませぬ。あるいは、我らの策を気取っておるのか……」
「むう……。それは困りましたね……。夜討がやり辛くなってしまいます」
「ほっほっほ。まあまあお二方。事を判ずるには、ちと早うござりますぞ」
丹波様が涼しいお顔でお笑いになりました。
案じる様子は些かもありません。
「望月殿の懸念はごもっとも。なれど、敵勢の真の姿は日が落ちてから明らかとなりましょう」
「真の姿……ですか?」
「左様。日が暮れるまでしばしの時がござります。我らは忙しく立ち働く敵兵の姿を肴に夕餉と致しましょう。女房衆が用意した弁当もござりますれば」
余裕たっぷりの丹波様のご様子に、わたくしも望月殿もすっかりその気にさせられてしまいました。
その後は、強飯の握り飯を頬張りながら敵陣の様子に目を凝らしました。
付き従う女房衆や近習衆も今の内にと立ったままで夕餉を始めています。
火が使えれば湯漬けに出来たのですが、煙が立っては敵に見つかってしまいます。
贅沢は言えませんね。
焼き味噌があるから我慢するとしましょう。
それにして今日の強飯は固いですね。
やっぱりお湯が…………あら?
「おや? お方様、如何なさいましたかな?」
丹波様が楽しそうにお尋ねになりました。
促されるまま、思ったことを口にしておりました。
「敵勢を見ている内に思ったのですけど……何だか皆、慌てているような……」
わたくしが申すと、望月殿や近習衆が「慌てている?」と目を凝らしました。
「……確かにそうじゃ。お方様の申される通りにござるな。日が暮れようと言うのに陣幕すらほとんど張られておらぬ様子。火の数も少ない……。今になってようやく火を起こし始めておる。あれでは夕餉が何時になる事やら。篝火にも難儀しましょうぞ。それとも魔法とやらでどうとでもなるのか……」
「何故こんな事になっているのかしら?」
「ほっほっほ。仔細は分かりませぬが、この村に陣を敷く事、敵の頭には無かったのやもしれませぬな」
「頭に無かった? だから慌てているのですか?」
「恐らくは」
丹波様が「今の内に敵の陣取りを描き取っておきましょう」と、おもむろに筆と紙を取り出され、スラスラと敵陣の絵図を描き上げてしまわれました。
間もなく日が暮れました。
ただ、月明りのせいで薄っすらと明るく、火がなくとも進退に困る事はなさそうです。
夜討には向きませんが。
雲でも出てくれないかしら?
そんな事を思っていると、丹波様が皆を促しました。
「さあ、敵陣をご覧あれ」
あちこちに焚かれた篝火のお陰で、敵陣の大凡の様子が掴めました。
村の真中辺りと、北 南、東、西に陣が敷かれているようです。
望月殿が「成程成程……」と呟かれました。
「如何なさいました?」
「お方様、敵陣は隙だらけにござる」
「ええっ? 見ただけで分かるのですか?」
「はっ。あの篝火の位置をよくご覧下され」
「篝火……そう言われてみれば、なんだかてんでバラバラの位置にありますね」
日が暮れる前に丹波様が描かれた絵図を月明りに照らしてみます。
陣があると思しき場所には確かに篝火が見えるのですが、いくつも固まっている場所もあれば、まばらな場所もあります。
「小さな村なのに、陣と陣の間は思いの他に離れているようですね? 真っ暗な場所が広がっているから手に取るように分かります」
「左様。これ即ち、兵を置いておらぬと言う事に他なりませぬ。松明と思しき灯りも、動き回っておるのは陣の中のみ。陣と陣の間をほとんど行き来しておりません。陣の外へ出ておる松明なぞ、まったく見えませぬな」
「ほっほっほ。素人同然の布陣にござるな。夜営のやの字も分かっておらぬ」
「然り。夜の陣は危うき事に満ち溢れております。闇は人の心を惑わせ、脅かし、不安に陥れるもの。故に心得良き武者を選び出して篝奉行となし、火を絶やさず、見張りを巡らすのでござります」
「これを怠れば忽ちの内に忍びの者が陣中に忍び入りましょう。馬を解き放ち、兵糧に火を放ち、陣内が乱れた所で味方を引き入れ、散々に荒らし回るのでござります。時には全軍潰走の因ともなるのでござります」
「忍びを防ぐには陰を作らぬように篝火を配さねばなりませぬし、松明を手にした兵を頻りに見回りに出さねばなりませぬ。ところが此度の敵にはそれがない。まるで襲ってくれと言わんばかりにござりますな」
「ハッキリしましたな。敵は確かな心算あって、ここに陣を敷いたのではありませぬ。攻め時は正に今夜にござります」
「でも、わたくしでも気付くような隙を見せるなんて、罠ではないかと疑ってしまいます。異界にも魔法もあるのですよ?」
「魔法は厄介にござりますな。然り乍ら案ずる事はありませぬ。元の策通りに事を進めればよろしゅうござる。小さな組ならば進退は自在。危ういと思えば退いて良しとお命じ下され」
「確かに……」
「それにじゃ。人数が少なければ討死も少なくて済みまする」
左様に申された丹波様は、ゾッとするほど酷薄なお顔をなさっていました。
普段はおどけていても、このお方も乱世を生き抜いた武士。
戦を采配するからには、討死の多少は当然に慮るべき事なのです。
「……徒に敵の策を恐れ、味方の討死を厭うてははならないのですね?」
「御意にござります――――おお……、お誂え向きに雲が出て参りましたな」
皆が天を見上げます。
間もなく雲が月を多い、星明りも絶えました。
夜討せよとの、神仏の思し召しに他なりませんね――――。
その夜、我らは大した痛手を出すことなく夜討を成功させました。
敵陣に忍び入った者達は散々に敵勢を翻弄し、本意を遂げたのです。
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
一人だけ竜が宿っていた説。~異世界召喚されてすぐに逃げました~
十本スイ
ファンタジー
ある日、異世界に召喚された主人公――大森星馬は、自身の中に何かが宿っていることに気づく。驚くことにその正体は神とも呼ばれた竜だった。そのせいか絶大な力を持つことになった星馬は、召喚した者たちに好き勝手に使われるのが嫌で、自由を求めて一人その場から逃げたのである。そうして異世界を満喫しようと、自分に憑依した竜と楽しく会話しつつ旅をする。しかし世の中は乱世を迎えており、星馬も徐々に巻き込まれていくが……。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる