54 / 195
第2章 辺境伯領平定戦
第47.5話 ヴィルヘルミナの独白 その陸
しおりを挟む
「ふへぇぇぇぇぇ………………」
「はあぁぁぁぁぁ………………」
クリスとハンナが深く息をついた。
魂まで抜け出てしまいそうなほどに深い。
そして私も――――、
「――――つ、疲れた…………」
と、全身を重苦しい疲労感に包まれている。
どうしてそんなに疲れているんだ? だと?
尋ねる必要などあるか?
長々と続いた『クビジッケン』のせいに決まっている!
自分達に敵対した相手の首とは言え、延々と百人分も見せられたんだぞ!?
大半の首は『ホトケクビ』という穏やかな表情の首だったが、それでも首には変わりない!
それを……それをだ!
どうしてシンクローもその家臣達も平然と見続けていられるんだ!?
それもモチヅキ殿やトーザ殿まで……。
彼らが善良な人物であることは、短い付き合いでもよく分かる。
彼らなら、多少は私達と共感してくれるのではないか?
そう思っていた。
だが、甘かった。
『クビジッケン』の間中、モチヅキ殿とトーザ殿は「首の切り口が見事」だとか、「首化粧が上手い」などと、首の品評で話が弾んでいた……。
くそっ! 狂戦士めっ!
異世界の者達は揃いも揃って狂戦士だ!
私が憧れ、夢にまで見たホーガン様の故郷は、狂戦士溢れる魔境だったのだ……。
ホーガン様の故郷――その景色、文化、風習…………余すところなく記録しようと懐に忍ばせていた手帳は、今や血みどろの目撃談に彩られている。
思っていたのとこれっぽっちも一致しない!
全然違う!
まるっきり違う!
ホーガン様も、サムライ達と同じだったのだろうか?
少しはマシであって欲しいと思うが、次の瞬間には首を掲げて高笑いする恐ろし気なホーガン様のお姿を想像してしまう。
『マシであって』と考える時点で、大なり小なりサムライ達と一緒なのだと認めていることに他ならない。
幼少時から抱き続けてきた憧れの情は音を立てて崩壊し、やり場のない悲しみが心の中に広がっていく。
まるで見知らぬ場所に置き去りにされ、行く当てを失ったかのようだ。
行き場を失った私の気持ち…………一体どうすれば――――。
「――――お悩みのご様子でございますね?」
「きゃああああああああ!」
背後から肩を叩かれ、思わず悲鳴を上げてしまう。
「あら、失礼。驚かせるつもりはなかったのです。でも、お可愛らしい悲鳴ですこと……」
振り返ると、「クスクス」と薄い笑いを浮かべる黒髪の女性の姿があった。
「ヤ、ヤチヨ殿!?」
「ミナ様とクリス様とは、大坂屋敷でお会いして以来でございますね。あれからまだ十日も経ってはおりませんが、なぜだかとても久しぶりにお会いした気がします。お変わりないようで何よりでございます」
ヤチヨ殿は丁寧な所作で腰を折って挨拶をする。
「あ、ああ……色々とあったからな……」
早鐘のように脈打つ心臓を押さえながら、絞り出すように答えた。
クリスの方は、未だに『クビジッケン』の衝撃が抜けない様子。
無感動に頷いたのみだった。
「そちらの女性はハンナ様ですね?」
「えっ? あたしの事を知っているんですか?」
「はい。もちろんでございます。若のお側に侍る方々は、漏れなく存じ上げておりますよ?」
ヤチヨ殿がニコリと笑った。
魅力的な笑みだ。
男なら胸をときめかせているかもしれない。
だが、どうしてだろう?
ヤチヨ殿が笑みを浮かべた時――いや、『若のお側に侍る方々』のあたりで、背筋を強烈な悪寒が駆け抜けた。
説明の出来ない恐怖心が、どんどん心に広がっていく。
クリスやハンナも私と同じだったのだろう。
感情を失っていたはずのクリスは「はっ」と顔を上げ、ハンナは口元を強張らせて一歩後ずさりした。
まずい……。非常にまずい!
よく分からないが、このまま放っておけば心を壊されてしまいそうな気がしてならない!
何とかしなくてはっ!
「と、ところでヤチヨ殿はどうしてここに!?」
叫ぶように問い掛けると、ヤチヨ殿は首を傾げるようにして私に顔を向けた。
その瞬間、その場を支配していた恐怖の念は霧散する。
「そうでした。お話ししておりませんでしたね」
語るヤチヨ殿は、いつの間にかごく普通の美しい娘に変貌していた。
美しい女性に『ごく普通の』と前置きするのはおかしいかもしれないが、『ごく普通』と口にせざるを得なかった。
それほどに、直前の状況が異常だったのだ。
私の内心の葛藤を余所にして、ヤチヨ殿は説明を始めた。
「わたくしがこちらに参りましたのは、大殿がお命じになられたからでございます。戦の後始末を手伝うよう、仰せ付けられました」
「戦の後始末だって? 女性に出来る仕事は少ないと思うが……」
何気なく、町の方向へ顔を向けた。
ネッカーの町では、シンクローの家臣達や金で雇われた農民達の手によって、凄まじい速さで戦場整理が進んでいた。
戦死者の遺体は町の中から消え去り、戦に備えて町の各所に設けられた障害物――木柵や逆茂木《さかもぎ》は次々と撤去されている。
通りに散乱していた材木、瓦、石……敵軍への攻撃に使われた凶器達も姿を消し、今はこびりついた流血を洗い落とす作業が行われている。
町の外では、東の荒れ地で魔物を葬ったように多数の墓穴が掘られ、戦死者の遺体が次々と埋葬されていた。
ちなみに、埋葬する前には戦死者が身に付けていた武器や防具、所持金など、金目の物は外されて、整然と仕分けが行われていた。
作業に当たっている者達の手際の良さは目を見張るほど。
熟練の技と言うべき手付きだ。
異世界の民にとっては、戦死者の遺品剥ぎ取りが、戦で被った迷惑のせめてもの慰めだとは聞かされたが、ちょっと慣れ過ぎていないか?
身元が判明した者の遺品は遺族の元へ返すとは聞かされているが……本当に本当だろうな?
疑問は尽きることがない。
若い女性がこんな戦場整理を手伝うのだろうかと思っていると、ヤチヨ殿は「此度は違います」と首を振った。
「此度は? 手伝うこともある……のか?」
「はい。ですが、此度は殿方にお任せします。女子には、女子ならではの仕事もございますので……」
「女性ならでは? 戦の後始末にそんなものがあっただろうか?」
「首化粧にございます」
ヤチヨ殿の一言に、空気が凍り付いた。
クリスとハンナが「ひっ」と息を飲む。
「…………すまない。今何と申された?」
「首化粧、です。討ち取った首に化粧を施すは、武家の女房や娘の役目にございます」
「へ、平気なのか!?」
「はい?」
「恐くはないのか!? ひ、人の首だぞ!?」
「武家の習いにございます。慣れれば単なる流れ作業です」
「流れ作業…………」
「首一つ当たりでご褒美もいただけますので、割の良い内職と変わりません」
「首にお化粧でぇ…………」
「な、内職…………」
クリスとハンナは、首実検の時以上に顔を青くした。
私も思わず腰が引けてしまう。
ヤチヨ殿はさらに言葉を続けた。
「そうそう。大殿とは別に、お方様からも言い付けがございます」
「ミ、ミドリ殿から?」
「はい。若のお側には、ミナ様をはじめ若い女性が数多くいらっしゃるのに、お世話をする女子がおりません。実に由々しき事と申せましょう?」
「そ、それはまさか……」
「今後はわたくしが皆様のお世話を致します」
やっぱりか!
クリスがすかさず口を挟む。
「い、いやいやいやいや! アタシ達は全然不便を感じてないしぃ! ヤチヨさんはお屋敷にいた方が絶対良いよう! ほら! シンクローのパパも病み上がりだしぃ、弟ちゃんや妹ちゃんもいるじゃない!」
「侍女は他におりますので」
――――だが、一言で一蹴される。
次いでハンナが反論を試みるが――――、
「――――で、でも危険ですよ! これからまた戦いがあるかもしれませんし! あたし達は戦いに慣れているからいいけど――――」
「――――ま、待てハンナ! ヤチヨ殿は――――!」
「ご安心を。戦う術は心得ております。ミナ様とクリス様は、よくご存知では?」
「…………へ? そ、そうなんですか!?」
クリスと二人で頷く。
テッポーを撃ちまくり、シンクローを一撃で倒したミドリ殿を難無く抑え込んでしまったあの手際、只者ではないことは明らかだ。
「大坂屋敷は豊臣への人質を住まわせる場。いざと言う時は、大殿やお方様、お子様方をお守りし、豊臣の侍共を悉く撫で斬りにする覚悟にございました。今更になって、戦を恐れる心など持ち合わせてはおりません。何なら、降りかかる火の粉はわたくしが払って差し上げましょう」
ヤチヨ殿は不敵に笑う。
「どうぞよろしくお願いしますね? 皆様方?」
それは悪魔か死神か。
私達は恐怖に絡め捕られた。
「はあぁぁぁぁぁ………………」
クリスとハンナが深く息をついた。
魂まで抜け出てしまいそうなほどに深い。
そして私も――――、
「――――つ、疲れた…………」
と、全身を重苦しい疲労感に包まれている。
どうしてそんなに疲れているんだ? だと?
尋ねる必要などあるか?
長々と続いた『クビジッケン』のせいに決まっている!
自分達に敵対した相手の首とは言え、延々と百人分も見せられたんだぞ!?
大半の首は『ホトケクビ』という穏やかな表情の首だったが、それでも首には変わりない!
それを……それをだ!
どうしてシンクローもその家臣達も平然と見続けていられるんだ!?
それもモチヅキ殿やトーザ殿まで……。
彼らが善良な人物であることは、短い付き合いでもよく分かる。
彼らなら、多少は私達と共感してくれるのではないか?
そう思っていた。
だが、甘かった。
『クビジッケン』の間中、モチヅキ殿とトーザ殿は「首の切り口が見事」だとか、「首化粧が上手い」などと、首の品評で話が弾んでいた……。
くそっ! 狂戦士めっ!
異世界の者達は揃いも揃って狂戦士だ!
私が憧れ、夢にまで見たホーガン様の故郷は、狂戦士溢れる魔境だったのだ……。
ホーガン様の故郷――その景色、文化、風習…………余すところなく記録しようと懐に忍ばせていた手帳は、今や血みどろの目撃談に彩られている。
思っていたのとこれっぽっちも一致しない!
全然違う!
まるっきり違う!
ホーガン様も、サムライ達と同じだったのだろうか?
少しはマシであって欲しいと思うが、次の瞬間には首を掲げて高笑いする恐ろし気なホーガン様のお姿を想像してしまう。
『マシであって』と考える時点で、大なり小なりサムライ達と一緒なのだと認めていることに他ならない。
幼少時から抱き続けてきた憧れの情は音を立てて崩壊し、やり場のない悲しみが心の中に広がっていく。
まるで見知らぬ場所に置き去りにされ、行く当てを失ったかのようだ。
行き場を失った私の気持ち…………一体どうすれば――――。
「――――お悩みのご様子でございますね?」
「きゃああああああああ!」
背後から肩を叩かれ、思わず悲鳴を上げてしまう。
「あら、失礼。驚かせるつもりはなかったのです。でも、お可愛らしい悲鳴ですこと……」
振り返ると、「クスクス」と薄い笑いを浮かべる黒髪の女性の姿があった。
「ヤ、ヤチヨ殿!?」
「ミナ様とクリス様とは、大坂屋敷でお会いして以来でございますね。あれからまだ十日も経ってはおりませんが、なぜだかとても久しぶりにお会いした気がします。お変わりないようで何よりでございます」
ヤチヨ殿は丁寧な所作で腰を折って挨拶をする。
「あ、ああ……色々とあったからな……」
早鐘のように脈打つ心臓を押さえながら、絞り出すように答えた。
クリスの方は、未だに『クビジッケン』の衝撃が抜けない様子。
無感動に頷いたのみだった。
「そちらの女性はハンナ様ですね?」
「えっ? あたしの事を知っているんですか?」
「はい。もちろんでございます。若のお側に侍る方々は、漏れなく存じ上げておりますよ?」
ヤチヨ殿がニコリと笑った。
魅力的な笑みだ。
男なら胸をときめかせているかもしれない。
だが、どうしてだろう?
ヤチヨ殿が笑みを浮かべた時――いや、『若のお側に侍る方々』のあたりで、背筋を強烈な悪寒が駆け抜けた。
説明の出来ない恐怖心が、どんどん心に広がっていく。
クリスやハンナも私と同じだったのだろう。
感情を失っていたはずのクリスは「はっ」と顔を上げ、ハンナは口元を強張らせて一歩後ずさりした。
まずい……。非常にまずい!
よく分からないが、このまま放っておけば心を壊されてしまいそうな気がしてならない!
何とかしなくてはっ!
「と、ところでヤチヨ殿はどうしてここに!?」
叫ぶように問い掛けると、ヤチヨ殿は首を傾げるようにして私に顔を向けた。
その瞬間、その場を支配していた恐怖の念は霧散する。
「そうでした。お話ししておりませんでしたね」
語るヤチヨ殿は、いつの間にかごく普通の美しい娘に変貌していた。
美しい女性に『ごく普通の』と前置きするのはおかしいかもしれないが、『ごく普通』と口にせざるを得なかった。
それほどに、直前の状況が異常だったのだ。
私の内心の葛藤を余所にして、ヤチヨ殿は説明を始めた。
「わたくしがこちらに参りましたのは、大殿がお命じになられたからでございます。戦の後始末を手伝うよう、仰せ付けられました」
「戦の後始末だって? 女性に出来る仕事は少ないと思うが……」
何気なく、町の方向へ顔を向けた。
ネッカーの町では、シンクローの家臣達や金で雇われた農民達の手によって、凄まじい速さで戦場整理が進んでいた。
戦死者の遺体は町の中から消え去り、戦に備えて町の各所に設けられた障害物――木柵や逆茂木《さかもぎ》は次々と撤去されている。
通りに散乱していた材木、瓦、石……敵軍への攻撃に使われた凶器達も姿を消し、今はこびりついた流血を洗い落とす作業が行われている。
町の外では、東の荒れ地で魔物を葬ったように多数の墓穴が掘られ、戦死者の遺体が次々と埋葬されていた。
ちなみに、埋葬する前には戦死者が身に付けていた武器や防具、所持金など、金目の物は外されて、整然と仕分けが行われていた。
作業に当たっている者達の手際の良さは目を見張るほど。
熟練の技と言うべき手付きだ。
異世界の民にとっては、戦死者の遺品剥ぎ取りが、戦で被った迷惑のせめてもの慰めだとは聞かされたが、ちょっと慣れ過ぎていないか?
身元が判明した者の遺品は遺族の元へ返すとは聞かされているが……本当に本当だろうな?
疑問は尽きることがない。
若い女性がこんな戦場整理を手伝うのだろうかと思っていると、ヤチヨ殿は「此度は違います」と首を振った。
「此度は? 手伝うこともある……のか?」
「はい。ですが、此度は殿方にお任せします。女子には、女子ならではの仕事もございますので……」
「女性ならでは? 戦の後始末にそんなものがあっただろうか?」
「首化粧にございます」
ヤチヨ殿の一言に、空気が凍り付いた。
クリスとハンナが「ひっ」と息を飲む。
「…………すまない。今何と申された?」
「首化粧、です。討ち取った首に化粧を施すは、武家の女房や娘の役目にございます」
「へ、平気なのか!?」
「はい?」
「恐くはないのか!? ひ、人の首だぞ!?」
「武家の習いにございます。慣れれば単なる流れ作業です」
「流れ作業…………」
「首一つ当たりでご褒美もいただけますので、割の良い内職と変わりません」
「首にお化粧でぇ…………」
「な、内職…………」
クリスとハンナは、首実検の時以上に顔を青くした。
私も思わず腰が引けてしまう。
ヤチヨ殿はさらに言葉を続けた。
「そうそう。大殿とは別に、お方様からも言い付けがございます」
「ミ、ミドリ殿から?」
「はい。若のお側には、ミナ様をはじめ若い女性が数多くいらっしゃるのに、お世話をする女子がおりません。実に由々しき事と申せましょう?」
「そ、それはまさか……」
「今後はわたくしが皆様のお世話を致します」
やっぱりか!
クリスがすかさず口を挟む。
「い、いやいやいやいや! アタシ達は全然不便を感じてないしぃ! ヤチヨさんはお屋敷にいた方が絶対良いよう! ほら! シンクローのパパも病み上がりだしぃ、弟ちゃんや妹ちゃんもいるじゃない!」
「侍女は他におりますので」
――――だが、一言で一蹴される。
次いでハンナが反論を試みるが――――、
「――――で、でも危険ですよ! これからまた戦いがあるかもしれませんし! あたし達は戦いに慣れているからいいけど――――」
「――――ま、待てハンナ! ヤチヨ殿は――――!」
「ご安心を。戦う術は心得ております。ミナ様とクリス様は、よくご存知では?」
「…………へ? そ、そうなんですか!?」
クリスと二人で頷く。
テッポーを撃ちまくり、シンクローを一撃で倒したミドリ殿を難無く抑え込んでしまったあの手際、只者ではないことは明らかだ。
「大坂屋敷は豊臣への人質を住まわせる場。いざと言う時は、大殿やお方様、お子様方をお守りし、豊臣の侍共を悉く撫で斬りにする覚悟にございました。今更になって、戦を恐れる心など持ち合わせてはおりません。何なら、降りかかる火の粉はわたくしが払って差し上げましょう」
ヤチヨ殿は不敵に笑う。
「どうぞよろしくお願いしますね? 皆様方?」
それは悪魔か死神か。
私達は恐怖に絡め捕られた。
23
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。

武士が異世界に転生する
希望
ファンタジー
我は島津家の一族で武将として、義弘様に従って、豊臣軍と戦っていた。九州のため我らは負けるわけにはいかなかった。九州の覇者は島津家以外認めない。
「名門島津家以外にこの土地を好きにはさせない」
「秀吉様以外の天下人など不要!天下は豊臣家にある。それ以外は邪道だ」
我は敵の武将を何人も撃ち取った。だが俺の部下のものは多くが撃ち取られて、他の足軽は逃げていて、多勢に無勢状態だ。
「ふっ敵ながら天晴れだ。自分の主君のために負けると分かっていても、主君に忠誠を誓って、戦うとは」
我は薩摩に伝わる剣術で何人も首を取り一騎当千したが、さすがに疲れてきたのか、動きが鈍くなって攻撃を受けて、体が悲鳴をあげてるのが分かる。そんなときに石田三成が来たのだから、こいつを最後に撃ち取って、儚く散ろうと思った。
「我島津秋成なり、石田三成貴殿の首を撃ち取りに参った」
「その勝負受けよう。お前らこれは我々の一対一の勝負だから、邪魔をするなよ」
すると石田三成の部下達は離れていく。我は今持てる全力を出して、戦ったが、やはり怪我の影響を受けてか、心臓に刀が刺さり、俺は倒れた。
ああ、義弘様。どうか島津家を頼みます。そうだんだん意識が消えていくなか、そう思っていた。
「大丈夫ですか?」
なぜか戦場に似つかわしくない、可愛い少女の声がする。手当てでもされてるのか?でも我は確実に逝ったはずだ。致命傷をおっていたし。
俺は目を開けると、そこには薩摩にもいないほどの美少女がいた。
「お主は?」
「私はアリア.スカーレットといいます。貴方の名は?」
「島津秋成、島津家のものだ」
この出会いがやがて奇跡といわれる出会いとなる。そう武術を極めた武将と家族を魔族によって失った魔法師との出会いである。やがてこの二人が出会って、伝説の旅路が始まるー

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる